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4章
協力
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山姥ような姿に変わった魔族がエリンシアに襲い掛かる、その攻撃方法は両手の爪を鋭く尖らせたひっかき攻撃と、長い舌を突き出し突いてくる刺突攻撃である。
山姥魔族の攻撃を躱しながらエリンシアは魔導銃を放つが、山姥の動きは速くなかなか当てることが出来ずにいた。
「ここで魔力を使い切るわけにはいきませんのに・・・困りましたわ」
エリンシアの魔力は有限である、それは私も同じだ。この魔族たちがここの城を乗っ取った魔族の親玉であれば問題ないのだが、城の中間にある広間にいたことを考えても恐らくまだ他にも魔族がいるだろう。
その為、ここで魔力を使い切るわけにはいかないのだ。
「わひゃ!」
私はテケテケのような魔族のハサミのようになっている下半身の攻撃を紙一重で躱す。もうっ、これじゃ2対1で戦ってるようなもんじゃんっ!
しかも相手は一人なので見事に連携をしてくるのだ、ちょっと大変。
この魔族相手に魔力を温存しながら戦うのは厳しいね・・・うーん、いっそ城ごと吹っ飛ばしちゃおっか?そうすれば残りの魔族も倒せるかもしれないし・・・。
などと考えてみるが、残りの魔族を倒せる保証もないのでやめておく、そんな大技撃ったら魔力残らないもんね。
「カモメさん!」
「ん?」
突如呼ばれて、エリンシアの方に視線を向けると、エリンシアが山姥を連れてこちらに走ってくる。
「伏せてくださいまし!」
「わかった!」
エリンシアの言葉に私は従い身を屈めると、エリンシアは魔導銃を放つ。
「げぎゃ!」
恐らく私を狙っていたであろうテケテケ魔族がエリンシアの魔弾を喰らって吹っ飛んだ。
・・・・・・なるほど。
私はなんとなくエリンシアの意図を理解して、行動に移す。
私は身を低くしながら移動して、エリンシアの体とエリンシアの後ろを追う山姥魔族の射線に入り、自分を山姥から見えないようにする、そして・・・。
「はああ!」
「ぎぃいいいい!」
山姥の顔面に闇雷纏で闇の魔力を込めたバトーネを叩き込んだ。
「カモメさん!」
「うん、協力して倒そう!」
そう、このままで魔力の消費が激しいため、お互いを囮に使いながら魔族にダメージを確実に与えて行こうという事だ。これならば、自分を護る為に魔力を使う必要が無く、攻撃のみに専念できるため無駄な魔力を使う必要が無い・・・ただ、その分危険ではあるが、私とエリンシアならきっとできるよ。
「シャアアアア!」
私の攻撃を受けた山姥は今度は私にターゲットを向け襲い掛かってくる、そこに、エリンシアが私の背後から現れ、聖滅弾を放った。
「ギヤアアア!」
エリンシアの魔弾をくらい、悲鳴を上げる山姥。
だが、そのエリンシアに向かって、テケテケの下半身が襲い掛かる。
私はそれをバトーネで叩き落とすが、今度はそこに向かって上半身が現れた。
上半身はハサミのようになった腕をこちらに向けて突っ込んでくる、避けなければ串刺しになるだろう。
「闇魔滅砲!」
だけど私は、それにお構いなしに闇の魔法を下半身に向けて放つ、下半身は自分が攻撃されると思わなかったのか、私の闇の魔法の直撃を受け、灰になった。
そして・・・・・・・・。
「いらっしゃいですわ!光纏躰」
光の魔法を躰に纏ったエリンシアが、魔族のハサミを拳で砕き、蹴りを顔面へと喰らわせた・・・すごっ。
そして、顔面に蹴りを喰らい仰け反ったテケテケ魔族に、エリンシアは拳を、蹴りを次々に叩き込んでいる。殴り蹴り、殴り蹴り、次々に決まるエリンシアの攻撃にテケテケ魔族は力なく倒れた。
その光景を見ていた山姥魔族は恐怖を覚えたのか四つん這いになりながら逃げだそうとする・・・・・・・・が、その山姥に私は今までホラーのお返しだと言わんばかりにニタリと笑いながら飛び掛かり、バトーネを振り下ろした。
「ひっ・・・」
魔族は私のその顔を見て、心の底から恐怖を感じたのか小さな悲鳴を上げ、そのままバトーネで叩き潰され、消滅した・・・・・・・そこまで怖がられると傷つくよ?
「エリンシア!」
ディータの声に私はエリンシアの方を向く、そこにはテケテケ魔族のハサミを肩に受け、血を流しているエリンシアの姿があった。
そんな、あの魔族まだ戦う力が残ってたの!?
私に下半身を消滅させられ、エリンシアの攻撃で立つことも出来なくなったと思っていた魔族がニタリと笑いながらエリンシアにハサミのような腕を向けていた。
「アヒャヒャヒャヒャ!」
私はエリンシアに駆け寄る。
「エリンシア、大丈夫!?」
「大丈夫ですわ、ちょっと油断しましたわね」
傷は見た目ほど酷くは内容で、エリンシアは魔導銃を構えながら敵を見据えている。
とはいえ、ハサミを受けた左肩の方は動かせないようで右手のみで構えていた。
治癒魔法を掛けてあげたいが、目の前の魔族がそうはさせてくれないだろう。
「エリンシアは後ろに下がっていて、後は私が・・・」
「解りましたわ・・・気を付けてくださいましね」
「うん」
私は再びテケテケ魔族と対峙した・・・テケテケ魔族は不気味に微笑んだままこちらを見ていた。
山姥魔族の攻撃を躱しながらエリンシアは魔導銃を放つが、山姥の動きは速くなかなか当てることが出来ずにいた。
「ここで魔力を使い切るわけにはいきませんのに・・・困りましたわ」
エリンシアの魔力は有限である、それは私も同じだ。この魔族たちがここの城を乗っ取った魔族の親玉であれば問題ないのだが、城の中間にある広間にいたことを考えても恐らくまだ他にも魔族がいるだろう。
その為、ここで魔力を使い切るわけにはいかないのだ。
「わひゃ!」
私はテケテケのような魔族のハサミのようになっている下半身の攻撃を紙一重で躱す。もうっ、これじゃ2対1で戦ってるようなもんじゃんっ!
しかも相手は一人なので見事に連携をしてくるのだ、ちょっと大変。
この魔族相手に魔力を温存しながら戦うのは厳しいね・・・うーん、いっそ城ごと吹っ飛ばしちゃおっか?そうすれば残りの魔族も倒せるかもしれないし・・・。
などと考えてみるが、残りの魔族を倒せる保証もないのでやめておく、そんな大技撃ったら魔力残らないもんね。
「カモメさん!」
「ん?」
突如呼ばれて、エリンシアの方に視線を向けると、エリンシアが山姥を連れてこちらに走ってくる。
「伏せてくださいまし!」
「わかった!」
エリンシアの言葉に私は従い身を屈めると、エリンシアは魔導銃を放つ。
「げぎゃ!」
恐らく私を狙っていたであろうテケテケ魔族がエリンシアの魔弾を喰らって吹っ飛んだ。
・・・・・・なるほど。
私はなんとなくエリンシアの意図を理解して、行動に移す。
私は身を低くしながら移動して、エリンシアの体とエリンシアの後ろを追う山姥魔族の射線に入り、自分を山姥から見えないようにする、そして・・・。
「はああ!」
「ぎぃいいいい!」
山姥の顔面に闇雷纏で闇の魔力を込めたバトーネを叩き込んだ。
「カモメさん!」
「うん、協力して倒そう!」
そう、このままで魔力の消費が激しいため、お互いを囮に使いながら魔族にダメージを確実に与えて行こうという事だ。これならば、自分を護る為に魔力を使う必要が無く、攻撃のみに専念できるため無駄な魔力を使う必要が無い・・・ただ、その分危険ではあるが、私とエリンシアならきっとできるよ。
「シャアアアア!」
私の攻撃を受けた山姥は今度は私にターゲットを向け襲い掛かってくる、そこに、エリンシアが私の背後から現れ、聖滅弾を放った。
「ギヤアアア!」
エリンシアの魔弾をくらい、悲鳴を上げる山姥。
だが、そのエリンシアに向かって、テケテケの下半身が襲い掛かる。
私はそれをバトーネで叩き落とすが、今度はそこに向かって上半身が現れた。
上半身はハサミのようになった腕をこちらに向けて突っ込んでくる、避けなければ串刺しになるだろう。
「闇魔滅砲!」
だけど私は、それにお構いなしに闇の魔法を下半身に向けて放つ、下半身は自分が攻撃されると思わなかったのか、私の闇の魔法の直撃を受け、灰になった。
そして・・・・・・・・。
「いらっしゃいですわ!光纏躰」
光の魔法を躰に纏ったエリンシアが、魔族のハサミを拳で砕き、蹴りを顔面へと喰らわせた・・・すごっ。
そして、顔面に蹴りを喰らい仰け反ったテケテケ魔族に、エリンシアは拳を、蹴りを次々に叩き込んでいる。殴り蹴り、殴り蹴り、次々に決まるエリンシアの攻撃にテケテケ魔族は力なく倒れた。
その光景を見ていた山姥魔族は恐怖を覚えたのか四つん這いになりながら逃げだそうとする・・・・・・・・が、その山姥に私は今までホラーのお返しだと言わんばかりにニタリと笑いながら飛び掛かり、バトーネを振り下ろした。
「ひっ・・・」
魔族は私のその顔を見て、心の底から恐怖を感じたのか小さな悲鳴を上げ、そのままバトーネで叩き潰され、消滅した・・・・・・・そこまで怖がられると傷つくよ?
「エリンシア!」
ディータの声に私はエリンシアの方を向く、そこにはテケテケ魔族のハサミを肩に受け、血を流しているエリンシアの姿があった。
そんな、あの魔族まだ戦う力が残ってたの!?
私に下半身を消滅させられ、エリンシアの攻撃で立つことも出来なくなったと思っていた魔族がニタリと笑いながらエリンシアにハサミのような腕を向けていた。
「アヒャヒャヒャヒャ!」
私はエリンシアに駆け寄る。
「エリンシア、大丈夫!?」
「大丈夫ですわ、ちょっと油断しましたわね」
傷は見た目ほど酷くは内容で、エリンシアは魔導銃を構えながら敵を見据えている。
とはいえ、ハサミを受けた左肩の方は動かせないようで右手のみで構えていた。
治癒魔法を掛けてあげたいが、目の前の魔族がそうはさせてくれないだろう。
「エリンシアは後ろに下がっていて、後は私が・・・」
「解りましたわ・・・気を付けてくださいましね」
「うん」
私は再びテケテケ魔族と対峙した・・・テケテケ魔族は不気味に微笑んだままこちらを見ていた。
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