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1章 敵国の牢獄
1-82 地獄の門
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俺たちは一度魔法陣で地下一層に戻ってから、再び五百層近くの層へと出発する流れとなった。
地下一層にてシエルドに彼の叔父たちをポイっと預けていく。
すでに黒ワンコたちは勝手に契約を済ませた後だ。
契約とは双方の同意がなければ成立しないが、成立していなければヤツらに待つのは死、もしくは一部欠損した肉体と一生付き合っていかなければならない。
ゆえに契約破棄をしたら後悔するのがどちらかなのかは目に見えている。
ヤツらに文句言われたら、黒ワンコたちは補っている部位を解除してみるんだろうなー。
一瞬にしてその事実を認識するだろう。
再び死、もしくは死に近い恐怖を味わうことになる。
人外と契約するのは無理だと高尚な精神を持っているのなら、そもそもこんな無謀な計画を立てないし、上司に言われたからといって乗らない。
彼らは普通に人外と手に取り合うだろう。
「うーん、今日、五百層に行くとは思わなかった」
正直な感想が俺の口から漏れる。
「五百層までの途中の層にはまだ化け物が残っているんじゃないのか?」
ナーズ隊長が心配そうな面持ちで問うてくる。
「残っているけど、今日のところは無視するしかないでしょうね。地獄の門と話し合いができるなら、それに越したことはないし、話し合いの場が成立しなかったら、後日改めて隊長、副隊長を揃えてやり直せばいい」
「あ、一日だけ私と副隊長の二人とも一緒に護衛してくれと頼んでいたのは、五百層に行くときのためだったのか」
「念には念を入れてと依頼していましたが、もしかしたら地獄の門以外にも予想しえないものが潜んでいる可能性もあるので」
地獄の門と話し合いで済むようなら、この禍々しい圧力を感じていない気がする。
、、、それに門自体と話し合うってどういうことなのだろうとも思うが。
門番や中にいる者との話し合いならわかるけど。今のところ門番は役目放棄しているようにしか見えないからな。
「うわっ、クロウ、不吉な予感は思いついても口にしたらいけない。それが本当になる可能性が高くなるだろっ」
ナーズ隊長のこの慌てよう。
フラグってヤツを心配しているのか?
世の中フラグというのは回収するのではなく踏み潰していくために存在する。
「ナーズ隊長、落ち着いて。もしもクロウに対処できないモノが出てきたら、我々は諦めるしかないのですから」
「リーウセン、今さら何をしても無駄だと?」
ナーズ隊長にコクリと頷くリーウセン。
知恵を絞ることすら放棄するな。
「大いなる流れに身を任せましょう」
「クロウ、アレは先に五百層へと行くと言っていたが、何か作戦はあるのか」
セリムはどうやらあの彼の言葉を信じられないらしい。
俺たちが五百層に着いたとき、彼自身は逃げた後か、もしくは臨戦態勢を整えて待っているのでは。
そのまま拘束して連れて来た方が良かったのでは、と。
セリムの瞳が言っている。
「うーん、特に行き当たりばったりというのが今のところで、特に作戦と言えるほどのものは」
地獄の門というのがどういうものか、いまいちハッキリしていないので対策も立てられないのが現状だ。
審判の門の別名ではあるが宗教上においてこの地下の五百層の地獄の門と同一のものかというと疑問が残るし、人外と位置付けられており、話し合える知能も持っているということならば、それは人にとって脅威となり得る。
「じゃあ、ルッツ副隊長を呼んでくるのはどうだ?彼の剣技はリンク王国一、いや、この大陸で有数の腕前だ。実際の戦闘において私よりは役に立つ」
ナーズ隊長が悲しいことを堂々と宣言する。
「確かに今回は指揮官が必要なほどの人数でもないから、個々が強い方が戦闘でも有利なことは有利だとは思いますが」
「隊長、副隊長を呼びに行き時間が空けば空くほど、相手に準備する時間を与えてしまいます」
セリムがあっさりと結論を言う。
それもそう。
さっさと行く方がいい。考える隙を与えると悪巧みする危険性も高くなる。
頭のいい人外なんて、人間よりも対応しづらい。
ダメならダメでさっさと退散。
「ルッツ副隊長は交渉が決裂したときに来てもらおう。隊長、セリム、リーウセン、水分とって、魔力回復薬飲んだら出発する」
リーウセンに魔力回復薬の小瓶を渡す。
「もしかしたら総力戦になったときはぶっつけ本番になるけど、俺に補助魔法を使ってもらうことも念頭に入れておいてください」
「お、おう」
リーウセンのお顔がちょっと笑顔になった気がする。
試してみたいとか、ずっと思っていたのかなあ。
俺と目が合うと、キリっとした表情に戻した。そういうところだぞ、リーウセン。バレバレだ。
空間転移魔法陣で俺たちが化け物退治を進めている最奥の層まで飛ぶ。
階段で素早く降りていく。
まだ残されている暗い空間は素通りである。
えー、そんなーと言う声がどこからか聞こえてきそうなのはなぜなのだろう。
「俺も槍を持ってきていれば、」
セリムが自分の手を見ている。
腰に携えている剣よりも自分が扱いやすい得物の方が良いのはわかる。
「空間が広ければ槍もいいけど、それもどうなのかわからないからなあ」
門に魔法が効くのか、物理攻撃が効くのか、精神攻撃が効くのか、現時点では俺にも誰にもわからん。
地獄の門と言われているだけあって、いかつい門構えしているのだろうか。
「ああ、なぜか王子部隊の騎士って全員に必ず剣を持たせるよな。魔法でも得意不得意があるんだから、自分が一番得意とする得物を持たせればいいのにとずっと思っていたよ」
傍から見ている魔導士リーウセンから正論が飛んできた。
「そういえば、普通なら槍や弓とかそれぞれで部隊を編成することもあるはず?」
「騎士団でも剣を偏重する動きがなかったとは言えない。騎士団の中でも人気がある武器はやはり剣だし、ルッツ副隊長の剣技は華やかだから」
剣を褒めたたえるのはナーズ隊長もだ。
ルッツ副隊長の剣はリンク王国一と言われているが、実際のところ俺はあまりルッツ副隊長の剣技って見たことない。剣で戦い合うのを見れば強さは一目瞭然なのかもしれないが、俺が訓練を見ていてもどのくらい強いのか差がわからない。
そもそも、戦争って一対一で競い合うものじゃない。
「人気があるかどうかじゃなくて、剣でも他の武器でも勝てなきゃ意味ないと思うけど」
「そ、そりゃそうだが、やはり剣は騎士として憧れがあって」
ごにょごにょごにょ、と言葉を濁すナーズ隊長。
ナーズ隊長もリンク王国に毒されている。指揮官が取り得る手立てをすべて使わなければ、勝てる戦も勝てないのは仕方ない。そもそも、ナーズ隊長はすべての手を封じられて放り込まれた隊長だから仕方ないのだが。
結論、リンク王国は格好にこだわる。
「セリム、場所が場所で俺の手持ちの槍で良いなら出すよ」
「ありがとう、クロウ」
「自分の得物とは勝手がだいぶ違うと思うけど」
槍は長さとか穂先とかこだわりがありそうだけど。
そういや、牢獄の訓練場にも様々な種類の槍があった気がする。俺にはどれが使いやすいのかさっぱりわからないが。
「もしかしてクロウのことだから、魔槍だったりして」
明るく元気良くリーウセンが言った。
「ああ、そうだけど」
「え?」
何を驚いているのかな?
リーウセンが言い当てたんじゃないか。
足を止めるんじゃない。
「これが疑似魔槍グングニル」
「あー、また疑似が来た」
そりゃ、本物じゃないから、疑似とつける。
いきなり本番じゃセリムも大変だろうから、渡しておくだけ渡しておこう。
触って手に馴染ませておいた方がいいはずだ。
いつも思うけど、剣でも槍でも武器はずっしりと重い。俺は持つだけで精一杯。
セリムは俺から疑似魔槍グングニルを手にした。
うん、銀髪に銀色に光る穂先と黒い柄の槍って似合うよね。セリムのための槍と言っても過言ではない。
「グングニルって、必中の槍で、投げた後に手元に戻ってくるという?」
「そう、それ。必中の槍とは言っても込める魔力量によって威力は変わる」
「必中じゃないってこと?」
リーウセンが少しホッとした表情になったのが気になる。
なぜ必中じゃないのが安心するんだ?
「一応、俺が満充填しているから、相手が有能な魔導士じゃない限りは必中の槍」
「それ、必中の槍だって完全に言っているじゃん」
今度は泣きそうな顔になるリーウセン。なんで泣きそうなんだ?
「それだと俺の腕はあまり関係ないのか」
「いや、投げ切る力がなければ、ただの飾り物だから。俺にその重さを投げるのは無理」
俺の答えに、三人が複雑な表情を返した。
地下一層にてシエルドに彼の叔父たちをポイっと預けていく。
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彼らは普通に人外と手に取り合うだろう。
「うーん、今日、五百層に行くとは思わなかった」
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「五百層までの途中の層にはまだ化け物が残っているんじゃないのか?」
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「残っているけど、今日のところは無視するしかないでしょうね。地獄の門と話し合いができるなら、それに越したことはないし、話し合いの場が成立しなかったら、後日改めて隊長、副隊長を揃えてやり直せばいい」
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「念には念を入れてと依頼していましたが、もしかしたら地獄の門以外にも予想しえないものが潜んでいる可能性もあるので」
地獄の門と話し合いで済むようなら、この禍々しい圧力を感じていない気がする。
、、、それに門自体と話し合うってどういうことなのだろうとも思うが。
門番や中にいる者との話し合いならわかるけど。今のところ門番は役目放棄しているようにしか見えないからな。
「うわっ、クロウ、不吉な予感は思いついても口にしたらいけない。それが本当になる可能性が高くなるだろっ」
ナーズ隊長のこの慌てよう。
フラグってヤツを心配しているのか?
世の中フラグというのは回収するのではなく踏み潰していくために存在する。
「ナーズ隊長、落ち着いて。もしもクロウに対処できないモノが出てきたら、我々は諦めるしかないのですから」
「リーウセン、今さら何をしても無駄だと?」
ナーズ隊長にコクリと頷くリーウセン。
知恵を絞ることすら放棄するな。
「大いなる流れに身を任せましょう」
「クロウ、アレは先に五百層へと行くと言っていたが、何か作戦はあるのか」
セリムはどうやらあの彼の言葉を信じられないらしい。
俺たちが五百層に着いたとき、彼自身は逃げた後か、もしくは臨戦態勢を整えて待っているのでは。
そのまま拘束して連れて来た方が良かったのでは、と。
セリムの瞳が言っている。
「うーん、特に行き当たりばったりというのが今のところで、特に作戦と言えるほどのものは」
地獄の門というのがどういうものか、いまいちハッキリしていないので対策も立てられないのが現状だ。
審判の門の別名ではあるが宗教上においてこの地下の五百層の地獄の門と同一のものかというと疑問が残るし、人外と位置付けられており、話し合える知能も持っているということならば、それは人にとって脅威となり得る。
「じゃあ、ルッツ副隊長を呼んでくるのはどうだ?彼の剣技はリンク王国一、いや、この大陸で有数の腕前だ。実際の戦闘において私よりは役に立つ」
ナーズ隊長が悲しいことを堂々と宣言する。
「確かに今回は指揮官が必要なほどの人数でもないから、個々が強い方が戦闘でも有利なことは有利だとは思いますが」
「隊長、副隊長を呼びに行き時間が空けば空くほど、相手に準備する時間を与えてしまいます」
セリムがあっさりと結論を言う。
それもそう。
さっさと行く方がいい。考える隙を与えると悪巧みする危険性も高くなる。
頭のいい人外なんて、人間よりも対応しづらい。
ダメならダメでさっさと退散。
「ルッツ副隊長は交渉が決裂したときに来てもらおう。隊長、セリム、リーウセン、水分とって、魔力回復薬飲んだら出発する」
リーウセンに魔力回復薬の小瓶を渡す。
「もしかしたら総力戦になったときはぶっつけ本番になるけど、俺に補助魔法を使ってもらうことも念頭に入れておいてください」
「お、おう」
リーウセンのお顔がちょっと笑顔になった気がする。
試してみたいとか、ずっと思っていたのかなあ。
俺と目が合うと、キリっとした表情に戻した。そういうところだぞ、リーウセン。バレバレだ。
空間転移魔法陣で俺たちが化け物退治を進めている最奥の層まで飛ぶ。
階段で素早く降りていく。
まだ残されている暗い空間は素通りである。
えー、そんなーと言う声がどこからか聞こえてきそうなのはなぜなのだろう。
「俺も槍を持ってきていれば、」
セリムが自分の手を見ている。
腰に携えている剣よりも自分が扱いやすい得物の方が良いのはわかる。
「空間が広ければ槍もいいけど、それもどうなのかわからないからなあ」
門に魔法が効くのか、物理攻撃が効くのか、精神攻撃が効くのか、現時点では俺にも誰にもわからん。
地獄の門と言われているだけあって、いかつい門構えしているのだろうか。
「ああ、なぜか王子部隊の騎士って全員に必ず剣を持たせるよな。魔法でも得意不得意があるんだから、自分が一番得意とする得物を持たせればいいのにとずっと思っていたよ」
傍から見ている魔導士リーウセンから正論が飛んできた。
「そういえば、普通なら槍や弓とかそれぞれで部隊を編成することもあるはず?」
「騎士団でも剣を偏重する動きがなかったとは言えない。騎士団の中でも人気がある武器はやはり剣だし、ルッツ副隊長の剣技は華やかだから」
剣を褒めたたえるのはナーズ隊長もだ。
ルッツ副隊長の剣はリンク王国一と言われているが、実際のところ俺はあまりルッツ副隊長の剣技って見たことない。剣で戦い合うのを見れば強さは一目瞭然なのかもしれないが、俺が訓練を見ていてもどのくらい強いのか差がわからない。
そもそも、戦争って一対一で競い合うものじゃない。
「人気があるかどうかじゃなくて、剣でも他の武器でも勝てなきゃ意味ないと思うけど」
「そ、そりゃそうだが、やはり剣は騎士として憧れがあって」
ごにょごにょごにょ、と言葉を濁すナーズ隊長。
ナーズ隊長もリンク王国に毒されている。指揮官が取り得る手立てをすべて使わなければ、勝てる戦も勝てないのは仕方ない。そもそも、ナーズ隊長はすべての手を封じられて放り込まれた隊長だから仕方ないのだが。
結論、リンク王国は格好にこだわる。
「セリム、場所が場所で俺の手持ちの槍で良いなら出すよ」
「ありがとう、クロウ」
「自分の得物とは勝手がだいぶ違うと思うけど」
槍は長さとか穂先とかこだわりがありそうだけど。
そういや、牢獄の訓練場にも様々な種類の槍があった気がする。俺にはどれが使いやすいのかさっぱりわからないが。
「もしかしてクロウのことだから、魔槍だったりして」
明るく元気良くリーウセンが言った。
「ああ、そうだけど」
「え?」
何を驚いているのかな?
リーウセンが言い当てたんじゃないか。
足を止めるんじゃない。
「これが疑似魔槍グングニル」
「あー、また疑似が来た」
そりゃ、本物じゃないから、疑似とつける。
いきなり本番じゃセリムも大変だろうから、渡しておくだけ渡しておこう。
触って手に馴染ませておいた方がいいはずだ。
いつも思うけど、剣でも槍でも武器はずっしりと重い。俺は持つだけで精一杯。
セリムは俺から疑似魔槍グングニルを手にした。
うん、銀髪に銀色に光る穂先と黒い柄の槍って似合うよね。セリムのための槍と言っても過言ではない。
「グングニルって、必中の槍で、投げた後に手元に戻ってくるという?」
「そう、それ。必中の槍とは言っても込める魔力量によって威力は変わる」
「必中じゃないってこと?」
リーウセンが少しホッとした表情になったのが気になる。
なぜ必中じゃないのが安心するんだ?
「一応、俺が満充填しているから、相手が有能な魔導士じゃない限りは必中の槍」
「それ、必中の槍だって完全に言っているじゃん」
今度は泣きそうな顔になるリーウセン。なんで泣きそうなんだ?
「それだと俺の腕はあまり関係ないのか」
「いや、投げ切る力がなければ、ただの飾り物だから。俺にその重さを投げるのは無理」
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