25 / 61
モルート領都にお出かけ 2
しおりを挟む
焼き鳥を食べ終えた後、また、ふんふんと機嫌良く飛んでいくと、水飴みたいなモノを売っている店があった。
「こりぇ、ふたちゅ、くだしゃい!」
顔を上げて威勢のいい声をあげた女性が驚いた声を出した。
「あいよ! ひぇ! 飛んでる!」
飛んでいるのを見られた瞬間、凄い怯えられたけど、手は動いてる。
壺から木の枝に水飴らしきものをつけて渡してくれる。
「だ、大銅貨1枚です」
ラズに水飴を持ってもらって、お金を払う。
ちょうどだ。
「ありがとうございましゅた」
「へい、まいど」
隅に寄って、ラズから1組貰う。
ねりねりすると白くなってきた。
ねりねり、ねりねり。
「サチ様、こちらはどうなさいますか?」
ラズに、もう1組の水飴を差し出された。
「りゃずにあげましゅ」
驚いていたが、ラズもねりねり。
水飴垂れるもんね。
真っ白になったら舐める。
麦芽糖かな? 素朴で甘くて美味しい。
ラズと2人で舐め舐めするけど、聖騎士がすぐ側にいるから注目される。
だって、銀色? 鈍色? に光る鎧を着ているからね。
動きにくくないかな?
思ったよりスマートだけど。
夏は暑そう。
別の服を着るのかな?
護衛用に紙コップにスポドリを創造して渡す。
きっと汗かいてるよね。
どんぐり飴を無理矢理口に突っ込まれた件で学んだのか、普通に受け取ってくれた。
素直でよいのだよ。
「冷たい」
「美味しい」
「新しい味だ」
喜んで飲んでくれた。
男だけかと思ったら、女性もいるんだよ、聖騎士。
舐め終わった枝を水飴屋のゴミ箱に入れて、またふらふらと飛ぶ。
すると大通りの正面から豪華な馬車がゆっくりと来たので、聖騎士に「こちらへ」と誘導されて隅っこに寄る。
周りに聞き耳を立てると、どうやら領主の息子の嫁(予定)が来たらしい。
ふ~ん、結婚の儀式をする人か。
馬車の中は見えなかった。
馬車が去ったら元の喧騒が戻ってきた。
またふらふらと飛ぶ。
あっちこっち見ていると時期外れだけど、さつまいもに似たふかし芋があった。
この世界では旬なのかな?
「しゅみましぇん。みっちゅくだしゃい」
「飛んでる! あ、ありがとね。大銅貨1枚と銅貨2枚だよ」
やっぱり、初めは驚かれるけど、私の幼児語にツッこむ人はいない。
優しいね。
「大銅貨3枚でおねがいしましゅ」
「銅貨8枚のお返しね。芋は熱いよ。大丈夫かい?」
「だいじょうぶでしゅ。ありがとうごじゃいましゅ」
1個は収納にしまった。
1本を半分にする。
能力でスパッと切れた。
純粋に切れ味が怖いくて腕が少し震えた。
切った芋の半分をラズに渡す。
何か諦めたように貰ってくれた。
うん! ほくほく!
さつまいもみたいかと思ったけど、里芋みたいだ。
美味しい。
もっちゅもっちゅと食べる。
お腹がぽっこりしてきた。
もうそろそろ食べるのやめようかな?
「りゃず、まんじょくしましゅた。かえりましゅ」
「そうですか。帰りましょう」
ラズがホッとした顔で言った。
そんなに出かけるのがストレスだったかな?
それなら、私1人で出かけるのに。
「こんど、でかけりゅときは、りゃずはきょうかいにいて、いいでしゅよ?」
なんか「凄いショックを受けました」みたいな顔でラズが見てくる。
どうしてだろう? ストレスだったんじゃないの?
「私はいりませんか?」
「りゃずはついてきたいでしゅか?」
「はい!」
「じゃあ、つぎもいっちょに、いきましょう」
「はい!」
途端に嬉しそうな顔になった。
教会にいる時より幼く見える。
その方が自然体でいいよラズ。
聖騎士に先導されて帰る。
ふらふら来たから帰り道がわからないからね。
住宅街に入った。
何処からか子供の火がついたような泣き声が聞こえる。
とても悲痛な泣き声だ。
サチの直感が『異常』だと伝えてくる。
これは子守りをした人にしかわからないかもしれない。
「まってくだしゃい。こどもにょにゃきごえのとこりょに、いきましゅ」
みんな戸惑っていたけど、聖騎士が何かを察してくれたのか警戒しながら先導してくれる。
泣き声を聞き分けて、1軒の家の前まで来た。
ずっと子供の泣き声はこの中から聞こえて、泣き止む様子はない。
聖騎士が扉を開けようとするが開かない。
〈扉よ開け!〉
と、能力を使うと、かちゃん、と音が聞こえた。
鍵が取れたので、扉がスムーズに開く。
まずは、異常に蒸れた異臭がした。
家の中は薄暗かったが、そこには血だらけの子供とこれまた血だらけの母親だろう髪の長い倒れた女の人に、血のついた刃物を持った男がいた。
女性の聖騎士がとっさに、飛んで中を見ていた私を抱っこして抱え込んで、もう2人の聖騎士が男を捕らえに家の中に押し入った。
けたたましい音がする。
家の壁に強くぶつかるような音だ。
女性聖騎士が私の目をふさぐ。
きっと惨状を見せない為だろうけど、刺された人を助けなきゃ。
私には創造神様がくれた『何でもできる』能力がある!
私は聖騎士の腕の中から勢いよく能力のままに飛び上がった。
翼をだし、そのまま家の中に突撃する。
男は床取り押さえられていた。
それよりも倒れている血だらけの母親と子供だ!
子供は、まだ泣き喚く元気があるから、女の人からだ!
怪我よ治れ! 元気になれ! 健康になれ!
子供も怪我よ治れ! 元気になれ! 健康になれ!
民間療法しか知らないサチは、傷を治さないといけないとか、造血しないといけないとかの知識しか無く、その他はテレビの医療番組で見た知識があるだけだ。
単純だけど、健康=造血?
ぐらいの知識で能力を使っている。
ほわんと母子が金色の光に包まれた。
サチの小さな手を血だらけの女の人の首に当てる。
どくんどくんと脈拍の音がする。
生きてた、良かった。
子供も確認すると、女の人と同じで力強く脈を打っている。
子供は意識は有るが、顔が腫れてぱんぱんだ。
たくさん泣いた為か、それとも殴られたのか?
ふと、サチの喉が、ひくっとひくついた。
あ、やばい、泣く前兆だ。
泣くな。
現場の迷惑になる。
幼児の身体よ、我慢して。
心に反して、幼児の体は素直だったようだ。
ひくっ、ひくっ。
喉が。
ひくつく体を、抑えられない。
「うぎゃ~~ん! うわ~~ん!」
ラズが慌てて大声を出して泣いた私を抱っこしてくれる。
身体をゆすって宥めてくれるが、子供の身体は思うようにならない。
ショックな出来事に幼い体が驚いて、震えている。
私はただただ、泣いていた。
「こりぇ、ふたちゅ、くだしゃい!」
顔を上げて威勢のいい声をあげた女性が驚いた声を出した。
「あいよ! ひぇ! 飛んでる!」
飛んでいるのを見られた瞬間、凄い怯えられたけど、手は動いてる。
壺から木の枝に水飴らしきものをつけて渡してくれる。
「だ、大銅貨1枚です」
ラズに水飴を持ってもらって、お金を払う。
ちょうどだ。
「ありがとうございましゅた」
「へい、まいど」
隅に寄って、ラズから1組貰う。
ねりねりすると白くなってきた。
ねりねり、ねりねり。
「サチ様、こちらはどうなさいますか?」
ラズに、もう1組の水飴を差し出された。
「りゃずにあげましゅ」
驚いていたが、ラズもねりねり。
水飴垂れるもんね。
真っ白になったら舐める。
麦芽糖かな? 素朴で甘くて美味しい。
ラズと2人で舐め舐めするけど、聖騎士がすぐ側にいるから注目される。
だって、銀色? 鈍色? に光る鎧を着ているからね。
動きにくくないかな?
思ったよりスマートだけど。
夏は暑そう。
別の服を着るのかな?
護衛用に紙コップにスポドリを創造して渡す。
きっと汗かいてるよね。
どんぐり飴を無理矢理口に突っ込まれた件で学んだのか、普通に受け取ってくれた。
素直でよいのだよ。
「冷たい」
「美味しい」
「新しい味だ」
喜んで飲んでくれた。
男だけかと思ったら、女性もいるんだよ、聖騎士。
舐め終わった枝を水飴屋のゴミ箱に入れて、またふらふらと飛ぶ。
すると大通りの正面から豪華な馬車がゆっくりと来たので、聖騎士に「こちらへ」と誘導されて隅っこに寄る。
周りに聞き耳を立てると、どうやら領主の息子の嫁(予定)が来たらしい。
ふ~ん、結婚の儀式をする人か。
馬車の中は見えなかった。
馬車が去ったら元の喧騒が戻ってきた。
またふらふらと飛ぶ。
あっちこっち見ていると時期外れだけど、さつまいもに似たふかし芋があった。
この世界では旬なのかな?
「しゅみましぇん。みっちゅくだしゃい」
「飛んでる! あ、ありがとね。大銅貨1枚と銅貨2枚だよ」
やっぱり、初めは驚かれるけど、私の幼児語にツッこむ人はいない。
優しいね。
「大銅貨3枚でおねがいしましゅ」
「銅貨8枚のお返しね。芋は熱いよ。大丈夫かい?」
「だいじょうぶでしゅ。ありがとうごじゃいましゅ」
1個は収納にしまった。
1本を半分にする。
能力でスパッと切れた。
純粋に切れ味が怖いくて腕が少し震えた。
切った芋の半分をラズに渡す。
何か諦めたように貰ってくれた。
うん! ほくほく!
さつまいもみたいかと思ったけど、里芋みたいだ。
美味しい。
もっちゅもっちゅと食べる。
お腹がぽっこりしてきた。
もうそろそろ食べるのやめようかな?
「りゃず、まんじょくしましゅた。かえりましゅ」
「そうですか。帰りましょう」
ラズがホッとした顔で言った。
そんなに出かけるのがストレスだったかな?
それなら、私1人で出かけるのに。
「こんど、でかけりゅときは、りゃずはきょうかいにいて、いいでしゅよ?」
なんか「凄いショックを受けました」みたいな顔でラズが見てくる。
どうしてだろう? ストレスだったんじゃないの?
「私はいりませんか?」
「りゃずはついてきたいでしゅか?」
「はい!」
「じゃあ、つぎもいっちょに、いきましょう」
「はい!」
途端に嬉しそうな顔になった。
教会にいる時より幼く見える。
その方が自然体でいいよラズ。
聖騎士に先導されて帰る。
ふらふら来たから帰り道がわからないからね。
住宅街に入った。
何処からか子供の火がついたような泣き声が聞こえる。
とても悲痛な泣き声だ。
サチの直感が『異常』だと伝えてくる。
これは子守りをした人にしかわからないかもしれない。
「まってくだしゃい。こどもにょにゃきごえのとこりょに、いきましゅ」
みんな戸惑っていたけど、聖騎士が何かを察してくれたのか警戒しながら先導してくれる。
泣き声を聞き分けて、1軒の家の前まで来た。
ずっと子供の泣き声はこの中から聞こえて、泣き止む様子はない。
聖騎士が扉を開けようとするが開かない。
〈扉よ開け!〉
と、能力を使うと、かちゃん、と音が聞こえた。
鍵が取れたので、扉がスムーズに開く。
まずは、異常に蒸れた異臭がした。
家の中は薄暗かったが、そこには血だらけの子供とこれまた血だらけの母親だろう髪の長い倒れた女の人に、血のついた刃物を持った男がいた。
女性の聖騎士がとっさに、飛んで中を見ていた私を抱っこして抱え込んで、もう2人の聖騎士が男を捕らえに家の中に押し入った。
けたたましい音がする。
家の壁に強くぶつかるような音だ。
女性聖騎士が私の目をふさぐ。
きっと惨状を見せない為だろうけど、刺された人を助けなきゃ。
私には創造神様がくれた『何でもできる』能力がある!
私は聖騎士の腕の中から勢いよく能力のままに飛び上がった。
翼をだし、そのまま家の中に突撃する。
男は床取り押さえられていた。
それよりも倒れている血だらけの母親と子供だ!
子供は、まだ泣き喚く元気があるから、女の人からだ!
怪我よ治れ! 元気になれ! 健康になれ!
子供も怪我よ治れ! 元気になれ! 健康になれ!
民間療法しか知らないサチは、傷を治さないといけないとか、造血しないといけないとかの知識しか無く、その他はテレビの医療番組で見た知識があるだけだ。
単純だけど、健康=造血?
ぐらいの知識で能力を使っている。
ほわんと母子が金色の光に包まれた。
サチの小さな手を血だらけの女の人の首に当てる。
どくんどくんと脈拍の音がする。
生きてた、良かった。
子供も確認すると、女の人と同じで力強く脈を打っている。
子供は意識は有るが、顔が腫れてぱんぱんだ。
たくさん泣いた為か、それとも殴られたのか?
ふと、サチの喉が、ひくっとひくついた。
あ、やばい、泣く前兆だ。
泣くな。
現場の迷惑になる。
幼児の身体よ、我慢して。
心に反して、幼児の体は素直だったようだ。
ひくっ、ひくっ。
喉が。
ひくつく体を、抑えられない。
「うぎゃ~~ん! うわ~~ん!」
ラズが慌てて大声を出して泣いた私を抱っこしてくれる。
身体をゆすって宥めてくれるが、子供の身体は思うようにならない。
ショックな出来事に幼い体が驚いて、震えている。
私はただただ、泣いていた。
184
あなたにおすすめの小説
なぜ、私に関係あるのかしら?
シエル
ファンタジー
「初めまして、アシュフォード公爵家一女、セシリア・アシュフォードと申します」
彼女は、つい先日までこの国の王太子殿下の婚約者だった。
そして今日、このトレヴァント辺境伯家へと嫁いできた。
「…レオンハルト・トレヴァントだ」
非道にも自らの実妹を長年にわたり虐げ、婚約者以外の男との不適切な関係を理由に、王太子妃に不適格とされ、貴族学院の卒業式で婚約破棄を宣告された。
そして、新たな婚約者として、その妹が王太子本人から指名されたのだった。
「私は君と夫婦になるつもりはないし、辺境伯夫人として扱うこともない」
この判断によって、どうなるかなども考えずに…
※ 中世ヨーロッパ風の世界観です。
※ ご都合主義ですので、ご了承下さい、
※ 画像はAIにて作成しております
腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。
灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。
彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。
タイトル通りのおっさんコメディーです。
できない子に転生しましたが、家族と食卓があれば十分です ―人間不信だった私が、ゆっくり育つ異世界生活―
愛朱ひいろ
ファンタジー
人の顔色ばかり伺い、心を壊した26歳の会社員女性。
彼女は死後、異世界で「できない子」として転生する。
魔法は使えない。
体は不器用で、成長も人より遅い。
前世の記憶のせいで、人と関わることが少し怖い。
けれどこの世界には、
見守り支えてくれる両親と、
あたたかい食卓があった。
泣いて、つまずいて、できないことに落ち込みながら、
彼女は少しずつ「できないままでも、生きていていい」と知っていく。
これは、
最強でもチートでもない主人公が、
家族と食事に支えられながら、ゆっくり育ち直す
生活密着型・異世界転生×成長×グルメファンタジー。
……の、予定です。
毎日更新できるように執筆がんばります!
幻獣保護センター廃棄処理係の私、ボロ雑巾のような「ゴミ幻獣」をこっそり洗ってモフっていたら、実は世界を喰らう「終焉の獣」だった件について
いぬがみとうま🐾
ファンタジー
「魔力なしの穀潰し」――そう蔑まれ、幻獣保護センターの地下で廃棄幻獣の掃除に明け暮れる少女・ミヤコ。
実のところ、その施設は「価値のない命」を無慈悲に殺処分する地獄だった。
ある日、ミヤコの前に運ばれてきたのは、泥と油にまみれた「ボロ雑巾」のような正体不明の幻獣。
誰の目にもゴミとしか映らないその塊を、ミヤコは放っておけなかった。
「こんなに汚れたままなんて、かわいそう」
彼女が生活魔法を込めたブラシで丹念に汚れを落とした瞬間、世界を縛る最凶の封印が汚れと一緒に「流されてしまう。
現れたのは、月光を纏ったような美しい銀狼。
それは世界を喰らうと恐れられる伝説の災厄級幻獣『フェンリル・ヴォイド』だった……。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
異世界でも保育士やってます~転生先に希望条件が反映されてないんですが!?~
こじまき
ファンタジー
【読んでいただいて♡いただいて、ありがとうございます。王城編準備中のため、12月12日からしばらく更新お休みします。考えてた構成が「やっぱなんか違う」ってなり、慌てております…汗】
「こんな転生先だなんて聞いてないっ!」六年間付き合った彼氏に婚約を解消され、傷心のまま交通事故で亡くなった保育士・サチ。異世界転生するにあたり創造神に「能力はチートで、広い家で優しい旦那様と子だくさんの家庭を築きたい」とリクエストする。「任せといて!」と言われたから安心して異世界で目を覚ましたものの、そこはド田舎の山小屋。周囲は過疎高齢化していて結婚適齢期の男性なんていもしないし、チートな魔法も使えそうにない。創造神を恨みつつマニュアル通り街に出ると、そこで「魔力持ち」として忌み嫌われる子どもたちとの出会いが。「子どもには安心して楽しく過ごせる場所が必要」が信条のサチは、彼らを小屋に連れ帰ることを決め、異世界で保育士兼りんご農家生活を始める。
身代わりで呪いの公爵に嫁ぎましたが、聖女の力で浄化したら離縁どころか国一番の溺愛妻になりました〜実家が泣きついてももう遅い〜
しょくぱん
恋愛
「お前のような無能は、死神の生贄にでもなっていろ」
魔力なしの無能と蔑まれ、家族に虐げられてきた伯爵令嬢レティシア。 彼女に命じられたのは、近づく者すべてを病ませるという『呪いの公爵』アレクシスへの身代わり結婚だった。
鉄格子の馬車で運ばれ、たどり着いたのは瘴気に満ちた死の城。 恐ろしい怪物のような男に殺される――。 そう覚悟していたレティシアだったが、目の前の光景に絶望よりも先に別の感情が湧き上がる。
(な、何これ……汚すぎるわ! 雑巾とブラシはどこ!?)
実は、彼女が「無能」と言われていたのは、その力が『洗浄』と『浄化』に特化した特殊な聖女の魔力だったから。
レティシアが掃除をすれば、呪いの瘴気は消え去り、枯れた大地には花が咲き、不気味だった公爵城はまたたく間にピカピカの聖域に塗り替えられていく。 さらには、呪いで苦しんでいたアレクシスの素顔は、見惚れるほどの美青年で――。
「レティシア、君は一体何者なんだ……? 体が、こんなに軽いのは初めてだ」
冷酷だったはずの公爵様から、まさかの執着と溺愛。 さらには、呪いが解けたことで領地は国一番の豊かさを取り戻していく。
一方で、レティシアを捨てた実家は、彼女の『浄化』を失ったことで災厄に見舞われ、今さら「戻ってきてくれ」と泣きついてくるが……。
「私は今、お城の掃除と旦那様のお世話で忙しいんです。お引き取りくださいませ」
これは、掃除を愛する薄幸令嬢が、その愛と魔力で死神公爵を救い、最高に幸せな居場所を手に入れるまでのお話。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる