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二度目のお出かけ 3
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結局6冊も本を買った。
本読むの好きなんだよね。
『魔道具の作り方』『薬の作り方』『植物図鑑』『魔物大全』『スキル大全』『世界地図完全版』
お金がぴゅんと飛んでいったね。
物欲が満たされて満足だけども。
次は何処に行こうかな?
服屋に鞄屋、靴屋がある。
昨日ラズの靴を血だらけにしちゃったから新しいのを買おうかな。
靴屋の店内に入ると、店員さんの顔が驚愕に歪んだけど、すぐ元に戻った。
接客のプロだね。
飛ぶ幼児に怯まないとは。
「いらっしゃいませ」
「しゅみましぇん。こにょひとのくちゅを、かいたいでしゅ」
サチは小さな手でラズを指差す。
「サチ様!?」
ラズが驚いている。
「既製品とオーダーメイドがございますがどちらになさいますか?」
靴を「くちゅ」とか言っちゃったけど通じたらしい。
オーダーメイドの方が足にはいいよね。
「おーだーめいどで、おにぇがいちましゅ」
「革は何で作りましょうか? お選びください」
見本の革を見せられるが、いっぱいあってわからない。
よし! 1番いい革にしよう!
「いちばんいいかわをおねがいしましゅ」
「1番良い皮革ですと、ワイバーンの革で金貨6枚になりますがよろしいですか?」
「だいじょうぶでしゅ。いま、はりゃいましゅか?」
「はい。それでは大金貨1枚いただきまして、金貨4枚のおつりになります。そこの椅子に座って採寸しますので、お座りください」
ラズが諦めたように椅子に座る。
奥から職人らしき人が来た。
ラズに挨拶してから、脚の採寸と型取りをする。
あ、2人が困った顔してこちらを見てくる。
ごめんなさい、近づきすぎました。
作業の邪魔にならないように、十分に離れて見る。
カウンセリングもしてる。
丁寧な仕事に安心します。
オーダーメイドだから時間がかかるな。
あ、靴の種類をみている。
皮の大きさが違うけどいいの? 料金を多めに貰ってるからいいって? そんな事言っちゃっていいの? 受け取りの時に余ったお金を返してくれるって? へー、そんなふうになってるんだ。
店員さんが、さらりと教えてくれる。
いい人だ。
ラズが靴を決めたようだ。
割符を貰っている。
引き換え券代わりかな? 戻ってきた。
「サチ様、帰ったら代金をお支払いいたします」
「いりゃにゃいでしゅ。ぷりぇじぇんとでしゅ」
「それは!……いいえ、ありがとうございます。大切にします」
否定しようとしたから腕組みして高い位置から見下ろしてみた。
そしたらラズは納得してくれた。
腕組めなかったけど。
仕方ない幼児だから。
「ありがとうございました!」
店員さんのお見送りの言葉をいただいて外に出る。
次は何処にふらふらしようかな?
旅行品店がある。
ちょっと中を見て行こうかな。
「いらっしゃい、ませえ?」
飛ぶ幼児を見て、疑問系で迎えられた。
ふむ、保存食だな。
値段が高い。
さすが富裕層向けだ。
硬そうだけど、食品の水分を抜いて保存期間を伸ばしてるんだろな。
あ、旅装がある! 地味だけど生地がしっかりとしてる。
私はいらないけど。
あ! テント! 中に入ってみる。
ふむ、私にはちょうどいいかな? 大人には狭いだろうけど。
それにしても中は暗いな。
化学繊維なんて無いから仕方がないか。
店に入って何も買わないんじゃ悪いな。
保存食を買おう! 私が食べなくても困った人がいたらあげればいい。
ちんまりとした手で保存食の肉を持ってカウンターの上に置いた。
「銅貨7枚になります。おつりはこちらです。ありがとうございました」
買ったものを収納にしまって店を出る。
何処に行こうかなー。
また、ふらふらと飛ぶ。
あ! 宝石商アレキサンドライトだ!
この世界の宝石に興味があるんだよね。
見に行こう!
門番さんが私を見て戸惑ってる。
お客さんに見えない?
「おみしぇにはいりたいでしゅ」
「入店したいのですが、ドアを開けてくれますか?」
ラズの冷ややかな声に慌ててドアを開ける門番さん。
中に入るとカウンターにお菓子のお姉さんがいた。
目を見開いている。
「いらっしゃいませ。お買い物ですか?」
「ほうしぇきをみしぇてくだしゃい」
「承りました。そちらのソファ席にお掛けになって、少しお待ちください」
ぴゅーんと席まで飛んで行く。
ソファの後ろに聖騎士とラズが立っている。
「りゃず、りゃずはここにしゅわってくだしゃい」
私の隣をぽすぽすと叩くと、ラズが座ってくれた。
お姉さんがお茶を持って来てくれた。
「ありがとうごじゃいましゅ」
この間と同じように、にこりと笑って去って行った。
ラズにお茶を飲ませてもらう。
ぷはー! 生き返る! 結構、水分抜けてたんだな。
聖騎士達にもスポドリをあげよう! 紙コップに入ったスポドリを渡す。
「ありがとうございます。使徒様」
「ありがとうございます」
みんなお礼を言ってくれた。
聖騎士は礼儀正しいね。
紙コップは回収して収納にぽいする。
「といりぇにいきたいひとはいってもいいでしゅよ」
「それでは失礼して」と1人ずつ代わりばんこに行くらしい。
おっ! あれは店主のマインドさんじゃありませんか!
え、店主直々に来てくれるの?
「またのご来店ありがとうございます。店主のマインド・リーです。宝石をお持ちしました。ご覧くださいませ。気に入らなければ奥から別の宝石を持って参ります」
店主のマインド・リーさんの人の良さそうな笑顔で持っていた大きいケースが開けられて、そこにはキラキラと光る宝石が並んでいた。
そっと、机の上に置かれる。
うぉう! めっちゃテンション上がる! 宝石鑑定士なんて、宝石が好きじゃなきゃ出来ないよ。
まあ、私が前世で好きに出来た宝石は婚約指輪だけだったけどね。
旦那と死別したから、その後のお金は生活費と貯金に回してたし。
鑑定! 鑑定! なになに、ふぉー! 値段まで出て来る! 凄い! 鑑定! 宝石の大粒ばかりだし。
さてはこの間のお金を回収しようとしているな? 店主。
あー! でも目移りしちゃう!
どれも綺麗だわー。
店主は静かにしてくれる。
客の心理をわかってるね。
そう、静かに選びたいんだ。
宝石の輝きに浸って。
やっぱりピンクの宝石かわいい~! クリンスクリンだって! 名前もかわいい! でも、カットがイマイチ。
人力でカットしてるんだろうから、これが限界かな? 創造の能力でこっそりと生み出して収納にしまっておこう。
いつでも見れる。
店主よごめんね。
次々に知らない宝石を創造の能力で生み出しては収納にしまっていく。
隣のラズは気がついたようだ。
少し驚いた顔をしている。
よし、全部終わった。
「しゅみましぇん。ほかにょほうしぇきを、みしぇてくだしゃい」
「おや、お気に召しませんでしたか。少しお待ちください」
店主は残念そうに店の奥に行った。
ラズとのんびり、お茶を飲む。
ふぃー、久しぶりに集中しちゃったぜ。
ラズがこそっと話しかけてきた。
「サチ様、何やら凄い事をされていたみたいですが」
「にゃいしょね。しーっ」
ラズと悪巧みの話をしてこっそりと笑う。
店主が大きな鞄を2つ持って帰ってきた。
「お気に召すかはわかりませんが、こちら当店でも目玉商品の宝石の原石でございます。ご覧ください」
大きな宝石の原石が出て来た!
「にゃーーー!」
思わず叫んでしまった!
すわっ、異常事態かとラズと聖騎士達が構える。
「サチ様! どうなさいましたか!?」
「しゅばらしいでしゅ! かいましゅ!」
剣山のように土台から突き出している石達。
素晴らしい宝石の原石だ! いくらだろうか?
「ありがとうございます! 当店のとっておきなんですよ。価値をわかっていただいて嬉しく思います。
お値段はミスリル貨3枚と大金貨5枚になります。どうですか? 他の宝石も?」
また、パカリと鞄の蓋が開く。
さっき見せてもらった宝石には敵わないが、こちらにも知らない宝石がある。
創造の能力で作り収納にしまっていく。
はぁー、眼福眼福!
本読むの好きなんだよね。
『魔道具の作り方』『薬の作り方』『植物図鑑』『魔物大全』『スキル大全』『世界地図完全版』
お金がぴゅんと飛んでいったね。
物欲が満たされて満足だけども。
次は何処に行こうかな?
服屋に鞄屋、靴屋がある。
昨日ラズの靴を血だらけにしちゃったから新しいのを買おうかな。
靴屋の店内に入ると、店員さんの顔が驚愕に歪んだけど、すぐ元に戻った。
接客のプロだね。
飛ぶ幼児に怯まないとは。
「いらっしゃいませ」
「しゅみましぇん。こにょひとのくちゅを、かいたいでしゅ」
サチは小さな手でラズを指差す。
「サチ様!?」
ラズが驚いている。
「既製品とオーダーメイドがございますがどちらになさいますか?」
靴を「くちゅ」とか言っちゃったけど通じたらしい。
オーダーメイドの方が足にはいいよね。
「おーだーめいどで、おにぇがいちましゅ」
「革は何で作りましょうか? お選びください」
見本の革を見せられるが、いっぱいあってわからない。
よし! 1番いい革にしよう!
「いちばんいいかわをおねがいしましゅ」
「1番良い皮革ですと、ワイバーンの革で金貨6枚になりますがよろしいですか?」
「だいじょうぶでしゅ。いま、はりゃいましゅか?」
「はい。それでは大金貨1枚いただきまして、金貨4枚のおつりになります。そこの椅子に座って採寸しますので、お座りください」
ラズが諦めたように椅子に座る。
奥から職人らしき人が来た。
ラズに挨拶してから、脚の採寸と型取りをする。
あ、2人が困った顔してこちらを見てくる。
ごめんなさい、近づきすぎました。
作業の邪魔にならないように、十分に離れて見る。
カウンセリングもしてる。
丁寧な仕事に安心します。
オーダーメイドだから時間がかかるな。
あ、靴の種類をみている。
皮の大きさが違うけどいいの? 料金を多めに貰ってるからいいって? そんな事言っちゃっていいの? 受け取りの時に余ったお金を返してくれるって? へー、そんなふうになってるんだ。
店員さんが、さらりと教えてくれる。
いい人だ。
ラズが靴を決めたようだ。
割符を貰っている。
引き換え券代わりかな? 戻ってきた。
「サチ様、帰ったら代金をお支払いいたします」
「いりゃにゃいでしゅ。ぷりぇじぇんとでしゅ」
「それは!……いいえ、ありがとうございます。大切にします」
否定しようとしたから腕組みして高い位置から見下ろしてみた。
そしたらラズは納得してくれた。
腕組めなかったけど。
仕方ない幼児だから。
「ありがとうございました!」
店員さんのお見送りの言葉をいただいて外に出る。
次は何処にふらふらしようかな?
旅行品店がある。
ちょっと中を見て行こうかな。
「いらっしゃい、ませえ?」
飛ぶ幼児を見て、疑問系で迎えられた。
ふむ、保存食だな。
値段が高い。
さすが富裕層向けだ。
硬そうだけど、食品の水分を抜いて保存期間を伸ばしてるんだろな。
あ、旅装がある! 地味だけど生地がしっかりとしてる。
私はいらないけど。
あ! テント! 中に入ってみる。
ふむ、私にはちょうどいいかな? 大人には狭いだろうけど。
それにしても中は暗いな。
化学繊維なんて無いから仕方がないか。
店に入って何も買わないんじゃ悪いな。
保存食を買おう! 私が食べなくても困った人がいたらあげればいい。
ちんまりとした手で保存食の肉を持ってカウンターの上に置いた。
「銅貨7枚になります。おつりはこちらです。ありがとうございました」
買ったものを収納にしまって店を出る。
何処に行こうかなー。
また、ふらふらと飛ぶ。
あ! 宝石商アレキサンドライトだ!
この世界の宝石に興味があるんだよね。
見に行こう!
門番さんが私を見て戸惑ってる。
お客さんに見えない?
「おみしぇにはいりたいでしゅ」
「入店したいのですが、ドアを開けてくれますか?」
ラズの冷ややかな声に慌ててドアを開ける門番さん。
中に入るとカウンターにお菓子のお姉さんがいた。
目を見開いている。
「いらっしゃいませ。お買い物ですか?」
「ほうしぇきをみしぇてくだしゃい」
「承りました。そちらのソファ席にお掛けになって、少しお待ちください」
ぴゅーんと席まで飛んで行く。
ソファの後ろに聖騎士とラズが立っている。
「りゃず、りゃずはここにしゅわってくだしゃい」
私の隣をぽすぽすと叩くと、ラズが座ってくれた。
お姉さんがお茶を持って来てくれた。
「ありがとうごじゃいましゅ」
この間と同じように、にこりと笑って去って行った。
ラズにお茶を飲ませてもらう。
ぷはー! 生き返る! 結構、水分抜けてたんだな。
聖騎士達にもスポドリをあげよう! 紙コップに入ったスポドリを渡す。
「ありがとうございます。使徒様」
「ありがとうございます」
みんなお礼を言ってくれた。
聖騎士は礼儀正しいね。
紙コップは回収して収納にぽいする。
「といりぇにいきたいひとはいってもいいでしゅよ」
「それでは失礼して」と1人ずつ代わりばんこに行くらしい。
おっ! あれは店主のマインドさんじゃありませんか!
え、店主直々に来てくれるの?
「またのご来店ありがとうございます。店主のマインド・リーです。宝石をお持ちしました。ご覧くださいませ。気に入らなければ奥から別の宝石を持って参ります」
店主のマインド・リーさんの人の良さそうな笑顔で持っていた大きいケースが開けられて、そこにはキラキラと光る宝石が並んでいた。
そっと、机の上に置かれる。
うぉう! めっちゃテンション上がる! 宝石鑑定士なんて、宝石が好きじゃなきゃ出来ないよ。
まあ、私が前世で好きに出来た宝石は婚約指輪だけだったけどね。
旦那と死別したから、その後のお金は生活費と貯金に回してたし。
鑑定! 鑑定! なになに、ふぉー! 値段まで出て来る! 凄い! 鑑定! 宝石の大粒ばかりだし。
さてはこの間のお金を回収しようとしているな? 店主。
あー! でも目移りしちゃう!
どれも綺麗だわー。
店主は静かにしてくれる。
客の心理をわかってるね。
そう、静かに選びたいんだ。
宝石の輝きに浸って。
やっぱりピンクの宝石かわいい~! クリンスクリンだって! 名前もかわいい! でも、カットがイマイチ。
人力でカットしてるんだろうから、これが限界かな? 創造の能力でこっそりと生み出して収納にしまっておこう。
いつでも見れる。
店主よごめんね。
次々に知らない宝石を創造の能力で生み出しては収納にしまっていく。
隣のラズは気がついたようだ。
少し驚いた顔をしている。
よし、全部終わった。
「しゅみましぇん。ほかにょほうしぇきを、みしぇてくだしゃい」
「おや、お気に召しませんでしたか。少しお待ちください」
店主は残念そうに店の奥に行った。
ラズとのんびり、お茶を飲む。
ふぃー、久しぶりに集中しちゃったぜ。
ラズがこそっと話しかけてきた。
「サチ様、何やら凄い事をされていたみたいですが」
「にゃいしょね。しーっ」
ラズと悪巧みの話をしてこっそりと笑う。
店主が大きな鞄を2つ持って帰ってきた。
「お気に召すかはわかりませんが、こちら当店でも目玉商品の宝石の原石でございます。ご覧ください」
大きな宝石の原石が出て来た!
「にゃーーー!」
思わず叫んでしまった!
すわっ、異常事態かとラズと聖騎士達が構える。
「サチ様! どうなさいましたか!?」
「しゅばらしいでしゅ! かいましゅ!」
剣山のように土台から突き出している石達。
素晴らしい宝石の原石だ! いくらだろうか?
「ありがとうございます! 当店のとっておきなんですよ。価値をわかっていただいて嬉しく思います。
お値段はミスリル貨3枚と大金貨5枚になります。どうですか? 他の宝石も?」
また、パカリと鞄の蓋が開く。
さっき見せてもらった宝石には敵わないが、こちらにも知らない宝石がある。
創造の能力で作り収納にしまっていく。
はぁー、眼福眼福!
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