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第2話 絶望の夜と一輪の花
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王都の外れ、街灯がほとんど届かぬ石畳の道を、レティシアは一歩ずつ歩いていた。足元の泥に裾が濡れ、それでもかまわなかった。つい数時間前まで、彼女は王太子の婚約者として人々に祝福される存在だった。それがいまでは、誰にも頼ることのできない孤独な女。泣きたいほど現実離れしていたが、涙はもう乾いて出てこなかった。
生暖かい夜風が髪を撫でていく。通りの角では飲み屋の明かりがまだ灯っているが、貴族の令嬢がそんな場所に足を踏み入れるわけにもいかない。屋敷は追われ、所持金も侍女に預けられたまま。唯一の荷物は小さなハンドバッグと、指にはめていた婚約指輪だけ。
その指輪を見つめて、レティシアはかすかに笑った。輝きはまだ失われていないが、その輝きを誇りに思える理由はもうなかった。震える指で静かに外し、近くの噴水の中へと投げ入れた。石の底に落ちていく金色の軌跡が、一瞬だけ夜空に反射して消えた。
「……さようなら。」
小さな呟きが風に溶けた。
婚約破棄された令嬢に未来などない。
家族にも突き放され、友人たちは皆沈黙を守った。王家に逆らうような真似をした者がどうなるか、皆知っているのだろう。裏切りではない。ただ、現実という名の冷たい選択。
——行くあてもない。
視線の先に立っている馬車。その扉を開けて待っているのは、漆黒のマントを肩に掛けた男。月光を背負って立つその姿が異様に美しく、どこか現実味がなかった。
「……あなたが、あの……公爵アラン・ルミナス様、でいらっしゃいますか?」
かろうじて声を出すと、男は一つ頷いた。その瞳はまるで氷のように冷たい光を湛えているのに、不思議と恐ろしさよりも安心感を覚えた。理由は分からない。
「話があると言われましたが……」
アランは短く息を吸い、静かに言った。「このままでは行く場所がないだろう。だから、うちへ来い。」
「え……?」
冷静な口調にレティシアは耳を疑った。今夜だけ泊めてくれるという意味なのか、それとも……。
「なぜ、わたくしを?」
「お前が王太子に冤罪を着せられたことは、すでにいくつかの口から聞いている。真偽を確かめたい。そして、俺が求めるものと、お前が失ったものは、案外よく似ている気がしてな。」
彼の言葉の意味をすぐに理解することはできなかった。それでも、目の前の差し伸べられた手は確かな救いだった。これ以上、孤独に夜を彷徨うことはもう無理だと思った。
揺れるランプの灯を見つめながら、レティシアは静かに頷いた。「……お世話になります。」
アランが頷くと、軽く手を上げる。その仕草に従って馬車の扉が開かれた。中は深い青のビロード張りで、想像以上に温かい。車輪が動き出すと、王都の明かりが遠ざかっていった。
────
どれほど走っただろう。窓の外には森が広がり、やがて遠くに白い城館の影が見えてきた。月光を受けて輝くその館は、静謐で、まるで雪の宮殿のようだった。
「ここがルミナス公爵領、ですのね……」
「そうだ。」アランは短く答えた。「王都から離れている分、噂や監視の類いもない。お前のことを知る者もほとんどいない。」
馬車がゆるやかに止まると、館の玄関前には年配の執事が出迎えていた。白髪の美しい老人で、見るからに人格者の佇まいをしている。彼はアランに一礼すると、レティシアに目を向けた。
「お客様でございますか?」
「そうだ。今夜からこの館に滞在してもらう。部屋を用意しろ。」
「かしこまりました、公爵様。」
執事の落ち着いた声に、レティシアの胸が少しだけ緩んだ。だが、同時に新しい不安も芽生える。貴族の館で身寄りもない令嬢が保護されるなど、世間が知ればすぐに噂となる。ましてや相手が“氷の公爵”と呼ばれる男なら、なおさらだ。
「どうして私をここに……?」
扉の前で立ち止まったまま問うと、アランは振り返らずに答えた。「理由が気になるか。……お前の瞳に、まだ光が残っていた。それを見捨てるほど、俺は冷たくはない。」
その言葉に、胸の奥が震えた。これまで誰にも、そんなふうに言葉をかけられたことがなかった。けれど彼の横顔は変わらず冷ややかで、感情を読ませない。
与えられた部屋は思いのほか広かった。淡い青のカーテン、白い寝台、窓際には花瓶に一輪の白百合。まるで心の傷を癒すような静けさがそこにあった。
「お休みくださいませ、レティシア様。」
執事が恭しく頭を下げた。「食事は明朝お運びいたします。ご安心ください。」
扉が閉じられ、室内に静寂が戻る。レティシアはベッドに腰を下ろし、震える手でスカートの裾を握った。
ようやく、涙がこぼれた。
もう誰も見ていない。
強くあろうと張りつめていた糸が、静かにほどけていく。王宮での屈辱、父の怒声、そして未来を失った痛み。そのすべてが波のように押し寄せ、胸を締めつけた。
泣き疲れて顔を上げると、窓の外に月が沈みかけていた。白い花瓶の百合が、淡い光を受けて揺れている。
「あの花も、アラン様が……?」
ふとそう呟いた。名も知らぬ冷徹な公爵が、果たして花など愛でる人なのか。けれどその香りは、確かに優しかった。
——優しさを信じてはいけない。
そう心のどこかで警鐘を鳴らす声がした。これまで何度も裏切られてきたから。だが、あの瞳。その奥に宿った淡い光を思うと、どうしても完全に疑うことができなかった。
気づけば、眠りに落ちていた。夢の中で、誰かが白いマントをふわりとかけてくれる感触を覚えた。それが幻ではなく現実であったことを、翌朝の朝日が告げていた。
────翌朝。
窓を開けると清々しい風が流れ込んだ。目を覚ますと、枕元に一通の封筒が置かれている。美しい筆致で「レティシアへ」と書かれていた。震える手で開くと、中には短い手紙が入っていた。
『朝食の用意ができている。俺の部屋まで来い。話をしよう。
アラン・ルミナス』
字の一つひとつが冷たいのに、その冷たさに不思議な温度があった。レティシアは深呼吸して立ち上がる。
破滅したと思っていた自分に、再び“朝”が訪れるとは思わなかった。
鏡の前で髪を整える。涙の跡が少し残っているが、表情は昨日よりも強くなっていた。胸の奥に小さな灯が灯っている。
──また生きていけるかもしれない。
白百合の香りが部屋中に広がる中、レティシアは初めて、自らの足で扉を開けた。
その先に待っているのが運命か、それとも試練かはまだわからない。だが、一つだけ確かなのは、昨夜の絶望はもう過去になろうとしていることだった。
続く
生暖かい夜風が髪を撫でていく。通りの角では飲み屋の明かりがまだ灯っているが、貴族の令嬢がそんな場所に足を踏み入れるわけにもいかない。屋敷は追われ、所持金も侍女に預けられたまま。唯一の荷物は小さなハンドバッグと、指にはめていた婚約指輪だけ。
その指輪を見つめて、レティシアはかすかに笑った。輝きはまだ失われていないが、その輝きを誇りに思える理由はもうなかった。震える指で静かに外し、近くの噴水の中へと投げ入れた。石の底に落ちていく金色の軌跡が、一瞬だけ夜空に反射して消えた。
「……さようなら。」
小さな呟きが風に溶けた。
婚約破棄された令嬢に未来などない。
家族にも突き放され、友人たちは皆沈黙を守った。王家に逆らうような真似をした者がどうなるか、皆知っているのだろう。裏切りではない。ただ、現実という名の冷たい選択。
——行くあてもない。
視線の先に立っている馬車。その扉を開けて待っているのは、漆黒のマントを肩に掛けた男。月光を背負って立つその姿が異様に美しく、どこか現実味がなかった。
「……あなたが、あの……公爵アラン・ルミナス様、でいらっしゃいますか?」
かろうじて声を出すと、男は一つ頷いた。その瞳はまるで氷のように冷たい光を湛えているのに、不思議と恐ろしさよりも安心感を覚えた。理由は分からない。
「話があると言われましたが……」
アランは短く息を吸い、静かに言った。「このままでは行く場所がないだろう。だから、うちへ来い。」
「え……?」
冷静な口調にレティシアは耳を疑った。今夜だけ泊めてくれるという意味なのか、それとも……。
「なぜ、わたくしを?」
「お前が王太子に冤罪を着せられたことは、すでにいくつかの口から聞いている。真偽を確かめたい。そして、俺が求めるものと、お前が失ったものは、案外よく似ている気がしてな。」
彼の言葉の意味をすぐに理解することはできなかった。それでも、目の前の差し伸べられた手は確かな救いだった。これ以上、孤独に夜を彷徨うことはもう無理だと思った。
揺れるランプの灯を見つめながら、レティシアは静かに頷いた。「……お世話になります。」
アランが頷くと、軽く手を上げる。その仕草に従って馬車の扉が開かれた。中は深い青のビロード張りで、想像以上に温かい。車輪が動き出すと、王都の明かりが遠ざかっていった。
────
どれほど走っただろう。窓の外には森が広がり、やがて遠くに白い城館の影が見えてきた。月光を受けて輝くその館は、静謐で、まるで雪の宮殿のようだった。
「ここがルミナス公爵領、ですのね……」
「そうだ。」アランは短く答えた。「王都から離れている分、噂や監視の類いもない。お前のことを知る者もほとんどいない。」
馬車がゆるやかに止まると、館の玄関前には年配の執事が出迎えていた。白髪の美しい老人で、見るからに人格者の佇まいをしている。彼はアランに一礼すると、レティシアに目を向けた。
「お客様でございますか?」
「そうだ。今夜からこの館に滞在してもらう。部屋を用意しろ。」
「かしこまりました、公爵様。」
執事の落ち着いた声に、レティシアの胸が少しだけ緩んだ。だが、同時に新しい不安も芽生える。貴族の館で身寄りもない令嬢が保護されるなど、世間が知ればすぐに噂となる。ましてや相手が“氷の公爵”と呼ばれる男なら、なおさらだ。
「どうして私をここに……?」
扉の前で立ち止まったまま問うと、アランは振り返らずに答えた。「理由が気になるか。……お前の瞳に、まだ光が残っていた。それを見捨てるほど、俺は冷たくはない。」
その言葉に、胸の奥が震えた。これまで誰にも、そんなふうに言葉をかけられたことがなかった。けれど彼の横顔は変わらず冷ややかで、感情を読ませない。
与えられた部屋は思いのほか広かった。淡い青のカーテン、白い寝台、窓際には花瓶に一輪の白百合。まるで心の傷を癒すような静けさがそこにあった。
「お休みくださいませ、レティシア様。」
執事が恭しく頭を下げた。「食事は明朝お運びいたします。ご安心ください。」
扉が閉じられ、室内に静寂が戻る。レティシアはベッドに腰を下ろし、震える手でスカートの裾を握った。
ようやく、涙がこぼれた。
もう誰も見ていない。
強くあろうと張りつめていた糸が、静かにほどけていく。王宮での屈辱、父の怒声、そして未来を失った痛み。そのすべてが波のように押し寄せ、胸を締めつけた。
泣き疲れて顔を上げると、窓の外に月が沈みかけていた。白い花瓶の百合が、淡い光を受けて揺れている。
「あの花も、アラン様が……?」
ふとそう呟いた。名も知らぬ冷徹な公爵が、果たして花など愛でる人なのか。けれどその香りは、確かに優しかった。
——優しさを信じてはいけない。
そう心のどこかで警鐘を鳴らす声がした。これまで何度も裏切られてきたから。だが、あの瞳。その奥に宿った淡い光を思うと、どうしても完全に疑うことができなかった。
気づけば、眠りに落ちていた。夢の中で、誰かが白いマントをふわりとかけてくれる感触を覚えた。それが幻ではなく現実であったことを、翌朝の朝日が告げていた。
────翌朝。
窓を開けると清々しい風が流れ込んだ。目を覚ますと、枕元に一通の封筒が置かれている。美しい筆致で「レティシアへ」と書かれていた。震える手で開くと、中には短い手紙が入っていた。
『朝食の用意ができている。俺の部屋まで来い。話をしよう。
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字の一つひとつが冷たいのに、その冷たさに不思議な温度があった。レティシアは深呼吸して立ち上がる。
破滅したと思っていた自分に、再び“朝”が訪れるとは思わなかった。
鏡の前で髪を整える。涙の跡が少し残っているが、表情は昨日よりも強くなっていた。胸の奥に小さな灯が灯っている。
──また生きていけるかもしれない。
白百合の香りが部屋中に広がる中、レティシアは初めて、自らの足で扉を開けた。
その先に待っているのが運命か、それとも試練かはまだわからない。だが、一つだけ確かなのは、昨夜の絶望はもう過去になろうとしていることだった。
続く
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