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トラウVS女子
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「ロミー様が作ったこの土器、私がもらってもいいですか」
夕食後の片付けをしている時、トラウさんが私が作った土鍋?が欲しいと言いだしました。穴が空いているために水を入れられず、木の実やフルーツを入れるカゴ替わりに使ったのですが、いびつな形のせいでボロボロと中身が溢れてしまうためカゴとしての役割すら満足に出来ない、土鍋にもカゴにもなり損ねた失敗作です。夕食の時も、皆がフルーツを取る度に中身が溢れ出てしまい、これは誰が作ったんだと探索組の方に聞かれなかったことにホッとしていたほどです。後でこっそり捨てようと心に決めていたというのに。
「それをどうするのですか?」
「部屋に飾ります」
「これをトラウさんの部屋に飾るのですか!?」
それはなんだかものすごい恥ずかしい気がします。近くにいたマリー様とベティーナさんがとても冷たい目でトラウさんを見ています。あまり仲が良くない2人ですが、トラウさんへの思いは同じみたいです。
そこへエルヴィン殿下が颯爽と現れました。
「ロミルダ嬢、将来の王妃が手作り品を無闇に下賜したらダメだ。その前衛的な土器は王家で預かるよ」
そう言ってエルヴィン殿下が土鍋?を持って行ってしまいました。前衛的と言われるくらいなら、早く捨てておけば良かった。そしてトラウさんはすごい目でエルヴィン殿下の背中を睨んでいますが、王族をそんな目で見てはダメだと思います。
夕食後の片付けをしている時、トラウさんが私が作った土鍋?が欲しいと言いだしました。穴が空いているために水を入れられず、木の実やフルーツを入れるカゴ替わりに使ったのですが、いびつな形のせいでボロボロと中身が溢れてしまうためカゴとしての役割すら満足に出来ない、土鍋にもカゴにもなり損ねた失敗作です。夕食の時も、皆がフルーツを取る度に中身が溢れ出てしまい、これは誰が作ったんだと探索組の方に聞かれなかったことにホッとしていたほどです。後でこっそり捨てようと心に決めていたというのに。
「それをどうするのですか?」
「部屋に飾ります」
「これをトラウさんの部屋に飾るのですか!?」
それはなんだかものすごい恥ずかしい気がします。近くにいたマリー様とベティーナさんがとても冷たい目でトラウさんを見ています。あまり仲が良くない2人ですが、トラウさんへの思いは同じみたいです。
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「ロミルダ嬢、将来の王妃が手作り品を無闇に下賜したらダメだ。その前衛的な土器は王家で預かるよ」
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