194 / 359
第十八章 純然たる想いと勇気を秘める心
歪む歯車
しおりを挟む
――屋敷・会議室
屋敷へ戻り、会議室へ。
そこで魔法石を使い、音が外へ漏れないようにしたところで皆と情報を共有。
フィナは私たちが転送で消えたあと、こっそり調べ車の塔の動力部に侵入していた、と。
私としてはやりすぎの一言だが、そのおかげで調べ車の塔の転送装置の一部を乗っ取ることに成功したそうだ……バレたら、外交問題だ……。
親父は塔の出口となる転送位置で、もしものことを考え待機していた。
これらに加え、二人が屋敷を出た際に、あとをつける者はいなかったそうだ。
カインは街の人々や屋敷の者たちにそれとなくアグリスのことを尋ね、彼らから返ってきた言葉は特に不満もないとのこと。
屋敷の者はアグリスの息がかかった者たち。そう簡単に本音は割らないだろうが街の人々もそうなのだろうか?
また、彼もあとをつけられた様子はないらしい。
このことからアグリスにとって私たちは警戒の価値もないようだ。
ギウは女中たちと料理の情報交換をしていたそうだ……なんでだ?
という疑問はあるが、そのおかげで異種族に偏見を持っていた女中たちは、少しだけだがギウに対して心を開いたように見える。
それにしても、意思の疎通をどうやって行ったのだろうか?
余談になるが、ギウはビュール大陸側でしか栽培されていない野菜の種を女中からゲット。
主に調味料として使われるものらしいが、うまくいけばトーワで栽培ができ、少なからず収入につながるかもしれない。
で、グーフィスはというと……。
「いや~、アグリスは美人が多くっていいっすねぇ」
私の言いつけを無視してカインから離れナンパをしていた。
フィナが衝撃波を纏う拳でグーフィスの腹部を殴りつける。
しかし、彼は以前のように床に崩れることなくゴホゴホと咳き込む程度。体が丈夫になっている……。
私も彼の頭を小突いてやりたいところだが、彼の緩さのためだろうか? アグリスの人々は彼に素直な気持ちを打ち明けてくれたようだ。
「いたたっ。えっとですね、真面目な話になりますが、議会の連中の評判があんまりよくないですね」
「どのように?」
「フィコン様を差し置いて、好き勝手やってるみたいで。それがムカつくそうで」
「フィコン様は慕われているのだな」
「ルヒネ派の先代導者であられたフィコン様の母親がとても人気があったそうで、その後継であるフィコン様にも尊敬の念が集まってるとか」
「先代?」
この言葉に親父が答える。
「四年前に亡くなっているフェンドですね。これは風聞ですが、議会に暗殺されたとか」
「なっ?」
「フェンドは改革派でして、絶対とされる教義に対してまでメスを入れようとしていたと言われています。おそらく、その姿勢が議会の邪魔だったのでしょう。それで」
「フェンドと議会の関係、そして死の経緯はわかった。だがどうして親父はフェンドの存在に、その死という重要情報を私に話さなかったっ?」
「とりあえず、現在のありのままのアグリスを旦那に見てもらいたかったからです」
「なに?」
「それで、アグリスの評価は?」
親父は拙速に私へ問う、だが。
「評価はまだだ。グーフィスの話が終えてからな。他に何か情報はあるか、グーフィス?」
「他は~、ああ一つ、ついていけないところがありましたねぇ」
「なんだそれは?」
「カリスです」
この言葉に一瞬、親父が反応したように見えた。
だが、視線を向けてみると、彼に特に変わった様子はない。
気のせいだった? いや、気のせいではないだろう……。
そのことはさておき、まずはグーフィスに話の先を尋ねる
「グーフィス、続けてくれ」
「はい。カリスの青年が騎士っぽいやつから唾を掛けられていたんですよ。さすがに、あれはないなぁと。しかも、周りの人たちは当然の様な態度をとってて……アルリナでも奴隷に対して辛らつな人はいますが、さすがにそんな奴を見たら気分が悪いですよ。それなのに可愛い女の子まで……正直、萎えました」
「君の女性報告はどうでもいいんだが、ま、役に立った」
「へへ、ありがとうございます。あ、あと一つ」
「ほう、他にも情報を得ているのか? 聞かせてくれ」
「はい。屋敷から西方向に進んで大きな道に出たところに喫茶店があって、そこのオムレツがすっげぇ美味しいです。あと、店員が可愛い」
「……ありがとう、大変参考になったよ」
私は乾いた礼を述べる。
グーフィスは照れた様子を見せるが、
「いや~、大したことっ、ぐほっ、なぜに!?」
「この、馬鹿っ! しょうもないことをっ」
といった感じで、フィナから下あごを殴られ床に沈んだ。
グーフィスは死んだが、それはどうでもいいこと。
私は皆へ話しかける。
「身分差が激しいと聞いていたが、棒で殴られていた少年といい、想像以上だな。議員も何やら腹に抱えているようだし、フィコン様は本心を見せない。厄介な街だ」
そう述べると、親父が問いかけてくる。
「それだけですか?」
「ん?」
「この異常な街を見て、感想はそれだけですか、とお尋ねしているんですっ」
言葉に感情を乗せてくる親父。
それも乗せているのは――怒り。
「どうした、親父?」
「……い、いえ、すみません。俺は理不尽に暴力を振るわれる姿を見るのが嫌いなんで、つい」
親父がそう言葉に出すと、フィナが「だよねっ、あいつらムカつくわ~」と乗っかり、エクアやゾンビのように復活したグーフィスも賛同する様子を見せていた。
だが、私から見れば、今の彼の言葉には違和感しかない。
まだ若く、私のように暗い世界を知らぬ者たちならば激情に駆られることもあるだろう。
しかし、親父は違う。
そのような甘い人間ではない。
年を重ね、闇を見つめ、消化し、歩んできたはず。
もし、彼の心に猛る正義の光が残っているなら、エクアとムキの件で感情を露わとしたはず。
彼はこのアグリスに何かしらの思い入れがある。
それも忌避される存在、カリスと……。
私は親父の名を呼ぼうとした。
その声を彼は切り落とす。
「おや――」
「旦那っ。明日もまた、俺は出口で見張ってますね」
「え……ああ」
「フィナの嬢ちゃんは調べ車の塔内で待機しなすんでしょ?」
「うん、見つからないように気をつけるから任せといてっ」
「ギウとグーフィスは屋敷で?」
「ギウッ」
「いや、俺は明日も街に」
「はっ!?」
フィナが殺意の眼光を飛ばした。
「えっと、俺も明日は屋敷で待機してよっかなぁ~、あはは~」
「ははは、フィナの嬢ちゃんは怖いな~。では、明日は旦那とカイン先生と。こんな感じになりますが、エクアの嬢ちゃんはどうするんで?」
「私ですか? そうですねぇ~」
「せっかくだから、街の見物でもしてはどうだい?」
「見物かぁ~」
ちらりとエクアは私の顔を窺う。
それに私は微笑みを返す。
「私たちは客人だ。街の中ならば問題ないだろう。明日は自由にするといい」
「ありがとうございます!」
「ふふ……ま、フィコン様から一応の安全は約束されたからな」
「はぁ?」
「いや、なんでもない」
フィコンから取るに足らぬ存在なら消すつもりでいた、という言葉を思い出し、背筋に冷たいものを走らせる。
私は軽く全員を見回して、再度、親父の名を呼ぼうとした。
「それで、おや――」
「すみません。俺は明日の見張りのために、位置取りを再確認したいと思ってますので、失礼します」
こう言葉を残して、早々と部屋から出ていった。
ぱたりと閉じられる扉――その扉の音は、なぜか私と彼の心を隔てるような錯覚を感じさせた……。
――扉の前
親父は扉の前で、右胸を、そこに宿る憎しみと後悔の刻印を握り締める。
「旦那は動く気がない。当然だ。アグリスを敵に回してまでカリスを救ってやる理由がねぇ。でもよ……大切な人が関われば、あるいは……すまねぇ、みんな。俺は、馬鹿だ……」
屋敷へ戻り、会議室へ。
そこで魔法石を使い、音が外へ漏れないようにしたところで皆と情報を共有。
フィナは私たちが転送で消えたあと、こっそり調べ車の塔の動力部に侵入していた、と。
私としてはやりすぎの一言だが、そのおかげで調べ車の塔の転送装置の一部を乗っ取ることに成功したそうだ……バレたら、外交問題だ……。
親父は塔の出口となる転送位置で、もしものことを考え待機していた。
これらに加え、二人が屋敷を出た際に、あとをつける者はいなかったそうだ。
カインは街の人々や屋敷の者たちにそれとなくアグリスのことを尋ね、彼らから返ってきた言葉は特に不満もないとのこと。
屋敷の者はアグリスの息がかかった者たち。そう簡単に本音は割らないだろうが街の人々もそうなのだろうか?
また、彼もあとをつけられた様子はないらしい。
このことからアグリスにとって私たちは警戒の価値もないようだ。
ギウは女中たちと料理の情報交換をしていたそうだ……なんでだ?
という疑問はあるが、そのおかげで異種族に偏見を持っていた女中たちは、少しだけだがギウに対して心を開いたように見える。
それにしても、意思の疎通をどうやって行ったのだろうか?
余談になるが、ギウはビュール大陸側でしか栽培されていない野菜の種を女中からゲット。
主に調味料として使われるものらしいが、うまくいけばトーワで栽培ができ、少なからず収入につながるかもしれない。
で、グーフィスはというと……。
「いや~、アグリスは美人が多くっていいっすねぇ」
私の言いつけを無視してカインから離れナンパをしていた。
フィナが衝撃波を纏う拳でグーフィスの腹部を殴りつける。
しかし、彼は以前のように床に崩れることなくゴホゴホと咳き込む程度。体が丈夫になっている……。
私も彼の頭を小突いてやりたいところだが、彼の緩さのためだろうか? アグリスの人々は彼に素直な気持ちを打ち明けてくれたようだ。
「いたたっ。えっとですね、真面目な話になりますが、議会の連中の評判があんまりよくないですね」
「どのように?」
「フィコン様を差し置いて、好き勝手やってるみたいで。それがムカつくそうで」
「フィコン様は慕われているのだな」
「ルヒネ派の先代導者であられたフィコン様の母親がとても人気があったそうで、その後継であるフィコン様にも尊敬の念が集まってるとか」
「先代?」
この言葉に親父が答える。
「四年前に亡くなっているフェンドですね。これは風聞ですが、議会に暗殺されたとか」
「なっ?」
「フェンドは改革派でして、絶対とされる教義に対してまでメスを入れようとしていたと言われています。おそらく、その姿勢が議会の邪魔だったのでしょう。それで」
「フェンドと議会の関係、そして死の経緯はわかった。だがどうして親父はフェンドの存在に、その死という重要情報を私に話さなかったっ?」
「とりあえず、現在のありのままのアグリスを旦那に見てもらいたかったからです」
「なに?」
「それで、アグリスの評価は?」
親父は拙速に私へ問う、だが。
「評価はまだだ。グーフィスの話が終えてからな。他に何か情報はあるか、グーフィス?」
「他は~、ああ一つ、ついていけないところがありましたねぇ」
「なんだそれは?」
「カリスです」
この言葉に一瞬、親父が反応したように見えた。
だが、視線を向けてみると、彼に特に変わった様子はない。
気のせいだった? いや、気のせいではないだろう……。
そのことはさておき、まずはグーフィスに話の先を尋ねる
「グーフィス、続けてくれ」
「はい。カリスの青年が騎士っぽいやつから唾を掛けられていたんですよ。さすがに、あれはないなぁと。しかも、周りの人たちは当然の様な態度をとってて……アルリナでも奴隷に対して辛らつな人はいますが、さすがにそんな奴を見たら気分が悪いですよ。それなのに可愛い女の子まで……正直、萎えました」
「君の女性報告はどうでもいいんだが、ま、役に立った」
「へへ、ありがとうございます。あ、あと一つ」
「ほう、他にも情報を得ているのか? 聞かせてくれ」
「はい。屋敷から西方向に進んで大きな道に出たところに喫茶店があって、そこのオムレツがすっげぇ美味しいです。あと、店員が可愛い」
「……ありがとう、大変参考になったよ」
私は乾いた礼を述べる。
グーフィスは照れた様子を見せるが、
「いや~、大したことっ、ぐほっ、なぜに!?」
「この、馬鹿っ! しょうもないことをっ」
といった感じで、フィナから下あごを殴られ床に沈んだ。
グーフィスは死んだが、それはどうでもいいこと。
私は皆へ話しかける。
「身分差が激しいと聞いていたが、棒で殴られていた少年といい、想像以上だな。議員も何やら腹に抱えているようだし、フィコン様は本心を見せない。厄介な街だ」
そう述べると、親父が問いかけてくる。
「それだけですか?」
「ん?」
「この異常な街を見て、感想はそれだけですか、とお尋ねしているんですっ」
言葉に感情を乗せてくる親父。
それも乗せているのは――怒り。
「どうした、親父?」
「……い、いえ、すみません。俺は理不尽に暴力を振るわれる姿を見るのが嫌いなんで、つい」
親父がそう言葉に出すと、フィナが「だよねっ、あいつらムカつくわ~」と乗っかり、エクアやゾンビのように復活したグーフィスも賛同する様子を見せていた。
だが、私から見れば、今の彼の言葉には違和感しかない。
まだ若く、私のように暗い世界を知らぬ者たちならば激情に駆られることもあるだろう。
しかし、親父は違う。
そのような甘い人間ではない。
年を重ね、闇を見つめ、消化し、歩んできたはず。
もし、彼の心に猛る正義の光が残っているなら、エクアとムキの件で感情を露わとしたはず。
彼はこのアグリスに何かしらの思い入れがある。
それも忌避される存在、カリスと……。
私は親父の名を呼ぼうとした。
その声を彼は切り落とす。
「おや――」
「旦那っ。明日もまた、俺は出口で見張ってますね」
「え……ああ」
「フィナの嬢ちゃんは調べ車の塔内で待機しなすんでしょ?」
「うん、見つからないように気をつけるから任せといてっ」
「ギウとグーフィスは屋敷で?」
「ギウッ」
「いや、俺は明日も街に」
「はっ!?」
フィナが殺意の眼光を飛ばした。
「えっと、俺も明日は屋敷で待機してよっかなぁ~、あはは~」
「ははは、フィナの嬢ちゃんは怖いな~。では、明日は旦那とカイン先生と。こんな感じになりますが、エクアの嬢ちゃんはどうするんで?」
「私ですか? そうですねぇ~」
「せっかくだから、街の見物でもしてはどうだい?」
「見物かぁ~」
ちらりとエクアは私の顔を窺う。
それに私は微笑みを返す。
「私たちは客人だ。街の中ならば問題ないだろう。明日は自由にするといい」
「ありがとうございます!」
「ふふ……ま、フィコン様から一応の安全は約束されたからな」
「はぁ?」
「いや、なんでもない」
フィコンから取るに足らぬ存在なら消すつもりでいた、という言葉を思い出し、背筋に冷たいものを走らせる。
私は軽く全員を見回して、再度、親父の名を呼ぼうとした。
「それで、おや――」
「すみません。俺は明日の見張りのために、位置取りを再確認したいと思ってますので、失礼します」
こう言葉を残して、早々と部屋から出ていった。
ぱたりと閉じられる扉――その扉の音は、なぜか私と彼の心を隔てるような錯覚を感じさせた……。
――扉の前
親父は扉の前で、右胸を、そこに宿る憎しみと後悔の刻印を握り締める。
「旦那は動く気がない。当然だ。アグリスを敵に回してまでカリスを救ってやる理由がねぇ。でもよ……大切な人が関われば、あるいは……すまねぇ、みんな。俺は、馬鹿だ……」
0
あなたにおすすめの小説
精霊に愛される(呪いにもにた愛)少女~全属性の加護を貰う~
如月花恋
ファンタジー
今この世界にはたくさんの精霊がいる
その精霊達から生まれた瞬間に加護を貰う
稀に2つ以上の属性の2体の精霊から加護を貰うことがある
まぁ大体は親の属性を受け継ぐのだが…
だが…全属性の加護を貰うなど不可能とされてきた…
そんな時に生まれたシャルロッテ
全属性の加護を持つ少女
いったいこれからどうなるのか…
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜
放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!?
「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」
不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。
剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜
みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。
…しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた!
「元気に育ってねぇクロウ」
(…クロウ…ってまさか!?)
そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム
「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ
そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが
「クロウ•チューリア」だ
ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う
運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる
"バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う
「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と!
その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ
剣ぺろと言う「バグ技」は
"剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ
この物語は
剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語
(自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!)
しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない
お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~
志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」
この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。
父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。
ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。
今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。
その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。
【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。
帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。
しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。
自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。
※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。
※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。
〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜
・クリス(男・エルフ・570歳)
チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが……
・アキラ(男・人間・29歳)
杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が……
・ジャック(男・人間・34歳)
怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが……
・ランラン(女・人間・25歳)
優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は……
・シエナ(女・人間・28歳)
絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~
たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始!
2024/2/21小説本編完結!
旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です
※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。
※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。
生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。
伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。
勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。
代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。
リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。
ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。
タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。
タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。
そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。
なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。
レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。
いつか彼は血をも超えていくーー。
さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。
一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。
彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。
コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ!
・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持
・12/28 ハイファンランキング 3位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる