銀眼の左遷王ケントの素人領地開拓&未踏遺跡攻略~だけど、領民はゼロで土地は死んでるし、遺跡は結界で入れない~

雪野湯

文字の大きさ
327 / 359
第二十七章 情熱は世界を鳴動させ、献身は安定へ導く

後継者たち

しおりを挟む
 エクアは私の呼び声に応え現れた転送装置にちらりと視線を振ってから、私に戻して認証コードについて尋ねてくる。


「ケント様、今の数字は?」
「父と……初めて出会った日だ。私の誕生日でもある」
「それで……あれ、誕生日通り過ぎてますけど?」
「ああ、それがどうかしたのか?」
「どうして教えてくれなかったんですかっ? ちゃんとお祝いしないと!」
「別に誕生日の祝いなど。もう、十分大人だしな」


 この声に、カインとレイと親父が口先を尖らせる。
「何を言っているんですか。友達がいて、生まれた日を祝いたいと言っているんですから受け取るべきですよ」
「そういうところはアステ様に似て無頓着だね、兄さんは」
「それに旦那の実年齢は十二なんだから、まだまだ誕生日を大事にする年でしょうよ」

「ウグッ、実年齢を出されると弱るな」

 私は照れを誤魔化すように頭を掻いた。
 その様子を見て、オーキスがにこやかに笑う。

「ふふふ、どうやらケント様は良き友人に巡り合えたようで」
「オーキス、頼むから人前でそういうのはやめてくれっ」
「申し訳ございません。ケント様は私にとっていつまでも坊ちゃまですので、つい」
「だから、坊ちゃまとか言うんじゃない」
「これは失礼。そのケント様のご友人ですが、あちらの方は好奇心旺盛なようで」
「へ?」

 私はオーキスに促され、後ろを振り返った。
 振り返った先には、フィナが転送装置の上に乗って、黒薔薇のナルフを浮かべながらうんうんと唸り声を上げる姿があった。


「これが、魔導と科学の融合による転送装置。凄い。転移の際の干渉波は機械の計算による補正で行い、干渉波自体は魔導の力で分散しているんだ。転送ポイントにある過剰レスターを別種の魔導の力で押しのけてる。出力は科学だけの装置よりも劣るけど、汎用性は圧倒的に上。それにこれは、あ、ここも、」

「フィナ…………」
「ふふっ、とても良き友人であり、楽し気な友でありますね」
「ははは、ああ、そうだな。それで、オーキス。話を戻すが、この転送装置を使い王都からの脱出は可能なのか?」

「はい。王都の結界は三重のシールドに守られていまして、魔導の障壁、科学のシールド、錬金の結界となっております。それらを同時に貫通するのは古代の知恵をもってしても不可能ですが、旦那様は裏技を用意しておりますので。それを使い、一気に突き抜けます」

「なるほど、さすがは父さんだ。常に最悪の事態を考えて抜け道を用意していたんだな」
「ええ。では、追手が屋敷に訪れる前に全てを終えましょう。フィナ様、ご助力をお願いします」
「え? あ~、はいはい」

 
 フィナは意識を転送装置からオーキスに移し、身体をこちらへ向けた。
 彼女の動きに合わせオーキスが手の平を差し出すと、その上に光の独楽コマが生まれる。

 その独楽をフィナヘ投げる。彼女は指先をスッと引いて光の紐を生み、その紐を使って独楽を受け取る。
 そして、紐に絡まった独楽をホイッと上にあげると、無数のモニターがフィナとオーキスを取り囲んだ。
 私は一連の流れに呆れ交じりの声を漏らす。

「また、わけのわからない仕様を……」
「え、そんなにわかんない?」
「ふふふ、フィナ様は素晴らしい素養がございますね」
「ふふん、あんがと」

 二人だけにわかるやり取りを行い、彼女らは指先を使いモニターを忙しなく操作しつつ言葉を掛け合う。


「うわ、この結界を同時に突き破るのはちょっと骨だなぁ~。オーキスさん、裏技って?」
「転送の繭の時間を操作し、結界の効果が薄い状況下を呼び起こして転送を行います」
「あ~、なるほど、簡易時空移動ね。だけど、時間転移にケントはともかく私たちは耐えられないけど?」

「極微小時間であれば、多重転送を用いることで問題は解決されます」
「転送に転送を被せて、転送媒体の負荷を下げるのね……これって、アステ=ゼ=アーガメイトのアイデア?」

「ええ、その通りでございます。それに元々、この転送装置は時間移動の際の保護力を強化されたものですから」
「そうなの? たしかにトーワの遺跡の転送装置よりも汎用性もあり、そういったところは優れてそうだけど……う~ん」


「ご安心ください。実際にそれらは証明されております。この装置の特徴のおかげで、過去の地球から安全に勇者を召喚できたという実績がございますから」
「あ、そうだよね。過去の地球人はタイムワープしたんだから、普通ならそれに耐えられず塵になるはずだろうし」

「ええ。ですが、彼らが無事召喚されたのはこの転送装置の特徴だけではありません。ヴァンナス王家の召喚術に守られた部分もあります。そこから旦那様は学び、多重転送のアイデアを産み出したのです」


「なるほどねぇ……チッ、ホントに先行ってんな まぁいい、それはすぐに追いつくとして。転送に費やすエネルギーは?」
「問題ありません」
「時空に干渉するための設定は~っと……これだと負荷が大きい。ちょっといじるよ」

「え? ですが、これは旦那様の設定で――」
「よし、これで安全性が増した。時空間の干渉におけるカスケード効果をより一層抑えられる。オーキスさん、そっちでもチェックしてくれる?」

「ええ……問題ありません。素晴らしい……」

「ん?」
「いえ、何でもございません。それでは、あとは私が」
「うん、お願い」

 
 フィナは自分を囲んでいたモニターを消して、私たちのそばに寄り、転送台に上がるように促す。

「はいはい、みんな転送台に乗った乗った」
「乗るのはいいが、一体何がどうなっているんだ? 私たちには君とオーキスがやっていたことがさっぱりなんだが?」

「そう? じゃ、簡単に説明するね。転送の繭に包まれた状態で繭の外側の時間を進めるの。これで、短時間の時間移動が可能。もちろん、安全対策も取った。この状態で結界が薄い時間帯を狙って、結界を突破するというわけ」

「ええっと、つまり、今は玄関に鍵が掛かっているが、時間を移動して、玄関が開いてる時間帯から外へ出るということか?」
「ま、そんなとこ」
「その時間移動は安全だそうだが……どの程度飛ぶ?」
「時間を逆行すると時間の辻褄が合わなくなるから二日先くらいに。その頃には結界が解除されてるだろうから。そうでしょ、オーキスさん?」

「ええ、まだまだ三重結界の同時運用は難しく、二日も持ちませんから。ですが、転送に問題なくとも、その転送先に少々問題が発生しております」
「何かあったの?」
「遺跡から強力なレスターが発生しており、それが周辺の時空間に干渉し、また、転送を阻害しています。そのため、転送地点は遺跡から少々手前となってしまいます」

「どうしてそんなことに?」
「わかりません。遺跡についての情報は詳しくないので」
「嫌な予感がするなぁ。どうする、ケント?」
「転送は安全に行われるんだ。理由はわからずとも、今は最も遺跡から近い場所に移動しよう。それで頼む、オーキス」
「かしこまりました、ケント様」


 オーキスは最終プロセスに入る――そこに外からの爆発音が響く。

「い、今のはっ?」
「どうやら、警備隊が屋敷にやってきたようですね。屋敷の結界は長くは持ちませんので、皆さまをお送り次第、私も加勢に向かいます」
「いや、すぐに脱出しろ!」
「それは出来かねます。執事として、屋敷を守らなければなりませんから」
「だがっ」
「ご安心くださいませ。私を含めアーガメイトに仕える者は、皆、あのアステ=ゼ=アーガメイトを守護するためにいるのです。あの程度の敵、問題ではございません」


 彼は自信と誇りを抱く瞳を私に見せた。
 そこには虚勢も動揺もない。
 私の知る、いつもの落ち着いた老紳士がそこにいる。


「わかった。だが、いよいよとなったら、屋敷を放棄して全員脱出するように! これは、君の主としての命令だ!」

 このめいに、オーキスは少し頬を緩ませる。

「ふふ……畏まりました、旦那様」


 皆は転送台に乗る。
 だが、転送台はそれほど広くなく、ぎゅうぎゅう詰めになってしまう。
 その中でカインが顔を赤く染めながらフィナに声を掛けている。

「フィ、フィナ君、できれば後ろを向いてほしいんだけど」
「え、なんで?」
「その、えっとだね……胸が……当たってる」
「胸? ……ああ~、ごめんごめん、それじゃ後ろ向くね」

 フィナは後ろを向く。
 だがしかし、後ろは後ろで、彼女のお尻がちょうどカインの股間の下あたりに触れている。
 カインはなるべく当たらないように腰をグイっと動かし、身体をくの字に折る妙な体勢になっている。
 太めのカインにはかなり堪える姿勢だ。
 その様子を親父が恨めしそうな目で見る。

「旦那、先生は役得ですな……」
「あはは、当の本人は困っているようだがな」


 そこにレイが柔らかな言葉を差し込む。
「ふふ、ヴァンナスを敵に回してこれからどうなるかわからないという状況なのに、皆さんからは余裕を感じられるね」
「そうだな。私たちは苦難を何度も乗り越えてきた。だから、仲間たちと一緒なら、なんだって乗り越えられる。そう、感じられるんだ」

 私はそう言って、研究所があると思われる方角へ顔を向ける。
 顔には大切な仲間を思い寂しさが浮かぶ。
 それを心配して、エクアがそっと言葉をかけてくる。


「ギウさんのことですね?」
「ああ。まだ、実感はないが彼は……」

「ケント様……」


 百合さんの雰囲気からギウは、もう、いない。
 
 彼は、私が失意を胸にトーワに訪れて、初めて出会った友。
 彼はずっと、私のそばにいて支え続けてくれた。
 釣りの場所を教えてくれて、料理を振舞ってくれて、城の片づけを手伝ってくれて、私を守るために戦ってくれた。
 そんな彼を、何の前触れもなく失ってしまった。

 そこには、友を失った悲しみはない。
 あまりの出来事で、現実感がいまだない。


「だけど、ギウは、もういないんだな……」

 
 呟いた言葉が一気に現実という感覚を呼び起こした。
 私は涙を一筋落とし、すぐに拭い去る。

 そして、私にどう言葉をかけていいかわからず口元を惑わしているエクアへ声を掛けた。
 そのエクアも瞳には涙を浮かべてる……。


「な~に、百合さんは言っていた。ギウにはもう一度会えると。その時に、その時に、その時に……」

 何を話せばいいのだろうか?
 お礼?
 別れの言葉?
 わからない。
 でも、もう一度会える。その時になったら、その時の私の心を彼にぶつけよう。


 私は僅かに潤んだ銀眼をオーキスへ向ける。

「オーキス、君も無茶をするなよ」
「もちろんでございます」
「うん、では、また会おう……転送を」

 オーキスは無言で会釈して、モニターに指先を当てる。
 すると、景色がぼやけ、光が瞳を染めると次に暗転。
 闇から光差し込むと、私たちは荒れ果てた大地の上に立っていた。
しおりを挟む
感想 33

あなたにおすすめの小説

精霊に愛される(呪いにもにた愛)少女~全属性の加護を貰う~

如月花恋
ファンタジー
今この世界にはたくさんの精霊がいる その精霊達から生まれた瞬間に加護を貰う 稀に2つ以上の属性の2体の精霊から加護を貰うことがある まぁ大体は親の属性を受け継ぐのだが… だが…全属性の加護を貰うなど不可能とされてきた… そんな時に生まれたシャルロッテ 全属性の加護を持つ少女 いったいこれからどうなるのか…

第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。

黒ハット
ファンタジー
 前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。  

処刑前夜に逃亡した悪役令嬢、五年後に氷の公爵様に捕まる〜冷徹旦那様が溺愛パパに豹変しましたが私の抱いている赤ちゃん実は人生2周目です〜

放浪人
恋愛
「処刑されるなんて真っ平ごめんです!」 無実の罪で投獄された悪役令嬢レティシア(中身は元社畜のアラサー日本人)は、処刑前夜、お腹の子供と共に脱獄し、辺境の田舎村へ逃亡した。 それから五年。薬師として穏やかに暮らしていた彼女のもとに、かつて自分を冷遇し、処刑を命じた夫――「氷の公爵」アレクセイが現れる。 殺される!と震えるレティシアだったが、再会した彼は地面に頭を擦り付け、まさかの溺愛キャラに豹変していて!? 「愛しているレティシア! 二度と離さない!」 「(顔が怖いです公爵様……!)」 不器用すぎて顔が怖い旦那様の暴走する溺愛。 そして、二人の息子であるシオン(1歳)は、実は前世で魔王を倒した「英雄」の生まれ変わりだった! 「パパとママは僕が守る(物理)」 最強の赤ちゃんが裏で暗躍し、聖女(自称)の陰謀も、帝国の侵略も、古代兵器も、ガラガラ一振りで粉砕していく。

剣ぺろ伝説〜悪役貴族に転生してしまったが別にどうでもいい〜

みっちゃん
ファンタジー
俺こと「天城剣介」は22歳の日に交通事故で死んでしまった。 …しかし目を覚ますと、俺は知らない女性に抱っこされていた! 「元気に育ってねぇクロウ」 (…クロウ…ってまさか!?) そうここは自分がやっていた恋愛RPGゲーム 「ラグナロク•オリジン」と言う学園と世界を舞台にした超大型シナリオゲームだ そんな世界に転生して真っ先に気がついたのは"クロウ"と言う名前、そう彼こそ主人公の攻略対象の女性を付け狙う、ゲーム史上最も嫌われている悪役貴族、それが 「クロウ•チューリア」だ ありとあらゆる人々のヘイトを貯める行動をして最後には全てに裏切られてザマァをされ、辺境に捨てられて惨めな日々を送る羽目になる、そう言う運命なのだが、彼は思う 運命を変えて仕舞えば物語は大きく変わる "バタフライ効果"と言う事を思い出し彼は誓う 「ザマァされた後にのんびりスローライフを送ろう!」と! その為に彼がまず行うのはこのゲーム唯一の「バグ技」…"剣ぺろ"だ 剣ぺろと言う「バグ技」は "剣を舐めるとステータスのどれかが1上がるバグ"だ この物語は 剣ぺろバグを使い優雅なスローライフを目指そうと奮闘する悪役貴族の物語 (自分は学園編のみ登場してそこからは全く登場しない、ならそれ以降はのんびりと暮らせば良いんだ!) しかしこれがフラグになる事を彼はまだ知らない

お前には才能が無いと言われて公爵家から追放された俺は、前世が最強職【奪盗術師】だったことを思い出す ~今さら謝られても、もう遅い~

志鷹 志紀
ファンタジー
「お前には才能がない」 この俺アルカは、父にそう言われて、公爵家から追放された。 父からは無能と蔑まれ、兄からは酷いいじめを受ける日々。 ようやくそんな日々と別れられ、少しばかり嬉しいが……これからどうしようか。 今後の不安に悩んでいると、突如として俺の脳内に記憶が流れた。 その時、前世が最強の【奪盗術師】だったことを思い出したのだ。

【完結】帝国から追放された最強のチーム、リミッター外して無双する

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】  スペイゴール大陸最強の帝国、ユハ帝国。  帝国に仕え、最強の戦力を誇っていたチーム、『デイブレイク』は、突然議会から追放を言い渡される。  しかし帝国は気づいていなかった。彼らの力が帝国を拡大し、恐るべき戦力を誇示していたことに。  自由になった『デイブレイク』のメンバー、エルフのクリス、バランス型のアキラ、強大な魔力を宿すジャック、杖さばきの達人ランラン、絶世の美女シエナは、今まで抑えていた実力を完全開放し、ゼロからユハ帝国を超える国を建国していく。   ※この世界では、杖と魔法を使って戦闘を行います。しかし、あの稲妻型の傷を持つメガネの少年のように戦うわけではありません。どうやって戦うのかは、本文を読んでのお楽しみです。杖で戦う戦士のことを、本文では杖士(ブレイカー)と描写しています。 ※舞台の雰囲気は中世ヨーロッパ〜近世ヨーロッパに近いです。 〜『デイブレイク』のメンバー紹介〜 ・クリス(男・エルフ・570歳)   チームのリーダー。もともとはエルフの貴族の家系だったため、上品で高潔。白く透明感のある肌に、整った顔立ちである。エルフ特有のとがった耳も特徴的。メンバーからも信頼されているが…… ・アキラ(男・人間・29歳)  杖術、身体能力、頭脳、魔力など、あらゆる面のバランスが取れたチームの主力。独特なユーモアのセンスがあり、ムードメーカーでもある。唯一の弱点が…… ・ジャック(男・人間・34歳)  怪物級の魔力を持つ杖士。その魔力が強大すぎるがゆえに、普段はその魔力を抑え込んでいるため、感情をあまり出さない。チームで唯一の黒人で、ドレッドヘアが特徴的。戦闘で右腕を失って以来義手を装着しているが…… ・ランラン(女・人間・25歳)  優れた杖の腕前を持ち、チームを支える杖士。陽気でチャレンジャーな一面もあり、可愛さも武器である。性格の共通点から、アキラと親しく、親友である。しかし実は…… ・シエナ(女・人間・28歳)  絶世の美女。とはいっても杖士としての実力も高く、アキラと同じくバランス型である。誰もが羨む美貌をもっているが、本人はあまり自信がないらしく、相手の反応を確認しながら静かに話す。あるメンバーのことが……

裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね

魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。 元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、 王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。 代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。 父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。 カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。 その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。 ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。 「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」 そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。 もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。 

えっ、能力なしでパーティ追放された俺が全属性魔法使い!? ~最強のオールラウンダー目指して謙虚に頑張ります~

たかたちひろ【令嬢節約ごはん23日発売】
ファンタジー
コミカライズ10/19(水)開始! 2024/2/21小説本編完結! 旧題:えっ能力なしでパーティー追放された俺が全属性能力者!? 最強のオールラウンダーに成り上がりますが、本人は至って謙虚です ※ 書籍化に伴い、一部範囲のみの公開に切り替えられています。 ※ 書籍化に伴う変更点については、近況ボードを確認ください。 生まれつき、一人一人に魔法属性が付与され、一定の年齢になると使うことができるようになる世界。  伝説の冒険者の息子、タイラー・ソリス(17歳)は、なぜか無属性。 勤勉で真面目な彼はなぜか報われておらず、魔法を使用することができなかった。  代わりに、父親から教わった戦術や、体術を駆使して、パーティーの中でも重要な役割を担っていたが…………。 リーダーからは無能だと疎まれ、パーティーを追放されてしまう。  ダンジョンの中、モンスターを前にして見捨てられたタイラー。ピンチに陥る中で、その血に流れる伝説の冒険者の能力がついに覚醒する。  タイラーは、全属性の魔法をつかいこなせる最強のオールラウンダーだったのだ! その能力のあまりの高さから、あらわれるのが、人より少し遅いだけだった。  タイラーは、その圧倒的な力で、危機を回避。  そこから敵を次々になぎ倒し、最強の冒険者への道を、駆け足で登り出す。  なにせ、初の強モンスターを倒した時点では、まだレベル1だったのだ。 レベルが上がれば最強無双することは約束されていた。 いつか彼は血をも超えていくーー。  さらには、天下一の美女たちに、これでもかと愛されまくることになり、モフモフにゃんにゃんの桃色デイズ。  一方、タイラーを追放したパーティーメンバーはというと。 彼を失ったことにより、チームは瓦解。元々大した力もないのに、タイラーのおかげで過大評価されていたパーティーリーダーは、どんどんと落ちぶれていく。 コメントやお気に入りなど、大変励みになっています。お気軽にお寄せくださいませ! ・12/27〜29 HOTランキング 2位 記録、維持 ・12/28 ハイファンランキング 3位

処理中です...