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第3章~港町での物語~
旅の前にヴァルキリーと話しましょう その4
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さて、いよいよラスボスのご登場だ。その名はレティ。一度捕まれば半日は離してくれない相手だ。今夜は徹夜を決意してレティの部屋に向かった。
ノックをしようとして扉の前に立つと、勝手に開き、椅子に座って手招きするレティが見えてきた。
「こんにちは、いえ、こんばんはかしら?いらっしゃい、シグルズ」
時刻は6時前。俺的にはこんばんはだろうか。
「夜這いにはまだ少し早いわね。さすがのわたくしもまだ寝る準備が出来ていないわ」
「そういう用事じゃないから…入るぞ」
「どうぞ」
同意を得て中に入ると、ドアが勝手に閉まった。鍵穴には氷が詰まっていて、外から開けるならドアを破壊するしかなさそうだ。
そんな命知らずがこのイレギュラーにいるとは思えないが。
「ちょっとばかし時間があるか?」
「ちょっとどころか、いくらでも用意するわ。入浴中でもそのまま出てくるわ」
「そこは流石に服を着てくれ」
レッドラグーン時代、たまたま水浴び中にレティのところに行ってしまい、そのまま半日近く服も着ずにずっと隣にいたことを思い出した。断じて言わせてもらう。何もなかったと。
「あら、お望みならば今すぐにでも脱ぐけれど?」
「お望みじゃないな」
「あら、わたくしの綺麗な柔肌に興味がなくって?」
「目のやり場に困って逃げ出すかもしれないぞ」
教えてくれ偉い人。もし目の前の女の子がいきなり服を脱ぎ出したらどうしたらいいのかを。
「ちょっと真面目な話があって着たんだ。狂わないで聞いて欲しい」
「わたくしが急に狂うはずがないじゃない」
それもそうだ。元々狂っている。
さて、どう切り出したものか。期間未定で会えないなんて伝えたら、どんな反応を見せるのか想像がつかない。下手すれば、明後日の出立に間に合わなくなるかも知れない。
「何をもったいぶっているの?」
「実はな、しばらく出掛けることになった」
「誰と?」
まっさきにそこを聞かれるとは思っていなかった。ここでの受け答えは重要だ。
悩んだ末、普通に答えることを選択した。あとはなるようになれだ!
「ティアだ」
「踊り子の子よね?」
「え、ああそうだけど…レティの前で言ったことあるっけ?」
ヴァルキリーなら見たら分かるのか?レティは水属性の加護を持っている。踊り子のと言う水商売とは通じ合うところもあるのかもしれない。
「そう、気をつけて行ってきてね」
「分かった。ありがとう…え!?」
今なんて言った!?
「気をつけて行ってきてね…あら、何だか新妻みたいで良いわね」
「そ、そうだな?」
新妻とかそんなのはどうでもいい。それよりもだ、レティが俺を止めなかっただと?
いつもなら今頃、背中に爪が8本ほど食い込んでいるはずだが、レティは椅子に座ったままだ。
「えーっと…帰っていいんだよな?あとから怒ったりしないよな?」
「あら、今日はやけに積極的ね。一晩泊まっていく?」
「いや、遠慮しておくよ。ゆっくり体を休めたいし」
「それじゃあシグルズ、頑張って。また二日後ぐらいに会いましょう」
二日後は出立の日だ。見送りに来てくれると言うことだろうか?
あまり長居し過ぎると出られなくなりそうなので、おとなしく部屋を後にした。
これにて、ヴァルキリー達に俺がしばらくいなくなることを伝え終わった。
丸々2日はかかることは覚悟していたが、1日で終わってしまった。
ノックをしようとして扉の前に立つと、勝手に開き、椅子に座って手招きするレティが見えてきた。
「こんにちは、いえ、こんばんはかしら?いらっしゃい、シグルズ」
時刻は6時前。俺的にはこんばんはだろうか。
「夜這いにはまだ少し早いわね。さすがのわたくしもまだ寝る準備が出来ていないわ」
「そういう用事じゃないから…入るぞ」
「どうぞ」
同意を得て中に入ると、ドアが勝手に閉まった。鍵穴には氷が詰まっていて、外から開けるならドアを破壊するしかなさそうだ。
そんな命知らずがこのイレギュラーにいるとは思えないが。
「ちょっとばかし時間があるか?」
「ちょっとどころか、いくらでも用意するわ。入浴中でもそのまま出てくるわ」
「そこは流石に服を着てくれ」
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「あら、お望みならば今すぐにでも脱ぐけれど?」
「お望みじゃないな」
「あら、わたくしの綺麗な柔肌に興味がなくって?」
「目のやり場に困って逃げ出すかもしれないぞ」
教えてくれ偉い人。もし目の前の女の子がいきなり服を脱ぎ出したらどうしたらいいのかを。
「ちょっと真面目な話があって着たんだ。狂わないで聞いて欲しい」
「わたくしが急に狂うはずがないじゃない」
それもそうだ。元々狂っている。
さて、どう切り出したものか。期間未定で会えないなんて伝えたら、どんな反応を見せるのか想像がつかない。下手すれば、明後日の出立に間に合わなくなるかも知れない。
「何をもったいぶっているの?」
「実はな、しばらく出掛けることになった」
「誰と?」
まっさきにそこを聞かれるとは思っていなかった。ここでの受け答えは重要だ。
悩んだ末、普通に答えることを選択した。あとはなるようになれだ!
「ティアだ」
「踊り子の子よね?」
「え、ああそうだけど…レティの前で言ったことあるっけ?」
ヴァルキリーなら見たら分かるのか?レティは水属性の加護を持っている。踊り子のと言う水商売とは通じ合うところもあるのかもしれない。
「そう、気をつけて行ってきてね」
「分かった。ありがとう…え!?」
今なんて言った!?
「気をつけて行ってきてね…あら、何だか新妻みたいで良いわね」
「そ、そうだな?」
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いつもなら今頃、背中に爪が8本ほど食い込んでいるはずだが、レティは椅子に座ったままだ。
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あまり長居し過ぎると出られなくなりそうなので、おとなしく部屋を後にした。
これにて、ヴァルキリー達に俺がしばらくいなくなることを伝え終わった。
丸々2日はかかることは覚悟していたが、1日で終わってしまった。
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