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第一章
第4話:私物売却
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私は食糧購入のために私物を売り払う事にしました。
元聖女の愛用品を即売するための競売会を開催したのです。
流石に下着などの肌着を売る事はできませんが、個人的に購入した聖女の衣装などは、私個人の所有物ですから、売ってもとがめられません。
想定外の大人数になってしまい、移動に必要な馬車やキャンプ道具、食糧を購入しなければいけませんから、競売会を開催する余裕がありました。
私物は、私が想像していた数十倍の値で売ることができました。
お陰で側仕えの修道女と孤児たちの食糧は確保できたのですが、三日間王都に留まったために、私が追放されたという情報が、庶民や貧民にまで広まりました。
私を追放するような、この国の先行きを悲観して、私に付いていきたいと言う者たち者たちが現れてしまい、王都を出ていく人間がどんどん増えてしまいました。
私物を売って、ようやく集めた食糧ですが、連れて行ってくれという庶民や貧民が現れたせいで、集めた食糧では悪魔のダンジョンまでたどり着けなくなってしまいましたが、もう私には食糧を購入する費用などありませんでした。
何か金策ができないかと思っていた私の元に、王太子から直ぐに王都を出て行くようにという、督促の使者がやってきました。
使者の口ぶりから、なかなか王都を出て行かない私に苛立ったポーラが、王太子に言わせたようなので、急いで出ていくことにしました。
私が準備不足でも出ていくことを決めた理由は、民が殺されるのを防ぐためです。
民の食糧が確保できないから出て行けないとポーラが知れば、民を殺して食糧を確保する必要がないようにするはずです。
あの悪女なら、平気でそれくらいの事は考え実行します。
憶病で愚かで酷薄な王太子は、私を殺す天罰は畏れても、民を虐殺した事による天罰は想像もしないでしょう。
王太子はそれくらい愚かで身勝手なのです。
「みゃぁあああぁ」
「ごめんね、ミーちゃん。
今までみたいに静かな環境で暮らさせてあげることができなくなったの」
私に甘えて脚に身体を擦り付ける元野良猫、ミーちゃんを抱き上げました。
抱き上げながらミーちゃんに心から謝りました。
元野良猫のミーちゃんは、私以外の人間をとても嫌っています。
昔から仕えている側仕えの修道女であろうと、私に近づくのを許しません。
元野良猫らしく自由人で、気の向いた時しか私の側にはいませんが、側にいる時は私を独占しようとするのです。
正直私はこれでミーちゃんとはお別れだと思っていました。
自由なミーちゃんが、多くの人間と一緒に移住するとは思えなかったからです。
でも、私の想像は外れました、いえ、遥か斜め上の想像外の事件を起こしました。
ただの野良猫だと思っていたミーちゃんは、特別な存在だったのです。
元聖女の愛用品を即売するための競売会を開催したのです。
流石に下着などの肌着を売る事はできませんが、個人的に購入した聖女の衣装などは、私個人の所有物ですから、売ってもとがめられません。
想定外の大人数になってしまい、移動に必要な馬車やキャンプ道具、食糧を購入しなければいけませんから、競売会を開催する余裕がありました。
私物は、私が想像していた数十倍の値で売ることができました。
お陰で側仕えの修道女と孤児たちの食糧は確保できたのですが、三日間王都に留まったために、私が追放されたという情報が、庶民や貧民にまで広まりました。
私を追放するような、この国の先行きを悲観して、私に付いていきたいと言う者たち者たちが現れてしまい、王都を出ていく人間がどんどん増えてしまいました。
私物を売って、ようやく集めた食糧ですが、連れて行ってくれという庶民や貧民が現れたせいで、集めた食糧では悪魔のダンジョンまでたどり着けなくなってしまいましたが、もう私には食糧を購入する費用などありませんでした。
何か金策ができないかと思っていた私の元に、王太子から直ぐに王都を出て行くようにという、督促の使者がやってきました。
使者の口ぶりから、なかなか王都を出て行かない私に苛立ったポーラが、王太子に言わせたようなので、急いで出ていくことにしました。
私が準備不足でも出ていくことを決めた理由は、民が殺されるのを防ぐためです。
民の食糧が確保できないから出て行けないとポーラが知れば、民を殺して食糧を確保する必要がないようにするはずです。
あの悪女なら、平気でそれくらいの事は考え実行します。
憶病で愚かで酷薄な王太子は、私を殺す天罰は畏れても、民を虐殺した事による天罰は想像もしないでしょう。
王太子はそれくらい愚かで身勝手なのです。
「みゃぁあああぁ」
「ごめんね、ミーちゃん。
今までみたいに静かな環境で暮らさせてあげることができなくなったの」
私に甘えて脚に身体を擦り付ける元野良猫、ミーちゃんを抱き上げました。
抱き上げながらミーちゃんに心から謝りました。
元野良猫のミーちゃんは、私以外の人間をとても嫌っています。
昔から仕えている側仕えの修道女であろうと、私に近づくのを許しません。
元野良猫らしく自由人で、気の向いた時しか私の側にはいませんが、側にいる時は私を独占しようとするのです。
正直私はこれでミーちゃんとはお別れだと思っていました。
自由なミーちゃんが、多くの人間と一緒に移住するとは思えなかったからです。
でも、私の想像は外れました、いえ、遥か斜め上の想像外の事件を起こしました。
ただの野良猫だと思っていたミーちゃんは、特別な存在だったのです。
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