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第2章 異世界帰還でざまぁ編
第67話 おっさん、山田ダンジョン大暴落につけ込む
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翌日の新聞の見出しは山田ダンジョンコーポレーション大暴落だった。
俺は株の収益で50億近い金を手に入れた。
この金の使い道は決まっている。
山田ダンジョンを買い取るのだ。
ダンジョンをどうして買い取るのかというと夢を見たのだ。
その夢は。
「地球初のダンジョン制覇、おめでとうございます」
「おう、ありがとよ」
俺の目の前にピクシーが浮かんでいた。
これが異世界の昔話にあった本物のピクシーか。
「ダンジョンをもっと制覇してほしいのです」
「今のレベルだと簡単だけどな。理由を聞かせてくれるか」
「ダンジョンは余剰魔力を消費する仕組みです。本当は植物がそれを担っていたのですが」
「植物は減少の一途だからな」
「ええ。それで地球の意思は人類に試練を与えました。ダンジョンを制覇すればモンスターの害を抑えようと」
「という事は、地上のモンスターが溢れるって事か」
「そうですね。悲しい事です」
「もしかして、ゴミをダンジョンに捨ててるのも相当まずいんじゃ」
「ええ、余剰魔力の量を増やしています」
「俺にはどうにもできないな。政治家じゃないし」
「ダンジョンを制覇すれば、余剰魔力が減って滅びの時が遠のきます」
「俺が合図したら山田ダンジョンを元通りに復活させられるか」
「可能です。管理者と念じて頂ければ話は伝わります」
ここで夢が覚めた。
俺は弁護士に頼んで山田ダンジョンの買取交渉をしてもらった。
その時、山田ダンジョンが復活したというニュースが流れた。
一時上がる山田ダンジョンコーポレーションの株。
俺はまたも空売りしまくった。
そして、産出される魔石が10銭ほどのくず魔石だと分かると大暴落。
100億ほどの金を手に入れた。
◆◆◆
気になる事があったので山田ダンジョンに入る。
ハツカネズミのモンスターが出てきたのでスライム溶解液をかけた。
なんともなかった。
対策されたのだな。
他のダンジョンも同じだろう。
糊も駄目だろうな。
まあいいさ。
レベル86もあれば楽勝のはずだ。
最下層に行くと警備員がラスボスの扉の前にいて人を寄せ付けないように警備していた。
ダンジョンコアを守っているのだろう。
俺は出口で意外な人物に会った。
姪の秋穂だった。
「おう、久しぶり」
「本当にお久しぶりです」
まさか殺しにきた訳ではないよな。
「なんの用だ」
「兄さんの事すみません」
「お前に謝ってもらってもな。どうして俺は狙われたんだ」
「遺産の受取人があなただったからです」
「俺? 俺は勘当されたはずじゃ」
「お爺様はおっしゃいました。山田家を継ぐのは無二だと。なんでも大統領を超える器だとかで」
「俺のどこにそんな雰囲気が……待てよ」
ああ、そうか。
異世界でドンパチやったから、戦国武将なみの覇気になったんだろう。
もしくは殺気の凄い奴じゃないだろうか。
「心当たりがおありですのね」
「ちくしょう。遺産なんて要らなかったのに」
「もう山田家は遺産はないでしょう。残ってもダンジョンが出来る前の状態だと思います」
「それで」
「ダンジョンレコーダーの映像からあなたがダンジョンを制覇した事は分かってます。兄さんが聞く耳持ちません。もう、誰にも止められないのでしょう」
「あー、俺は呪いに掛かっているんだ。トラにあったら言っておいてくれ。恨むなら神を恨めと」
ざまぁの呪いなんて言ったところで、どうにもならないのは分かっている。
だがな、神を恨みたくもなる。
「止まるかは分かりませんけど、伝えておきます」
「じゃあな」
弁護士に遺言状を調べさせた。
どうやら親戚中に公開したようで、映像として記録していた者が何人もいる。
受取人は俺で、俺が死んだらトラが受け取る事になっているそうだ。
勘当は試練のつもりだったのだろう。
親父もいらんことを。
いや、遺産に目がくらんで殺人に走ったトラが悪いな。
山田ダンジョン買取計画は続けよう。
事ここに至ってはダンジョンを元通りにして済む話じゃないだろう。
一番いいのはトラが遺産の何分の一かで納得してくれる事だ。
俺は金ならいくらでも稼げる。
だから遺産は均等に分けるのが一番いいと思う。
それが穏便な解決方法だと思うが、そうはいかないのだろうな。
◆◆◆
「ベンケイ。俺を慰めてくれ」
庭で腹を見せるベンケイ。
そうか、もふっていいのか。
もふりながら思った。
異世界に帰ろう。
アルマ達の顔が浮かんだ。
「次元移動」
懐かしの異世界だ。
「泣きそうな顔してるやん」
「ほんとどうしたの」
「事案存在」
「飲もう。飲んで忘れる」
その前に服を着ないと。
俺は株の収益で50億近い金を手に入れた。
この金の使い道は決まっている。
山田ダンジョンを買い取るのだ。
ダンジョンをどうして買い取るのかというと夢を見たのだ。
その夢は。
「地球初のダンジョン制覇、おめでとうございます」
「おう、ありがとよ」
俺の目の前にピクシーが浮かんでいた。
これが異世界の昔話にあった本物のピクシーか。
「ダンジョンをもっと制覇してほしいのです」
「今のレベルだと簡単だけどな。理由を聞かせてくれるか」
「ダンジョンは余剰魔力を消費する仕組みです。本当は植物がそれを担っていたのですが」
「植物は減少の一途だからな」
「ええ。それで地球の意思は人類に試練を与えました。ダンジョンを制覇すればモンスターの害を抑えようと」
「という事は、地上のモンスターが溢れるって事か」
「そうですね。悲しい事です」
「もしかして、ゴミをダンジョンに捨ててるのも相当まずいんじゃ」
「ええ、余剰魔力の量を増やしています」
「俺にはどうにもできないな。政治家じゃないし」
「ダンジョンを制覇すれば、余剰魔力が減って滅びの時が遠のきます」
「俺が合図したら山田ダンジョンを元通りに復活させられるか」
「可能です。管理者と念じて頂ければ話は伝わります」
ここで夢が覚めた。
俺は弁護士に頼んで山田ダンジョンの買取交渉をしてもらった。
その時、山田ダンジョンが復活したというニュースが流れた。
一時上がる山田ダンジョンコーポレーションの株。
俺はまたも空売りしまくった。
そして、産出される魔石が10銭ほどのくず魔石だと分かると大暴落。
100億ほどの金を手に入れた。
◆◆◆
気になる事があったので山田ダンジョンに入る。
ハツカネズミのモンスターが出てきたのでスライム溶解液をかけた。
なんともなかった。
対策されたのだな。
他のダンジョンも同じだろう。
糊も駄目だろうな。
まあいいさ。
レベル86もあれば楽勝のはずだ。
最下層に行くと警備員がラスボスの扉の前にいて人を寄せ付けないように警備していた。
ダンジョンコアを守っているのだろう。
俺は出口で意外な人物に会った。
姪の秋穂だった。
「おう、久しぶり」
「本当にお久しぶりです」
まさか殺しにきた訳ではないよな。
「なんの用だ」
「兄さんの事すみません」
「お前に謝ってもらってもな。どうして俺は狙われたんだ」
「遺産の受取人があなただったからです」
「俺? 俺は勘当されたはずじゃ」
「お爺様はおっしゃいました。山田家を継ぐのは無二だと。なんでも大統領を超える器だとかで」
「俺のどこにそんな雰囲気が……待てよ」
ああ、そうか。
異世界でドンパチやったから、戦国武将なみの覇気になったんだろう。
もしくは殺気の凄い奴じゃないだろうか。
「心当たりがおありですのね」
「ちくしょう。遺産なんて要らなかったのに」
「もう山田家は遺産はないでしょう。残ってもダンジョンが出来る前の状態だと思います」
「それで」
「ダンジョンレコーダーの映像からあなたがダンジョンを制覇した事は分かってます。兄さんが聞く耳持ちません。もう、誰にも止められないのでしょう」
「あー、俺は呪いに掛かっているんだ。トラにあったら言っておいてくれ。恨むなら神を恨めと」
ざまぁの呪いなんて言ったところで、どうにもならないのは分かっている。
だがな、神を恨みたくもなる。
「止まるかは分かりませんけど、伝えておきます」
「じゃあな」
弁護士に遺言状を調べさせた。
どうやら親戚中に公開したようで、映像として記録していた者が何人もいる。
受取人は俺で、俺が死んだらトラが受け取る事になっているそうだ。
勘当は試練のつもりだったのだろう。
親父もいらんことを。
いや、遺産に目がくらんで殺人に走ったトラが悪いな。
山田ダンジョン買取計画は続けよう。
事ここに至ってはダンジョンを元通りにして済む話じゃないだろう。
一番いいのはトラが遺産の何分の一かで納得してくれる事だ。
俺は金ならいくらでも稼げる。
だから遺産は均等に分けるのが一番いいと思う。
それが穏便な解決方法だと思うが、そうはいかないのだろうな。
◆◆◆
「ベンケイ。俺を慰めてくれ」
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そうか、もふっていいのか。
もふりながら思った。
異世界に帰ろう。
アルマ達の顔が浮かんだ。
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その前に服を着ないと。
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