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二年生の一学期
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突然、瑠衣が声を明るく好転させてぴくりと反応した。
「そうだこうしよう。こんど小沢さん誘って遊びに行こう」
「えー、やだよ」陽菜子があからさまにいやな顔をした。
「ひなちっちは来なくてもいいの」
「いじわる」
「なんとでも言って。とりあえず、黒磯で関係は回復したんだから、あとは踏み固めないと」
「関係って、べつに壊れてたわけじゃないでしょ。新しいクラスになって、みんなお互いのポジションを探り合っていて忙しかっただけじゃないの? 放って置いたって、二学期になるまでに元通りだったんじゃない?」
「それじゃあ、なおちんをとられちゃうよ。それでもいいの?」
「なんか、へんにあれよ、あれ」
「わたしは自信を持って言えるわ。本気の本気で本当におうちに持って帰りたいくらい、なおちんが好きなの」
瑠衣はそう言うと奈緒の二の腕に絡みついて、肩にほおずりする。
「ねー」と頭に頬を寄せるこの子とのイチャイチャぶりを見て、陽菜子は赤面を隠すように顔をしかめた。
嘘のように機嫌を直した瑠衣が、念を押すように奈緒の二の腕を何度か引っ張る。
「それじゃあ、予定考えておくから、どっか行こうね」
奈緒は、空いている南の席を見やってから訊く。
「なんでそこまでしてくれるの?」
「なんでってぇ、なおちんが一生懸命だから。来たばかりの頃、孤立していたところを小沢さんに救ってもらったから、その恩返しをしたいんでしょ? わたしは、その心意気に感銘を覚えたのでしたぁ」
奈緒は合点がいった様子だったが、陽菜子は「下心がありそう」と呟いたので、瑠衣はぽかりと叩くそぶりを見せる。
「わたしは仲間はずれなの?」
今度は陽菜子が機嫌を損ねたので、奈緒が慌てて吃音気味に何かを言おうとすると、瑠衣が冷ややかな感じであしらうように口を開く。
「じゃあ、ひなちっちも来る?」
「いや、わたしはいかないけど」
「ほら」
「じゃあ、おみやげ買ってくるね?」奈緒が阿るように伺うと、陽菜子が一笑して「うん」と頷く。
そんな会話をもって、本日のお昼ごはんは幕を閉じた。
「そうだこうしよう。こんど小沢さん誘って遊びに行こう」
「えー、やだよ」陽菜子があからさまにいやな顔をした。
「ひなちっちは来なくてもいいの」
「いじわる」
「なんとでも言って。とりあえず、黒磯で関係は回復したんだから、あとは踏み固めないと」
「関係って、べつに壊れてたわけじゃないでしょ。新しいクラスになって、みんなお互いのポジションを探り合っていて忙しかっただけじゃないの? 放って置いたって、二学期になるまでに元通りだったんじゃない?」
「それじゃあ、なおちんをとられちゃうよ。それでもいいの?」
「なんか、へんにあれよ、あれ」
「わたしは自信を持って言えるわ。本気の本気で本当におうちに持って帰りたいくらい、なおちんが好きなの」
瑠衣はそう言うと奈緒の二の腕に絡みついて、肩にほおずりする。
「ねー」と頭に頬を寄せるこの子とのイチャイチャぶりを見て、陽菜子は赤面を隠すように顔をしかめた。
嘘のように機嫌を直した瑠衣が、念を押すように奈緒の二の腕を何度か引っ張る。
「それじゃあ、予定考えておくから、どっか行こうね」
奈緒は、空いている南の席を見やってから訊く。
「なんでそこまでしてくれるの?」
「なんでってぇ、なおちんが一生懸命だから。来たばかりの頃、孤立していたところを小沢さんに救ってもらったから、その恩返しをしたいんでしょ? わたしは、その心意気に感銘を覚えたのでしたぁ」
奈緒は合点がいった様子だったが、陽菜子は「下心がありそう」と呟いたので、瑠衣はぽかりと叩くそぶりを見せる。
「わたしは仲間はずれなの?」
今度は陽菜子が機嫌を損ねたので、奈緒が慌てて吃音気味に何かを言おうとすると、瑠衣が冷ややかな感じであしらうように口を開く。
「じゃあ、ひなちっちも来る?」
「いや、わたしはいかないけど」
「ほら」
「じゃあ、おみやげ買ってくるね?」奈緒が阿るように伺うと、陽菜子が一笑して「うん」と頷く。
そんな会話をもって、本日のお昼ごはんは幕を閉じた。
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