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天使との遭遇
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ミリィの様子は、ずっと海深く潜っていたかのようだった。ゼィゼィと息を荒げ呼吸もままならない。胸を押さえながら天使を見やる。人間などはるかに及ばない力を有する天使、その強大な力の前に今にも腰を抜かしそうだ。
「下位の天使のくせに、こんなに強いなんて・・・」
爪で黒板を引っ掻いたような叫び声をあげたドミニオンの神気は一気に膨れ上がった。そして、ミリィとの間にある精霊の盾諸共サイコフィールドを破壊しようとする。神気に侵食されたフィールドは、長く持たないことが容易に見て取れる。
神気の放出を止めさせようとミリィが右手を構えると、無防備な格好でいるドミニオンの目の前で光の線が四方八方からその中心に集まりだし、小さな球体を形成していく。
ミリィが指を鳴らすと、球体の中心に向かって流れていた光は外側へ向かい流れ出し、スパークルブラストが炸裂した。
仰け反った態勢を立て直す時間を与えることなく、ミリィは炎を想像してドミニオンの周辺で実体化させる。
「ジャキャァァァァァ!!」
ドミニオンは、初めて声と認識できる叫び声をあげた。
「もしかしたら、倒せるかもしれない!」
サイコエネルギーで巻き起こった炎の中でのた打ち回る姿を見て、少し希望が見えてきた。
「雑魚のくせして、調子に乗るな~~~~っっ!!」
「うっそ~? 喋ったぁ!?」
「喋るわボケ~!! もう許さん、全力でぶっ殺す!!」
「どしぇ~」
今までの凍えるように冷たかった顔は怒りに満ち満ちた表情となり、ミリィをにらみつける。本気になったドミニオンの神気はまたも膨れ上がった。瞬時に精霊の盾を破壊し、サイコフィールドを両手で押しつぶそうとする。
「ひぇ~っ」
平常心を失っているのかミリィは矢を実体化させ、ドミニオンめがけて何十発も連射する。しかし、光体にダメージを与えることのないただの物質の矢では一切効果はない。その間に球体のサイコフィールドは異様な形にゆがむ。
ゴブリンたちも手伝いフィールドを保とうとするが、ミリィや邪霊の力ではどうすることもできず、フィールドは消えかかる。
「私は大丈夫だから、サラたちを何とかしてあげて!!」
ミリィの言葉をゴブリンの頭でも理解できるよう邪霊が訳して耳元でささやくと、急いでサラたちのほうへ精霊の楯を張りに向かう。
邪霊の援護のなくなったフィールドは、時を置かずして握りつぶされ消滅した。それと同時に、ミリィは右手にソニックブレード、左手にソニッククロウを作り、ドミニオンの胸から腹にかけて、十字に大きく切りつける。
「そんなの効くかっ!!」
ドカッ
「ぎゃっ!」
思いっきり頬を殴りつけられたミリィは、受身を取ることもできずに地べたに倒れこんだ。肉体という鎧に包まれて入るが、確実に魂はダメージを受けている。
肉体のない天使は、鉄をも溶かす高温の神の火や神術を使わなければ、肉体を傷つけることはできない。しかし、光体や魔体で肉体を殴りつけるという行為は、魂を殴りつける行為に等しい。あまり殴られつづけるとやがて魂は完全に殲滅され、力の源を失った肉体は植物人間と化し、滅んでいってしまう。
ミリィの攻撃によりぱっくり開いた十字の傷口は、何事もなかったかのようにくっつき、すぐに消えてしまった。痕さえ残っていない。本当にダメージは受けていないようだ。だが、ミリィのほうは魂が困憊し、立つのもやっとだった。
「下位の天使のくせに、こんなに強いなんて・・・」
爪で黒板を引っ掻いたような叫び声をあげたドミニオンの神気は一気に膨れ上がった。そして、ミリィとの間にある精霊の盾諸共サイコフィールドを破壊しようとする。神気に侵食されたフィールドは、長く持たないことが容易に見て取れる。
神気の放出を止めさせようとミリィが右手を構えると、無防備な格好でいるドミニオンの目の前で光の線が四方八方からその中心に集まりだし、小さな球体を形成していく。
ミリィが指を鳴らすと、球体の中心に向かって流れていた光は外側へ向かい流れ出し、スパークルブラストが炸裂した。
仰け反った態勢を立て直す時間を与えることなく、ミリィは炎を想像してドミニオンの周辺で実体化させる。
「ジャキャァァァァァ!!」
ドミニオンは、初めて声と認識できる叫び声をあげた。
「もしかしたら、倒せるかもしれない!」
サイコエネルギーで巻き起こった炎の中でのた打ち回る姿を見て、少し希望が見えてきた。
「雑魚のくせして、調子に乗るな~~~~っっ!!」
「うっそ~? 喋ったぁ!?」
「喋るわボケ~!! もう許さん、全力でぶっ殺す!!」
「どしぇ~」
今までの凍えるように冷たかった顔は怒りに満ち満ちた表情となり、ミリィをにらみつける。本気になったドミニオンの神気はまたも膨れ上がった。瞬時に精霊の盾を破壊し、サイコフィールドを両手で押しつぶそうとする。
「ひぇ~っ」
平常心を失っているのかミリィは矢を実体化させ、ドミニオンめがけて何十発も連射する。しかし、光体にダメージを与えることのないただの物質の矢では一切効果はない。その間に球体のサイコフィールドは異様な形にゆがむ。
ゴブリンたちも手伝いフィールドを保とうとするが、ミリィや邪霊の力ではどうすることもできず、フィールドは消えかかる。
「私は大丈夫だから、サラたちを何とかしてあげて!!」
ミリィの言葉をゴブリンの頭でも理解できるよう邪霊が訳して耳元でささやくと、急いでサラたちのほうへ精霊の楯を張りに向かう。
邪霊の援護のなくなったフィールドは、時を置かずして握りつぶされ消滅した。それと同時に、ミリィは右手にソニックブレード、左手にソニッククロウを作り、ドミニオンの胸から腹にかけて、十字に大きく切りつける。
「そんなの効くかっ!!」
ドカッ
「ぎゃっ!」
思いっきり頬を殴りつけられたミリィは、受身を取ることもできずに地べたに倒れこんだ。肉体という鎧に包まれて入るが、確実に魂はダメージを受けている。
肉体のない天使は、鉄をも溶かす高温の神の火や神術を使わなければ、肉体を傷つけることはできない。しかし、光体や魔体で肉体を殴りつけるという行為は、魂を殴りつける行為に等しい。あまり殴られつづけるとやがて魂は完全に殲滅され、力の源を失った肉体は植物人間と化し、滅んでいってしまう。
ミリィの攻撃によりぱっくり開いた十字の傷口は、何事もなかったかのようにくっつき、すぐに消えてしまった。痕さえ残っていない。本当にダメージは受けていないようだ。だが、ミリィのほうは魂が困憊し、立つのもやっとだった。
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