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天使との遭遇
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「私の美しいボディに一瞬でも傷をつけるとは、絶対に許さん! 死を持って償え~!!」
「許せないってのはさっき聞いたし、はなっから殺す気だったんでしょ? 分かりきったこと言わないでよ!! 頭悪いんじゃないの!?」
「かぁ~っ、ウルサイッ! 揚げ足を取るんじゃない!!」
低レベルな会話・・・もとい、ミリィの時間稼ぎのおかげで、みんなは我を取り戻すことができた。
「お前が攻撃してこないので、私の神力は溜まりに溜まっているぞ!!」
「げっ、やばいかも・・・」
「やばいどころではないわっ! 骨も残らず吹き飛ばされるがいい!!」
ドミニオンの光体から発せられた光は、ミリィめがけて構えた両手の手のひらの前で、球体になっていく。
「死ねーッ!!」
しかし、放たれた神気の固まりは一瞬のうちに分解され、消えてしまった。
「なっ? どういうことだ!!」
何事がおきたのかと辺りを見渡すドミニオンは、その原因となった女をすぐに突き止め睨みつけた。
「精霊石で結界を張りました。貴方の神力は、もう使えません」
「サラ!!」
たった1人で強大な力を持つ天使と戦っていたミリィにとって、サラたちの復活はとても心強かった。
「そんなもの、無理やり壊してやるわ!!」
光体内部で神力を増幅させ、結界を構成する空間を破壊しようと神気を無理やり放出させる。
「なんちゃって剣士行きます!!」
レイピアを抜いたサラは、よーいドンのポーズをとった。それを見た騎士の1人が言う。
「サラ殿・・・、剣に霊力を上乗せしなければ、いくら清水でコーティングした剣でも倒せませんよ」
「えぇ~? そうなんですか~? そじゃあ私には倒せません!!」
ちょっと恥をかいたサラは、顔を赤らめている。
「我々が楯となる。その間に、強力な精霊呪文を!!」
騎士たちは剣を抜き、サラの周りに集まってきた。
「ん~、剣がいいな~」
「・・・・・」(一同)
一瞬、コイツは・・・、と思った騎士たちであったが、すぐに気を取り直した。
「・・・まあ、それはそれ!! 我々フィーリアン騎士と・・・ゴブリンの名にかけて、2人をお守りするのだ!!」
ラングを含めた11人の騎士と10数匹のゴブリンは、一斉にドミニオンに突っ込む。霊力を放出して攻撃をくわえるが、実戦経験の乏しいフィーリアンの騎士には、少し傷つけることしかできない。ゴブリンのほうは、霊的側面を担う邪霊が防御に徹しているため、攻撃面においては、まったく役立たずで無意味である。
精霊の楯も厳しい状況にあり、ローナイトとゴブリンは、次々と倒れていった。森の中から、ゴブリンやトロル、完全な夜行性のオークまでが現れ加勢し、なんとか精霊の盾は保たれていた。
「許せないってのはさっき聞いたし、はなっから殺す気だったんでしょ? 分かりきったこと言わないでよ!! 頭悪いんじゃないの!?」
「かぁ~っ、ウルサイッ! 揚げ足を取るんじゃない!!」
低レベルな会話・・・もとい、ミリィの時間稼ぎのおかげで、みんなは我を取り戻すことができた。
「お前が攻撃してこないので、私の神力は溜まりに溜まっているぞ!!」
「げっ、やばいかも・・・」
「やばいどころではないわっ! 骨も残らず吹き飛ばされるがいい!!」
ドミニオンの光体から発せられた光は、ミリィめがけて構えた両手の手のひらの前で、球体になっていく。
「死ねーッ!!」
しかし、放たれた神気の固まりは一瞬のうちに分解され、消えてしまった。
「なっ? どういうことだ!!」
何事がおきたのかと辺りを見渡すドミニオンは、その原因となった女をすぐに突き止め睨みつけた。
「精霊石で結界を張りました。貴方の神力は、もう使えません」
「サラ!!」
たった1人で強大な力を持つ天使と戦っていたミリィにとって、サラたちの復活はとても心強かった。
「そんなもの、無理やり壊してやるわ!!」
光体内部で神力を増幅させ、結界を構成する空間を破壊しようと神気を無理やり放出させる。
「なんちゃって剣士行きます!!」
レイピアを抜いたサラは、よーいドンのポーズをとった。それを見た騎士の1人が言う。
「サラ殿・・・、剣に霊力を上乗せしなければ、いくら清水でコーティングした剣でも倒せませんよ」
「えぇ~? そうなんですか~? そじゃあ私には倒せません!!」
ちょっと恥をかいたサラは、顔を赤らめている。
「我々が楯となる。その間に、強力な精霊呪文を!!」
騎士たちは剣を抜き、サラの周りに集まってきた。
「ん~、剣がいいな~」
「・・・・・」(一同)
一瞬、コイツは・・・、と思った騎士たちであったが、すぐに気を取り直した。
「・・・まあ、それはそれ!! 我々フィーリアン騎士と・・・ゴブリンの名にかけて、2人をお守りするのだ!!」
ラングを含めた11人の騎士と10数匹のゴブリンは、一斉にドミニオンに突っ込む。霊力を放出して攻撃をくわえるが、実戦経験の乏しいフィーリアンの騎士には、少し傷つけることしかできない。ゴブリンのほうは、霊的側面を担う邪霊が防御に徹しているため、攻撃面においては、まったく役立たずで無意味である。
精霊の楯も厳しい状況にあり、ローナイトとゴブリンは、次々と倒れていった。森の中から、ゴブリンやトロル、完全な夜行性のオークまでが現れ加勢し、なんとか精霊の盾は保たれていた。
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