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悪魔
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先に目を覚ましたのはミリィのほうだった。
底が砂だったため、死なずにすんだみたいだ。少し痛めた足を庇いながら、真っ暗な部屋の中、サラを探すため歩き出した。
「むぎゅ」
「・・・? 何か聞こえたかな?」
しゃがみこんで足元を探ってみたが、砂しか手に触れるものはない。ミリィはまた歩き出した。
「むぎゅ、ぎゃ」
「・・・! まさかっ!!」
急いで砂をかきわけてみると、案の定、目を回したサラが出てきた。
「だっ! 大丈夫!? サラ~!!」
「ら・・・らひ・・ひょ~ぶ~・・・」
目を覚まして(?)くれたため火の精霊への干渉が復活し、辺りが明るくなった。
火の明かりに少しほっとしたミリィが、ふと目線を下げるとサラが何か持っている。ミリィの問いに、サラが手を上げると、白骨化した腕が出てきた。
「ミミミミ、ミリィさん!!」
「な、何?」
慌てふためくサラの声にびっくりしながらも、平常心を装った。
「わたしたちも、こうなっちゃうんですか~?」
「この部屋を作ったときに隠し通路も造っておくのは、常識(小説の中だと・・・)――かもしれないでしょ」
「かもしれないじゃ困りますぅ~!!」
照らし出された部屋の中を見渡すと、砂の中から白と青の布が覗いていた。
「・・・? これ、ラーミお婆が大事にしまっている昔の服に似てますよ!! もしかしたら、サイキックナイトなんじゃ・・・」
明らかに、本で見た昔のサイキックナイトのローブだ。ミリィの服と同じ様な背中がの部分が長い、軍使用のブレザーコートも出てきたことから、エスプスのものであることが分かる。
「ミリィさんじゃ、ここから出れないー!!」
サイキックナイトでも出れないのに、エスパークラス・・・、といっても、国王から位も頂いていないミリィに、ここから出る術はないと、大きな声で泣きわめくサラをなだめながら、ミリィは出口を探す。だが周りには壁しか見えない。罠に引っかかって落ちたのだから、出口があるはずもないだろう。
壁の近くを調べるが、何か仕掛けがある様子はない。一周しそうになった瞬間、ズボッと、サラの体が、半分くらい砂にはまった。
「み、ミリィさ~ん、助けて~!!」
「・・・!!」
ミリィは、サラに手を伸ばして助けると思いきや、思いっきり砂の中に押し込んだ。
「なっ!? 何するんですか~!!」
「我慢なさい!!」
「こっ! 殺される~!!」
ザザザザザー
「・・・サラー、生きてるー?」
「ミリィさーん、ここに道がありますよー」
ミリィは、砂をかき分けながら、下りてきた。
「わたしってすごいでしょ?」
「ミリィさん、すごいです!!」
偶然と知ってか知らずか、サラはミリィを褒めちぎった。
落とし穴の底が砂で埋まっていたのは、たぶん、ここを訪れたサイキックナイトが落ちたときに実体化させたものだろう。ミリィたちと同じようにグラノズンと戦い、その強さに逃げ出したのだろう、とミリィは予想した。上の部屋で見たローブは、昔といってもそれほど昔のものではない。少なくとも、ここが廃墟となった後だろう。
何はともあれ、床が抜けていたおかげで2人は白骨死体にならずにすんだ。
底が砂だったため、死なずにすんだみたいだ。少し痛めた足を庇いながら、真っ暗な部屋の中、サラを探すため歩き出した。
「むぎゅ」
「・・・? 何か聞こえたかな?」
しゃがみこんで足元を探ってみたが、砂しか手に触れるものはない。ミリィはまた歩き出した。
「むぎゅ、ぎゃ」
「・・・! まさかっ!!」
急いで砂をかきわけてみると、案の定、目を回したサラが出てきた。
「だっ! 大丈夫!? サラ~!!」
「ら・・・らひ・・ひょ~ぶ~・・・」
目を覚まして(?)くれたため火の精霊への干渉が復活し、辺りが明るくなった。
火の明かりに少しほっとしたミリィが、ふと目線を下げるとサラが何か持っている。ミリィの問いに、サラが手を上げると、白骨化した腕が出てきた。
「ミミミミ、ミリィさん!!」
「な、何?」
慌てふためくサラの声にびっくりしながらも、平常心を装った。
「わたしたちも、こうなっちゃうんですか~?」
「この部屋を作ったときに隠し通路も造っておくのは、常識(小説の中だと・・・)――かもしれないでしょ」
「かもしれないじゃ困りますぅ~!!」
照らし出された部屋の中を見渡すと、砂の中から白と青の布が覗いていた。
「・・・? これ、ラーミお婆が大事にしまっている昔の服に似てますよ!! もしかしたら、サイキックナイトなんじゃ・・・」
明らかに、本で見た昔のサイキックナイトのローブだ。ミリィの服と同じ様な背中がの部分が長い、軍使用のブレザーコートも出てきたことから、エスプスのものであることが分かる。
「ミリィさんじゃ、ここから出れないー!!」
サイキックナイトでも出れないのに、エスパークラス・・・、といっても、国王から位も頂いていないミリィに、ここから出る術はないと、大きな声で泣きわめくサラをなだめながら、ミリィは出口を探す。だが周りには壁しか見えない。罠に引っかかって落ちたのだから、出口があるはずもないだろう。
壁の近くを調べるが、何か仕掛けがある様子はない。一周しそうになった瞬間、ズボッと、サラの体が、半分くらい砂にはまった。
「み、ミリィさ~ん、助けて~!!」
「・・・!!」
ミリィは、サラに手を伸ばして助けると思いきや、思いっきり砂の中に押し込んだ。
「なっ!? 何するんですか~!!」
「我慢なさい!!」
「こっ! 殺される~!!」
ザザザザザー
「・・・サラー、生きてるー?」
「ミリィさーん、ここに道がありますよー」
ミリィは、砂をかき分けながら、下りてきた。
「わたしってすごいでしょ?」
「ミリィさん、すごいです!!」
偶然と知ってか知らずか、サラはミリィを褒めちぎった。
落とし穴の底が砂で埋まっていたのは、たぶん、ここを訪れたサイキックナイトが落ちたときに実体化させたものだろう。ミリィたちと同じようにグラノズンと戦い、その強さに逃げ出したのだろう、とミリィは予想した。上の部屋で見たローブは、昔といってもそれほど昔のものではない。少なくとも、ここが廃墟となった後だろう。
何はともあれ、床が抜けていたおかげで2人は白骨死体にならずにすんだ。
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