426 / 514
モモタとママと虹の架け橋
第五十九話 なくしてはいけないもの
しおりを挟む
お正月が開けてだいぶ経ちました。モモタたちはどこにいるのでしょうか。
実はまだ、最初にお世話になったおじいちゃんのお家にご厄介になっていました。モモタは、キキの生存を信じていたのです。
すぐにでも山の中を探しにいきたかったのですが、雪深い山の中に入れば、たちまちの内に死んでしまうでしょう。ですからそれは出来ませんでした。
蝶々もアゲハちゃんしかいませんから、伝言ゲームが出来ません。冬の間は山鳩たちも出てこないので、山鳩に訊くことも出来ませんでした。
ある日、クジラの伝言を持って、スズメがやってきました。スズメは、クジラが「そろそろ、南に向けて旅立とう」と誘っている、とモモタに言いました。
チュウ太がみんなに訊きます。
「どうする? キキ置いて行くか? あいつ飛べるから一羽でも家に帰れると思うから心配しなくていいと思うけど」
アゲハちゃんが「そうね。今クジラに行かれてしまっては、次の虹の雫を見つけに行くのが大変ね」と言います。
モモタは悩みました。
実は、クジラのシトを助けてしばらくした後、今伝言を持ってきたスズメを通して、仲間を助けたお礼に何かしたい、という申し出があったのです。群れに戻ったシトが、助けてもらった経緯をみんなに話したからです。
何をしてほしいか問われたモモタでしたが、特別してほしことはありません。見返りを求めて助けたわけではなかったからです。しいて言えば、欲しいのは虹の雫ですが、既に手に入っていました。ですから、「お礼を言ってくれるだけでいいよ」と返事をしたのです。
ですが、それでは気がおさまらない、と言うクジラたち。そこでアゲハちゃんが、「それなら、虹の雫の情報を探してきてもらいましょうよ」と提案しました。
クジラたちは快く承諾して、みんなして方々に散っていきます。漁師のおじいちゃんもこれで漁ができる、と大喜び。港に集まっていたホエールウォッチングをしていた人間のみんなも今はいません。
そして、しばらくして戻ってきたクジラは、南の海に浮かぶ島で輝く温泉が出ている、という話を持ってきました。もしかしたら、虹の雫かもしれません。
モモタたちはお礼を言いましたが、クジラたちは、「こんなんじゃお礼にならない」と言って、みんなを南の海まで連れていく、と言い張って聞きません。
そんなクジラたちにモモタは言いました。
「でも、僕たちを守ってオオワシと闘ってくれたオオタカのキキが行方不明なんだ。キキを見つけるまでは、ここを離れられないよ」
一頭のクジラが言いました
「オオワシに狙われて生きているはずないだろう? オオタカじゃ力が違い過ぎて太刀打ちできないらね」
モモタは首を横に振ります。
「キキは空の王者だもん。絶対に帰ってくるよ」
チュウ太もアゲハちゃんも、モモタが信じて待つなら、と一緒に待つことにしました。虹の雫を集めているのはモモタですから、二匹ともモモタの好きにさせたやりたい、と思ってのことです。
ただそれ以外にも、二匹にはここに留まっていていたい理由がありました。この家は、チュウ太が住んでいた人間のお家よりもとてもオンボロだったので、いたるところに隙間がありました。ですから、人間からごはんを失敬するのはたやすいことだったのです。しかも、住んでいたネズミは、猫のモモタと仲が良いチュウ太に一目を置いていましたから、ケンカも吹っかけてきません。
アゲハちゃんのお目当ては、段ボール箱で置いてある大量のみかんです。いつも甘くておいしいミカンのジュースをちゅうちゅう飲んでいました。外はとても寒いのですが、このお家はだるまストーブがあってとてもあったかかったので、外の寒さはそれほど気になりません。
二匹にとって、とってもとーても居心地の良いお家だったのです。
モモタは言いました。
「僕の願い事はとっても大事だけど、キキの方が大事だよ。だって、願い事が叶わなくても今までと一緒だけれど、キキがいなくなったら世界が変わってしまうもの。もし僕がいなくなっていたら、戻ってきたキキが悲しむと思うし―――」
そう言って俯いて、少し間を溜めました。
「―――それに・・・それに――」そう言ってモモタは顔をあげます。「あのお家のこたつはとってもあったかいし、おっきな鮭もおいしいんだもの」
三匹は「ねー」としました。
クジラももう少し待ってくれる、と言ってくれていたのです。
二回目のスズメの伝語を受け取ってからしばらくしたある日、軒下にある自分のお家から、お外を眺めながらみかんジュースを飲んでいたアゲハちゃんが叫びました。
「キキッ! キキだわ! モモちゃん、モモちゃーん」
そう叫びながら、アゲハちゃんがキキに向かって飛んでいきます。チュウ太も屋根裏から下りてきて、お外に出ました。モモタも「にゃあにゃあ」鳴いて窓を開けてもらって、外に走り出ます。
モモタが泣きながら、キキにじゃれつきました。それを見ていたお家の家族の誰かが、「モモがタカ食ってるー」と叫びました。
家族全員が集まってきましたが、モモタとキキはお構いなしにじゃれつきあっています。
キキから経緯を聞いて、モモタたちはそれぞれのお父さんとお母さんに思いをはせました。
アゲハちゃんが「よくこの雪の中で生きていたわね」と言うと、キキが理由を説明し照れました。
朝目覚めたら、雪の穴ぐらの中にいた、と言うのです。キキは、どういう理由で穴ぐらの中で一晩過ごしたかは分からない、と言いますが、だた、眠りについた場所と穴ぐらは同じだった、と言います。
チュウ太が、「話をしたイメルってオオワシじゃないのか?」と言うと、「それなら、鷲掴みにして巣に連れて帰った方が早いわよ」とアゲハちゃんが言いました。
キキが言います。
「とても暖かかったよ。みんなでこの家のおこたに入っている夢まで見たくらいだからね」
「そうか」とモモタ「その夢を見て、自分で掘ったんじゃないの? こたつ布団に潜るようにしてさ。
こたつの存在を知っていたから、生きようとする意志が無意識気に働いて、温まる方法を編み出したのかも」
「なるほどー」とみんな納得です。
モモタたちは、明日クジラと南に旅立つことにしました。今日一日、泊めてくれたお礼に、みんなはそれぞれお返しを考えることにしました。
モモタはお魚屋さんでお魚をもらってきて、アゲハちゃんは蜜を包んでいたために蜜漬けになった花びらを一枚神棚に置きました。チュウ太は、秋に集めたヒマワリの種をお庭に撒きました。
キキは、何をしようか迷っていましたが、雄々しい自らの羽を抜いておじいちゃんのハゲ頭に刺してあげました。もちろん地肌に――ではありません。横に残った白髪にです。
実はまだ、最初にお世話になったおじいちゃんのお家にご厄介になっていました。モモタは、キキの生存を信じていたのです。
すぐにでも山の中を探しにいきたかったのですが、雪深い山の中に入れば、たちまちの内に死んでしまうでしょう。ですからそれは出来ませんでした。
蝶々もアゲハちゃんしかいませんから、伝言ゲームが出来ません。冬の間は山鳩たちも出てこないので、山鳩に訊くことも出来ませんでした。
ある日、クジラの伝言を持って、スズメがやってきました。スズメは、クジラが「そろそろ、南に向けて旅立とう」と誘っている、とモモタに言いました。
チュウ太がみんなに訊きます。
「どうする? キキ置いて行くか? あいつ飛べるから一羽でも家に帰れると思うから心配しなくていいと思うけど」
アゲハちゃんが「そうね。今クジラに行かれてしまっては、次の虹の雫を見つけに行くのが大変ね」と言います。
モモタは悩みました。
実は、クジラのシトを助けてしばらくした後、今伝言を持ってきたスズメを通して、仲間を助けたお礼に何かしたい、という申し出があったのです。群れに戻ったシトが、助けてもらった経緯をみんなに話したからです。
何をしてほしいか問われたモモタでしたが、特別してほしことはありません。見返りを求めて助けたわけではなかったからです。しいて言えば、欲しいのは虹の雫ですが、既に手に入っていました。ですから、「お礼を言ってくれるだけでいいよ」と返事をしたのです。
ですが、それでは気がおさまらない、と言うクジラたち。そこでアゲハちゃんが、「それなら、虹の雫の情報を探してきてもらいましょうよ」と提案しました。
クジラたちは快く承諾して、みんなして方々に散っていきます。漁師のおじいちゃんもこれで漁ができる、と大喜び。港に集まっていたホエールウォッチングをしていた人間のみんなも今はいません。
そして、しばらくして戻ってきたクジラは、南の海に浮かぶ島で輝く温泉が出ている、という話を持ってきました。もしかしたら、虹の雫かもしれません。
モモタたちはお礼を言いましたが、クジラたちは、「こんなんじゃお礼にならない」と言って、みんなを南の海まで連れていく、と言い張って聞きません。
そんなクジラたちにモモタは言いました。
「でも、僕たちを守ってオオワシと闘ってくれたオオタカのキキが行方不明なんだ。キキを見つけるまでは、ここを離れられないよ」
一頭のクジラが言いました
「オオワシに狙われて生きているはずないだろう? オオタカじゃ力が違い過ぎて太刀打ちできないらね」
モモタは首を横に振ります。
「キキは空の王者だもん。絶対に帰ってくるよ」
チュウ太もアゲハちゃんも、モモタが信じて待つなら、と一緒に待つことにしました。虹の雫を集めているのはモモタですから、二匹ともモモタの好きにさせたやりたい、と思ってのことです。
ただそれ以外にも、二匹にはここに留まっていていたい理由がありました。この家は、チュウ太が住んでいた人間のお家よりもとてもオンボロだったので、いたるところに隙間がありました。ですから、人間からごはんを失敬するのはたやすいことだったのです。しかも、住んでいたネズミは、猫のモモタと仲が良いチュウ太に一目を置いていましたから、ケンカも吹っかけてきません。
アゲハちゃんのお目当ては、段ボール箱で置いてある大量のみかんです。いつも甘くておいしいミカンのジュースをちゅうちゅう飲んでいました。外はとても寒いのですが、このお家はだるまストーブがあってとてもあったかかったので、外の寒さはそれほど気になりません。
二匹にとって、とってもとーても居心地の良いお家だったのです。
モモタは言いました。
「僕の願い事はとっても大事だけど、キキの方が大事だよ。だって、願い事が叶わなくても今までと一緒だけれど、キキがいなくなったら世界が変わってしまうもの。もし僕がいなくなっていたら、戻ってきたキキが悲しむと思うし―――」
そう言って俯いて、少し間を溜めました。
「―――それに・・・それに――」そう言ってモモタは顔をあげます。「あのお家のこたつはとってもあったかいし、おっきな鮭もおいしいんだもの」
三匹は「ねー」としました。
クジラももう少し待ってくれる、と言ってくれていたのです。
二回目のスズメの伝語を受け取ってからしばらくしたある日、軒下にある自分のお家から、お外を眺めながらみかんジュースを飲んでいたアゲハちゃんが叫びました。
「キキッ! キキだわ! モモちゃん、モモちゃーん」
そう叫びながら、アゲハちゃんがキキに向かって飛んでいきます。チュウ太も屋根裏から下りてきて、お外に出ました。モモタも「にゃあにゃあ」鳴いて窓を開けてもらって、外に走り出ます。
モモタが泣きながら、キキにじゃれつきました。それを見ていたお家の家族の誰かが、「モモがタカ食ってるー」と叫びました。
家族全員が集まってきましたが、モモタとキキはお構いなしにじゃれつきあっています。
キキから経緯を聞いて、モモタたちはそれぞれのお父さんとお母さんに思いをはせました。
アゲハちゃんが「よくこの雪の中で生きていたわね」と言うと、キキが理由を説明し照れました。
朝目覚めたら、雪の穴ぐらの中にいた、と言うのです。キキは、どういう理由で穴ぐらの中で一晩過ごしたかは分からない、と言いますが、だた、眠りについた場所と穴ぐらは同じだった、と言います。
チュウ太が、「話をしたイメルってオオワシじゃないのか?」と言うと、「それなら、鷲掴みにして巣に連れて帰った方が早いわよ」とアゲハちゃんが言いました。
キキが言います。
「とても暖かかったよ。みんなでこの家のおこたに入っている夢まで見たくらいだからね」
「そうか」とモモタ「その夢を見て、自分で掘ったんじゃないの? こたつ布団に潜るようにしてさ。
こたつの存在を知っていたから、生きようとする意志が無意識気に働いて、温まる方法を編み出したのかも」
「なるほどー」とみんな納得です。
モモタたちは、明日クジラと南に旅立つことにしました。今日一日、泊めてくれたお礼に、みんなはそれぞれお返しを考えることにしました。
モモタはお魚屋さんでお魚をもらってきて、アゲハちゃんは蜜を包んでいたために蜜漬けになった花びらを一枚神棚に置きました。チュウ太は、秋に集めたヒマワリの種をお庭に撒きました。
キキは、何をしようか迷っていましたが、雄々しい自らの羽を抜いておじいちゃんのハゲ頭に刺してあげました。もちろん地肌に――ではありません。横に残った白髪にです。
0
あなたにおすすめの小説
ノースキャンプの見張り台
こいちろう
児童書・童話
時代劇で見かけるような、古めかしい木づくりの橋。それを渡ると、向こう岸にノースキャンプがある。アーミーグリーンの北門と、その傍の監視塔。まるで映画村のセットだ。
進駐軍のキャンプ跡。周りを鉄さびた有刺鉄線に囲まれた、まるで要塞みたいな町だった。進駐軍が去ってからは住宅地になって、たくさんの子どもが暮らしていた。
赤茶色にさび付いた監視塔。その下に広がる広っぱは、子どもたちの最高の遊び場だ。見張っているのか、見守っているのか、鉄塔の、あのてっぺんから、いつも誰かに見られているんじゃないか?ユーイチはいつもそんな風に感じていた。
あだ名が242個ある男(実はこれ実話なんですよ25)
tomoharu
児童書・童話
え?こんな話絶対ありえない!作り話でしょと思うような話からあるある話まで幅広い範囲で物語を考えました!ぜひ読んでみてください!数年後には大ヒット間違いなし!!
作品情報【伝説の物語(都道府県問題)】【伝説の話題(あだ名とコミュニケーションアプリ)】【マーライオン】【愛学両道】【やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー】【トモレオ突破椿】など
・【やりすぎヒーロー伝説&ドリームストーリー】とは、その話はさすがに言いすぎでしょと言われているほぼ実話ストーリーです。
小さい頃から今まで主人公である【紘】はどのような体験をしたのかがわかります。ぜひよんでくださいね!
・【トモレオ突破椿】は、公務員試験合格なおかつ様々な問題を解決させる話です。
頭の悪かった人でも公務員になれることを証明させる話でもあるので、ぜひ読んでみてください!
特別記念として実話を元に作った【呪われし◯◯シリーズ】も公開します!
トランプ男と呼ばれている切札勝が、トランプゲームに例えて次々と問題を解決していく【トランプ男】シリーズも大人気!
人気者になるために、ウソばかりついて周りの人を誘導し、すべて自分のものにしようとするウソヒコをガチヒコが止める【嘘つきは、嘘治の始まり】というホラーサスペンスミステリー小説
たったひとつの願いごと
りおん雑貨店
絵本
銀河のはてで、世界を見守っている少年がおりました。
その少年が幸せにならないと、世界は冬のままでした。
少年たちのことが大好きないきものたちの、たったひとつの願いごと。
それは…
ぽんちゃん、しっぽ!
こいちろう
児童書・童話
タケルは一人、じいちゃんとばあちゃんの島に引っ越してきた。島の小学校は三年生のタケルと六年生の女子が二人だけ。昼休みなんか広い校庭にひとりぼっちだ。ひとりぼっちはやっぱりつまらない。サッカーをしたって、いつだってゴールだもん。こんなにゴールした小学生ってタケルだけだ。と思っていたら、みかん畑から飛び出してきた。たぬきだ!タケルのけったボールに向かっていちもくさん、あっという間にゴールだ!やった、相手ができたんだ。よし、これで面白くなるぞ・・・
四尾がつむぐえにし、そこかしこ
月芝
児童書・童話
その日、小学校に激震が走った。
憧れのキラキラ王子さまが転校する。
女子たちの嘆きはひとしお。
彼に淡い想いを抱いていたユイもまた動揺を隠せない。
だからとてどうこうする勇気もない。
うつむき複雑な気持ちを抱えたままの帰り道。
家の近所に見覚えのない小路を見つけたユイは、少し寄り道してみることにする。
まさかそんな小さな冒険が、あんなに大ごとになるなんて……。
ひょんなことから石の祠に祀られた三尾の稲荷にコンコン見込まれて、
三つのお仕事を手伝うことになったユイ。
達成すれば、なんと一つだけ何でも願い事を叶えてくれるという。
もしかしたら、もしかしちゃうかも?
そこかしこにて泡沫のごとくあらわれては消えてゆく、えにしたち。
結んで、切って、ほどいて、繋いで、笑って、泣いて。
いろんな不思議を知り、数多のえにしを目にし、触れた先にて、
はたしてユイは何を求め願うのか。
少女のちょっと不思議な冒険譚。
ここに開幕。
美少女仮面とその愉快な仲間たち(一般作)
ヒロイン小説研究所
児童書・童話
未来からやってきた高校生の白鳥希望は、変身して美少女仮面エスポワールとなり、3人の子ども達と事件を解決していく。未来からきて現代感覚が分からない望みにいたずらっ子の3人組が絡んで、ややコミカルな一面をもった年齢指定のない作品です。
こわモテ男子と激あま婚!? 〜2人を繋ぐ1on1〜
おうぎまちこ(あきたこまち)
児童書・童話
お母さんを失くし、ひとりぼっちになってしまったワケアリ女子高生の百合(ゆり)。
とある事情で百合が一緒に住むことになったのは、学校で一番人気、百合の推しに似ているんだけど偉そうで怖いイケメン・瀬戸先輩だった。
最初は怖くて仕方がなかったけれど、「好きなものは好きでいて良い」って言って励ましてくれたり、困った時には優しいし、「俺から離れるなよ」って、いつも一緒にいてくれる先輩から段々目が離せなくなっていって……。
先輩、毎日バスケをするくせに「バスケが嫌い」だっていうのは、どうして――?
推しによく似た こわモテ不良イケメン御曹司×真面目なワケアリ貧乏女子高生との、大豪邸で繰り広げられる溺愛同居生活開幕!
※じれじれ?
※ヒーローは第2話から登場。
※5万字前後で完結予定。
※1日1話更新。
※noichigoさんに転載。
※ブザービートからはじまる恋
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる