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第七章
色々な思い2
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「あなたは私が可愛がってた後輩の子に似てるわ。小さくてクリクリしてて可愛い」
「私は後輩じゃないし悪口言ったりしないよ」
「分かってる……だから好きよ」
よほど溜め込んでいたのかお酒で色々と溢れ出てしまっている。
「……攻略から帰ってきたらまたこうして食事でもしよう」
「うん、ありがとう、圭君」
いつもとは違って少し子供っぽくかなみが笑う。
「ピピピピピピー!」
「はぁ~全部食っちまった」
そうしている間にフィーネはかなみが用意したワイバーン肉を食べ切ってしまった。
普段の食事もそうなのだけど食べ物どこに行ってるんだとカレンは思う。
「こっちは食べすぎると腹になるのに……」
今のところ腹にはなっていないが割と身長と胸にはなってしまっている。
背がデカいとデカいで意外と大変なことがあるとため息をついてしまう。
ただもう成長することもないので食べているだけではお腹周りが成長することになってしまうのでカレンも多少気をつけているのだ。
「ヘン、シン!」
「フィーネ!?」
お肉を食べ終えたフィーネが飛び上がったと思ったら急に大きくなり始めた。
「な、なんだ!?」
これまでもフィーネは食べた金属を体にまとって小さい人型になっていた。
まるで金属が膨張していくかのように変化していくフィーネは摩訶不思議であったが、これはこれまでとまた違っている。
もっと生に近い何かが膨れ上がるように大きくなっていて、ちょっと不気味にも思える光景に圭たちは息を呑んだ。
「フィーネ、フッカツ!」
「はい、アウト」
「えっ!?」
肉塊のようになったフィーネはさらに形を変えていき、人の形のようになった。
体を皮膚が覆い始めて、人型ではなくまさしく人の姿になっていく。
ただフィーネが完全に人の姿になる直前でかなみが圭の目を手で覆った。
完成してババンとポーズをとったフィーネの体は完全に女性であり、服も何も身につけていない生まれたままの姿だったのである。
「な、なんだよ? フィーネはどうなったんだ?」
「ダメよ。動かないでね?」
「いでででで! 分かったから!」
A級覚醒者のかなみの力は強い。
片手で目を、もう片方の手で頭を押さえられて圭は動けなくなった。
下手に抵抗すると頭が潰されそうなので大人しくすることにした。
「服着ろ!」
「……フィーネに負けた」
カレンは顔を赤くして叫び、夜滝はフィーネの胸と自分の胸を見比べてショックを受けていた。
ちなみに夜滝の胸は控えめサイズである。
「ピピ?」
フィーネはカレンを見て、そして自分の体を見る。
確かにみんな服を着ているとフィーネも気づいた。
「ピッピノピッ!」
目を閉じて集中したフィーネの体の表面が変化していく。
「よりによってなんでそれなんだ……?」
そしてフィーネの体は気づいたら服に覆われていたのである。
しかもメイド服なのであった。
「まあ、そういえば最初に着てたのもメイド服だったな」
一応服は着たのでかなみの目隠しを解いてもらった圭はフィーネの姿を見て驚いた。
シルバーカラーの髪をした美少女がそこにいたから。
「マスター!」
「うわっ!?」
ニッコリと笑うとフィーネは圭に抱きついた。
「コレガフィーネ!」
銀髪になったフィーネは圭の胸に頬を擦り付けている。
「な……なんで?」
「ナニガ?」
「なんで急に人に?」
抱きつかれた感触もまんま人である。
柔らかな肌、体温を感じる温かさとなんら人と変わりがない。
「フィーネヒトニナレル! イママデタリナカッタダケ!」
小さくても人型にはなれていたフィーネは本来人の形で過ごしていた。
それは圭たちと会う前、ケルテンと過ごしている時の話である。
ただケルテンは滅亡する世界の中でフィーネの存在を隠すために与えていた肉体部分を取り上げて土の体を新しく与えていた。
それが圭たちの見た土のメイド姿のフィーネだったのだ。
フィーネは圭たちと堂々と一緒にいたかった。
そのためには人の姿になるしかないとフィーネは考えた。
取り込んだものを利用する能力を持っているフィーネは生物の肉を取り込めば人の体を再現できると知っていたのでモンスターの肉を欲しがっていた。
単に人の体を再現するだけなら低等級のモンスターの肉でもよかったがどうせなら戦える体にしたかったので強いモンスターの肉がよかった。
「こぉーら、フィーネ!」
かなみがフィーネを掴んで圭から引き剥がした。
「圭君に抱きついちゃダメよ」
「自分はするくせに」
「私はいーの」
「フィーネモイーノ」
「うっ……力強いわね」
フィーネがジタバタと暴れてかなみは顔をしかめる。
思いの外力が強くて押さえておくのに苦労する。
フィーネとしてはこれまでも圭に擬態しようとしまいと圭の近くにいた。
どうして今更ダメなのかと不満そうな顔をしている。
「あっ!」
「ピョン!」
フィーネの体が光って縮んでいき、いつものミニフィーネに戻った。
そしてかなみの手を離れて圭の肩に乗る。
「……まあそれならいいわ」
美少女の姿で抱きつくからダメなのであっていつもの丸っこい姿なら構わないとかなみは小さくため息をついた。
「ふふ、賑やかでいいな」
フィーネが人になったという驚きはあったけれどフィーネはフィーネで変わらない。
最初はちょっと重たい感じもあったがこんな風にワイワイしている方がそれらしくていい。
「また時間を見つけてこうして集まろう」
「……ありがとね、みんな。今度は薫も呼ぼう」
「同じ名前だとややこしいですね」
「君は薫君で、あっちは薫ちゃんって呼ぼうか」
「伊丹さんの方が嫌がりそうですね……」
「私は後輩じゃないし悪口言ったりしないよ」
「分かってる……だから好きよ」
よほど溜め込んでいたのかお酒で色々と溢れ出てしまっている。
「……攻略から帰ってきたらまたこうして食事でもしよう」
「うん、ありがとう、圭君」
いつもとは違って少し子供っぽくかなみが笑う。
「ピピピピピピー!」
「はぁ~全部食っちまった」
そうしている間にフィーネはかなみが用意したワイバーン肉を食べ切ってしまった。
普段の食事もそうなのだけど食べ物どこに行ってるんだとカレンは思う。
「こっちは食べすぎると腹になるのに……」
今のところ腹にはなっていないが割と身長と胸にはなってしまっている。
背がデカいとデカいで意外と大変なことがあるとため息をついてしまう。
ただもう成長することもないので食べているだけではお腹周りが成長することになってしまうのでカレンも多少気をつけているのだ。
「ヘン、シン!」
「フィーネ!?」
お肉を食べ終えたフィーネが飛び上がったと思ったら急に大きくなり始めた。
「な、なんだ!?」
これまでもフィーネは食べた金属を体にまとって小さい人型になっていた。
まるで金属が膨張していくかのように変化していくフィーネは摩訶不思議であったが、これはこれまでとまた違っている。
もっと生に近い何かが膨れ上がるように大きくなっていて、ちょっと不気味にも思える光景に圭たちは息を呑んだ。
「フィーネ、フッカツ!」
「はい、アウト」
「えっ!?」
肉塊のようになったフィーネはさらに形を変えていき、人の形のようになった。
体を皮膚が覆い始めて、人型ではなくまさしく人の姿になっていく。
ただフィーネが完全に人の姿になる直前でかなみが圭の目を手で覆った。
完成してババンとポーズをとったフィーネの体は完全に女性であり、服も何も身につけていない生まれたままの姿だったのである。
「な、なんだよ? フィーネはどうなったんだ?」
「ダメよ。動かないでね?」
「いでででで! 分かったから!」
A級覚醒者のかなみの力は強い。
片手で目を、もう片方の手で頭を押さえられて圭は動けなくなった。
下手に抵抗すると頭が潰されそうなので大人しくすることにした。
「服着ろ!」
「……フィーネに負けた」
カレンは顔を赤くして叫び、夜滝はフィーネの胸と自分の胸を見比べてショックを受けていた。
ちなみに夜滝の胸は控えめサイズである。
「ピピ?」
フィーネはカレンを見て、そして自分の体を見る。
確かにみんな服を着ているとフィーネも気づいた。
「ピッピノピッ!」
目を閉じて集中したフィーネの体の表面が変化していく。
「よりによってなんでそれなんだ……?」
そしてフィーネの体は気づいたら服に覆われていたのである。
しかもメイド服なのであった。
「まあ、そういえば最初に着てたのもメイド服だったな」
一応服は着たのでかなみの目隠しを解いてもらった圭はフィーネの姿を見て驚いた。
シルバーカラーの髪をした美少女がそこにいたから。
「マスター!」
「うわっ!?」
ニッコリと笑うとフィーネは圭に抱きついた。
「コレガフィーネ!」
銀髪になったフィーネは圭の胸に頬を擦り付けている。
「な……なんで?」
「ナニガ?」
「なんで急に人に?」
抱きつかれた感触もまんま人である。
柔らかな肌、体温を感じる温かさとなんら人と変わりがない。
「フィーネヒトニナレル! イママデタリナカッタダケ!」
小さくても人型にはなれていたフィーネは本来人の形で過ごしていた。
それは圭たちと会う前、ケルテンと過ごしている時の話である。
ただケルテンは滅亡する世界の中でフィーネの存在を隠すために与えていた肉体部分を取り上げて土の体を新しく与えていた。
それが圭たちの見た土のメイド姿のフィーネだったのだ。
フィーネは圭たちと堂々と一緒にいたかった。
そのためには人の姿になるしかないとフィーネは考えた。
取り込んだものを利用する能力を持っているフィーネは生物の肉を取り込めば人の体を再現できると知っていたのでモンスターの肉を欲しがっていた。
単に人の体を再現するだけなら低等級のモンスターの肉でもよかったがどうせなら戦える体にしたかったので強いモンスターの肉がよかった。
「こぉーら、フィーネ!」
かなみがフィーネを掴んで圭から引き剥がした。
「圭君に抱きついちゃダメよ」
「自分はするくせに」
「私はいーの」
「フィーネモイーノ」
「うっ……力強いわね」
フィーネがジタバタと暴れてかなみは顔をしかめる。
思いの外力が強くて押さえておくのに苦労する。
フィーネとしてはこれまでも圭に擬態しようとしまいと圭の近くにいた。
どうして今更ダメなのかと不満そうな顔をしている。
「あっ!」
「ピョン!」
フィーネの体が光って縮んでいき、いつものミニフィーネに戻った。
そしてかなみの手を離れて圭の肩に乗る。
「……まあそれならいいわ」
美少女の姿で抱きつくからダメなのであっていつもの丸っこい姿なら構わないとかなみは小さくため息をついた。
「ふふ、賑やかでいいな」
フィーネが人になったという驚きはあったけれどフィーネはフィーネで変わらない。
最初はちょっと重たい感じもあったがこんな風にワイワイしている方がそれらしくていい。
「また時間を見つけてこうして集まろう」
「……ありがとね、みんな。今度は薫も呼ぼう」
「同じ名前だとややこしいですね」
「君は薫君で、あっちは薫ちゃんって呼ぼうか」
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