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第八章
汚れた魔力の天女を止めて1
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「ちゅーことは元々の盾の持ち主のエスギスってのがゲートの中にいるのか?」
イスギスに呼ばれている間圭は消えていたらしい。
話が終わって戻ってきたら心配したとみんなに怒られた。
ただ圭が悪いのではなく呼び出したイスギスが悪いのである。
ゲートから出た圭はみんなに何があったのかを説明した。
起きたことは決して夢なんかではなくフィーネもイスギスのことを覚えていたし、渡された短剣もちゃんと手に握られていた。
イスギスに呼び出されてエスギスを倒してほしいとお願いされたことを話すとみんな驚いていた。
「そうみたいだな」
「やるとは決めていたけど余計にやらねばならなくなったねぇ」
「まあ結局やるってことに変わりないもんね」
「盾使わせてもらってんだ、しっかり止めてやるよ」
またゲームに翻弄された相手が敵である。
神々のゲームに反感を覚えている圭たちもエスギスを止めてやろうとやる気が出てくる。
「そのためにも体休めて準備しとこうか」
ーーーーー
A級覚醒者は流石に風馬だけであるが右近はB級覚醒者で左近もB級に近いC級の実力の持ち主である。
他にもB級覚醒者が一人、さらに十人ほどのC級やD級の覚醒者が剣心の呼びかけで集まった。
そこに圭たちが加わることになる。
それなりに規模のある攻略隊といってもいい。
「行きましょうか」
風馬は和風な装備を身につけている。
現代装備感もありながらサムライっぽさもあって非常に風馬に似合っている。
持っている武器も刀であった。
こうした見た目の珍しさも風馬が有名になる一因なのだ。
右近と左近も装備に和っぽさがある。
他の人たちは他所で活動していることもあってか装備に統一感はない。
別に圭たちも装備を合わせているわけではないので違っていても当然である。
「剣心さんも行くんですか?」
「心配するな。足手まといにはならんから」
攻略隊の中には剣心もいた。
剣心はC級覚醒者であるが能力値としてはやや低くなる。
その代わりに剣心には道具の王という特殊なスキルがある。
聞いたところによると剣心のスキルは魔道具の封印を解除するだけでなく魔道具の効果を増幅させてくれる力があるらしい。
ヒーラーである薫の強化の道具版みたいなものである。
むしろ魔道具の封印の解除は副次的な効果らしい。
ともかく剣心のスキルはかなり有用であるため一緒に攻略に入ることになっていた。
「無理はせんから安心しなさい」
「能力期待してます」
「年寄りにそんな期待するもんじゃない」
剣心も昔は覚醒者として活躍していたので動きは心得ている。
和輝といい覚醒者のじいさんは元気なのであまり大きく心配はしていない。
むしろダークリザードマンと戦った時のことを考えれば期待できるぐらいである。
「入りますよ」
風馬が先頭に立ってゲートの中に入っていく。
今回の攻略のメインは風馬たちであって圭たちはサポートに近い立場になる。
後方にいる剣心を左近と守るような位置に圭たちはいた。
「暗い町だな……」
中の様子を見て剣心が顔をしかめる。
ボロボロになった町、重たい黒い雲が広がる空、なんとなく重たく感じられる空気と活動するのに十分な明るさはあるけれど非常に暗く感じられる。
「壁沿いに向かいましょう」
こういう都市型のゲートの時ボスは町の真ん中にいることが多い。
いきなり真ん中に向かうということもできるがどんなモンスターが出るのかも分からない中で中央突破にはリスクがある。
まずは壁沿いに進んで町の様子をうかがい、モンスターを探していくことになった。
「激しい戦いがあったのだろうな」
城壁もひどく壊れたようなところがある。
外から内に壊れているところを見るに攻められて壊れたのだろうと剣心は思った。
ただやはり目を引くのは不自然さである。
破壊された町ではあるが人の死体は愚か血の跡すら見当たらない。
これだけの戦いがあったのなら戦いそのものの他に戦ったものの痕跡があってもおかしくない。
人に関わる全ての痕跡だけが消えてしまったようだった。
「モンスターは出てきませんね……」
2時間ほど歩いてきた。
途中に門が二つほどあったのだけど一つは崩れていて、もう一つはピッタリと閉じられていた。
外はどんな感じなのか見たかったところはあるがなんとなく出られないような感じがある。
「……うーんやはり中に入っていかないとダメなようですね」
さらに2時間をかけてゲートのところまでぐるっと一周回って戻ってきた。
結局モンスターに遭遇することはなく、町も戦いで破壊されたような景色のまま変わりがない。
「一度出て休憩しましょう。そして今度は中に入っていきましょうか」
朝から挑んだので大体昼時になっていた。
一応中で食事を取れるような準備もしてきていたができるなら安全なところで食事を取るのがいい。
お昼をゲートの外で食べがてら休憩をとってまた攻略を再開することにした。
ーーーーー
「それでは中心部に向かいます」
昼の休憩を挟んで今度はゲートから町の中心方向に向かっていく。
壁沿いに歩いて改めて町が城壁に囲まれた円形の形をしていることが分かった。
ゲートから出て真っ直ぐ進んでいけば町の中心部に向かっていくことになる。
イスギスに呼ばれている間圭は消えていたらしい。
話が終わって戻ってきたら心配したとみんなに怒られた。
ただ圭が悪いのではなく呼び出したイスギスが悪いのである。
ゲートから出た圭はみんなに何があったのかを説明した。
起きたことは決して夢なんかではなくフィーネもイスギスのことを覚えていたし、渡された短剣もちゃんと手に握られていた。
イスギスに呼び出されてエスギスを倒してほしいとお願いされたことを話すとみんな驚いていた。
「そうみたいだな」
「やるとは決めていたけど余計にやらねばならなくなったねぇ」
「まあ結局やるってことに変わりないもんね」
「盾使わせてもらってんだ、しっかり止めてやるよ」
またゲームに翻弄された相手が敵である。
神々のゲームに反感を覚えている圭たちもエスギスを止めてやろうとやる気が出てくる。
「そのためにも体休めて準備しとこうか」
ーーーーー
A級覚醒者は流石に風馬だけであるが右近はB級覚醒者で左近もB級に近いC級の実力の持ち主である。
他にもB級覚醒者が一人、さらに十人ほどのC級やD級の覚醒者が剣心の呼びかけで集まった。
そこに圭たちが加わることになる。
それなりに規模のある攻略隊といってもいい。
「行きましょうか」
風馬は和風な装備を身につけている。
現代装備感もありながらサムライっぽさもあって非常に風馬に似合っている。
持っている武器も刀であった。
こうした見た目の珍しさも風馬が有名になる一因なのだ。
右近と左近も装備に和っぽさがある。
他の人たちは他所で活動していることもあってか装備に統一感はない。
別に圭たちも装備を合わせているわけではないので違っていても当然である。
「剣心さんも行くんですか?」
「心配するな。足手まといにはならんから」
攻略隊の中には剣心もいた。
剣心はC級覚醒者であるが能力値としてはやや低くなる。
その代わりに剣心には道具の王という特殊なスキルがある。
聞いたところによると剣心のスキルは魔道具の封印を解除するだけでなく魔道具の効果を増幅させてくれる力があるらしい。
ヒーラーである薫の強化の道具版みたいなものである。
むしろ魔道具の封印の解除は副次的な効果らしい。
ともかく剣心のスキルはかなり有用であるため一緒に攻略に入ることになっていた。
「無理はせんから安心しなさい」
「能力期待してます」
「年寄りにそんな期待するもんじゃない」
剣心も昔は覚醒者として活躍していたので動きは心得ている。
和輝といい覚醒者のじいさんは元気なのであまり大きく心配はしていない。
むしろダークリザードマンと戦った時のことを考えれば期待できるぐらいである。
「入りますよ」
風馬が先頭に立ってゲートの中に入っていく。
今回の攻略のメインは風馬たちであって圭たちはサポートに近い立場になる。
後方にいる剣心を左近と守るような位置に圭たちはいた。
「暗い町だな……」
中の様子を見て剣心が顔をしかめる。
ボロボロになった町、重たい黒い雲が広がる空、なんとなく重たく感じられる空気と活動するのに十分な明るさはあるけれど非常に暗く感じられる。
「壁沿いに向かいましょう」
こういう都市型のゲートの時ボスは町の真ん中にいることが多い。
いきなり真ん中に向かうということもできるがどんなモンスターが出るのかも分からない中で中央突破にはリスクがある。
まずは壁沿いに進んで町の様子をうかがい、モンスターを探していくことになった。
「激しい戦いがあったのだろうな」
城壁もひどく壊れたようなところがある。
外から内に壊れているところを見るに攻められて壊れたのだろうと剣心は思った。
ただやはり目を引くのは不自然さである。
破壊された町ではあるが人の死体は愚か血の跡すら見当たらない。
これだけの戦いがあったのなら戦いそのものの他に戦ったものの痕跡があってもおかしくない。
人に関わる全ての痕跡だけが消えてしまったようだった。
「モンスターは出てきませんね……」
2時間ほど歩いてきた。
途中に門が二つほどあったのだけど一つは崩れていて、もう一つはピッタリと閉じられていた。
外はどんな感じなのか見たかったところはあるがなんとなく出られないような感じがある。
「……うーんやはり中に入っていかないとダメなようですね」
さらに2時間をかけてゲートのところまでぐるっと一周回って戻ってきた。
結局モンスターに遭遇することはなく、町も戦いで破壊されたような景色のまま変わりがない。
「一度出て休憩しましょう。そして今度は中に入っていきましょうか」
朝から挑んだので大体昼時になっていた。
一応中で食事を取れるような準備もしてきていたができるなら安全なところで食事を取るのがいい。
お昼をゲートの外で食べがてら休憩をとってまた攻略を再開することにした。
ーーーーー
「それでは中心部に向かいます」
昼の休憩を挟んで今度はゲートから町の中心方向に向かっていく。
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