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第14話 致命傷
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坑道は、青白い光にほのかに照らされている。
壁面に埋め込まれた鉱石が、まるで呼吸をするように明滅していた。
薄暗い空間を進む四人の足音が、反響して不規則に返ってくる。
「――オラァッ!」
先頭はエルド。
巨大な斧を軽々と振り回し、行く手を阻む魔物を片っ端から薙ぎ払っていく。
「――氷射」
うち漏らした敵は、後方のセラから放たれる氷の矢が確実に始末する。
「ランド! そっち一匹行ったわよ!」
「おう! 任せろっ!」
俺とリュミナは、中央を固めて近接戦闘ができないセラを守る。
パターン化された戦闘で、どんどん魔物を始末していく。
俺たちはペースを落とすことなく、坑道を奥へ奥へと進んでいた。
順調。誰が見てもそう思うだろう。
だが、俺の胸には小さな違和感が残っていた。
息が合っていない。
いや、合っていないというより、合わせるつもりがない。
一つ一つの歯車はすこぶる高品質だが、別の方向へ回っているような、妙なずれ。
このままでは、どこかで軋みがくる。
そんな予感が、背筋に張りついて離れなかった。
坑道の中層に差し掛かった時だった。
前方の空間が開け、広間のような場所に出る。
岩肌の奥で、重い息づかいが響いた。
「……何か、いやがるな」
エルドが斧を構える。
通路の奥から現れたのは、重厚な鎧をまとったトカゲ面の戦士だった。
人の倍はある体格。
全身を覆う鱗が鈍い光を放ち、肩や腕には尖った突起が生えている。
両手には、砕けた岩をそのまま削り出したような荒々しい大剣。
「――フシィィイイ」
獣の唸りとも人の咆哮ともつかぬ声をあげる。
「大きいっ……あれがネームド!?」
「いや、リザードナイト。ネームドじゃないけど、これまでの相手よりは手ごわいよ。注意して」
「わ、わかったわ……」
リュミナが小さく息をのむ。
だがエルドはにやりと笑い、踏み込んだ。
「トカゲか……ドラゴンの前哨戦にちょうど良いぜ!」
「キシャアアアアッ!」
エルドが叫ぶやいなや、リザードナイトが咆哮を上げ、大剣を振り下ろした。
地面が砕け、砂煙が舞う。
「力比べなら負けねぇ!」
エルドの斧とリザードナイトの大剣がぶつかり、甲高い金属音が洞窟に響く。
火花が散り、風圧で俺たちの髪が揺れた。
「エルド、突っ込みすぎだ! もう少し慎重に――」
俺は焦って声を上げるが、当の本人は聞く耳を持たない。
次の瞬間、セラの冷たい声が飛ぶ。
「援護する。下がって」
彼女の杖の先から氷の魔力が奔り、床一面に冷気が走った。
「氷射」
次から次へと放たれる氷の矢。
それらはエルドとリザードナイトの足元へ突き刺さった。
「ちっ……邪魔すんなよ!」
「下がって、って言ったでしょ! そっちが邪魔なんだよ!」
ぶつかる声。噛み合わない動き。
連携どころか、互いの動作が邪魔し合っている。
俺は歯を食いしばりながら叫ぶ。
「二人とも落ち着け! エルドは前で……セラは……ああ、もう!」
判断ができない。
エルドとセラ、優秀な二人がそれぞれが落ち着いて戦えば、例え一対一でもリザードナイトに後れを取ることは無いであろうことはわかる。
そして、上手く連携をすることができれば、さらに楽に倒せることも。
けれど、戦闘スタイルや戦術が違い過ぎて、統率することが難しい。
どちらの意見に合わせた指示をするべきなのか……いや、指示したところで、聞いてくれるのかも怪しい。
「どいて! ボクの魔法なら一撃だ!」
「チッ……わーったよ! ホラ、とっととやれ!」
エルドは斧を下げ、身を引く。
馬鹿な。そんなことしちゃダメだ。
だって、まだ魔法の準備ができていない――
「――シャアアッ!」
リザードナイトが吠え、床を蹴った。
その動きは驚くほど速い。
エルドの脇をすり抜け、俺のリュミナの間にいるセラの眼前へ。
「え、ちょ、そんな急に――!?」
後衛。守られるはずの位置。
しかし、魔法の射線を開けるため、俺とリュミナは横に逸れている。
最前で動線を塞いでいたはずのエルドは退いた。
セラまでの真っすぐな経路が、出来上がってしまったのだ。
振り下ろされる大剣。
反射的に、身体が動いた。
セラの前に滑り込む。
「ぐっ……!」
衝撃が背から胸を貫いた。
鈍い痛みが全身を走り、肺の奥から熱いものがこみ上げる。
血の味。視界がぐらりと揺れた。
「ラ、ランド!」
背後からリュミナの悲鳴。
まずい。二撃目が来る。
動け。立て。守れ。そう思うのに、体が重い。
目の端に、リザードナイトの大剣が止まったのが見えた。
その代わりに、獣のような咆哮が響く。
「このっ……クソがぁぁッ!!」
エルドの怒号と、肉を裂く鈍い音。
岩の破片が飛び散り、鉄の匂いが広がった。
たぶん、奴を仕留めてくれたんだろう。
安堵が生まれるのと同時、俺はその場に崩れ落ちた。
リュミナが駆け寄ってきて、俺の身体を抱き起こした。
俺の視界で、彼女の美しい金髪が揺れる。
「ランド! ねえ、しっかりして!」
その声は震えている。
自分の口元に手をやると、指先に生ぬるい感触。血だ。
「……だいじょ……ぶ、だ。セラ……無事で、よかっ……た」
そう言うのが精一杯だった。
息を吐くたび、痛みが波のように押し寄せる。
リュミナの手のぬくもりだけが、現実につなぎ止めてくれていた。
「おい! テメェが『どいて』っつったんだろうが!」
「そんな……急にどかれて対応できるわけないじゃん!」
「テメェはさっきから言葉足らずなんだよ!」
「そっちの理解力が――」
こんな状況でも、変わらず互いを責めあう二人。
「……は、はは」
「ランド!? なんで笑ってるのよ! 死んだらしょうちしないから!」
思わず笑ってしまった。
かみ合っていなくて、これほど強いんだ。
今は俺が情けないせいで、パーティが上手く機能してないけど……。
歯車がぴったり合えば、きっと俺たちは、もっと上に行ける。
俺が、俺さえ、しっかりやれれば。
きっと、大丈夫。
薄れゆく意識の中、確かな感触を抱いていた。
これが、英雄たちの最初の戦い。
ネームドでもない相手に、致命傷が一名。
俺たちは、ただ生き残っただけだった。
壁面に埋め込まれた鉱石が、まるで呼吸をするように明滅していた。
薄暗い空間を進む四人の足音が、反響して不規則に返ってくる。
「――オラァッ!」
先頭はエルド。
巨大な斧を軽々と振り回し、行く手を阻む魔物を片っ端から薙ぎ払っていく。
「――氷射」
うち漏らした敵は、後方のセラから放たれる氷の矢が確実に始末する。
「ランド! そっち一匹行ったわよ!」
「おう! 任せろっ!」
俺とリュミナは、中央を固めて近接戦闘ができないセラを守る。
パターン化された戦闘で、どんどん魔物を始末していく。
俺たちはペースを落とすことなく、坑道を奥へ奥へと進んでいた。
順調。誰が見てもそう思うだろう。
だが、俺の胸には小さな違和感が残っていた。
息が合っていない。
いや、合っていないというより、合わせるつもりがない。
一つ一つの歯車はすこぶる高品質だが、別の方向へ回っているような、妙なずれ。
このままでは、どこかで軋みがくる。
そんな予感が、背筋に張りついて離れなかった。
坑道の中層に差し掛かった時だった。
前方の空間が開け、広間のような場所に出る。
岩肌の奥で、重い息づかいが響いた。
「……何か、いやがるな」
エルドが斧を構える。
通路の奥から現れたのは、重厚な鎧をまとったトカゲ面の戦士だった。
人の倍はある体格。
全身を覆う鱗が鈍い光を放ち、肩や腕には尖った突起が生えている。
両手には、砕けた岩をそのまま削り出したような荒々しい大剣。
「――フシィィイイ」
獣の唸りとも人の咆哮ともつかぬ声をあげる。
「大きいっ……あれがネームド!?」
「いや、リザードナイト。ネームドじゃないけど、これまでの相手よりは手ごわいよ。注意して」
「わ、わかったわ……」
リュミナが小さく息をのむ。
だがエルドはにやりと笑い、踏み込んだ。
「トカゲか……ドラゴンの前哨戦にちょうど良いぜ!」
「キシャアアアアッ!」
エルドが叫ぶやいなや、リザードナイトが咆哮を上げ、大剣を振り下ろした。
地面が砕け、砂煙が舞う。
「力比べなら負けねぇ!」
エルドの斧とリザードナイトの大剣がぶつかり、甲高い金属音が洞窟に響く。
火花が散り、風圧で俺たちの髪が揺れた。
「エルド、突っ込みすぎだ! もう少し慎重に――」
俺は焦って声を上げるが、当の本人は聞く耳を持たない。
次の瞬間、セラの冷たい声が飛ぶ。
「援護する。下がって」
彼女の杖の先から氷の魔力が奔り、床一面に冷気が走った。
「氷射」
次から次へと放たれる氷の矢。
それらはエルドとリザードナイトの足元へ突き刺さった。
「ちっ……邪魔すんなよ!」
「下がって、って言ったでしょ! そっちが邪魔なんだよ!」
ぶつかる声。噛み合わない動き。
連携どころか、互いの動作が邪魔し合っている。
俺は歯を食いしばりながら叫ぶ。
「二人とも落ち着け! エルドは前で……セラは……ああ、もう!」
判断ができない。
エルドとセラ、優秀な二人がそれぞれが落ち着いて戦えば、例え一対一でもリザードナイトに後れを取ることは無いであろうことはわかる。
そして、上手く連携をすることができれば、さらに楽に倒せることも。
けれど、戦闘スタイルや戦術が違い過ぎて、統率することが難しい。
どちらの意見に合わせた指示をするべきなのか……いや、指示したところで、聞いてくれるのかも怪しい。
「どいて! ボクの魔法なら一撃だ!」
「チッ……わーったよ! ホラ、とっととやれ!」
エルドは斧を下げ、身を引く。
馬鹿な。そんなことしちゃダメだ。
だって、まだ魔法の準備ができていない――
「――シャアアッ!」
リザードナイトが吠え、床を蹴った。
その動きは驚くほど速い。
エルドの脇をすり抜け、俺のリュミナの間にいるセラの眼前へ。
「え、ちょ、そんな急に――!?」
後衛。守られるはずの位置。
しかし、魔法の射線を開けるため、俺とリュミナは横に逸れている。
最前で動線を塞いでいたはずのエルドは退いた。
セラまでの真っすぐな経路が、出来上がってしまったのだ。
振り下ろされる大剣。
反射的に、身体が動いた。
セラの前に滑り込む。
「ぐっ……!」
衝撃が背から胸を貫いた。
鈍い痛みが全身を走り、肺の奥から熱いものがこみ上げる。
血の味。視界がぐらりと揺れた。
「ラ、ランド!」
背後からリュミナの悲鳴。
まずい。二撃目が来る。
動け。立て。守れ。そう思うのに、体が重い。
目の端に、リザードナイトの大剣が止まったのが見えた。
その代わりに、獣のような咆哮が響く。
「このっ……クソがぁぁッ!!」
エルドの怒号と、肉を裂く鈍い音。
岩の破片が飛び散り、鉄の匂いが広がった。
たぶん、奴を仕留めてくれたんだろう。
安堵が生まれるのと同時、俺はその場に崩れ落ちた。
リュミナが駆け寄ってきて、俺の身体を抱き起こした。
俺の視界で、彼女の美しい金髪が揺れる。
「ランド! ねえ、しっかりして!」
その声は震えている。
自分の口元に手をやると、指先に生ぬるい感触。血だ。
「……だいじょ……ぶ、だ。セラ……無事で、よかっ……た」
そう言うのが精一杯だった。
息を吐くたび、痛みが波のように押し寄せる。
リュミナの手のぬくもりだけが、現実につなぎ止めてくれていた。
「おい! テメェが『どいて』っつったんだろうが!」
「そんな……急にどかれて対応できるわけないじゃん!」
「テメェはさっきから言葉足らずなんだよ!」
「そっちの理解力が――」
こんな状況でも、変わらず互いを責めあう二人。
「……は、はは」
「ランド!? なんで笑ってるのよ! 死んだらしょうちしないから!」
思わず笑ってしまった。
かみ合っていなくて、これほど強いんだ。
今は俺が情けないせいで、パーティが上手く機能してないけど……。
歯車がぴったり合えば、きっと俺たちは、もっと上に行ける。
俺が、俺さえ、しっかりやれれば。
きっと、大丈夫。
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