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第一章ー婚約ー
これからの事
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色々─本当に…色々あったけど、隣国は新王─ジークフラン様─のもと、まともな国作りが始まったようです。
と、いう事もあり、なんだかんだと王都で過ごしてきたけど、一度パルヴァン領に帰る─事にしました。転移の魔法陣があるから、一瞬なんだけど…。
「エディオルさんも…パルヴァンに…ですか?」
パルヴァン領に帰る為の支度をしていると、エディオルさんも一緒に行くから─と口にした。
「あぁ。リュウがクズ聖─ミヤシタを元の世界に還しに来るだろう?俺も、その場に行き見届けろ─と、上から言われたんだ。」
「そうなんですね。それを見届けたら…そろそろ近衛に復帰ですか?」
王太后様から言われた?一週間から二週間って、そろそろじゃないかなぁ?
「あぁ。俺もいい加減、そろそろ働かないとな。それで…ハルは…これからどうするつもりなんだ?」
「それなんですけど…また、時間がゆっくりある時にでも聞いてもらおうかな─って、思ってたんですけど…。」
まぁ、基本的な考えは、日本に還る前とは変わっていない。
「今─は駄目か?」
「今?大丈夫ですけど…」
エディオルさんは少し困ったように笑って
「どうしても、ハルがどうするのか気になって。」
「それじゃあ、帰り支度の目処もついたので、お茶を飲みながらでも…どうですか?」
「あぁ、よろしく。」
「────王都で…独り暮らしで…働く?」
「はい。あの…私、結構優秀な薬師なんです。あ、勿論、パルヴァン邸付きの薬師なので、パルヴァンで何かあった時はすぐに戻りますよ?」
「独り暮らしは…駄目だろう?」
「え?何でですか?私、こう見えて、優秀な薬師なんで…結構蓄えがあるんです!私1人が住む位の小さな家なら買えるんです!」
と、ちょっと胸を張って主張してみました。私だって、頑張れば出来る子なんです!
「く──っそかわ………」
「?」
何故か、エディオルさんが少し呻いた後、口元を手で隠して黙り込んだ。
「………はぁ──────」
それから、大きく息を吐いて
「多分、独り暮らしは…グレン殿もゼン殿も…皆が反対すると思うぞ?」
「はい…一度反対されてます。でも…その時はですね?皆に迷惑を掛けたくなくて、早く独り立ちしたかったから─だったんです。でも…今回はちょっと違うと言うか…」
「違う?と言うか、一度反対されてたんだな。」
「その時は、まだこの世界の日常にも慣れてなかったから、余計に反対されたんです。でも、今では、この世界の事も慣れて来ましたから。それと…えっと…。」
ティーカップを持っている手に、グッと力が入る。
「私、パルヴァン領やパルヴァンの人達には感謝してるし、大好きなんです。でも…私…これから先、1人でしっかり立って…自信を持って…」
ティーカップに落としていた視線を、エディオルさんに合わせる。
「自信を持って、ディの横に立てるように…なりたいんです。その為にも、自立しようって思ってるんです。」
ー言いました。私、ハッキリ言いましたっー
「……」
ーど…どうしよう?エディオルさんが…無言だ。え?ひょっとして、私、やっちゃった?“俺の横に立つなんて100年早い!”とか言われちゃう?ー
と、ちょっと言った事を後悔しかけていると
ガシャンッ
「えっ!?」
目の前のエディオルさんが、手に持っていたティーカップを音を立てながら下ろして、逆の手で口元を隠して──
「それは…これからも、俺の隣に…側に居てくれると。居る為に…と言う事…なのか?」
「そ…そのつもりで…言ったんですけど…すみません。烏滸がましい事で──っ!?」
更に謝ろうとする口を…エディオルさんの口で塞がれた。
いつの間にか、私の横まで来ていたエディオルさん。
そうして、唇が離れたあと、また、至近距離で視線がぶつかる。
「ハル?自分で言ってる意味、分かってる?俺は…俺の都合の良いように…解釈するぞ?」
「ディの、都合の良いように?」
エディオルさんが、私の頬に手をあてる。
「これから先、ずっと、俺と…俺の側に居てくれる─って。」
「えっと…都合の良いように─と言うか、そのつもり…だったんですけど…ひょっとして迷わ─ふぐぅっ」
ギュウッ─と、エディオルさんに抱き締められる。
「迷惑な訳ないだろう?」
「よ…良かった…です…けど。ちょっと…本当に…苦し─っ…」
と、エディオルさんの背中をペシペシと叩く。
「あぁ!すまない!───くくっ…」
「笑い事じゃないですからね!?本当に、苦しかったんですからね!?」
ー本当に苦しくて、涙が出そうになってますからね!?ー
キッとエディオルさんを訴えるように睨み付ける。
「…可愛いな。」
「ふぐぅ─っ」
ー何で?何で睨んでも嬉しそうに笑うの!?ー
本当に、何をしても…勝てないなぁ。
「これからも…ディの側に…居ても良いですか?」
「勿論、良いに決まってる。と言うか─本当は、俺が……」
エディオルさんが、私の体から離れて私の手を持ち上げる
「俺は…どうしても…ハルが良い。ハルだけしか…要らない。ハル、今すぐ結婚じゃなくても良いから、俺の婚約者になって欲しい。」
と、いう事もあり、なんだかんだと王都で過ごしてきたけど、一度パルヴァン領に帰る─事にしました。転移の魔法陣があるから、一瞬なんだけど…。
「エディオルさんも…パルヴァンに…ですか?」
パルヴァン領に帰る為の支度をしていると、エディオルさんも一緒に行くから─と口にした。
「あぁ。リュウがクズ聖─ミヤシタを元の世界に還しに来るだろう?俺も、その場に行き見届けろ─と、上から言われたんだ。」
「そうなんですね。それを見届けたら…そろそろ近衛に復帰ですか?」
王太后様から言われた?一週間から二週間って、そろそろじゃないかなぁ?
「あぁ。俺もいい加減、そろそろ働かないとな。それで…ハルは…これからどうするつもりなんだ?」
「それなんですけど…また、時間がゆっくりある時にでも聞いてもらおうかな─って、思ってたんですけど…。」
まぁ、基本的な考えは、日本に還る前とは変わっていない。
「今─は駄目か?」
「今?大丈夫ですけど…」
エディオルさんは少し困ったように笑って
「どうしても、ハルがどうするのか気になって。」
「それじゃあ、帰り支度の目処もついたので、お茶を飲みながらでも…どうですか?」
「あぁ、よろしく。」
「────王都で…独り暮らしで…働く?」
「はい。あの…私、結構優秀な薬師なんです。あ、勿論、パルヴァン邸付きの薬師なので、パルヴァンで何かあった時はすぐに戻りますよ?」
「独り暮らしは…駄目だろう?」
「え?何でですか?私、こう見えて、優秀な薬師なんで…結構蓄えがあるんです!私1人が住む位の小さな家なら買えるんです!」
と、ちょっと胸を張って主張してみました。私だって、頑張れば出来る子なんです!
「く──っそかわ………」
「?」
何故か、エディオルさんが少し呻いた後、口元を手で隠して黙り込んだ。
「………はぁ──────」
それから、大きく息を吐いて
「多分、独り暮らしは…グレン殿もゼン殿も…皆が反対すると思うぞ?」
「はい…一度反対されてます。でも…その時はですね?皆に迷惑を掛けたくなくて、早く独り立ちしたかったから─だったんです。でも…今回はちょっと違うと言うか…」
「違う?と言うか、一度反対されてたんだな。」
「その時は、まだこの世界の日常にも慣れてなかったから、余計に反対されたんです。でも、今では、この世界の事も慣れて来ましたから。それと…えっと…。」
ティーカップを持っている手に、グッと力が入る。
「私、パルヴァン領やパルヴァンの人達には感謝してるし、大好きなんです。でも…私…これから先、1人でしっかり立って…自信を持って…」
ティーカップに落としていた視線を、エディオルさんに合わせる。
「自信を持って、ディの横に立てるように…なりたいんです。その為にも、自立しようって思ってるんです。」
ー言いました。私、ハッキリ言いましたっー
「……」
ーど…どうしよう?エディオルさんが…無言だ。え?ひょっとして、私、やっちゃった?“俺の横に立つなんて100年早い!”とか言われちゃう?ー
と、ちょっと言った事を後悔しかけていると
ガシャンッ
「えっ!?」
目の前のエディオルさんが、手に持っていたティーカップを音を立てながら下ろして、逆の手で口元を隠して──
「それは…これからも、俺の隣に…側に居てくれると。居る為に…と言う事…なのか?」
「そ…そのつもりで…言ったんですけど…すみません。烏滸がましい事で──っ!?」
更に謝ろうとする口を…エディオルさんの口で塞がれた。
いつの間にか、私の横まで来ていたエディオルさん。
そうして、唇が離れたあと、また、至近距離で視線がぶつかる。
「ハル?自分で言ってる意味、分かってる?俺は…俺の都合の良いように…解釈するぞ?」
「ディの、都合の良いように?」
エディオルさんが、私の頬に手をあてる。
「これから先、ずっと、俺と…俺の側に居てくれる─って。」
「えっと…都合の良いように─と言うか、そのつもり…だったんですけど…ひょっとして迷わ─ふぐぅっ」
ギュウッ─と、エディオルさんに抱き締められる。
「迷惑な訳ないだろう?」
「よ…良かった…です…けど。ちょっと…本当に…苦し─っ…」
と、エディオルさんの背中をペシペシと叩く。
「あぁ!すまない!───くくっ…」
「笑い事じゃないですからね!?本当に、苦しかったんですからね!?」
ー本当に苦しくて、涙が出そうになってますからね!?ー
キッとエディオルさんを訴えるように睨み付ける。
「…可愛いな。」
「ふぐぅ─っ」
ー何で?何で睨んでも嬉しそうに笑うの!?ー
本当に、何をしても…勝てないなぁ。
「これからも…ディの側に…居ても良いですか?」
「勿論、良いに決まってる。と言うか─本当は、俺が……」
エディオルさんが、私の体から離れて私の手を持ち上げる
「俺は…どうしても…ハルが良い。ハルだけしか…要らない。ハル、今すぐ結婚じゃなくても良いから、俺の婚約者になって欲しい。」
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