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第一章ー婚約ー
☆WNの呟き☆
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『パルヴァンの騎士は、本当に強いんですね。』
『ふむ。パルヴァンの騎士達は、昔から特別だったが…グレンとゼンが来てからは、更に強くなったな。』
隣国での浄化が終わった後、ネージュとノアの主がパルヴァン領の邸に泊まる事になった為、ネージュはノアの居る馬小屋へとやって来ていた。
『あ、そう言えば、あの魔法使いは…どうだったのですか?』
と、ノアが、ネージュの主─ハル─に頼まれて、ネージュが嫌々隣国の魔法使いに会いに行った時の事を尋ねた。
『……我は、アヤツを赦してはいないし…今でも、あの時の事を思い出すと…怒りが沸いてくる。でも、主はアヤツを赦しているし、アヤツにも笑っている故な…何とも言えぬ気持ちになる。』
ネージュはそう言うと、耳がシュンと垂れて、そのままノアにもたれかかる。ノアは、そんなネージュを愛おしそうに見ると、自身の鼻をネージュの顔にスリスリと擦り付けた。
『我は…狭量なのか?こんな我だと…主に嫌われてしまうのだろうか?』
ネージュは更にシュンとなる。
『それだけは、絶対有り得ませんね。ハル様が、ネージュ様の事を大切に思っているのは、私が見ていても分かりますし…我が主には申し訳無いですが…我が主よりネージュ様の方が、好きの度合いがまだ大きいように思いますから。』
『そう…なのか?』
と、ネージュは心配そうな顔をしながらも、シュンとしていた耳はピンッと立ち、尻尾も少し揺れている。
ーあぁ、本当にネージュ様は可愛らしいなぁー
『はい。ただ、お二人の仲が良すぎて…私は少し嫉妬してしまいますけどね?』
と、ノアはネージュに優しくキスをする。
『ふむ。それは…諦めてくれ。ノアの事は好きだが、我は主の事も大好き故な─。』
と、ネージュからもノアに優しくキスをする。
『分かっていますよ。私は、そんな仲の良いお二人を見るのが大好きですから。でも──』
ノアが、ネージュのオデコに自身のオデコをくっつける。
『キスをするのも、“愛”を囁いて受け入れるのは─俺だけにして下さいね─。』
ネージュは、パチリッと大きく瞬きをした後
『それは、勿論だ──』
と、フワリと微笑んだ。
*ノア視点*
翌日の朝─
「ノア…邪魔しちゃってごめんね?どうしても…フェンリルのネージュを……モフモフしたくなっちゃって…」
と言いながら、ハル様がネージュ様にグリグリと頭を擦り付けている。
ー我が主が、ハル様を可愛いと思う理由が、とても分かるワンシーンですねー
しかし、ハタと気付き、我が主がまた何かやらかしたのかと思い、ハル様に尋ねると─逆でした。
遂に、ようやく、我が主達が一歩前進した─との事だった。きっと、我が主─エディオル様─は、浮かれに浮かれまくって、何度も攻めたのでしょう。それで、ハル様がキャパオーバーになって、ネージュ様に癒しを求めに来たと言うところでしょうか。本当に、ハル様は可愛らしいリスですね。
*ネージュ視点*
「ノア…邪魔しちゃってごめんね?どうしても…フェンリルのネージュを……モフモフしたくなっちゃって…」
と、我が主が我に頭をグリグリ擦り付けて来る。
ーふむ。やっぱり我が主は可愛いー
それに、どうやら騎士の頑張りで、一歩前進したようだ。ポンコツな主であったが、主も主なりに頑張っているのだろう。恥ずかしそうにしながらも、主はとっても嬉しそうだ。勿論、そんな主を見る我も、とても嬉しい。
そうして、主は気持ちが落ち着いたのか、(主に懇願されて)元の姿に戻った我のお腹に背を預けたまま眠ってしまった。
「ノアも!お願いします!!」
と、目をキラキラさせた主に根負けして、ノアも申し訳なさそうにしながら、主の膝に鼻先だけチョコンと乗せて寝ている。
久し振りの、主とのお昼寝。そこに、心許せる魔獣であり、愛しいと思うノアが居る。
ー幸せだなぁー
と思う。
殺されると思った日々。
ただひたすら逃げるだけの日々。
パルヴァンの巫女に会い、幸せを知り、悲しみを知ったあの頃。
そうして、主に会い、更なる幸せを知った。
この幸せを邪魔する者は…誰であっても許しはせぬ。
主が我を思い守ってくれるように、我も主を思い守っていく。
これからも─ずっと───
『ふむ。パルヴァンの騎士達は、昔から特別だったが…グレンとゼンが来てからは、更に強くなったな。』
隣国での浄化が終わった後、ネージュとノアの主がパルヴァン領の邸に泊まる事になった為、ネージュはノアの居る馬小屋へとやって来ていた。
『あ、そう言えば、あの魔法使いは…どうだったのですか?』
と、ノアが、ネージュの主─ハル─に頼まれて、ネージュが嫌々隣国の魔法使いに会いに行った時の事を尋ねた。
『……我は、アヤツを赦してはいないし…今でも、あの時の事を思い出すと…怒りが沸いてくる。でも、主はアヤツを赦しているし、アヤツにも笑っている故な…何とも言えぬ気持ちになる。』
ネージュはそう言うと、耳がシュンと垂れて、そのままノアにもたれかかる。ノアは、そんなネージュを愛おしそうに見ると、自身の鼻をネージュの顔にスリスリと擦り付けた。
『我は…狭量なのか?こんな我だと…主に嫌われてしまうのだろうか?』
ネージュは更にシュンとなる。
『それだけは、絶対有り得ませんね。ハル様が、ネージュ様の事を大切に思っているのは、私が見ていても分かりますし…我が主には申し訳無いですが…我が主よりネージュ様の方が、好きの度合いがまだ大きいように思いますから。』
『そう…なのか?』
と、ネージュは心配そうな顔をしながらも、シュンとしていた耳はピンッと立ち、尻尾も少し揺れている。
ーあぁ、本当にネージュ様は可愛らしいなぁー
『はい。ただ、お二人の仲が良すぎて…私は少し嫉妬してしまいますけどね?』
と、ノアはネージュに優しくキスをする。
『ふむ。それは…諦めてくれ。ノアの事は好きだが、我は主の事も大好き故な─。』
と、ネージュからもノアに優しくキスをする。
『分かっていますよ。私は、そんな仲の良いお二人を見るのが大好きですから。でも──』
ノアが、ネージュのオデコに自身のオデコをくっつける。
『キスをするのも、“愛”を囁いて受け入れるのは─俺だけにして下さいね─。』
ネージュは、パチリッと大きく瞬きをした後
『それは、勿論だ──』
と、フワリと微笑んだ。
*ノア視点*
翌日の朝─
「ノア…邪魔しちゃってごめんね?どうしても…フェンリルのネージュを……モフモフしたくなっちゃって…」
と言いながら、ハル様がネージュ様にグリグリと頭を擦り付けている。
ー我が主が、ハル様を可愛いと思う理由が、とても分かるワンシーンですねー
しかし、ハタと気付き、我が主がまた何かやらかしたのかと思い、ハル様に尋ねると─逆でした。
遂に、ようやく、我が主達が一歩前進した─との事だった。きっと、我が主─エディオル様─は、浮かれに浮かれまくって、何度も攻めたのでしょう。それで、ハル様がキャパオーバーになって、ネージュ様に癒しを求めに来たと言うところでしょうか。本当に、ハル様は可愛らしいリスですね。
*ネージュ視点*
「ノア…邪魔しちゃってごめんね?どうしても…フェンリルのネージュを……モフモフしたくなっちゃって…」
と、我が主が我に頭をグリグリ擦り付けて来る。
ーふむ。やっぱり我が主は可愛いー
それに、どうやら騎士の頑張りで、一歩前進したようだ。ポンコツな主であったが、主も主なりに頑張っているのだろう。恥ずかしそうにしながらも、主はとっても嬉しそうだ。勿論、そんな主を見る我も、とても嬉しい。
そうして、主は気持ちが落ち着いたのか、(主に懇願されて)元の姿に戻った我のお腹に背を預けたまま眠ってしまった。
「ノアも!お願いします!!」
と、目をキラキラさせた主に根負けして、ノアも申し訳なさそうにしながら、主の膝に鼻先だけチョコンと乗せて寝ている。
久し振りの、主とのお昼寝。そこに、心許せる魔獣であり、愛しいと思うノアが居る。
ー幸せだなぁー
と思う。
殺されると思った日々。
ただひたすら逃げるだけの日々。
パルヴァンの巫女に会い、幸せを知り、悲しみを知ったあの頃。
そうして、主に会い、更なる幸せを知った。
この幸せを邪魔する者は…誰であっても許しはせぬ。
主が我を思い守ってくれるように、我も主を思い守っていく。
これからも─ずっと───
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