終焉列島:ゾンビに沈む国

ねむたん

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翌朝、俺たちは早めに起き、朝食を軽く済ませると、さっそく行動を開始した。昨日話し合った通り、山菜採りの下見、罠の設置準備、釣り道具の確認など、それぞれ役割を分担して作業に取り掛かる。

「まずは山菜採りのポイントを探しに行くか」

斉藤と安田、高橋が旅館の周囲の山道を探索することになった。安田は山菜の種類について多少知識があると言っていたし、高橋は自然に対する観察眼がある。斉藤も慎重に行動できるタイプだから、適任だろう。

「こっちは罠の準備を進める」

俺と藤木は、狩猟用の罠を設置するための準備をすることになった。まずはネットの情報を頼りに、簡易的なくくり罠や落とし穴を作れる場所を探す。

「このあたり、獣道っぽくないか?」

藤木が旅館の裏手、木々の間に伸びる細い道を指さした。草が低くなり、踏み固められたようになっている。

「たぶん、ここを動物が通ってるな」

「じゃあ、この辺に罠を仕掛けよう」

くくり罠の材料はまだ揃っていないが、どこに仕掛けるのが効果的かを確かめておくのは大事だ。

「本格的に仕掛けるなら、針金とかロープが必要だな。あと、エサとして使えそうなものも」

「そうだな。落とし穴を作るなら、ちょっと掘りやすそうな場所を選ばないといけない」

「まあ、今日は下見と準備だな」

しばらく獣道を確認し、罠を仕掛けるのに適した場所をいくつかピックアップする。

「よし、戻るか」

***

一方、山菜採りのチームも戻ってきた。

「それなりに収穫できたぞ」

斉藤が手にした袋の中には、タラの芽、ワラビ、ゼンマイが入っていた。

「まだ成長途中のやつも多かったけど、採れる範囲ではこれくらいかな」

「おお、結構いい感じじゃん」

安田が満足げに頷く。

「でも、やっぱり食糧として安定させるには、もうちょっと探索範囲を広げる必要があるな」

「キノコも見つけたけど、食えるかどうかわからんやつばっかだった」

「それは下手に手を出さないほうがいいな」

「そういや、高橋は?」

「釣り道具の確認に行った」

ちょうどそのタイミングで、高橋が旅館の倉庫から戻ってきた。

「釣り竿はないけど、糸と針ならあった。これならなんとかなるかもな」

「おお、仕掛けだけでも作れそうじゃん!」

「ただ、川の様子を確認しないといけないな。釣れるかどうかも未知数だ」

「とりあえず、食料確保の手段は少しずつ整ってきたな」

俺たちはそれぞれの成果を共有し、次のステップを考えた。

「明日は罠の設置と、釣りの実践かな?」

「そうだな。山菜採りは定期的にやっていくとして、鹿や魚が確保できればだいぶ違う」

「このままのんびりできるとは限らないし、食料の確保は最優先事項だな」

こうして、俺たちは山での自給生活を少しずつ形にしていった。
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