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後片付け
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「「「ごちそうさま」」」
「美味しかった!」
「ちょっと辛くなかった?」
「…甘くね?」
皆食べ終わって片付けに入る。ご飯もカレーも全てからにして、満足しながら食べ終わった皿を水につける。
「夕音、擦っても落ちない…」
「え?」
明が炭で真っ黒になった飯盒とスポンジを手に、困っていた。それを受け取って擦ってみたが、落ちない。周りの班も見てみたが、落ちなくて苦戦していた。
「うわぁ…これは、落とさないと駄目だろうけど…大変だ」
「ゆ、夕音!利羽ちゃんが!」
「え、あっ。り、利羽ちゃん!」
「ごめんなさい…ちょっと立ち眩みが…」
慌てた声が聞こえたのでそちらを向くと、利羽さんが目を瞑って、辛そうにしていた。
「…り、利羽ちゃん…」
「大丈夫。ごめんね、少し休ませて貰っても良いかしら…」
「うん、良いよ!じゃあ北原くん、スポンジ代わって貰っても良い?」
「うん、了解」
北原くんにスポンジと飯盒を渡すと、水道で擦り始めた。冬間くんと潮賀くんには火の後始末をお願いした。亜美と明には、食器の片付けを頼もうとしたが、そこにはもう洗い終わった綺麗な食器が並んでいた。
「あ、明…?」
「ん、終わった」
明が満足そうに最後の食器を拭き終えた。皿の裏にも炭がついていたはずだが、綺麗さっぱり無くなっていた。
「お、お疲れ様。ありがとう」
驚いて咄嗟に声が出なかったが、やっとのことでお礼を言うと明は嬉しそうだった。
「えと、じゃあ飯盒だけかな」
「ん、終わったよ」
「え、あっそっちも?早い…!」
北原くんが私のことをじーっと見て何かを待っていたようだったのに気付いたので、さっき明に言ったようにお礼を言うと、北原くんは満足そうに微笑んだ。今日初めて見た笑顔だったので、びっくりしたのと同時に、少しどきっとした。
「夕音ちゃん、回復してきたから手伝うわ」
「あ、利羽ちゃん。いや、なんかほとんど終わっちゃってて…」
「稲森さん、こっちの片付けも終わりました」
「あ、水奈月。桜からメロンパン受け取ってきた」
「ん!」
潮賀くんと冬間くんが片付けを終え、帰ってきた。明がメロンパンを受け取って、嬉しそうに袋を開けたので、私はとても驚いた。
「明、今カレー食べたよね?」
「うん?食べたよ…?」
明が一番カレーを食べていたはずだった。何杯食べていたか数えるのを途中で諦めるくらいには食べていた。
「多分、あれじゃ水奈月は足りないぞ」
「えっ、あんなに食べてたのに?」
「あんなに…って、水奈月にしたらあんなの前菜だよ」
「えぇー!?」
そんな私の驚きなんて届かず、明はメロンパンを嬉しそうに食べていた。
「美味しかった!」
「ちょっと辛くなかった?」
「…甘くね?」
皆食べ終わって片付けに入る。ご飯もカレーも全てからにして、満足しながら食べ終わった皿を水につける。
「夕音、擦っても落ちない…」
「え?」
明が炭で真っ黒になった飯盒とスポンジを手に、困っていた。それを受け取って擦ってみたが、落ちない。周りの班も見てみたが、落ちなくて苦戦していた。
「うわぁ…これは、落とさないと駄目だろうけど…大変だ」
「ゆ、夕音!利羽ちゃんが!」
「え、あっ。り、利羽ちゃん!」
「ごめんなさい…ちょっと立ち眩みが…」
慌てた声が聞こえたのでそちらを向くと、利羽さんが目を瞑って、辛そうにしていた。
「…り、利羽ちゃん…」
「大丈夫。ごめんね、少し休ませて貰っても良いかしら…」
「うん、良いよ!じゃあ北原くん、スポンジ代わって貰っても良い?」
「うん、了解」
北原くんにスポンジと飯盒を渡すと、水道で擦り始めた。冬間くんと潮賀くんには火の後始末をお願いした。亜美と明には、食器の片付けを頼もうとしたが、そこにはもう洗い終わった綺麗な食器が並んでいた。
「あ、明…?」
「ん、終わった」
明が満足そうに最後の食器を拭き終えた。皿の裏にも炭がついていたはずだが、綺麗さっぱり無くなっていた。
「お、お疲れ様。ありがとう」
驚いて咄嗟に声が出なかったが、やっとのことでお礼を言うと明は嬉しそうだった。
「えと、じゃあ飯盒だけかな」
「ん、終わったよ」
「え、あっそっちも?早い…!」
北原くんが私のことをじーっと見て何かを待っていたようだったのに気付いたので、さっき明に言ったようにお礼を言うと、北原くんは満足そうに微笑んだ。今日初めて見た笑顔だったので、びっくりしたのと同時に、少しどきっとした。
「夕音ちゃん、回復してきたから手伝うわ」
「あ、利羽ちゃん。いや、なんかほとんど終わっちゃってて…」
「稲森さん、こっちの片付けも終わりました」
「あ、水奈月。桜からメロンパン受け取ってきた」
「ん!」
潮賀くんと冬間くんが片付けを終え、帰ってきた。明がメロンパンを受け取って、嬉しそうに袋を開けたので、私はとても驚いた。
「明、今カレー食べたよね?」
「うん?食べたよ…?」
明が一番カレーを食べていたはずだった。何杯食べていたか数えるのを途中で諦めるくらいには食べていた。
「多分、あれじゃ水奈月は足りないぞ」
「えっ、あんなに食べてたのに?」
「あんなに…って、水奈月にしたらあんなの前菜だよ」
「えぇー!?」
そんな私の驚きなんて届かず、明はメロンパンを嬉しそうに食べていた。
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