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7.過保護な先輩たち
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弥生くんに、恋愛的な好きのことを聞いた。弥生くん曰く、恋人的なことをしたいと思ったら、らしい。俺はそういう欲求を持ったことはない。同級生が『彼女欲しい』と言っていも、それに同調することはできなかった。それを正直に言うと、『さすがイケメンは余裕がある』と言われる。その同級生曰く、俺が彼女欲しいと思ったらすぐできるだろうということらしい。俺もそう思う。告白はされるのだから、俺が頷けば、そこでカップル成立。でも、自分に好意のない相手と付き合うなんて、相手からしたら苦痛になるだろう。だから、どんなに告白されても、俺が頷くことはなかった。こんな顔だから、チャラついてると思われることも少なくない。なんか勝手に付き合ってることになってるウワサになることもあるが、俺は案外、恋愛においては硬派なのだ。
手を繋ぎたいだとか、キスがしたいだとか、俺にも好きな人ができれば、分かるのだろうか。それとも、それらの行為をしたいと思った相手が好きな人なのだろうか。
昼休みが終わるころ、図書委員会担当の酒井先生がダンボールを抱えてやってきた。
「これ新しい本。出して並べてちょうだい。図書室用に、ハンコとかの加工は終わらせたから、並べるだけ。昼休みはもうすぐ終わるから、放課後にでも」
「分かりました」
水曜日担当の俺ら4人でやることになったが、伊吹先輩は放課後予定があり、森本先輩も大会が近いらしく、すぐにでも部活に行きたいということだった。
「俺ら2人で大丈夫ですよ」
「本当に? 王子たちだけで? 危なくない?」
伊吹先輩は心配そうにそう言った。顔に似合わず、案外過保護なのだなと思った。危ないって、どういう想定をしているのだろう。
「大丈夫ですよ。僕たち、注目されるのは慣れてる方なんで。先輩たちは自分の用事を優先させてください」
弥生くんがそう言うと、酒井先生は「あ」と良いことを思いついたというように明るい声で言った。
「心配なら、図書室の内側の鍵を閉めて作業すれば良いわ。図書室準備中って張り紙でもして」
先輩たちは、「それが良い!」と顔を見合わせた。森本先輩は、いらない紙の裏に大きく、図書室準備中と書き、セロハンテープを付ける。
「これ、今出る時に貼っちゃおう。ドアの窓から中が見えないように、窓を塞ぐように貼るから」
「ちゃんと内側から鍵を閉めること! 分かった?」
「え、そんなに過保護にしなくても」
「「分かった?」」
先輩2人は、そこまでしなくて良いと言おうとした俺に、顔をズイっと近づけた。
「……ハイ」
はいと言わざるを得ない。なんせ、先輩たちは強面だ。優しい先輩たちだということは分かっていても、迫力がある。
「「よし」」
その様子を見て、酒井先生は笑ってた。
「私も、来れたら来るわ。用事が早く終われば、だけど」
酒井先生は、学校に来るお客さんの相手をしなければならないらしく、すぐには来られない。お客さんとは、生徒の保護者かなんかだろう。場合によっては長引きそうだ。
こうして、放課後に俺と弥生くんの2人で、新しい本を並べることが決まった。鍵をかけるだなんて大げさだと思うが、鍵をかけていなかったことがこの先輩たちにバレたら、大変なことになりそうだから、かけることにしよう。
「じゃ、放課後、よろしく」
「うん」
俺と弥生くんは、苦笑しながら、そんな会話をした。
手を繋ぎたいだとか、キスがしたいだとか、俺にも好きな人ができれば、分かるのだろうか。それとも、それらの行為をしたいと思った相手が好きな人なのだろうか。
昼休みが終わるころ、図書委員会担当の酒井先生がダンボールを抱えてやってきた。
「これ新しい本。出して並べてちょうだい。図書室用に、ハンコとかの加工は終わらせたから、並べるだけ。昼休みはもうすぐ終わるから、放課後にでも」
「分かりました」
水曜日担当の俺ら4人でやることになったが、伊吹先輩は放課後予定があり、森本先輩も大会が近いらしく、すぐにでも部活に行きたいということだった。
「俺ら2人で大丈夫ですよ」
「本当に? 王子たちだけで? 危なくない?」
伊吹先輩は心配そうにそう言った。顔に似合わず、案外過保護なのだなと思った。危ないって、どういう想定をしているのだろう。
「大丈夫ですよ。僕たち、注目されるのは慣れてる方なんで。先輩たちは自分の用事を優先させてください」
弥生くんがそう言うと、酒井先生は「あ」と良いことを思いついたというように明るい声で言った。
「心配なら、図書室の内側の鍵を閉めて作業すれば良いわ。図書室準備中って張り紙でもして」
先輩たちは、「それが良い!」と顔を見合わせた。森本先輩は、いらない紙の裏に大きく、図書室準備中と書き、セロハンテープを付ける。
「これ、今出る時に貼っちゃおう。ドアの窓から中が見えないように、窓を塞ぐように貼るから」
「ちゃんと内側から鍵を閉めること! 分かった?」
「え、そんなに過保護にしなくても」
「「分かった?」」
先輩2人は、そこまでしなくて良いと言おうとした俺に、顔をズイっと近づけた。
「……ハイ」
はいと言わざるを得ない。なんせ、先輩たちは強面だ。優しい先輩たちだということは分かっていても、迫力がある。
「「よし」」
その様子を見て、酒井先生は笑ってた。
「私も、来れたら来るわ。用事が早く終われば、だけど」
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こうして、放課後に俺と弥生くんの2人で、新しい本を並べることが決まった。鍵をかけるだなんて大げさだと思うが、鍵をかけていなかったことがこの先輩たちにバレたら、大変なことになりそうだから、かけることにしよう。
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俺と弥生くんは、苦笑しながら、そんな会話をした。
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