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第四章 ご利用は計画的に
08.都会っ子の珍道中
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エスキニア王国の関所からラバント領に繋がる街道を走っている途中でシモンが限界に達した為、急遽地図に記されている池で休憩をとることに決めたが、脇道に入って暫く馬車を走らせていると何度も車輪が轍にハマり座席から転げ落ちそうになる程の悪路になって来た。
「地図ではそんっなにかからないはずなんですっが⋯⋯おっかしいなぁ」
「ネ、ネイサン、だ、だ、だい、大丈夫なの?」
「いっえ⋯⋯だっいじょっぶどっころか⋯⋯みっちがが、なっくなって来ましった」
馬車が何度も跳ねるせいでシモンも御者をしている従者のネイサンも真面に喋ることもできない。
初めは馬車が悠々通れる道だった為安心して馬車を進めていたのだが、地面には雑草が生え放題で育ちすぎた枝が馬の顔に当たる。
不快そうに首を振る馬がこれ以上暴れれば馬車ごと転倒しそうだ⋯⋯と考えたネイサンは道の真ん中で馬車を停め、地図を座面に置いて御者台を降りた。
「シモン様、これ以上馬車で進むのは無理そうなので、この先の様子を見て来ますね」
馬車の窓から顔を覗かせている真っ青な顔色のシモンに声をかけてから、ネイサンは雑草に覆われた道を張り切って歩きはじめた。
(早くシモン様が休憩できる場所を探さないと)
ベチャ⋯⋯
「ネ、ネイサン!」
シモン同様都会育ちのネイサンが木の根っこにでも足を引っ掛けたらしく、思いっきり顔から雑草に突っ込んだ。
「だ、大丈夫です⋯⋯これしき、なんの問題も⋯⋯ぶ、ぶえっくしゅん!」
ドアから転げ落ちて来た⋯⋯降りて来たシモンは青息吐息の有り様だが、よろめきながら土と枯れ草に塗れたネイサンの横にひざをついた。
「あーあ、可愛い顔が台無しになったね」
「か、可愛いだなんて揶揄わないでください。童顔なの気にしてるんですから」
袖で顔をゴシゴシと擦るネイサンの耳が何故か赤くなっていた。
「怪我はしてない? そうか、なら僕も一緒に行くよ⋯⋯ほら、立って」
「へ?」
手を差し出されたシモンの手を呆然と見つめていたネイサンが慌てて立ち上がった。
「だ、だ、大丈夫です!」
(シモン様のお手が私に差し出されて⋯⋯シモン様が私を慈愛の目で見つめて⋯⋯シモン様が⋯⋯いやいやいやいや、私は何を考えてるんだ!? シモン様は親切で手を差し伸べてくださっただけなのに)
馬車をその場に残し馬の手綱を引いて歩きはじめたシモンの横を歩くのは、ピクニック用か(?)と勘違いしそうになるバスケットと毛布を抱えたネイサン。
「はぁ、馬車がますます嫌いになりそうだよ」
「シモン様は昔から馬車より騎馬の方がお好きですもんね」
「うん、あの閉鎖された空間が好きになれないんだよね~。それなのに最近は馬車の移動ばっかでさ⋯⋯⋯⋯ねぇ、池って本当にあるのかなぁ。道が違ってて迷子になってたらどうしよう。流石に野宿は無理かも」
ネイサンが持っている毛布にちらっと目をやったシモンが後ろを振り返った。
「ほら、道標がわりに枝を折って歩いてますから大丈夫ですよ。池の近くで休憩すれば気分も変わりますって⋯⋯ほら、あと少し頑張って歩いて下さい。ラバント領に着いたら店を見つけてミントの葉を手に入れますから。そうしたら馬車の移動がもっと楽になりますからね。十分な量を準備していたつもりだったのにぜんっぜん足りないなんて⋯⋯」
酔いに効くミントの葉が関所に着く前になくなり青褪めたシモンは、例の『憂いを帯びた空前絶後の美貌』を無意識に発動し、関所役人の思考を停止させ頬を桜色に染めた。
「よく分かんないけどさ、関所があんなに簡単に通れるなんてエスキニア王国は大丈夫なのかなぁ。平和だって言っても不用心すぎる気がしなかった?」
「⋯⋯いえ、あれはたまたまと言いますか、役人の思考が下の方に移動していたと言いますか。とにかく、他の時にはあり得ない事態だと思います」
「ふ~ん、よく分かんないけど⋯⋯それなら犯罪者とかのチェックはちゃんと出来てるって事だね。それなら大丈夫か」
歩くこと30分、ようやく池を見つけ⋯⋯。
「池、澱んでるね」
シモンとネイサンの頭の中にあったのは、降り注ぐ陽の光にキラキラと輝く水面と辺りに咲き誇る名もなき小さな花達だったのだが、目の前にあるのは膝下くらいの長さまで伸びた草に囲まれた薄茶色に濁った水面⋯⋯舞い散った枯葉が臭いの源かも。
「そうですね。これなら動物が寄ってこないから安全って事で」
「うん⋯⋯ちょっと臭うけど、安全は大事だもん」
「池は堪能したから馬車のとこに戻ろう」
「そうですね、その方が馬も喜びそうです」
水があれば馬が喜ぶと思っていたが、シモン達よりも馬の方が先に帰り道に向かっていた。
「そうだよな~、あの水を飲めって言われたら誰だって嫌だもんな」
「ブヒン⋯⋯ブルル」
ネイサンが敷いた毛布に座り込んだシモンがお茶でまったりティータイムをする横で、地図と睨めっこしている振りのネイサンはチラチラと横目でシモンを観察していた。
(シモン様は少しお元気になられたみたいだ。目的地の惨状はともかくとして散歩はシモン様に有効だったのかも)
「あ、このハーブティーは気分がスッキリする」
「今回の物は疲労回復に働きかけるマテ、体調を整えるペパーミント、心身のストレスを解消するローズマリーのブレンドです」
「ペパーミントだから爽やかな味がするんだ。昨日のリンデンとレモングラスのも美味しかったし、ネイサンは物知りだからとても助かるよ」
「レモングラスはすっきりとした香りで気分をシャキッとさせてくれますし、甘さのあるリンデンを加えることで飲みやすくなりますから⋯⋯と言っても、全部ミリーさんの受け売りですけど」
出発前にミリーに言われて準備したハーブは疲労回復とストレス解消がメイン。苦手な馬車に長時間乗り、シモンが向かった先に待ち受けるのは領地経営のエキスパート。
(交渉が決裂したらミリーに『もっかい行ってこ~い』って言われてギルドから叩き出される⋯⋯ガクガクブルブル⋯⋯やっぱりもう一度資料を見直しておこう)
出発前からすでに落ち込んでいたシモンは馬車に乗っている間、資料と言う名の指示書に何度も何度も目を通した⋯⋯馬車酔と疲労が激しいのはそのせいもあるような。
「はぁ、そろそろ出発しないとまずいよねぇ」
「地図ではそんっなにかからないはずなんですっが⋯⋯おっかしいなぁ」
「ネ、ネイサン、だ、だ、だい、大丈夫なの?」
「いっえ⋯⋯だっいじょっぶどっころか⋯⋯みっちがが、なっくなって来ましった」
馬車が何度も跳ねるせいでシモンも御者をしている従者のネイサンも真面に喋ることもできない。
初めは馬車が悠々通れる道だった為安心して馬車を進めていたのだが、地面には雑草が生え放題で育ちすぎた枝が馬の顔に当たる。
不快そうに首を振る馬がこれ以上暴れれば馬車ごと転倒しそうだ⋯⋯と考えたネイサンは道の真ん中で馬車を停め、地図を座面に置いて御者台を降りた。
「シモン様、これ以上馬車で進むのは無理そうなので、この先の様子を見て来ますね」
馬車の窓から顔を覗かせている真っ青な顔色のシモンに声をかけてから、ネイサンは雑草に覆われた道を張り切って歩きはじめた。
(早くシモン様が休憩できる場所を探さないと)
ベチャ⋯⋯
「ネ、ネイサン!」
シモン同様都会育ちのネイサンが木の根っこにでも足を引っ掛けたらしく、思いっきり顔から雑草に突っ込んだ。
「だ、大丈夫です⋯⋯これしき、なんの問題も⋯⋯ぶ、ぶえっくしゅん!」
ドアから転げ落ちて来た⋯⋯降りて来たシモンは青息吐息の有り様だが、よろめきながら土と枯れ草に塗れたネイサンの横にひざをついた。
「あーあ、可愛い顔が台無しになったね」
「か、可愛いだなんて揶揄わないでください。童顔なの気にしてるんですから」
袖で顔をゴシゴシと擦るネイサンの耳が何故か赤くなっていた。
「怪我はしてない? そうか、なら僕も一緒に行くよ⋯⋯ほら、立って」
「へ?」
手を差し出されたシモンの手を呆然と見つめていたネイサンが慌てて立ち上がった。
「だ、だ、大丈夫です!」
(シモン様のお手が私に差し出されて⋯⋯シモン様が私を慈愛の目で見つめて⋯⋯シモン様が⋯⋯いやいやいやいや、私は何を考えてるんだ!? シモン様は親切で手を差し伸べてくださっただけなのに)
馬車をその場に残し馬の手綱を引いて歩きはじめたシモンの横を歩くのは、ピクニック用か(?)と勘違いしそうになるバスケットと毛布を抱えたネイサン。
「はぁ、馬車がますます嫌いになりそうだよ」
「シモン様は昔から馬車より騎馬の方がお好きですもんね」
「うん、あの閉鎖された空間が好きになれないんだよね~。それなのに最近は馬車の移動ばっかでさ⋯⋯⋯⋯ねぇ、池って本当にあるのかなぁ。道が違ってて迷子になってたらどうしよう。流石に野宿は無理かも」
ネイサンが持っている毛布にちらっと目をやったシモンが後ろを振り返った。
「ほら、道標がわりに枝を折って歩いてますから大丈夫ですよ。池の近くで休憩すれば気分も変わりますって⋯⋯ほら、あと少し頑張って歩いて下さい。ラバント領に着いたら店を見つけてミントの葉を手に入れますから。そうしたら馬車の移動がもっと楽になりますからね。十分な量を準備していたつもりだったのにぜんっぜん足りないなんて⋯⋯」
酔いに効くミントの葉が関所に着く前になくなり青褪めたシモンは、例の『憂いを帯びた空前絶後の美貌』を無意識に発動し、関所役人の思考を停止させ頬を桜色に染めた。
「よく分かんないけどさ、関所があんなに簡単に通れるなんてエスキニア王国は大丈夫なのかなぁ。平和だって言っても不用心すぎる気がしなかった?」
「⋯⋯いえ、あれはたまたまと言いますか、役人の思考が下の方に移動していたと言いますか。とにかく、他の時にはあり得ない事態だと思います」
「ふ~ん、よく分かんないけど⋯⋯それなら犯罪者とかのチェックはちゃんと出来てるって事だね。それなら大丈夫か」
歩くこと30分、ようやく池を見つけ⋯⋯。
「池、澱んでるね」
シモンとネイサンの頭の中にあったのは、降り注ぐ陽の光にキラキラと輝く水面と辺りに咲き誇る名もなき小さな花達だったのだが、目の前にあるのは膝下くらいの長さまで伸びた草に囲まれた薄茶色に濁った水面⋯⋯舞い散った枯葉が臭いの源かも。
「そうですね。これなら動物が寄ってこないから安全って事で」
「うん⋯⋯ちょっと臭うけど、安全は大事だもん」
「池は堪能したから馬車のとこに戻ろう」
「そうですね、その方が馬も喜びそうです」
水があれば馬が喜ぶと思っていたが、シモン達よりも馬の方が先に帰り道に向かっていた。
「そうだよな~、あの水を飲めって言われたら誰だって嫌だもんな」
「ブヒン⋯⋯ブルル」
ネイサンが敷いた毛布に座り込んだシモンがお茶でまったりティータイムをする横で、地図と睨めっこしている振りのネイサンはチラチラと横目でシモンを観察していた。
(シモン様は少しお元気になられたみたいだ。目的地の惨状はともかくとして散歩はシモン様に有効だったのかも)
「あ、このハーブティーは気分がスッキリする」
「今回の物は疲労回復に働きかけるマテ、体調を整えるペパーミント、心身のストレスを解消するローズマリーのブレンドです」
「ペパーミントだから爽やかな味がするんだ。昨日のリンデンとレモングラスのも美味しかったし、ネイサンは物知りだからとても助かるよ」
「レモングラスはすっきりとした香りで気分をシャキッとさせてくれますし、甘さのあるリンデンを加えることで飲みやすくなりますから⋯⋯と言っても、全部ミリーさんの受け売りですけど」
出発前にミリーに言われて準備したハーブは疲労回復とストレス解消がメイン。苦手な馬車に長時間乗り、シモンが向かった先に待ち受けるのは領地経営のエキスパート。
(交渉が決裂したらミリーに『もっかい行ってこ~い』って言われてギルドから叩き出される⋯⋯ガクガクブルブル⋯⋯やっぱりもう一度資料を見直しておこう)
出発前からすでに落ち込んでいたシモンは馬車に乗っている間、資料と言う名の指示書に何度も何度も目を通した⋯⋯馬車酔と疲労が激しいのはそのせいもあるような。
「はぁ、そろそろ出発しないとまずいよねぇ」
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