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〈フレデリック/しろさん編〉
第四話 2
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『「思い出しませんか? この白いぜんまいネズミによくにた、
いやーなネズミ博士がいたはずでしょう?」』
**************************************
壇上へ招待されたビオラ博士。
たしかに彼女は、ネズミのわしでも分かるほど、美しさと色気があった。
わしもはじめて見たとき、一瞬だが、彼女の姿にまどわされそうになった。
「ルドルフ様。ここ最近、わたしへのメカ開発の発注が多いのでは?
こちらも好きであなた方の活動に協力しているわけではありませんの」
「そない連れないこと言うなて~。ワイとお前のふたりがそろってるから、
次々とナイスなメカが誕生しとるんや」
ルドルフはわざとらしく腕を天井へ広げ、
まるで舞台上で演技しているようなそぶりを見せた。
「ワイが珍生物捕獲用のナイスなメカを発案し、お前がそれを開発する。
この二人三脚は、野良猫の世界に高らかにとどろくビッグパワーや。
ほかのだれにも、ゆずる気はあらへんでえ!」
「――本当にそうなのですか? ここ最近、
あなた以外のだれかの発案もまじっているように思いますけども。
まあ、先頭に黒猫の顔がついたあの巨大トラックより何十倍もマシですが。
その方の発案は、どれも実用性があって、知性の高さがうかがえますもの」
ビオラ博士は、やりきれないような調子で両手を広げた。
「――と、そんなことを話すために来たんじゃありませんでしたわ。
わたしがここへ来たのは、ルドルフ様にお伝えしたいことがあるからですの」
「ほう、なんやなんや? ついにワイのプロポーズにこたえてくれるんか?」
「それだけは百パーセントあり得ません。今後もいっさい。
何が言いたいかと言いますと――」
ビオラ博士は、片耳をぴくりとさせた。
「――それをお伝えする前に、
まずは、あそこのカベにはりついている小さな機械を捕まえなくては」
ビオラ博士が指をさすと、猫たちがいっせいに後ろをふりかえった。
「あぁーっ! あんなところに!」
「なんや、あのちっこいネズミみたいなの!」
「背中についとんの、なにあれ、ぜんまい?」
しまった。とうとう気づかれてしまった! 早く逃げなければ――
なあんてな。わしのぜんまいネズミは、逃げも隠れもしない。
必要な情報はもう手に入れてしまったからだ。
ニャー! ニャー! ニャゴ! ウニャアー!
部屋が一時そうぞうしくなった。
子分猫たちが、われ先にと跳びかかってきたのだ。
わしのぜんまいネズミは、その拍子にカベからびょーんとふっとび、
動かずにじっとしていた一匹のデブ猫にキャッチされてしまった。
だが、ぜんまいネズミはわしのプログラムどおり、暴れはしなかった。
ぜんまいネズミをうけとったルドルフは、こちらを苦々しくにらみつけた。
「こいつ、目玉がカメラになっとんぞ。どこの差し金やねん」
いっぽう、ビオラ博士は、無抵抗なわしのメカを見て、
少しのあいだ考えこんでいたが、ふと、何かをさとったように顔をあげた。
「なるほど。ふうん、なるほどねえ……こっちに戻ってきていたとは」
「どないしたんや、博士?」
「このこだわりある白色。先進的なフォルム。走行音を消す特殊なタイヤ。
それでいて、無駄なものを取りつけられるほど余裕のある設計。
そして、おのれの暗躍をあえて明示するかのような、ネズミのデザイン」
「はぁ?」
「思い出しませんか? この白いぜんまいネズミによくにた、
いやーなネズミ博士がいたはずでしょう?」
「ま、まさかぁ……!」
ルドルフは、わなわなと口元をふるわせた。
そうだ、彼らは知っているのだ。このわしのことを。わすれたとは言わせまい。
「ふっふふふふ……」
突然、不気味な声でほくそ笑んだではないか。
「そういうことかいな。やっと分かったでえ。
あのレン少年たちが使うてた、体ちぢめる変なバンドも、
ドラギィたちが突然姿を消すために首に巻いとった、あのみょうな首輪も、
これでみーんな説明がつくで。
しっかし、最後に会うたのはいつやったかなあ。
もうちょいのところで捕まえそこなった、あのいけ好かない――。
ふふっ、おもろなってきたやないか」
「嬉しそうですわね。まあ、それはわたしも同じですが」
子分の猫たちは、ふたりがどうして怪しげなほほ笑みをうかべているのか、
まったく分かっていないらしい。全員がポカンとした表情をしていた。
「ところで、そのぜんまいネズミはどうなさるおつもりですの?」
「もちろん、壊すに決まっとるやろ!
けどなあ、あいつが生でワイらの会話を聞いとるっちゅうことなら、
もう少しこのまま何もせんでいてやろうやないか」
「挑発、ですのね。ふふっ、ルドルフ様らしいですわ。
でしたらここで、わたしから一つ、とっておきの情報を」
「ほう、そらなんやねん?」
「その白ネズミの博士ですが、近々ドラギィと子どもたちとともに、
行動を起こすことが分かりましたわ。
部下のチャビ丸さんに、わたしからレン少年の見張りをお願いしていましたので。
そうですね、チャビ丸さん?」
「あ、はい!」チャビ丸と呼ばれたブチ猫が立ち上がった。
「昨日の午後四時ごろのことやったんですけど、
レン少年とそのお友だち三人があつまって、
なんかスマホでだれかと交信しながら、話しおうてるのを聞きました。
その内容は、えーっと、ブリなんとかいうやつのために、
強い生物がいる裏世界を見つけてやろうっちゅうハナシでした」
「ブリ? 強い生物?」
ルドルフは、ちょっと引っかかったような複雑な表情をした。
「ブリっちゅうと、あのでかい魚しか思いうかばんわな。
もうずいぶんと食ってへんわぁ、ブリ。はぁ~、ひさびさにかぶりつきたい」
やれやれ――。ビオラ博士がまたもや首を横にふる。
「そのブリではないと思いますわ。
おそらく、新しいドラギィが仲間になったのでしょう」
「なんやて!? あいつら、いつの間に増えよったんや。
そういうことなら、ますます捕まえがいがあるわな」
ルドルフは、あらためて子分たちのほうをむいて、こう言い放った。
「よっしゃ! なんや知らんが、あいつらが強い生物を探しとるっちゅうなら、
ワイらが先に見つけて、横取りしたろやないか!
幸い、こっちにはビオラ博士が最近発明してくれた、
異界穴をこじ開けるごっついメカがあるさかいな」
「ふふふっ、何度も言いましたけど、苦労しましたのよ。あれを開発するのは」
今後のプランが決まったおかげか、
子分の猫たちが、にわかに興奮しはじめた。
そしてルドルフは、子分から鋼鉄製のハンマーをうけとると、
床に降ろしたぜんまいネズミに、いや、わしにむかってこう言った。
「そういうこっちゃ、このいけ好かないネズミ博士。
お前のドラギィたちは、ワイが今度こそ根こそぎいただいたるさかい、
せいぜいワイにふみつけにされんよう祈っとくんやな!」
ガ――ン! ビビビ、ガガガッ!
ハンマーがふり下ろされた直後、映像が暗転した。
いやーなネズミ博士がいたはずでしょう?」』
**************************************
壇上へ招待されたビオラ博士。
たしかに彼女は、ネズミのわしでも分かるほど、美しさと色気があった。
わしもはじめて見たとき、一瞬だが、彼女の姿にまどわされそうになった。
「ルドルフ様。ここ最近、わたしへのメカ開発の発注が多いのでは?
こちらも好きであなた方の活動に協力しているわけではありませんの」
「そない連れないこと言うなて~。ワイとお前のふたりがそろってるから、
次々とナイスなメカが誕生しとるんや」
ルドルフはわざとらしく腕を天井へ広げ、
まるで舞台上で演技しているようなそぶりを見せた。
「ワイが珍生物捕獲用のナイスなメカを発案し、お前がそれを開発する。
この二人三脚は、野良猫の世界に高らかにとどろくビッグパワーや。
ほかのだれにも、ゆずる気はあらへんでえ!」
「――本当にそうなのですか? ここ最近、
あなた以外のだれかの発案もまじっているように思いますけども。
まあ、先頭に黒猫の顔がついたあの巨大トラックより何十倍もマシですが。
その方の発案は、どれも実用性があって、知性の高さがうかがえますもの」
ビオラ博士は、やりきれないような調子で両手を広げた。
「――と、そんなことを話すために来たんじゃありませんでしたわ。
わたしがここへ来たのは、ルドルフ様にお伝えしたいことがあるからですの」
「ほう、なんやなんや? ついにワイのプロポーズにこたえてくれるんか?」
「それだけは百パーセントあり得ません。今後もいっさい。
何が言いたいかと言いますと――」
ビオラ博士は、片耳をぴくりとさせた。
「――それをお伝えする前に、
まずは、あそこのカベにはりついている小さな機械を捕まえなくては」
ビオラ博士が指をさすと、猫たちがいっせいに後ろをふりかえった。
「あぁーっ! あんなところに!」
「なんや、あのちっこいネズミみたいなの!」
「背中についとんの、なにあれ、ぜんまい?」
しまった。とうとう気づかれてしまった! 早く逃げなければ――
なあんてな。わしのぜんまいネズミは、逃げも隠れもしない。
必要な情報はもう手に入れてしまったからだ。
ニャー! ニャー! ニャゴ! ウニャアー!
部屋が一時そうぞうしくなった。
子分猫たちが、われ先にと跳びかかってきたのだ。
わしのぜんまいネズミは、その拍子にカベからびょーんとふっとび、
動かずにじっとしていた一匹のデブ猫にキャッチされてしまった。
だが、ぜんまいネズミはわしのプログラムどおり、暴れはしなかった。
ぜんまいネズミをうけとったルドルフは、こちらを苦々しくにらみつけた。
「こいつ、目玉がカメラになっとんぞ。どこの差し金やねん」
いっぽう、ビオラ博士は、無抵抗なわしのメカを見て、
少しのあいだ考えこんでいたが、ふと、何かをさとったように顔をあげた。
「なるほど。ふうん、なるほどねえ……こっちに戻ってきていたとは」
「どないしたんや、博士?」
「このこだわりある白色。先進的なフォルム。走行音を消す特殊なタイヤ。
それでいて、無駄なものを取りつけられるほど余裕のある設計。
そして、おのれの暗躍をあえて明示するかのような、ネズミのデザイン」
「はぁ?」
「思い出しませんか? この白いぜんまいネズミによくにた、
いやーなネズミ博士がいたはずでしょう?」
「ま、まさかぁ……!」
ルドルフは、わなわなと口元をふるわせた。
そうだ、彼らは知っているのだ。このわしのことを。わすれたとは言わせまい。
「ふっふふふふ……」
突然、不気味な声でほくそ笑んだではないか。
「そういうことかいな。やっと分かったでえ。
あのレン少年たちが使うてた、体ちぢめる変なバンドも、
ドラギィたちが突然姿を消すために首に巻いとった、あのみょうな首輪も、
これでみーんな説明がつくで。
しっかし、最後に会うたのはいつやったかなあ。
もうちょいのところで捕まえそこなった、あのいけ好かない――。
ふふっ、おもろなってきたやないか」
「嬉しそうですわね。まあ、それはわたしも同じですが」
子分の猫たちは、ふたりがどうして怪しげなほほ笑みをうかべているのか、
まったく分かっていないらしい。全員がポカンとした表情をしていた。
「ところで、そのぜんまいネズミはどうなさるおつもりですの?」
「もちろん、壊すに決まっとるやろ!
けどなあ、あいつが生でワイらの会話を聞いとるっちゅうことなら、
もう少しこのまま何もせんでいてやろうやないか」
「挑発、ですのね。ふふっ、ルドルフ様らしいですわ。
でしたらここで、わたしから一つ、とっておきの情報を」
「ほう、そらなんやねん?」
「その白ネズミの博士ですが、近々ドラギィと子どもたちとともに、
行動を起こすことが分かりましたわ。
部下のチャビ丸さんに、わたしからレン少年の見張りをお願いしていましたので。
そうですね、チャビ丸さん?」
「あ、はい!」チャビ丸と呼ばれたブチ猫が立ち上がった。
「昨日の午後四時ごろのことやったんですけど、
レン少年とそのお友だち三人があつまって、
なんかスマホでだれかと交信しながら、話しおうてるのを聞きました。
その内容は、えーっと、ブリなんとかいうやつのために、
強い生物がいる裏世界を見つけてやろうっちゅうハナシでした」
「ブリ? 強い生物?」
ルドルフは、ちょっと引っかかったような複雑な表情をした。
「ブリっちゅうと、あのでかい魚しか思いうかばんわな。
もうずいぶんと食ってへんわぁ、ブリ。はぁ~、ひさびさにかぶりつきたい」
やれやれ――。ビオラ博士がまたもや首を横にふる。
「そのブリではないと思いますわ。
おそらく、新しいドラギィが仲間になったのでしょう」
「なんやて!? あいつら、いつの間に増えよったんや。
そういうことなら、ますます捕まえがいがあるわな」
ルドルフは、あらためて子分たちのほうをむいて、こう言い放った。
「よっしゃ! なんや知らんが、あいつらが強い生物を探しとるっちゅうなら、
ワイらが先に見つけて、横取りしたろやないか!
幸い、こっちにはビオラ博士が最近発明してくれた、
異界穴をこじ開けるごっついメカがあるさかいな」
「ふふふっ、何度も言いましたけど、苦労しましたのよ。あれを開発するのは」
今後のプランが決まったおかげか、
子分の猫たちが、にわかに興奮しはじめた。
そしてルドルフは、子分から鋼鉄製のハンマーをうけとると、
床に降ろしたぜんまいネズミに、いや、わしにむかってこう言った。
「そういうこっちゃ、このいけ好かないネズミ博士。
お前のドラギィたちは、ワイが今度こそ根こそぎいただいたるさかい、
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