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〈フレデリック/しろさん編〉
第四話『ルドルフのアジト』 1
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『その黒猫は、彼とおなじように、二本足だけでゆうゆうと歩き、
そして、白衣を身につけていた。』
**************************************
――話はかわる。
わしはその日、一台の小さなメカを白昼堂々と走らせていた。
人通りのない、町なかの暗い裏路地。
そのすみっこの排水溝のうえを、音もなく、気配もなく、
小さなシノビのようにちょろちょろと走る白い影。
正体は、その名も『どこでもぜんまいネズミ』。
金のぜんまいはついているが、これはただのかざりで、実際はオート走行だ。
特殊なタイヤが一台だけついており、こいつが無音での走行を実現しているのだ。
しかも、こいつの目はカメラであり、記録した映像をそのままラボに送ってくれる。
ぜんまいネズミの目は、塀の上を歩く一匹の野良猫のあとを追っていた。
そいつは、全身もじゃもじゃとした真っ黒い毛におおわれた、大柄な黒猫だった。
目は大きくつりあがり、金色の中に真っ黒な瞳孔をひらいている。
黒猫は、しめしめ、やはりこちらの動きに気づいてもいない。
ふさふさなしっぽをゆうゆうとゆらし、四足歩行でのんびり歩いている。
すると突然、黒猫がぴょんと、塀の上から跳びおりて、
左の横道へと入っていった。
わしのぜんまいネズミは、すぐさま跡を追った。
その先は行き止まりだった。黒猫は、つきあたりの前で止まっていた。
黒猫の目の前には、マンホールがあった。猫が丸ごと一匹通れるサイズだ。
するとその時だ。黒猫が、すっくと立ちあがった。後ろ脚だけで立ったのだ。
黒猫は、ネズミのわしにも分かる猫の言葉で、いきなりこう口走った。
「――耳の穴から手ぇつっこんで、歯ぁガタガタいわしにきたでぇー!」
すると、マンホールのふたが、ガタンッ! と音を立てて、すこし下がった。
黒猫は飛びのく様子もなく、ゆう然とふたの上に跳び乗った。
次の瞬間、ふたが地面の底へと下がりだした。まるでエレベーターだ。
ぜんまいネズミは、後れをとるまいと走り出し、
マンホールの丸いカベにそうように垂直走行でもぐっていった。
*
侵入した先は、
ガラクタやトタン板にかこまれた、うすぐらい広間のような場所。
こぎたないガレージのようにほこりっぽく、清掃がまったくいきとどいていない。
そんな広間に、何十匹もの猫があつまって、
鉄骨や細いパイプをつみあげて作られた演壇をむいていた。
その演壇に今、一匹の大きな黒猫がのっそりとあがった。
先ほどまで追いかけていた、あの黒猫だ。
しかし、今はおどろくべきことに、その黒猫はグレーのコートを着ていた。
どこぞのペットでもないのに、コートなんぞをはおっている。
おまけに、黄色のネクタイまで首にまいている。いつ身につけたのやら。
あんなにもじゃもじゃとした品のない黒毛なのに、服装はりっぱである。
そしてなんと、そいつは二本の後ろ脚だけで立っているのだ。
わしとおなじで、人間のマネをしているのである。
見たところ、まわりの猫たちはやつの子分らしい。
この黒猫をしたって尊敬しているのか、それとも――?
「珍生物コレクター・ルドルフ様の参上や!
みんな、今日はようあつまってくれたな」
壇上にあがった黒猫は、力強い関西弁で猫たちを歓迎した。
こいつの名前はルドルフ。ここは、やつの知られざる秘密のアジトだ。
わしのぜんまいネズミは、部屋のカベのかたすみにはりついたまま、
この光景をその目で静かに記録していた。
「今日あつまってもろたのは、ほかでもない。
ドラギィたちをつかまえる新しい作戦を思いついたんや、これが!」
「へい、ボス!」子分のひとりが手をあげた。
「おう、なんやサブローくん?」
「その新しい作戦ゆうのは、いったいなんですのん?」
「ふっふっふっ。
じつは昨日なあ、三丁目のおばはん家のあつーいお風呂に入れさしてもろた時に、
お湯の激熱パワーでピコーンとひらめいたんや!」
ルドルフは、ここ〈うさみ町〉でも有名なボス猫だが、
町の人間たちからもだいぶ愛されている野良猫だった。
エサをくれる人間は大勢いるし、
中には、自宅の風呂につれこんで、桶にお湯を入れてやる人間もいる。
そうやって、町じゅうでちやほやされている黒猫が、
まさかこんなところにうさみ町の野良猫どもをあつめて、
珍生物をあつめる秘密結社をつくっていたとは、だれも夢にも思うまい。
ルドルフは、思いついたばかりのろくでもない作戦を、
嬉々として語りはじめた。
「ドラギィたちは、欲深い人間どもの目ぇから逃れるために、
あのレン少年の家にかくまわれとるっちゅーのは、みんな知っとるやろ」
子分たちは、いっせいに頭を縦にふった。
「そのレン少年の家の屋上にやな……ワイらから特製カレーを設置したろ思うんや!
一口食べたら、もんどりうって気絶してまうような香辛料をきかせた、
最高の激辛カレーをな! ハバネ~ロ~。ブート・ジョロ~キア~」
「ボス! なんでカレーですのん?」と、子分のひとりがたずねてきた。
「分からんのかいな。レン少年の家は、カレー屋をやっとるさかい。
ドラギィたちも、日ごろから食べさしてもろて、大好物になっとるはずや」
そこは間違いではない。あの三匹は、いまや全員カレー好きだ。
フラップの別人格であるブリーチもまた、
「こいつは燃えるようなウマさだ!」といって、タイヘン気に入っている。
「そこで、今回の作戦!
カレーのにおいが部屋の外からやってきたら、気になって出てくるやろ。で、
あいつらは、ワイらの特製カレーの皿見つけて、さっそくスプーンでパクッ!
すると、体じゅうがしびれるような辛さにやられて、三匹はバッタンキュ~!
火ぃふいたまま、気絶してまうやろなあ、もしかしたら。
そこをすかさず、隠れてたワイらでがばっと捕獲! という作戦やで」
「あのう、そのカレーは、ボスがみずからつくらはるんですか?」
「いやあ、ワイは料理でけへんさかい、得意なもんにまかせよう思うとる」
ルドルフは、小バエをふりはらうようなしぐさをしながら答えた。
「これは、今までで一番かんたんで確実な作戦や思うとるが、どうや?」
ウーン……。
子分たちから、歯切れの悪い反応がかえってきた。
「それはさすがに、ワナだと見破られてしまうのではないですか?」
ふいに、広間のすみからきれいな声がやってきた。
見ると、奥の鋼鉄のドアをひらいて部屋にやってくる、
一匹のすらっとした黒猫の姿があった。
「それに、ルドルフ様らしい派手さがかけているように思えます。
いつもならもっと手のこんだ、計画的でゴキゲンな手段をこうじられるのに。
部下のみなさまは、それがお気に召さないのではありませんか?」
子分の猫たちが、みんないっせいに色気づいた。
その黒猫は、彼とおなじように、二本足だけでゆうゆうと歩き、
そして、白衣を身につけていた。頭にはえた少量の白い毛はきれいにセットされ、
知的感性を印象づけさせるボストン型の金ぶちメガネをかけている。
全身の黒毛は、黒というよりやや紫がかった感じが見受けられた。
雰囲気からして、どうやらメス猫のようだ。
ルドルフが、壇上から両手を横にひろげて歓迎する。
「おお~、よう来てくれたなあ、ビオラ博士。
お前が登場してくれたおかげで、ワイのステージがええ具合に華やかになるで。
ささ、こっちまであがってきてくれや、マイハニー♡」
ビオラとよばれた黒猫は、小さくため息をついてから、
もううんざりだといいたげな顔でこういった。
「ハニーは、おやめくださいませ」
そして、白衣を身につけていた。』
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――話はかわる。
わしはその日、一台の小さなメカを白昼堂々と走らせていた。
人通りのない、町なかの暗い裏路地。
そのすみっこの排水溝のうえを、音もなく、気配もなく、
小さなシノビのようにちょろちょろと走る白い影。
正体は、その名も『どこでもぜんまいネズミ』。
金のぜんまいはついているが、これはただのかざりで、実際はオート走行だ。
特殊なタイヤが一台だけついており、こいつが無音での走行を実現しているのだ。
しかも、こいつの目はカメラであり、記録した映像をそのままラボに送ってくれる。
ぜんまいネズミの目は、塀の上を歩く一匹の野良猫のあとを追っていた。
そいつは、全身もじゃもじゃとした真っ黒い毛におおわれた、大柄な黒猫だった。
目は大きくつりあがり、金色の中に真っ黒な瞳孔をひらいている。
黒猫は、しめしめ、やはりこちらの動きに気づいてもいない。
ふさふさなしっぽをゆうゆうとゆらし、四足歩行でのんびり歩いている。
すると突然、黒猫がぴょんと、塀の上から跳びおりて、
左の横道へと入っていった。
わしのぜんまいネズミは、すぐさま跡を追った。
その先は行き止まりだった。黒猫は、つきあたりの前で止まっていた。
黒猫の目の前には、マンホールがあった。猫が丸ごと一匹通れるサイズだ。
するとその時だ。黒猫が、すっくと立ちあがった。後ろ脚だけで立ったのだ。
黒猫は、ネズミのわしにも分かる猫の言葉で、いきなりこう口走った。
「――耳の穴から手ぇつっこんで、歯ぁガタガタいわしにきたでぇー!」
すると、マンホールのふたが、ガタンッ! と音を立てて、すこし下がった。
黒猫は飛びのく様子もなく、ゆう然とふたの上に跳び乗った。
次の瞬間、ふたが地面の底へと下がりだした。まるでエレベーターだ。
ぜんまいネズミは、後れをとるまいと走り出し、
マンホールの丸いカベにそうように垂直走行でもぐっていった。
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侵入した先は、
ガラクタやトタン板にかこまれた、うすぐらい広間のような場所。
こぎたないガレージのようにほこりっぽく、清掃がまったくいきとどいていない。
そんな広間に、何十匹もの猫があつまって、
鉄骨や細いパイプをつみあげて作られた演壇をむいていた。
その演壇に今、一匹の大きな黒猫がのっそりとあがった。
先ほどまで追いかけていた、あの黒猫だ。
しかし、今はおどろくべきことに、その黒猫はグレーのコートを着ていた。
どこぞのペットでもないのに、コートなんぞをはおっている。
おまけに、黄色のネクタイまで首にまいている。いつ身につけたのやら。
あんなにもじゃもじゃとした品のない黒毛なのに、服装はりっぱである。
そしてなんと、そいつは二本の後ろ脚だけで立っているのだ。
わしとおなじで、人間のマネをしているのである。
見たところ、まわりの猫たちはやつの子分らしい。
この黒猫をしたって尊敬しているのか、それとも――?
「珍生物コレクター・ルドルフ様の参上や!
みんな、今日はようあつまってくれたな」
壇上にあがった黒猫は、力強い関西弁で猫たちを歓迎した。
こいつの名前はルドルフ。ここは、やつの知られざる秘密のアジトだ。
わしのぜんまいネズミは、部屋のカベのかたすみにはりついたまま、
この光景をその目で静かに記録していた。
「今日あつまってもろたのは、ほかでもない。
ドラギィたちをつかまえる新しい作戦を思いついたんや、これが!」
「へい、ボス!」子分のひとりが手をあげた。
「おう、なんやサブローくん?」
「その新しい作戦ゆうのは、いったいなんですのん?」
「ふっふっふっ。
じつは昨日なあ、三丁目のおばはん家のあつーいお風呂に入れさしてもろた時に、
お湯の激熱パワーでピコーンとひらめいたんや!」
ルドルフは、ここ〈うさみ町〉でも有名なボス猫だが、
町の人間たちからもだいぶ愛されている野良猫だった。
エサをくれる人間は大勢いるし、
中には、自宅の風呂につれこんで、桶にお湯を入れてやる人間もいる。
そうやって、町じゅうでちやほやされている黒猫が、
まさかこんなところにうさみ町の野良猫どもをあつめて、
珍生物をあつめる秘密結社をつくっていたとは、だれも夢にも思うまい。
ルドルフは、思いついたばかりのろくでもない作戦を、
嬉々として語りはじめた。
「ドラギィたちは、欲深い人間どもの目ぇから逃れるために、
あのレン少年の家にかくまわれとるっちゅーのは、みんな知っとるやろ」
子分たちは、いっせいに頭を縦にふった。
「そのレン少年の家の屋上にやな……ワイらから特製カレーを設置したろ思うんや!
一口食べたら、もんどりうって気絶してまうような香辛料をきかせた、
最高の激辛カレーをな! ハバネ~ロ~。ブート・ジョロ~キア~」
「ボス! なんでカレーですのん?」と、子分のひとりがたずねてきた。
「分からんのかいな。レン少年の家は、カレー屋をやっとるさかい。
ドラギィたちも、日ごろから食べさしてもろて、大好物になっとるはずや」
そこは間違いではない。あの三匹は、いまや全員カレー好きだ。
フラップの別人格であるブリーチもまた、
「こいつは燃えるようなウマさだ!」といって、タイヘン気に入っている。
「そこで、今回の作戦!
カレーのにおいが部屋の外からやってきたら、気になって出てくるやろ。で、
あいつらは、ワイらの特製カレーの皿見つけて、さっそくスプーンでパクッ!
すると、体じゅうがしびれるような辛さにやられて、三匹はバッタンキュ~!
火ぃふいたまま、気絶してまうやろなあ、もしかしたら。
そこをすかさず、隠れてたワイらでがばっと捕獲! という作戦やで」
「あのう、そのカレーは、ボスがみずからつくらはるんですか?」
「いやあ、ワイは料理でけへんさかい、得意なもんにまかせよう思うとる」
ルドルフは、小バエをふりはらうようなしぐさをしながら答えた。
「これは、今までで一番かんたんで確実な作戦や思うとるが、どうや?」
ウーン……。
子分たちから、歯切れの悪い反応がかえってきた。
「それはさすがに、ワナだと見破られてしまうのではないですか?」
ふいに、広間のすみからきれいな声がやってきた。
見ると、奥の鋼鉄のドアをひらいて部屋にやってくる、
一匹のすらっとした黒猫の姿があった。
「それに、ルドルフ様らしい派手さがかけているように思えます。
いつもならもっと手のこんだ、計画的でゴキゲンな手段をこうじられるのに。
部下のみなさまは、それがお気に召さないのではありませんか?」
子分の猫たちが、みんないっせいに色気づいた。
その黒猫は、彼とおなじように、二本足だけでゆうゆうと歩き、
そして、白衣を身につけていた。頭にはえた少量の白い毛はきれいにセットされ、
知的感性を印象づけさせるボストン型の金ぶちメガネをかけている。
全身の黒毛は、黒というよりやや紫がかった感じが見受けられた。
雰囲気からして、どうやらメス猫のようだ。
ルドルフが、壇上から両手を横にひろげて歓迎する。
「おお~、よう来てくれたなあ、ビオラ博士。
お前が登場してくれたおかげで、ワイのステージがええ具合に華やかになるで。
ささ、こっちまであがってきてくれや、マイハニー♡」
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