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〈フレデリック/しろさん編〉
第八話 3
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『こんな状況、これまで嫌になるほど味わってきた。
でも、ここまで乗り越えられてきたのは、いつも仲間がいたからだ。』
**************************************
――スパークがぴたりと終わったころ、あたりの様子は変わっていた。
フリーナの電気は水場全体を感電させ、その結果、
水の中を泳いでいた無数の魚たちが気絶して水面にうかびあがっていた。
ラプトルと、ラプトルに乗った猫たちは、一匹のこらず地面に転がっていた。
すっかり気を失い、起きあがってくる気配も見えない。
とっさに岩陰に隠れていたルドルフとビオラ博士は、無事だったようだ。
すこしくらい電気に当てられていればよかっただろうに。
「お、お~お~……こらまたハデにかましたのう」
「いまのが、フリーナ様のハッピー☆スパークですのね……」
フリーナ本人は、いまのスパークで力を使い果たしたのか、
もとの仔犬サイズになって地面にうつぶせに倒れこんでいた。
まとっていた七色の光も消え失せている。
「フリーナのやつ、倒れとるぞ。今がチャンスや!」
「おまちください、ルドルフ様。彼が……ぴんぴんしていますわ」
ビオラ博士がいった彼とは、ほかならぬわしのことだった。
わしはでんでん丸を腰のベルトにさしこみ、
しゃがみこんでフリーナの小さな体を両手でそっとすくい上げていた。
「本当にこいつは、なにをしでかすか分からんやつじゃな」
わしがスパークの影響をまったくうけていないのを見て、
ルドルフたちは不思議そうに目をしばたたいた。
わしはスパークの最中、でんでん丸を頭上にかかげていたのだ。
こんなこともあろうかと、でんでん丸にはあらかじめフリーナのスパークをふせぐ、
特別なしかけをほどこしていたのだ。わしがうけるはずだったスパークは、
でんでん丸が作り出す青いバリアで、完全にうけながされていたのだ。
これは、レンが遊んでいたRPGで主人公がやっていた技からひらめいた。
わしからの説明をうけたルドルフたちは、砂をかむような表情をしていた。
「どこまでもいけすかないネズミやなあ!」
「ルドルフ様、ご覧くださいな。ピラミッドケージ内のホログラム映像が――」
ビオラ博士がすぐそばを指さした。
二匹のそばにういていた、ブリーチとフレディをとじこめていた黒猫ドローンが、
スパークに当てられたせいで、ビビビ、ガガガッと音を立てて故障していたのだ。
吊り下げていた光のケージも、おぼろげに明滅していて消えかかっている。
そして、そのなかでうつむいていたはずの、
ブリーチとフレディの姿は煙のように見えなくなっていたのだ。
「やっぱり、そういうことじゃったか」
わしはその光景をみて、いまこそルドルフたちのねらいを読みとった。
「くぅ~ん……ブリーチとフレディはどこ? どうなっちゃったノ?」
疲れてへろへろになった体で、フリーナが状況をつかもうとしていた。
わしはルドルフたちにも聞こえるように、大きな声でこう言った。
「ブリーチとフレディの捕まった姿は、ニセモノだったのじゃ。
どうせ電気ショックかなにかで苦しませる映像をみせて、
やめてほしければお前も入れとでも言うつもりだったんじゃな。
もっとも、フリーナがなかなかつかまらない時の、奥の手だと思われるが」
「ワ、ワイがそんな腹黒いマネをするような猫に見えるんかいな?」
「見えるかもしれませんわね」と、ビオラ博士がさりげなく言った。
「まったくもって心外や! 猫おちょくんのもたいがいにせぇよ!?」
ドスン、ドスン、ドスン!
――ジャングルの奥からなにか大きなものが、
爆音のような足音をひびかせて近づいてくる。
「グッドタイミングですわ。捕獲した例の大物がやってきたみたいです。
フレデリック博士、最後の警告ですわ。そのドラギィをわたしてくださらない?」
「ふふん、ことわる!」わしはつとめて余裕の笑みをうかべた。
「恐竜たちなんぞ、わしの敵ではないわ。
さすらいネズミのフレデリックをあまく見るなよ!」
ドォ―――ン!
ジャングルの木々を押しのけて、
一頭のトリケラトプスがうなり声とともに駆けこんできた。
ひしゃげられた木々の破片が飛びちり、雨あられと降りそそいでくる。
わしは片手ででんでん丸を再度ひきぬき、落ちてくる破片を打ちはらった。
トリケラトプスは、わしの前でピタリと立ち止まった。
やはり、ラプトルたちとおなじように、
その頭には猫耳つきの黒い覆面がかけられていて、
むこう側の言いなりになっているようだ。
ごていねいに、二本の角がちゃんと出せるよう、覆面には穴が開けられている。
「どうや! このでかさ! どうや!」ルドルフがぴょんぴょんはねた。
「もっと強そうなやつを捕まえられんかったのか?」
わしは笑っていたが、ほんのわずかに強がってもいた。
「どうせなら、ティラノサウルスでも連れてくればよかったものを」
「ティラノサウルスは、その、また今度や。あいつは超危険やしのう」
という、ルドルフの答えが小さく聞こえてきた気がした。
たぶん、あれを捕まえるだけの根性が、彼らにないだけだろう。
「でもレンたちの話によると、おぬしら、きょだいイカを飼っているはずじゃが!」
「あれですか」ビオラ博士が微妙な顔で答えた。
「あれを捕まえられたのは、本当にラッキーでしたわ。
自分よりずっと小さい生き物を、なぜかかわいがろうとしますから。
その習性にあやかって――いやいや、いまはそんなのどうでもよいでしょう。
さあ、フレデリック博士! 逃げるのでしたらいまのうちですわよ」
トリケラトプスがはげしく地鳴らしする。
その巨体全体に闘気がみなぎり、その角でわしを木っ端みじんにする気満々だ。
こいつを相手にするのは、すこしばかり骨が折れそうだ。
こんな状況、これまで嫌になるほど味わってきた。
でも、ここまで乗り越えられてきたのは、いつも仲間がいたからだ。
(わしひとりでは、どこまでおさえられるか分からんな。わしひとりではな――)
――その時だ。上空から名前をよぶ声がふってきたのは。
「フリーナぁ―――!」
見上げると、青い翼をひろげて、
一匹の生物が大急ぎで飛んでくるのが見えた――本物のフレディだ。
やはり、ピンピンしている。レンもいっしょだ。
「おーい、みんなぁ――! 無事――!?」
レンも大声でよびかけてきた――と、その時、
レンの肩から白い小さなものが翼を広げて、光の矢のように降下してきた
――ブリーチだ。
「そこのでっかいやつ! オレさまと勝負しろーっ!」
ブリーチの姿が、近づくにつれてどんどん大きくなる。
――いや、本当に大きくなっている。まるで、突如として発達する入道雲のように。
むくむく、むくむくと。
ドッス――――ン!
ここ一番の地鳴り。身長三メートルを超える巨躯となったブリーチが、
たのもしいかぎりの笑みをうかべて、どっしりと立ちふさがった。
でも、ここまで乗り越えられてきたのは、いつも仲間がいたからだ。』
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――スパークがぴたりと終わったころ、あたりの様子は変わっていた。
フリーナの電気は水場全体を感電させ、その結果、
水の中を泳いでいた無数の魚たちが気絶して水面にうかびあがっていた。
ラプトルと、ラプトルに乗った猫たちは、一匹のこらず地面に転がっていた。
すっかり気を失い、起きあがってくる気配も見えない。
とっさに岩陰に隠れていたルドルフとビオラ博士は、無事だったようだ。
すこしくらい電気に当てられていればよかっただろうに。
「お、お~お~……こらまたハデにかましたのう」
「いまのが、フリーナ様のハッピー☆スパークですのね……」
フリーナ本人は、いまのスパークで力を使い果たしたのか、
もとの仔犬サイズになって地面にうつぶせに倒れこんでいた。
まとっていた七色の光も消え失せている。
「フリーナのやつ、倒れとるぞ。今がチャンスや!」
「おまちください、ルドルフ様。彼が……ぴんぴんしていますわ」
ビオラ博士がいった彼とは、ほかならぬわしのことだった。
わしはでんでん丸を腰のベルトにさしこみ、
しゃがみこんでフリーナの小さな体を両手でそっとすくい上げていた。
「本当にこいつは、なにをしでかすか分からんやつじゃな」
わしがスパークの影響をまったくうけていないのを見て、
ルドルフたちは不思議そうに目をしばたたいた。
わしはスパークの最中、でんでん丸を頭上にかかげていたのだ。
こんなこともあろうかと、でんでん丸にはあらかじめフリーナのスパークをふせぐ、
特別なしかけをほどこしていたのだ。わしがうけるはずだったスパークは、
でんでん丸が作り出す青いバリアで、完全にうけながされていたのだ。
これは、レンが遊んでいたRPGで主人公がやっていた技からひらめいた。
わしからの説明をうけたルドルフたちは、砂をかむような表情をしていた。
「どこまでもいけすかないネズミやなあ!」
「ルドルフ様、ご覧くださいな。ピラミッドケージ内のホログラム映像が――」
ビオラ博士がすぐそばを指さした。
二匹のそばにういていた、ブリーチとフレディをとじこめていた黒猫ドローンが、
スパークに当てられたせいで、ビビビ、ガガガッと音を立てて故障していたのだ。
吊り下げていた光のケージも、おぼろげに明滅していて消えかかっている。
そして、そのなかでうつむいていたはずの、
ブリーチとフレディの姿は煙のように見えなくなっていたのだ。
「やっぱり、そういうことじゃったか」
わしはその光景をみて、いまこそルドルフたちのねらいを読みとった。
「くぅ~ん……ブリーチとフレディはどこ? どうなっちゃったノ?」
疲れてへろへろになった体で、フリーナが状況をつかもうとしていた。
わしはルドルフたちにも聞こえるように、大きな声でこう言った。
「ブリーチとフレディの捕まった姿は、ニセモノだったのじゃ。
どうせ電気ショックかなにかで苦しませる映像をみせて、
やめてほしければお前も入れとでも言うつもりだったんじゃな。
もっとも、フリーナがなかなかつかまらない時の、奥の手だと思われるが」
「ワ、ワイがそんな腹黒いマネをするような猫に見えるんかいな?」
「見えるかもしれませんわね」と、ビオラ博士がさりげなく言った。
「まったくもって心外や! 猫おちょくんのもたいがいにせぇよ!?」
ドスン、ドスン、ドスン!
――ジャングルの奥からなにか大きなものが、
爆音のような足音をひびかせて近づいてくる。
「グッドタイミングですわ。捕獲した例の大物がやってきたみたいです。
フレデリック博士、最後の警告ですわ。そのドラギィをわたしてくださらない?」
「ふふん、ことわる!」わしはつとめて余裕の笑みをうかべた。
「恐竜たちなんぞ、わしの敵ではないわ。
さすらいネズミのフレデリックをあまく見るなよ!」
ドォ―――ン!
ジャングルの木々を押しのけて、
一頭のトリケラトプスがうなり声とともに駆けこんできた。
ひしゃげられた木々の破片が飛びちり、雨あられと降りそそいでくる。
わしは片手ででんでん丸を再度ひきぬき、落ちてくる破片を打ちはらった。
トリケラトプスは、わしの前でピタリと立ち止まった。
やはり、ラプトルたちとおなじように、
その頭には猫耳つきの黒い覆面がかけられていて、
むこう側の言いなりになっているようだ。
ごていねいに、二本の角がちゃんと出せるよう、覆面には穴が開けられている。
「どうや! このでかさ! どうや!」ルドルフがぴょんぴょんはねた。
「もっと強そうなやつを捕まえられんかったのか?」
わしは笑っていたが、ほんのわずかに強がってもいた。
「どうせなら、ティラノサウルスでも連れてくればよかったものを」
「ティラノサウルスは、その、また今度や。あいつは超危険やしのう」
という、ルドルフの答えが小さく聞こえてきた気がした。
たぶん、あれを捕まえるだけの根性が、彼らにないだけだろう。
「でもレンたちの話によると、おぬしら、きょだいイカを飼っているはずじゃが!」
「あれですか」ビオラ博士が微妙な顔で答えた。
「あれを捕まえられたのは、本当にラッキーでしたわ。
自分よりずっと小さい生き物を、なぜかかわいがろうとしますから。
その習性にあやかって――いやいや、いまはそんなのどうでもよいでしょう。
さあ、フレデリック博士! 逃げるのでしたらいまのうちですわよ」
トリケラトプスがはげしく地鳴らしする。
その巨体全体に闘気がみなぎり、その角でわしを木っ端みじんにする気満々だ。
こいつを相手にするのは、すこしばかり骨が折れそうだ。
こんな状況、これまで嫌になるほど味わってきた。
でも、ここまで乗り越えられてきたのは、いつも仲間がいたからだ。
(わしひとりでは、どこまでおさえられるか分からんな。わしひとりではな――)
――その時だ。上空から名前をよぶ声がふってきたのは。
「フリーナぁ―――!」
見上げると、青い翼をひろげて、
一匹の生物が大急ぎで飛んでくるのが見えた――本物のフレディだ。
やはり、ピンピンしている。レンもいっしょだ。
「おーい、みんなぁ――! 無事――!?」
レンも大声でよびかけてきた――と、その時、
レンの肩から白い小さなものが翼を広げて、光の矢のように降下してきた
――ブリーチだ。
「そこのでっかいやつ! オレさまと勝負しろーっ!」
ブリーチの姿が、近づくにつれてどんどん大きくなる。
――いや、本当に大きくなっている。まるで、突如として発達する入道雲のように。
むくむく、むくむくと。
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