26 / 116
〈フレドリクサス編〉
12『秘密を沈めたつもりでも、水は全部知っている』①
しおりを挟む
泡に守られながら水中へ潜る――もしも、世界中のダイバーがそれを聞いたら、
どれほどの人がうらやましがるでしょうか? または、不安がるでしょうか?
海上の陽の光が、こちらに手を振るようにゆらめく中、
真っ青な静寂の世界が、子どもたちとドラギィたちを出迎えました。
泡の表面は、まるで透明なビニールのようにピンと張っています。
どこかのゲームに出てくる潜水魔法のようですが、
爪の伸びた指先でちょっと触ったら、たちまち破れてしまいそう。
その表面をなめるように、後ろへ流れ去る細かな泡が、
プクプクとささやきながらゆらめくのが見えます。
ドラギィたちは、頭からつま先まで水平に伸ばして、
流れるように青い深みへ潜っていきました。
泡に包まれて、水をかくことすらできないのに、どんどん進んでいきます。
これも、ドラギィたちの特殊な移動法なのかもしれませんね。
(こんな状況じゃあ、フラップとしか言葉を交わせないからなあ)
不思議なことに、はなもり山の湖は、思っていた以上に深そうでした。
レンたちが小さくなっているのですから、
その分、余計に深く感じるのかもしれませんが――。
「ふぅぅっ……水中って、案外冷えるもんだなあ。
タクの言った通り、暑かったけど、少し厚着をしてきてよかったよ」
「まあ、レンくんだけはね。ぼくの身体の中、火を焚いているから。
ジュンくんと、タクくんは、さらに厚着してるみたいだけど――
あ、レンくん、あの先! ものすごく深いみたいだよ」
見てみると、なだらかに沈んでいた前方の水底が、
出しぬけに、はるか深みへと落ちこんでいました。
「まるで、湖の底が大瀑布みたいに途切れてますね」
フレディの合図により、一行は、途切れた水底の淵で、一旦止まります。
みんなで下の様子を確認するためでした。
さらなる水底は、ぞっとするような深みがあり、底も見えません。
真っ青に染まった底なしの地から、切り立つようにそびえるいくつもの岩柱。
もしや、あの下にウワサの巨大生物がいるのでしょうか?
「あ、また合図してますよ」
フレディが、後ろのフラップとフリーナにむかって、
何やら手話のように両手を使って何かを伝えようとしています。
「あの手の動きは……、一列になって……、隠れながら……、進む……、
先頭は、自分。一番後ろは……、ぼくたちだね。はい、了解っと」
フラップも、同様の手話と見られる方法で、返事をしました。
フリーナも、同じ要領で返事をしています。
「なんか、手話に似てるね。ああいうのも、スクールで習うの?」
「まあ、簡単なやつはね。『犬竜肉球手話』っていうんだ。
レッド種のクラスと、イエロー種のクラスは、
ブルー種のクラスとよく合同で授業をやるんですけど、
その時に、いつも教わってたんです。覚えておいて損はないって理由で」
覚えておいて損はない――レンは少し関心を抱いていました。
「ちょっと難しそうだけど、フリーナもさっきので返事してたの、なんか意外」
「まあ、パッドサインは、案外、だれでも覚えやすいから。
フリーナがそれなりに理解できた、数少ない授業の一つですよ。はぁ、やれやれ」
フラップの気持ちを知ってか知らずか、
フリーナが、ジュンと何か会話をした最後に、両手を腰にそえて、
エッヘンどんなもんだい! と、ドヤ顔を決めていました……。
*
フレディの指示通り、一行は、三組一列の形を取りながら、
湖のはるか底へむかって探索を続けました。
その間、一行は、まだいるとも知れない謎の存在が、
どこから姿を見せてもいいように、周囲をつぶさに警戒していました。
(しろさんのレーダーアプリ、水中じゃ使えないなんて不便だよ。
完全版みたいに、もう少し性能が高かったらなあ。
オレたちの簡易版、ちっともアップデートしてくれないんだもの)
ここが海水だということは、相手は海の生物なのでしょうか。
その割には、ここには小魚一匹、泳いでいません。
なんにもいないのです。不気味なほど、閑静としています。
もしや、何もかも謎の生物に、骨まで食べつくされたのでしょうか?
「フレディは、ずっと底の方まで行くつもりみたいです。
ああ、そっちのほうには、出くわしませんように……!」
太陽の光もだいぶ薄れてきて、周囲は夕方のように暗くなってきました。
もう百メートル以上は潜りこんだはずです。
水の世界は、耳が痛くなるほどの静寂で、ずっと口を閉じていると、
この不気味な静けさの中に飲みこまれてしまいそうでした。
「……おとといの夜だけど」フラップがふいに口を開きました。
「フレディと、久しぶりにふたりきりで話をしたんだ」
「え、どんな?」
「ぼくの火のこと。彼も、ぼくが心のせいで火を吹けないことは知ってたけど、
それを理由に下界落としされるのはキツイなって、心配してた」
「そっか。フリーナと同じように、優しいんだね、フレディも」
「で、あの日からどれくらい火を吹けるようになったんだって聞かれたから、
ぼくは、小さな花火を打ち上げられるくらいにはって、答えました。
そしたらフレディは、まだまだだなって。
そのくらいだと、せいぜい細い炎を一秒間だけ吹ける程度。
卒業するために最低限必要なのは、太い炎を十秒間、吹き続けることだから、
もっと勇気の鍛錬が必要だぞって」
「フレディはすごいね。自分とは違う色のクラスの合格ラインとか、
キミの炎のことを、そこまで分かってるなんて」
「ええ。フレディは本当に物知りだから。
それで彼、こうも言ってくれたんです。
もしもぼくが、あやまってレンくんの部屋を燃やすようなことがあっても、
自分の水の力があれば、すぐに消し止めてやるって。嬉しかったなあ」
「………」
「でも、やっぱりぼくは、だれかに迷惑かけてばかりの性分みたい。
ぼくなんて、昔からそう。あの日、友達の家を燃やしてしまった時から」
「その友達って、フリーナ? それとも、フレディ?」
「ううん、どっちでもない。ぼくには、もうひとりいたんですよ。いい友達が」
「そのもうひとりって、だれ?」
「えーっと、それは――あれ? レンくん、何か変な音がするよ」
フラップが真剣な表情で、耳をそばだてます。
「オレには、水の音しか聞こえないけどなあ」
するとフレディが、パッドサインで後ろの二匹に指示を出しました。
フラップとフリーナも、それに答えてサインを出し合います。
あとでフラップが言うには、どうやら他の二匹にも妙な音が聞こえるようで、
これからその音の源を突きとめに行くというのです。
その音は、さらに下から聞こえてくるとも。
一行はゆるやかな螺旋を描くように、一気に下まで降りていきました。
そうなると、人間の子どもたちの耳にも、だんだんと聞こえてきました。
何かが地の底から湧き出してくるような、水のうなり音が。
「そろそろ最深部に着く頃ですね」
青緑色にぼんやりとかすんでいた湖底が、ようやくうっすらと見えてきました。
「うわっ! なんだ、あれ!!」
どれほどの人がうらやましがるでしょうか? または、不安がるでしょうか?
海上の陽の光が、こちらに手を振るようにゆらめく中、
真っ青な静寂の世界が、子どもたちとドラギィたちを出迎えました。
泡の表面は、まるで透明なビニールのようにピンと張っています。
どこかのゲームに出てくる潜水魔法のようですが、
爪の伸びた指先でちょっと触ったら、たちまち破れてしまいそう。
その表面をなめるように、後ろへ流れ去る細かな泡が、
プクプクとささやきながらゆらめくのが見えます。
ドラギィたちは、頭からつま先まで水平に伸ばして、
流れるように青い深みへ潜っていきました。
泡に包まれて、水をかくことすらできないのに、どんどん進んでいきます。
これも、ドラギィたちの特殊な移動法なのかもしれませんね。
(こんな状況じゃあ、フラップとしか言葉を交わせないからなあ)
不思議なことに、はなもり山の湖は、思っていた以上に深そうでした。
レンたちが小さくなっているのですから、
その分、余計に深く感じるのかもしれませんが――。
「ふぅぅっ……水中って、案外冷えるもんだなあ。
タクの言った通り、暑かったけど、少し厚着をしてきてよかったよ」
「まあ、レンくんだけはね。ぼくの身体の中、火を焚いているから。
ジュンくんと、タクくんは、さらに厚着してるみたいだけど――
あ、レンくん、あの先! ものすごく深いみたいだよ」
見てみると、なだらかに沈んでいた前方の水底が、
出しぬけに、はるか深みへと落ちこんでいました。
「まるで、湖の底が大瀑布みたいに途切れてますね」
フレディの合図により、一行は、途切れた水底の淵で、一旦止まります。
みんなで下の様子を確認するためでした。
さらなる水底は、ぞっとするような深みがあり、底も見えません。
真っ青に染まった底なしの地から、切り立つようにそびえるいくつもの岩柱。
もしや、あの下にウワサの巨大生物がいるのでしょうか?
「あ、また合図してますよ」
フレディが、後ろのフラップとフリーナにむかって、
何やら手話のように両手を使って何かを伝えようとしています。
「あの手の動きは……、一列になって……、隠れながら……、進む……、
先頭は、自分。一番後ろは……、ぼくたちだね。はい、了解っと」
フラップも、同様の手話と見られる方法で、返事をしました。
フリーナも、同じ要領で返事をしています。
「なんか、手話に似てるね。ああいうのも、スクールで習うの?」
「まあ、簡単なやつはね。『犬竜肉球手話』っていうんだ。
レッド種のクラスと、イエロー種のクラスは、
ブルー種のクラスとよく合同で授業をやるんですけど、
その時に、いつも教わってたんです。覚えておいて損はないって理由で」
覚えておいて損はない――レンは少し関心を抱いていました。
「ちょっと難しそうだけど、フリーナもさっきので返事してたの、なんか意外」
「まあ、パッドサインは、案外、だれでも覚えやすいから。
フリーナがそれなりに理解できた、数少ない授業の一つですよ。はぁ、やれやれ」
フラップの気持ちを知ってか知らずか、
フリーナが、ジュンと何か会話をした最後に、両手を腰にそえて、
エッヘンどんなもんだい! と、ドヤ顔を決めていました……。
*
フレディの指示通り、一行は、三組一列の形を取りながら、
湖のはるか底へむかって探索を続けました。
その間、一行は、まだいるとも知れない謎の存在が、
どこから姿を見せてもいいように、周囲をつぶさに警戒していました。
(しろさんのレーダーアプリ、水中じゃ使えないなんて不便だよ。
完全版みたいに、もう少し性能が高かったらなあ。
オレたちの簡易版、ちっともアップデートしてくれないんだもの)
ここが海水だということは、相手は海の生物なのでしょうか。
その割には、ここには小魚一匹、泳いでいません。
なんにもいないのです。不気味なほど、閑静としています。
もしや、何もかも謎の生物に、骨まで食べつくされたのでしょうか?
「フレディは、ずっと底の方まで行くつもりみたいです。
ああ、そっちのほうには、出くわしませんように……!」
太陽の光もだいぶ薄れてきて、周囲は夕方のように暗くなってきました。
もう百メートル以上は潜りこんだはずです。
水の世界は、耳が痛くなるほどの静寂で、ずっと口を閉じていると、
この不気味な静けさの中に飲みこまれてしまいそうでした。
「……おとといの夜だけど」フラップがふいに口を開きました。
「フレディと、久しぶりにふたりきりで話をしたんだ」
「え、どんな?」
「ぼくの火のこと。彼も、ぼくが心のせいで火を吹けないことは知ってたけど、
それを理由に下界落としされるのはキツイなって、心配してた」
「そっか。フリーナと同じように、優しいんだね、フレディも」
「で、あの日からどれくらい火を吹けるようになったんだって聞かれたから、
ぼくは、小さな花火を打ち上げられるくらいにはって、答えました。
そしたらフレディは、まだまだだなって。
そのくらいだと、せいぜい細い炎を一秒間だけ吹ける程度。
卒業するために最低限必要なのは、太い炎を十秒間、吹き続けることだから、
もっと勇気の鍛錬が必要だぞって」
「フレディはすごいね。自分とは違う色のクラスの合格ラインとか、
キミの炎のことを、そこまで分かってるなんて」
「ええ。フレディは本当に物知りだから。
それで彼、こうも言ってくれたんです。
もしもぼくが、あやまってレンくんの部屋を燃やすようなことがあっても、
自分の水の力があれば、すぐに消し止めてやるって。嬉しかったなあ」
「………」
「でも、やっぱりぼくは、だれかに迷惑かけてばかりの性分みたい。
ぼくなんて、昔からそう。あの日、友達の家を燃やしてしまった時から」
「その友達って、フリーナ? それとも、フレディ?」
「ううん、どっちでもない。ぼくには、もうひとりいたんですよ。いい友達が」
「そのもうひとりって、だれ?」
「えーっと、それは――あれ? レンくん、何か変な音がするよ」
フラップが真剣な表情で、耳をそばだてます。
「オレには、水の音しか聞こえないけどなあ」
するとフレディが、パッドサインで後ろの二匹に指示を出しました。
フラップとフリーナも、それに答えてサインを出し合います。
あとでフラップが言うには、どうやら他の二匹にも妙な音が聞こえるようで、
これからその音の源を突きとめに行くというのです。
その音は、さらに下から聞こえてくるとも。
一行はゆるやかな螺旋を描くように、一気に下まで降りていきました。
そうなると、人間の子どもたちの耳にも、だんだんと聞こえてきました。
何かが地の底から湧き出してくるような、水のうなり音が。
「そろそろ最深部に着く頃ですね」
青緑色にぼんやりとかすんでいた湖底が、ようやくうっすらと見えてきました。
「うわっ! なんだ、あれ!!」
0
あなたにおすすめの小説
14歳で定年ってマジ!? 世界を変えた少年漫画家、再起のノート
谷川 雅
児童書・童話
この世界、子どもがエリート。
“スーパーチャイルド制度”によって、能力のピークは12歳。
そして14歳で、まさかの《定年》。
6歳の星野幸弘は、将来の夢「世界を笑顔にする漫画家」を目指して全力疾走する。
だけど、定年まで残された時間はわずか8年……!
――そして14歳。夢は叶わぬまま、制度に押し流されるように“退場”を迎える。
だが、そんな幸弘の前に現れたのは、
「まちがえた人間」のノートが集まる、不思議な図書室だった。
これは、間違えたままじゃ終われなかった少年たちの“再スタート”の物語。
描けなかった物語の“つづき”は、きっと君の手の中にある。
異世界転移が決まってる僕、あと十年で生き抜く力を全部そろえる
谷川 雅
児童書・童話
【第3回きずな児童書大賞 読者賞受賞作品】
「君は25歳の誕生日に異世界へ飛ばされる――準備、しておけよ」
そんなリアルすぎる夢を見たのは、中学3年・15歳の誕生日。
しかも、転移先は「魔法もあるけど生活水準は中世並み」、しかも「チート能力一切なし」!?
死ぬ気で学べ。鍛えろ。生き抜け。
目指すのは、剣道×農業×経営×工学を修めた“自己完結型万能人間”!
剣道部に転部、進学先は国立農業高校。大学では、園芸、畜産・農業経営・バイオエネルギーまで学び、最終的には油が採れるジャガイモを発見して学内ベンチャーの社長に――
そう、全部は「異世界で生きるため」!
そしてついに25歳の誕生日。目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。
武器は竹刀、知識はリアル、金は……時計を売った。
ここから始まるのは、“計画された異世界成り上がり”!
「魔法がなくても、俺には農業と剣がある――」
未来を知る少年が、10年かけて“最強の一般人”になり、異世界を生き抜く!
※「準備型転移」×「ノンチートリアル系」×「農業×剣術×起業」異色の成長譚!
星降る夜に落ちた子
千東風子
児童書・童話
あたしは、いらなかった?
ねえ、お父さん、お母さん。
ずっと心で泣いている女の子がいました。
名前は世羅。
いつもいつも弟ばかり。
何か買うのも出かけるのも、弟の言うことを聞いて。
ハイキングなんて、来たくなかった!
世羅が怒りながら歩いていると、急に体が浮きました。足を滑らせたのです。その先は、とても急な坂。
世羅は滑るように落ち、気を失いました。
そして、目が覚めたらそこは。
住んでいた所とはまるで違う、見知らぬ世界だったのです。
気が強いけれど寂しがり屋の女の子と、ワケ有りでいつも諦めることに慣れてしまった綺麗な男の子。
二人がお互いの心に寄り添い、成長するお話です。
全年齢ですが、けがをしたり、命を狙われたりする描写と「死」の表現があります。
苦手な方は回れ右をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
私が子どもの頃から温めてきたお話のひとつで、小説家になろうの冬の童話際2022に参加した作品です。
石河 翠さまが開催されている個人アワード『石河翠プレゼンツ勝手に冬童話大賞2022』で大賞をいただきまして、イラストはその副賞に相内 充希さまよりいただいたファンアートです。ありがとうございます(^-^)!
こちらは他サイトにも掲載しています。
豆腐メンタルな私を、おバカな私が励ますよ(*´ー`*)
やまくる実
絵本
私の頭の中のネガティブな部分をポジティブな私が励ます、エッセイ? 小話?
ただの落書き帳です(*´ー`*)
過去作品です。
内容的には本当に短い文章で、詩というかリズムで読む読み物。
見方によっては大人の絵本という感じです。
私と同じで創作する事が好きな方や生きる事に不器用な方の止まり木みたいな場所になれたらな......なんて思い、こちらにも掲載してみました。
カクヨムにも掲載しています。
表紙画像は chat gptに作成してもらいました(*'▽'*)
魔法使いアルル
かのん
児童書・童話
今年で10歳になるアルルは、月夜の晩、自分の誕生日に納屋の中でこっそりとパンを食べながら歌を歌っていた。
これまで自分以外に誰にも祝われる事のなかった日。
だが、偉大な大魔法使いに出会うことでアルルの世界は色を変えていく。
孤独な少女アルルが、魔法使いになって奮闘する物語。
ありがたいことに書籍化が進行中です!ありがとうございます。
『異世界庭付き一戸建て』を相続した仲良し兄妹は今までの不幸にサヨナラしてスローライフを満喫できる、はず?
釈 余白(しやく)
児童書・童話
毒親の父が不慮の事故で死亡したことで最後の肉親を失い、残された高校生の小村雷人(こむら らいと)と小学生の真琴(まこと)の兄妹が聞かされたのは、父が家を担保に金を借りていたという絶望の事実だった。慣れ親しんだ自宅から早々の退去が必要となった二人は家の中で金目の物を探す。
その結果見つかったのは、僅かな現金に空の預金通帳といくつかの宝飾品、そして家の権利書と見知らぬ文字で書かれた書類くらいだった。謎の書類には祖父のサインが記されていたが内容は読めず、頼みの綱は挟まれていた弁護士の名刺だけだ。
最後の希望とも言える名刺の電話番号へ連絡した二人は、やってきた弁護士から契約書の内容を聞かされ唖然とする。それは祖父が遺産として残した『異世界トラス』にある土地と建物を孫へ渡すというものだった。もちろん現地へ行かなければ遺産は受け取れないが。兄妹には他に頼れるものがなく、思い切って異世界へと赴き新生活をスタートさせるのだった。
連載時、HOT 1位ありがとうございました!
その他、多数投稿しています。
こちらもよろしくお願いします!
https://www.alphapolis.co.jp/author/detail/398438394
生まれたばかりですが、早速赤ちゃんセラピー?始めます!
mabu
児童書・童話
超ラッキーな環境での転生と思っていたのにママさんの体調が危ないんじゃぁないの?
ママさんが大好きそうなパパさんを闇落ちさせない様に赤ちゃんセラピーで頑張ります。
力を使って魔力を増やして大きくなったらチートになる!
ちょっと赤ちゃん系に挑戦してみたくてチャレンジしてみました。
読みにくいかもしれませんが宜しくお願いします。
誤字や意味がわからない時は皆様の感性で受け捉えてもらえると助かります。
流れでどうなるかは未定なので一応R15にしております。
現在投稿中の作品と共に地道にマイペースで進めていきますので宜しくお願いします🙇
此方でも感想やご指摘等への返答は致しませんので宜しくお願いします。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる