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第九章〜世界大戦〜
第108話 戦火へと向かう世界
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バッフル事変発生から1週間後、世界共栄連盟の外交官達はそれぞれの国に無事帰還することができた。
しかしながら、この事件で両国の国民の溝はより一層深まり、開戦やむなしというムードが拡がっていた。
そんな中、世界共栄連盟の各国首相は、対面であって話し合うために、日丸国の首相官邸に集まり、会議を開いていた。
「それでは皆さん。単刀直入に聞きますが…戦争回避は最早不可能、開戦はやむなし…そう見てよろしいですな?」
光成の質問に、トムヤード達は迷うことなく頷く。
「戦争回避のため、話し合おうといい、大帝国が突きつけた要求は、奴隷化とほぼ同じでしたからな…それを断ったら、激昂して宣戦布告、そのまま襲ってきたのあちらです。各国の国民が激昂するのは当たり前でしょう…」
両腕を組みながら、トムヤードは国民が怒っている理由を冷静に分析し話す。
「シュヴァルツでは、過激派の勢いが増してますよ…まぁ、私もこうなってしまっては戦争もやむなしかと…」
ウルフはシュヴァルツの政治内部のことを話しつつ、自分の意見も話した。
「つい先日、大帝国領との国境付近に、大帝国が配備されているのが確認されました。正式な宣戦布告が来れば、間違いなく攻撃を仕掛けてくると思われます。向こうが攻撃を仕掛けてくる前に、攻撃を行いたいため、アーガス共和国としては、援軍が欲しいです」
そしてメルバルは、大帝国に対して先制攻撃を行いたいと進言する。
「もはや仕方ないですな…我々世界共栄連盟は、大帝国に対して正式に宣戦布告する。それに異論はありませんな?」
「「「異議なし!」」」
腕を組みんで各国の話を聞いていた光成は、最終確認として宣戦布告するかどうか確認し、トムヤード達は宣戦布告すると答えた。
後日、世界共栄連盟はアーガス大陸全土を解放するべく、大帝国に正式に宣戦布告すると発表した。
○
帝国宮殿。
そこの玉座の間にて、モーロルが後ろに回した両手に手錠を付けられ、ローレンスの前で両膝を付き、顔を地面に向けて冷や汗を垂らしていた。
「顔を上げよ、モーロル…」
「…」
ローレンスにそう命令され、モーロルは震えながら顔を上げる。
「貴様…何をしたか分かっているのだな?」
モーロルを見つめるローレンスの目は冷酷で、当事者でもない者でも、背筋が凍るような感覚に落ちる程だった。
「わ、私は!命じられた通り!世界共栄連盟の国々と交渉し、大戦回避に尽力を注いだだけでして…!」
冷や汗を流しながらモーロルは必死に弁明しようと試みるが、
「ほう?余は確か、多少の譲歩をして良いから、可能な限り大戦を回避せよと貴様に命じたはずだが…何をどうすれば、我々の方から宣戦布告することになるのだ…?」
「……」
ローレンスの指摘に、モーロルはただ黙り、冷や汗を流すことしか出来なかった。
「…はぁ…ミカエル」
「はっ」
溜息を吐いた後、ローレンスはミカエルにとある映像を壁に映し出させる。
「こ、これは…?」
出てきた映像に既視感を覚えつつ、モーロルはローレンスに映像について尋ねた。
「帝国の影に撮らせておいた世界会議の様子だ」
「…」
ローレンスから映像が、世界会議の物だと聞いたモーロルは絶句する。
「最初に帝国海軍の魔導超爆裂砲発射の映像を見せ、交渉を優位に運ぼうとしたのは褒めて遣わす…」
「あ、ありがとうございま「だが…」
魔導超爆裂砲の試射映像を見せたことをモーロルは褒められ礼を述べようとしたが、ローレンスに遮られ、黙り込む。
「貴様が要求した内容はどうだ?どう考えても、世界共栄連盟が飲むとは思えないが?」
「……」
大帝国からの要求として、モーロルが世界共栄連盟に話していたシーンを流しながら、ローレンスは静かな怒りをぶつける。
「そしてその後、日丸国の外務大臣に、妥協案を提案されるとどうだ?貴様は一方的に激昂し、余に相談なく宣戦布告。更に使者達を襲うという蛮行を行った。その結果は、憲兵隊に負傷者を出し、アイムール級重巡洋艦とシャルル級駆逐艦4隻撃沈、バッフルのドック破壊…何より世界共栄連盟と絶望的な溝を作るという自体になった……どう責任を撮るつもりだ貴様っ!」
「ひぃっ!」
ローレンスの顔を見たモーロルは、怖気付いてしまい、あまりの怖さに後ろへと倒れてしまった。
「元外務大臣、モーロル・スクリル・マスミラン…全財産没収、その上に貴様を幽閉する!ミカエル、奴を連れて行け…!」
「はっ…!」
ローレンスに命じられ、ミカエルは待機させていた部下に、モーロルを押さえつけさせる。
「こ、皇帝陛下!どうかお慈悲をぉ!!」
皇帝近衛師団の者達に押さえつけられたモーロルは、抵抗しながらローレンスに慈悲を求めるが、
「ミカエル、余は少々疲れた…自室に戻る」
「分かりました。あとは私めにお任せ下さい」
既にモーロルのことはどうでもよくなったようで、ローレンスはミカエルに一言かけた後、そのままモーロルの悲痛な叫びを無視して、自室へと戻って行った。
「さっ、そのようなゴミは、ここに相応しくない。さっさと牢屋へ運べ」
ハッ!!
「い、嫌だぁーーーー!!!」
ローレンスが去った後、ミカエルはモーロルを牢屋に運ぶように伝え、命じられた皇帝近衛師団の者達は、泣き叫ぶモーロルを連れて行った。
しかしながら、この事件で両国の国民の溝はより一層深まり、開戦やむなしというムードが拡がっていた。
そんな中、世界共栄連盟の各国首相は、対面であって話し合うために、日丸国の首相官邸に集まり、会議を開いていた。
「それでは皆さん。単刀直入に聞きますが…戦争回避は最早不可能、開戦はやむなし…そう見てよろしいですな?」
光成の質問に、トムヤード達は迷うことなく頷く。
「戦争回避のため、話し合おうといい、大帝国が突きつけた要求は、奴隷化とほぼ同じでしたからな…それを断ったら、激昂して宣戦布告、そのまま襲ってきたのあちらです。各国の国民が激昂するのは当たり前でしょう…」
両腕を組みながら、トムヤードは国民が怒っている理由を冷静に分析し話す。
「シュヴァルツでは、過激派の勢いが増してますよ…まぁ、私もこうなってしまっては戦争もやむなしかと…」
ウルフはシュヴァルツの政治内部のことを話しつつ、自分の意見も話した。
「つい先日、大帝国領との国境付近に、大帝国が配備されているのが確認されました。正式な宣戦布告が来れば、間違いなく攻撃を仕掛けてくると思われます。向こうが攻撃を仕掛けてくる前に、攻撃を行いたいため、アーガス共和国としては、援軍が欲しいです」
そしてメルバルは、大帝国に対して先制攻撃を行いたいと進言する。
「もはや仕方ないですな…我々世界共栄連盟は、大帝国に対して正式に宣戦布告する。それに異論はありませんな?」
「「「異議なし!」」」
腕を組みんで各国の話を聞いていた光成は、最終確認として宣戦布告するかどうか確認し、トムヤード達は宣戦布告すると答えた。
後日、世界共栄連盟はアーガス大陸全土を解放するべく、大帝国に正式に宣戦布告すると発表した。
○
帝国宮殿。
そこの玉座の間にて、モーロルが後ろに回した両手に手錠を付けられ、ローレンスの前で両膝を付き、顔を地面に向けて冷や汗を垂らしていた。
「顔を上げよ、モーロル…」
「…」
ローレンスにそう命令され、モーロルは震えながら顔を上げる。
「貴様…何をしたか分かっているのだな?」
モーロルを見つめるローレンスの目は冷酷で、当事者でもない者でも、背筋が凍るような感覚に落ちる程だった。
「わ、私は!命じられた通り!世界共栄連盟の国々と交渉し、大戦回避に尽力を注いだだけでして…!」
冷や汗を流しながらモーロルは必死に弁明しようと試みるが、
「ほう?余は確か、多少の譲歩をして良いから、可能な限り大戦を回避せよと貴様に命じたはずだが…何をどうすれば、我々の方から宣戦布告することになるのだ…?」
「……」
ローレンスの指摘に、モーロルはただ黙り、冷や汗を流すことしか出来なかった。
「…はぁ…ミカエル」
「はっ」
溜息を吐いた後、ローレンスはミカエルにとある映像を壁に映し出させる。
「こ、これは…?」
出てきた映像に既視感を覚えつつ、モーロルはローレンスに映像について尋ねた。
「帝国の影に撮らせておいた世界会議の様子だ」
「…」
ローレンスから映像が、世界会議の物だと聞いたモーロルは絶句する。
「最初に帝国海軍の魔導超爆裂砲発射の映像を見せ、交渉を優位に運ぼうとしたのは褒めて遣わす…」
「あ、ありがとうございま「だが…」
魔導超爆裂砲の試射映像を見せたことをモーロルは褒められ礼を述べようとしたが、ローレンスに遮られ、黙り込む。
「貴様が要求した内容はどうだ?どう考えても、世界共栄連盟が飲むとは思えないが?」
「……」
大帝国からの要求として、モーロルが世界共栄連盟に話していたシーンを流しながら、ローレンスは静かな怒りをぶつける。
「そしてその後、日丸国の外務大臣に、妥協案を提案されるとどうだ?貴様は一方的に激昂し、余に相談なく宣戦布告。更に使者達を襲うという蛮行を行った。その結果は、憲兵隊に負傷者を出し、アイムール級重巡洋艦とシャルル級駆逐艦4隻撃沈、バッフルのドック破壊…何より世界共栄連盟と絶望的な溝を作るという自体になった……どう責任を撮るつもりだ貴様っ!」
「ひぃっ!」
ローレンスの顔を見たモーロルは、怖気付いてしまい、あまりの怖さに後ろへと倒れてしまった。
「元外務大臣、モーロル・スクリル・マスミラン…全財産没収、その上に貴様を幽閉する!ミカエル、奴を連れて行け…!」
「はっ…!」
ローレンスに命じられ、ミカエルは待機させていた部下に、モーロルを押さえつけさせる。
「こ、皇帝陛下!どうかお慈悲をぉ!!」
皇帝近衛師団の者達に押さえつけられたモーロルは、抵抗しながらローレンスに慈悲を求めるが、
「ミカエル、余は少々疲れた…自室に戻る」
「分かりました。あとは私めにお任せ下さい」
既にモーロルのことはどうでもよくなったようで、ローレンスはミカエルに一言かけた後、そのままモーロルの悲痛な叫びを無視して、自室へと戻って行った。
「さっ、そのようなゴミは、ここに相応しくない。さっさと牢屋へ運べ」
ハッ!!
「い、嫌だぁーーーー!!!」
ローレンスが去った後、ミカエルはモーロルを牢屋に運ぶように伝え、命じられた皇帝近衛師団の者達は、泣き叫ぶモーロルを連れて行った。
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