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そんなアリエルに構わずエルヴェは楽しそうに話を続ける。
「この湖には島があってね、今日はそこへ行こうと思っているんだ。ボートは一艘しかない。そこなら確実に君と二人きりになれる」
アリエルは返事もせずに湖面を眺めた。
「美しいな」
そう言われ景色を眺めると思わず返事を返す。
「本当に、美しい景色ですわ」
「違う。私の言っている美しいものとは君のことだ。いくら外見が一緒だとしても、内から輝くものが違うとこんなにも変わるものだというのに、それに気づかなかった私は本当に愚かだった」
なぜそんなことを言うのかわからず、アリエルはエルヴェを見つめた。
エルヴェは後ろを向くと笑顔で言った。
「ここだ。この湖に君と訪れることがあればこの島に君を連れてきたかった」
ボートを島の桟橋に接岸させると杭に紐をかけた。
「この島はそんなに大きな島ではないが、少し休憩できる場所がある」
そう言って桟橋に立つとアリエルに手を差し出した。アリエルがその手をつかむと、エルヴェは自身の方へ思い切り引き寄せアリエルを抱き締め桟橋の上に立たせた。そうしておいて体を少し離してアリエルの顔を覗き込む。
「乗り降りの時に、ボートがひっくり返ることがあるから手荒な真似をしてすまない」
アリエルはエルヴェの顔があまりにも近くにあったので、慌てて俯くと小さな声で答える。
「はい、驚きはしましたけれど大丈夫です」
「そうか、では行こう」
エルヴェはアリエルと手をつなぐと歩き始めた。木々のあいだを抜けるとそこにはガゼボがあったのだが、そのガゼボを見てアリエルは驚きエルヴェの顔を見た。
なぜなら、テーブルには真新しいクロスがかけられ軽食やお茶の準備がされており、椅子にもクッションが準備され居心地のよさそうな空間となっていたからだ。
「今日君と来ると思っていたから朝から準備をさせていた。さぁ、座って」
エルヴェは椅子を引いてアリエルに座るように促すと、ポットカバーを外し慣れた手つきでティーカップに紅茶を注ぐ。
注がれた紅茶からは湯気が立っていた。
「紅茶が冷めないうちにいただこう」
そう言うとエルヴェはアリエルの向かいに腰かけた。お互い無言でしばらく紅茶を楽しむと、エルヴェが口を開いた。
「考えて見るとフィリップは、君の父親は自分の娘たちのことをよく理解していたのだな。そして妃に相応しいのはアリエル、君だと判断していた」
アリエルは頭を振って答える。
「それを選ぶのは殿下であって、お父様ではありません。それに私はいずれ王都から離れた所へ行くか、嫁ごうと考えております。お気になさらず」
そう答えながらも、アラベルが妃になればアリエルがどんなに遠くへ嫁いだとしてもありとあらゆる手段で陥れようとするに違いないと考えていた。
ならばどうにかして遠方へ逃げるしかないかもしれないと思いながら遠くを見つめる。
エルヴェがそっとアリエルの手を握った。
「アリエル、それならば私は迷うことなく君を選ぶ。もう二度と、遠くへ行かせはしない」
どういう意味だろう? 王都から離れていたのは自分ではないか。
そう思いながらエルヴェの顔を見ると、懇願するような眼差しでアリエルを見つめている。
その瞳を見つめながらアリエルはふと思う。今のエルヴェは以前のエルヴェとは違うかもしれない。
だがやはり、と考え直す。今どう思っていようと、そのうちアラベルに取り込まれるに違いないのだ。
アリエルは無表情で答える。
「殿下の御心のままに」
「君がどう思っていたとしても、私は二度とこの手を放すことはない」
そう言ってアリエルの手の甲にキスし、そして愛おしそうにその手を眺めた。
そこで思い出したかのように突然言った。
「それにしてもなぜあのブローチをアラベルに渡してしまったんだ? いや、それも当然か……」
アリエルは怪訝な顔をした。
「殿下、以前も申し上げたとおりブローチのことは存じ上げません。アラベルと私のことを勘違いされています」
エルヴェは苦笑しながら答える。
「舞踏会当日、ブローチを着けたアラベルが現れて驚いた。それで私は彼女に訊いたんだ『そのブローチは?』と。そうしたら彼女はこう言った『今日のためにお父様に買っていただきましたの』とね。あれは私が母から譲り受けたものだ。だから他のブローチと間違えるはずはない」
アリエルはそれで納得した。前回、エルヴェはアラベルに『どうして君に上げたブローチをアリエルが持っていた?』と質問していた。それに対してアラベルは『お姉様に盗られた』と答えていたのを覚えている。
今回はエルヴェがアラベルに『私の渡したブローチを持っていてくれたのだね?』とでも言うだろうと思っていたが、そう訊かなかったのはアリエルの誤算だった。
そうして早い段階でエルヴェはアリエルが昔会った令嬢だと気づいてしまったのだろう。
「ブローチのことなど忘れました。アラベルも記憶違いをしているのでしょう」
言ったあとでアリエルはしまった! と思った。エルヴェの顔を見ると満面の笑みを浮かべている。
「今、君は『ブローチのことなど忘れました』と言ったね?」
大きくため息をつくとアリエルは言った。
「そのように揚げ足を取るようなことを仰らないでください」
「君が意地を張るのでね。だがそれもこれも私が原因で君にそうさせてしまっているのだから、私が文句を言う筋合いはないな」
そう言うとアリエルから視線を外し遠くを見つめた。そして一呼吸おくとアリエルに向き直る。
「君はいくらでも私を責めていい、私はそれだけのことをした。それでも、いくら君が私を嫌っていたとしても君を手放すことはできない。君に酷いことをしている自覚はあるが、君のそばにいること。これが私の今の唯一の望みなんだ」
「殿下? それはどうい……」
「お姉様!!」
アリエルの質問は、背後からのオパールの声で遮られた。
「オパール、一体どうやって?」
アリエルがそう尋ねるとオパールは嬉しそうに答える。
「予備のボートが一艘あったのを思い出しましたの。それで慌ててここまできましたのよ? 少し遅くなってしまいましたわ」
エルヴェは心底残念そうな顔で言った。
「もうあのボートに気づいたのか。せっかく二人きりになれたというのに」
「お姉様をエルヴェと二人きりになどできませんわ!」
そう叫ぶ後ろからヴィルヘルムが追いかけてきた。
「オパール、そんなに慌てる必要はないだろう。エルヴェ邪魔してすまない」
「お兄様?! 諦めてはダメですわ! 頑張って!!」
困ったようにヴィルヘルムはエルヴェをチラリと見ると口を開く。
「そうは言ってもなぁ……」
膨れっ面のオパールと心底困った顔をしたヴィルヘルムを見て、アリエルは思わずクスクスと笑った。
それにつられエルヴェも笑いだし、ヴィルヘルムも笑いだした。
オパールもしばらく膨れっ面をしていたが、我慢できない様子で一緒に笑いだした。
ひとしきり笑うと、アリエルが改めてオパールに言った。
「ここは本当に素敵な場所ですわね」
オパールは、嬉しそうに答える。
「そうなんですの! お姉様に言われて行き先をここへ変えて本当に良かったですわ!」
アリエルは先ほどエルヴェが言ったことの真意を知りたいと思いながらも、そうしてしばらくゆっくり景色を眺め談笑し、軽食とお茶を楽しんだ。
少しすると風が出てきたため、戻れなくなる前に岸へ渡ることにした。
「この湖には島があってね、今日はそこへ行こうと思っているんだ。ボートは一艘しかない。そこなら確実に君と二人きりになれる」
アリエルは返事もせずに湖面を眺めた。
「美しいな」
そう言われ景色を眺めると思わず返事を返す。
「本当に、美しい景色ですわ」
「違う。私の言っている美しいものとは君のことだ。いくら外見が一緒だとしても、内から輝くものが違うとこんなにも変わるものだというのに、それに気づかなかった私は本当に愚かだった」
なぜそんなことを言うのかわからず、アリエルはエルヴェを見つめた。
エルヴェは後ろを向くと笑顔で言った。
「ここだ。この湖に君と訪れることがあればこの島に君を連れてきたかった」
ボートを島の桟橋に接岸させると杭に紐をかけた。
「この島はそんなに大きな島ではないが、少し休憩できる場所がある」
そう言って桟橋に立つとアリエルに手を差し出した。アリエルがその手をつかむと、エルヴェは自身の方へ思い切り引き寄せアリエルを抱き締め桟橋の上に立たせた。そうしておいて体を少し離してアリエルの顔を覗き込む。
「乗り降りの時に、ボートがひっくり返ることがあるから手荒な真似をしてすまない」
アリエルはエルヴェの顔があまりにも近くにあったので、慌てて俯くと小さな声で答える。
「はい、驚きはしましたけれど大丈夫です」
「そうか、では行こう」
エルヴェはアリエルと手をつなぐと歩き始めた。木々のあいだを抜けるとそこにはガゼボがあったのだが、そのガゼボを見てアリエルは驚きエルヴェの顔を見た。
なぜなら、テーブルには真新しいクロスがかけられ軽食やお茶の準備がされており、椅子にもクッションが準備され居心地のよさそうな空間となっていたからだ。
「今日君と来ると思っていたから朝から準備をさせていた。さぁ、座って」
エルヴェは椅子を引いてアリエルに座るように促すと、ポットカバーを外し慣れた手つきでティーカップに紅茶を注ぐ。
注がれた紅茶からは湯気が立っていた。
「紅茶が冷めないうちにいただこう」
そう言うとエルヴェはアリエルの向かいに腰かけた。お互い無言でしばらく紅茶を楽しむと、エルヴェが口を開いた。
「考えて見るとフィリップは、君の父親は自分の娘たちのことをよく理解していたのだな。そして妃に相応しいのはアリエル、君だと判断していた」
アリエルは頭を振って答える。
「それを選ぶのは殿下であって、お父様ではありません。それに私はいずれ王都から離れた所へ行くか、嫁ごうと考えております。お気になさらず」
そう答えながらも、アラベルが妃になればアリエルがどんなに遠くへ嫁いだとしてもありとあらゆる手段で陥れようとするに違いないと考えていた。
ならばどうにかして遠方へ逃げるしかないかもしれないと思いながら遠くを見つめる。
エルヴェがそっとアリエルの手を握った。
「アリエル、それならば私は迷うことなく君を選ぶ。もう二度と、遠くへ行かせはしない」
どういう意味だろう? 王都から離れていたのは自分ではないか。
そう思いながらエルヴェの顔を見ると、懇願するような眼差しでアリエルを見つめている。
その瞳を見つめながらアリエルはふと思う。今のエルヴェは以前のエルヴェとは違うかもしれない。
だがやはり、と考え直す。今どう思っていようと、そのうちアラベルに取り込まれるに違いないのだ。
アリエルは無表情で答える。
「殿下の御心のままに」
「君がどう思っていたとしても、私は二度とこの手を放すことはない」
そう言ってアリエルの手の甲にキスし、そして愛おしそうにその手を眺めた。
そこで思い出したかのように突然言った。
「それにしてもなぜあのブローチをアラベルに渡してしまったんだ? いや、それも当然か……」
アリエルは怪訝な顔をした。
「殿下、以前も申し上げたとおりブローチのことは存じ上げません。アラベルと私のことを勘違いされています」
エルヴェは苦笑しながら答える。
「舞踏会当日、ブローチを着けたアラベルが現れて驚いた。それで私は彼女に訊いたんだ『そのブローチは?』と。そうしたら彼女はこう言った『今日のためにお父様に買っていただきましたの』とね。あれは私が母から譲り受けたものだ。だから他のブローチと間違えるはずはない」
アリエルはそれで納得した。前回、エルヴェはアラベルに『どうして君に上げたブローチをアリエルが持っていた?』と質問していた。それに対してアラベルは『お姉様に盗られた』と答えていたのを覚えている。
今回はエルヴェがアラベルに『私の渡したブローチを持っていてくれたのだね?』とでも言うだろうと思っていたが、そう訊かなかったのはアリエルの誤算だった。
そうして早い段階でエルヴェはアリエルが昔会った令嬢だと気づいてしまったのだろう。
「ブローチのことなど忘れました。アラベルも記憶違いをしているのでしょう」
言ったあとでアリエルはしまった! と思った。エルヴェの顔を見ると満面の笑みを浮かべている。
「今、君は『ブローチのことなど忘れました』と言ったね?」
大きくため息をつくとアリエルは言った。
「そのように揚げ足を取るようなことを仰らないでください」
「君が意地を張るのでね。だがそれもこれも私が原因で君にそうさせてしまっているのだから、私が文句を言う筋合いはないな」
そう言うとアリエルから視線を外し遠くを見つめた。そして一呼吸おくとアリエルに向き直る。
「君はいくらでも私を責めていい、私はそれだけのことをした。それでも、いくら君が私を嫌っていたとしても君を手放すことはできない。君に酷いことをしている自覚はあるが、君のそばにいること。これが私の今の唯一の望みなんだ」
「殿下? それはどうい……」
「お姉様!!」
アリエルの質問は、背後からのオパールの声で遮られた。
「オパール、一体どうやって?」
アリエルがそう尋ねるとオパールは嬉しそうに答える。
「予備のボートが一艘あったのを思い出しましたの。それで慌ててここまできましたのよ? 少し遅くなってしまいましたわ」
エルヴェは心底残念そうな顔で言った。
「もうあのボートに気づいたのか。せっかく二人きりになれたというのに」
「お姉様をエルヴェと二人きりになどできませんわ!」
そう叫ぶ後ろからヴィルヘルムが追いかけてきた。
「オパール、そんなに慌てる必要はないだろう。エルヴェ邪魔してすまない」
「お兄様?! 諦めてはダメですわ! 頑張って!!」
困ったようにヴィルヘルムはエルヴェをチラリと見ると口を開く。
「そうは言ってもなぁ……」
膨れっ面のオパールと心底困った顔をしたヴィルヘルムを見て、アリエルは思わずクスクスと笑った。
それにつられエルヴェも笑いだし、ヴィルヘルムも笑いだした。
オパールもしばらく膨れっ面をしていたが、我慢できない様子で一緒に笑いだした。
ひとしきり笑うと、アリエルが改めてオパールに言った。
「ここは本当に素敵な場所ですわね」
オパールは、嬉しそうに答える。
「そうなんですの! お姉様に言われて行き先をここへ変えて本当に良かったですわ!」
アリエルは先ほどエルヴェが言ったことの真意を知りたいと思いながらも、そうしてしばらくゆっくり景色を眺め談笑し、軽食とお茶を楽しんだ。
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