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「今度こそ、お兄様とお姉様とでボートに乗ってもらいますわ」
そう言ってオパールはエルヴェの腕をがっちりとつかんだ。
「お兄様、早く! お姉様の手を取って!!」
ヴィルヘルムは苦笑しながらアリエルに手を差し出し、アリエルは一瞬躊躇したのちその手を取った。
ヴィルヘルムとアリエルがある程度島を離れるまでオパールはエルヴェの腕をつかんでいる。追い付かせないようにするためだろう。
「あの二人、なんだかんだとても仲がよろしいんですのね」
アリエルが思わず失笑してヴィルヘルムに問うとヴィルヘルムはボートを漕ぎながら穏やかに微笑んだ。
「私たちは従兄妹だから幼少の頃からまるで兄妹のように育った。時が経てば立場上この関係は崩れることもあるかもしれないが、それまでは仲良くしていたいと思っている」
そう言ったあと、何かに気づいたようにアリエルに訊いた。
「あの二人の関係が気になるかい?」
「いいえ、それはありませんわ。ハイライン公爵令嬢がお妃になられても私はよろしいのではないかと思いますわ」
むしろアラベルがお妃になるよりは遥かによいだろう。
すると、ヴィルヘルムは笑いだした。
「君がそんなことを言うとは流石にエルヴェが可哀想になる。彼は君に随分とご執心なのに」
アリエルは頭を振った。
「そうは思えませんわ」
エルヴェは前回、アリエルを蔑み話をまったく聞いてくれなかった。なによりあんなにも楽しみにしていた舞踏会で、久々に会ったアリエルに対してあんな眼差しを向けてくるような人物をそう簡単には信じられなかった。
「二人のあいだに何があったかは知らないが、エルヴェは本気だ。その気持ちだけでも信じてやってみてくれないか? そうでなければわざわざこんなところまで君を追いかけてきて、ライバルの私に釘を刺すようなことはしないだろう」
「私を追いかけるだなんて……。ここまで来る事情が他にあるかもしれませんわ」
ヴィルヘルムは苦笑する。
「これは手強いな、エルヴェが手を焼くはずだ」
そう言うとなにかに気づいたようにアリエルの背後に視線を移した。
アリエルもその視線を追って振り返ると、もうそこにエルヴェとオパールの乗ったボートが迫ってきていた。
「エルヴェったら、漕ぐのが早すぎですわ!」
オパールがエルヴェに膨れっ面で文句を言っているが、エルヴェは振り返り真剣な眼差しでこちらを見つめる。ヴィルヘルムは微笑むとエルヴェに軽く手を振った。
あっという間にエルヴェたちのボートはアリエルたちのボートの横に並んだ。
「だいぶゆっくり進んでいたようだが、会話が弾んだからかな?」
エルヴェが皮肉たっぷりにそう質問すると、ヴィルヘルムは答える。
「エルヴェ、君が心配するような会話はしていないから安心して欲しい」
エルヴェは鼻で笑った。
「どうだろうな?」
そのまま岸までボートを並走し、アリエルたちが先に岸にボートを着けた。アリエルの手を引きあげながらヴィルヘルムは言った。
「あれだけやきもち焼きだと君も苦労するだろうな」
「演技かも知れませんわよ?」
その返答にヴィルヘルムは鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしたのち、声をだして笑いだした。そこへエルヴェがやってくると不思議そうな顔をした。
「ヴィルヘルム、どうした?」
「エルヴェ、私は君に同情する。君に幸あらんことを」
そう言ってエルヴェの肩にポンポンと手を置くと、その場を去って行く。すれ違いざまオパールがヴィルヘルムに声をかける。
「お兄様、もう戻られますの?」
片手を軽く上げひらひらさせながら、振り返らずにヴィルヘルムは答える。
「もうじき日が暮れる。ここら辺は熊が出るからもう戻った方がいいだろう」
エルヴェは何がなんだかわからないといった顔で、アリエルを見つめていた。アリエルは澄まし顔でエルヴェに言った。
「私たちも早く戻りましょう」
そして、エルヴェの横をすり抜けオパールと共にヴィルヘルムのあとを追った。
夕刻になり、アリエルはアラベルがエルヴェやヴィルヘルムが王都に居ないことに気づいて戻ってくるのではないかと少し心配していたが、そんなことはなくこの日の晩餐では話が弾んだ。
ヴィルヘルムが言っていたとおり、三人とも兄妹のように過ごしていたせいか思い出話は尽きず、面白おかしくアリエルに話して聞かせてくれた。
話の流れで明日は馬ででかけることになり、その日はみんな早めに部屋へ戻っていった。
翌朝はアンナに起こされ身支度を始めた。なぜこんなに早い時間に起きなければならないのか寝ぼけた頭で考え、やっと馬で遠乗りすることを思い出し慌てて食堂へ向かった。
「お姉様、おはよう! 楽しみですわね」
オパールの挨拶に答えながら食堂を見渡すと、エルヴェもヴィルヘルムももう揃っていた。
「おはようございます。私が一番最後でしたのね」
「私楽しみすぎて目が覚めてしまいましたの。お兄様たちもそうではなくて?」
オパールがそう言うと、ヴィルヘルムは苦笑して答える。
「まぁ、そんなところだ」
エルヴェが横から口を挟む。
「今日はルルーモの森まで行くのだろう? あそこには山小屋があるはずだ。そこまで行ってみるのもいいかもしれないな」
「懐かしいですわ。昔お父様と一緒に行ったことがありますの」
そうして計画を立てながら軽く朝食を済ませると、オパールはヴィルヘルムと一緒に馬に乗り、エルヴェとアリエルは各々の馬を駆って別荘を出た。
所々で馬の休憩を挟み、昼前にはルルーモの山小屋に到着した。
「お嬢様?! それにヴィルヘルム様とエルヴェ様も!!」
山小屋の管理人らしき男性はアリエルたちを出迎えにでてきた瞬間、嬉しそうに相好を崩した。
ヴィルヘルムがそれに笑顔で答える。
「ドニ、急に来てすまない。昨日ここに来ることが決まったんだ」
「いいえ、来ていただくのはいつでも大歓迎です。すぐにでも昼食の準備をいたしますから、中でおくつろぎください」
そう言うとドニと呼ばれた男性はアリエルに目を止めた。
「お客様ですか?」
するとエルヴェが答える。
「そうだ、紹介しよう。私の婚約者のアリエルだ。特別丁重にもてなしてほしい」
その台詞にオパールが素早く反論した。
「まだ決まったわけではありませんでしょう?! お姉様はお兄様の婚約者になるかもしれませんわよ!!」
ドニは愉快そうに微笑むと言った。
「承知いたしました。なんにしろとてもめでたいことにございますね。家族が増えるのですから。さぁ、立ち話もなんですから、中へ入られてください」
その様子を見ていてアリエルは、このドニという人物は、オパールやヴィルヘルム、エルヴェと相当親しい間柄なのだろうと思った。
そしてドニはアリエルにも優しく微笑むと、中に入るよう促した。
山小屋といっても公爵家の所有する建物なだけあって、調度品なども素晴らしいものが取り揃えられておりいつ訪れてもよいようにしっかり管理されているようだった。
応接室でお茶を楽しんでいるとエルヴェが言った。
「お茶を飲んで休憩したら、食事を取る前にここら辺を少し歩かないか? ずっと馬に乗って同じ体勢を取っていたから体が痛い」
「そうですわね、久しぶりにここら辺を歩いてみたいですわ! お姉様にも案内したいですし」
「ありがとうオパール。それは楽しそうですわね」
「そうだね、突然来てしまったからドニも準備に慌てているだろうしちょうどよいかもしれないね」
そうして一息ついたアリエルたちは、山小屋の外へ出かけることにした。
「私たちの馬はあちらの厩で預かってくれてますわ」
オパールはアリエルの手を引きながら楽しそうに歩く。
そう言ってオパールはエルヴェの腕をがっちりとつかんだ。
「お兄様、早く! お姉様の手を取って!!」
ヴィルヘルムは苦笑しながらアリエルに手を差し出し、アリエルは一瞬躊躇したのちその手を取った。
ヴィルヘルムとアリエルがある程度島を離れるまでオパールはエルヴェの腕をつかんでいる。追い付かせないようにするためだろう。
「あの二人、なんだかんだとても仲がよろしいんですのね」
アリエルが思わず失笑してヴィルヘルムに問うとヴィルヘルムはボートを漕ぎながら穏やかに微笑んだ。
「私たちは従兄妹だから幼少の頃からまるで兄妹のように育った。時が経てば立場上この関係は崩れることもあるかもしれないが、それまでは仲良くしていたいと思っている」
そう言ったあと、何かに気づいたようにアリエルに訊いた。
「あの二人の関係が気になるかい?」
「いいえ、それはありませんわ。ハイライン公爵令嬢がお妃になられても私はよろしいのではないかと思いますわ」
むしろアラベルがお妃になるよりは遥かによいだろう。
すると、ヴィルヘルムは笑いだした。
「君がそんなことを言うとは流石にエルヴェが可哀想になる。彼は君に随分とご執心なのに」
アリエルは頭を振った。
「そうは思えませんわ」
エルヴェは前回、アリエルを蔑み話をまったく聞いてくれなかった。なによりあんなにも楽しみにしていた舞踏会で、久々に会ったアリエルに対してあんな眼差しを向けてくるような人物をそう簡単には信じられなかった。
「二人のあいだに何があったかは知らないが、エルヴェは本気だ。その気持ちだけでも信じてやってみてくれないか? そうでなければわざわざこんなところまで君を追いかけてきて、ライバルの私に釘を刺すようなことはしないだろう」
「私を追いかけるだなんて……。ここまで来る事情が他にあるかもしれませんわ」
ヴィルヘルムは苦笑する。
「これは手強いな、エルヴェが手を焼くはずだ」
そう言うとなにかに気づいたようにアリエルの背後に視線を移した。
アリエルもその視線を追って振り返ると、もうそこにエルヴェとオパールの乗ったボートが迫ってきていた。
「エルヴェったら、漕ぐのが早すぎですわ!」
オパールがエルヴェに膨れっ面で文句を言っているが、エルヴェは振り返り真剣な眼差しでこちらを見つめる。ヴィルヘルムは微笑むとエルヴェに軽く手を振った。
あっという間にエルヴェたちのボートはアリエルたちのボートの横に並んだ。
「だいぶゆっくり進んでいたようだが、会話が弾んだからかな?」
エルヴェが皮肉たっぷりにそう質問すると、ヴィルヘルムは答える。
「エルヴェ、君が心配するような会話はしていないから安心して欲しい」
エルヴェは鼻で笑った。
「どうだろうな?」
そのまま岸までボートを並走し、アリエルたちが先に岸にボートを着けた。アリエルの手を引きあげながらヴィルヘルムは言った。
「あれだけやきもち焼きだと君も苦労するだろうな」
「演技かも知れませんわよ?」
その返答にヴィルヘルムは鳩が豆鉄砲を食らったような顔をしたのち、声をだして笑いだした。そこへエルヴェがやってくると不思議そうな顔をした。
「ヴィルヘルム、どうした?」
「エルヴェ、私は君に同情する。君に幸あらんことを」
そう言ってエルヴェの肩にポンポンと手を置くと、その場を去って行く。すれ違いざまオパールがヴィルヘルムに声をかける。
「お兄様、もう戻られますの?」
片手を軽く上げひらひらさせながら、振り返らずにヴィルヘルムは答える。
「もうじき日が暮れる。ここら辺は熊が出るからもう戻った方がいいだろう」
エルヴェは何がなんだかわからないといった顔で、アリエルを見つめていた。アリエルは澄まし顔でエルヴェに言った。
「私たちも早く戻りましょう」
そして、エルヴェの横をすり抜けオパールと共にヴィルヘルムのあとを追った。
夕刻になり、アリエルはアラベルがエルヴェやヴィルヘルムが王都に居ないことに気づいて戻ってくるのではないかと少し心配していたが、そんなことはなくこの日の晩餐では話が弾んだ。
ヴィルヘルムが言っていたとおり、三人とも兄妹のように過ごしていたせいか思い出話は尽きず、面白おかしくアリエルに話して聞かせてくれた。
話の流れで明日は馬ででかけることになり、その日はみんな早めに部屋へ戻っていった。
翌朝はアンナに起こされ身支度を始めた。なぜこんなに早い時間に起きなければならないのか寝ぼけた頭で考え、やっと馬で遠乗りすることを思い出し慌てて食堂へ向かった。
「お姉様、おはよう! 楽しみですわね」
オパールの挨拶に答えながら食堂を見渡すと、エルヴェもヴィルヘルムももう揃っていた。
「おはようございます。私が一番最後でしたのね」
「私楽しみすぎて目が覚めてしまいましたの。お兄様たちもそうではなくて?」
オパールがそう言うと、ヴィルヘルムは苦笑して答える。
「まぁ、そんなところだ」
エルヴェが横から口を挟む。
「今日はルルーモの森まで行くのだろう? あそこには山小屋があるはずだ。そこまで行ってみるのもいいかもしれないな」
「懐かしいですわ。昔お父様と一緒に行ったことがありますの」
そうして計画を立てながら軽く朝食を済ませると、オパールはヴィルヘルムと一緒に馬に乗り、エルヴェとアリエルは各々の馬を駆って別荘を出た。
所々で馬の休憩を挟み、昼前にはルルーモの山小屋に到着した。
「お嬢様?! それにヴィルヘルム様とエルヴェ様も!!」
山小屋の管理人らしき男性はアリエルたちを出迎えにでてきた瞬間、嬉しそうに相好を崩した。
ヴィルヘルムがそれに笑顔で答える。
「ドニ、急に来てすまない。昨日ここに来ることが決まったんだ」
「いいえ、来ていただくのはいつでも大歓迎です。すぐにでも昼食の準備をいたしますから、中でおくつろぎください」
そう言うとドニと呼ばれた男性はアリエルに目を止めた。
「お客様ですか?」
するとエルヴェが答える。
「そうだ、紹介しよう。私の婚約者のアリエルだ。特別丁重にもてなしてほしい」
その台詞にオパールが素早く反論した。
「まだ決まったわけではありませんでしょう?! お姉様はお兄様の婚約者になるかもしれませんわよ!!」
ドニは愉快そうに微笑むと言った。
「承知いたしました。なんにしろとてもめでたいことにございますね。家族が増えるのですから。さぁ、立ち話もなんですから、中へ入られてください」
その様子を見ていてアリエルは、このドニという人物は、オパールやヴィルヘルム、エルヴェと相当親しい間柄なのだろうと思った。
そしてドニはアリエルにも優しく微笑むと、中に入るよう促した。
山小屋といっても公爵家の所有する建物なだけあって、調度品なども素晴らしいものが取り揃えられておりいつ訪れてもよいようにしっかり管理されているようだった。
応接室でお茶を楽しんでいるとエルヴェが言った。
「お茶を飲んで休憩したら、食事を取る前にここら辺を少し歩かないか? ずっと馬に乗って同じ体勢を取っていたから体が痛い」
「そうですわね、久しぶりにここら辺を歩いてみたいですわ! お姉様にも案内したいですし」
「ありがとうオパール。それは楽しそうですわね」
「そうだね、突然来てしまったからドニも準備に慌てているだろうしちょうどよいかもしれないね」
そうして一息ついたアリエルたちは、山小屋の外へ出かけることにした。
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