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その男性は叫ぶ。
「もぅ!! どんだけ待たせるのさ! 呼ぶの遅すぎ~」
そう言うと、呆気に取られているアリエルを見つめ瞳を輝かせた。
「レイディーがアリエル? えっ! 策士王子ってば見る目あんじゃ~ん。めっちゃ綺麗なんですけど~! こりゃ、あの策士王子も害虫駆除に躍起になるわけだよね~」
そう言うと興奮気味にアリエルの周囲をぐるぐると回りだし、アリエルの姿を上から下までなめ回すように見た。
その様子を見ていた商人は、とんでもない人間を紹介してしまったと言わんばかりの渋い顔をして言った。
「ではお嬢様、私はお礼をいたしましたからね。品物はお届けしておきましたし、もう失礼いたします」
そうして慌てて出ていってしまった。
アリエルはこのヘンテコなデザイナーと二人きりにされ、少し戸惑いながら質問した。
「王太子殿下がどうかされたのかしら?」
するとそのデザイナーは咄嗟に両手で自分の口をふさいだ。
「僕、王子だなんていった?」
アリエルが頷くと、そのデザイナーは自身の面前で大きく手を左右に振った。
「言ってないって、レイディーの聞き間違いじゃないかな~? そうそう、そんなことより自己紹介まだだったね。僕の名前はファニー。そうは見えないかもしれないけど、これでもデザイナーをやっててさ~。令嬢のドレスをデザインをするのが大好きなんだよね~。ほら、ふわっ、ふわってしてて可愛いでしょ? ドレスって、ね?」
アリエルはファニーの迫力に負けて思わず頷く。
「だよね! んでね、レイディーのドレスをデザインしてほしいって頼まれたわけ。でもあれだなぁ、こんなに綺麗なレイディーのドレスを作れるなんて、僕ってばラッキーだったかも!」
アリエルは困惑しながら答える。
「でも、ドレスをデザインしてもらっても着ていく場所がないわ。せっかくだけれど、どうせなら妹のアラベルにデザインしてちょうだい」
ファニーは動きを止めて数秒アリエルを見つめると、驚いた顔をした。
「えっ? はぁ? 妹ってもしかしてさっきエントランスホールにいた顔だけレイディーにそっくりなあの令嬢? いやぁ~無理だよ~。僕は彼女は好きじゃないもの、だからデザインは無理だね。それにしてもドレスなら王妃のお茶会で着ていけばいいじゃない!」
「でも、私あまり目立ちたくないし、着飾っても誰も目に止めないわ」
ファニーはオーバーにため息をついた。
「いろんな国に行っていろんな令嬢のドレスをデザインしてきたんだけど~、みんなどれだけ魅力的な存在かってわかってないんだよね~。あ~あ、王子たちは可哀想」
アリエルはその話を聞いて目を輝かせた。
「ファニーはいろんな国に行くの?」
不思議そうにファニーは答える。
「突っ込むところそこ? まぁ、いっか。確かにいろんな国に行くけど?」
「もしもこの国を出ていくことがあるなら、私も一緒に連れていってもらいたいんですの。その時はもちろん仕事のお手伝いはするわ。私刺繍が得意ですのよ? お針子としてどうかしら?」
ファニーはキョトンとした顔をしたが、声をだして笑いだした。
「そんなことしたら、僕はあの策士王子に消されるよ~! でも、その発想はいいね! ワクワクしてきた! わかった。レイディーが刺繍したものを見せてもらえる?」
頷くとアリエルは自分の刺繍したハンカチを取り出す。
「あれ? このユリ三つの紋章はレイディーの紋章?」
「そうよ? 区別するために自分の物に入れているの」
するとファニーはしたり顔をした。
「なるほどね~。ふ~ん」
そう言うと真剣な眼差しで刺繍の細部を見始めた。
「上手だけど、まだまだ素人って感じの腕前かな。でも、うちのお針子に指導してもらえばきっともっと上達するだろうね~。金のたまごって奴?」
「で、どうかしら?」
「もちろんいいよ~! もしも本当にレイディーがこの国を出なきゃならなくなったらだけどね。腕前は素人って言ったけどさぁ~、それでもここまでできる人って少ないんだよねぇ。こちらからスカウトしたいぐらいかも~」
アリエルは笑顔でファニーの手を取った。
「ありがとう。よろしくお願いね!」
ファニーは手を握り返して満面の笑みを浮かべた。
「こちらこそよろしく~」
アリエルはほっとした。これでアラベルに貶められたとしても逃げ道がある。両親と離れるのはつらいが、ほとぼりが冷めたころに会いに来ればよい。死に別れるよりはましである。
その後雇う代わりにドレスを作らせろとファニーに条件をだされ、アリエルは喜んで承諾した。採寸やらそういったもろもろは後日ファニーの工房で行われることになり、今日は忙しいからとファニーは慌てて帰って行った。
一つ悩みが解決したことでアリエルは気分がよくなった。明るい気持ちで庭でも散歩しようと廊下へ出た。
するとそこで余所行きのドレスを着たアラベルに遭遇した。
「あら、アリエルお姉様! おはようございます。実は今日これから私お出かけですの。この手紙見てください、この前ルーモイの別荘でお友達になったヴィルヘルム様からお出かけのお誘いがありましたのよ? ところでアリエルお姉様はご予定は?」
アラベルは聞かれてもいないのにベラベラとそう話すと、アリエルを上から下まで見た。
「アリエルお姉様その格好、今日はお屋敷でゆっくりされるのですね? 私はそれも素敵だと思いますわ。では失礼します」
そう言って出掛けていった。きっとヴィルヘルムにもアリエルについての嘘を吹き込むのだろう。
ヴィルヘルムはアラベルの嘘を信じるだろうか?
そう考えアリエルは失笑した。それ以前に、アラベルにお誘いの手紙を寄越している時点で、ヴィルヘルムの関心はアラベルにあると言うことなのだから、アラベルを信じるかどうかは火を見るより明らかだった。
だが、今日のアリエルは心に余裕があった。なぜならもしもの時の逃げ先が確保できたからだ。
アラベルのことは気にする必要はない。そう思いながら、庭に出て花を愛でているとアンナがショールを持ってきた。
「お嬢様、一応これをお使いください。お体を冷やしてしまうといけませんから」
「ありがとうアンナ」
気候もよかったのでアリエルはアンナをお茶に誘って、庭でゆったりお茶を飲んで過ごすことにした。
アンナととりとめのない話をしていると、突然アンナは黙り込むと真剣な顔で言った。
「お嬢様、先ほどファニー様とお話しされていたことですけれど。お嬢様がもしもこの屋敷を、この国を出ていくというなら私もご一緒させてください」
「アンナ?」
「私も刺繍はできます。ファニー様になんとか頼んでいただけないでしょうか?」
アンナはアリエルが子どもの頃から侍女をやっている。嫁いだら必ず嫁ぎ先に連れていこうと思っていた一人だ。もしも本当についてきてくれるのだとしたら、これ程心強いことはなかった。
「苦労することになるかもしれないのよ? いいの?」
恐る恐るそう尋ねるとアンナは微笑んだ。
「はい、もちろんです!」
「ありがとう、アンナ」
アリエルはアンナも一緒に来てくれるなら、ファニーについて行くのも楽しいものになるかもしれない、そんなことを考えた。
ふと屋敷内から『おかえりなさいませ!』と声がしたのでそちらを見ると、そこにアラベルの姿があった。
先ほど出かけたばかりなのに帰りがずいぶん早いと思いながら見つめていると、アラベルと目が合った。だが、アラベルはすぐに視線を逸らすと足早に階段を登り始めた。
「もぅ!! どんだけ待たせるのさ! 呼ぶの遅すぎ~」
そう言うと、呆気に取られているアリエルを見つめ瞳を輝かせた。
「レイディーがアリエル? えっ! 策士王子ってば見る目あんじゃ~ん。めっちゃ綺麗なんですけど~! こりゃ、あの策士王子も害虫駆除に躍起になるわけだよね~」
そう言うと興奮気味にアリエルの周囲をぐるぐると回りだし、アリエルの姿を上から下までなめ回すように見た。
その様子を見ていた商人は、とんでもない人間を紹介してしまったと言わんばかりの渋い顔をして言った。
「ではお嬢様、私はお礼をいたしましたからね。品物はお届けしておきましたし、もう失礼いたします」
そうして慌てて出ていってしまった。
アリエルはこのヘンテコなデザイナーと二人きりにされ、少し戸惑いながら質問した。
「王太子殿下がどうかされたのかしら?」
するとそのデザイナーは咄嗟に両手で自分の口をふさいだ。
「僕、王子だなんていった?」
アリエルが頷くと、そのデザイナーは自身の面前で大きく手を左右に振った。
「言ってないって、レイディーの聞き間違いじゃないかな~? そうそう、そんなことより自己紹介まだだったね。僕の名前はファニー。そうは見えないかもしれないけど、これでもデザイナーをやっててさ~。令嬢のドレスをデザインをするのが大好きなんだよね~。ほら、ふわっ、ふわってしてて可愛いでしょ? ドレスって、ね?」
アリエルはファニーの迫力に負けて思わず頷く。
「だよね! んでね、レイディーのドレスをデザインしてほしいって頼まれたわけ。でもあれだなぁ、こんなに綺麗なレイディーのドレスを作れるなんて、僕ってばラッキーだったかも!」
アリエルは困惑しながら答える。
「でも、ドレスをデザインしてもらっても着ていく場所がないわ。せっかくだけれど、どうせなら妹のアラベルにデザインしてちょうだい」
ファニーは動きを止めて数秒アリエルを見つめると、驚いた顔をした。
「えっ? はぁ? 妹ってもしかしてさっきエントランスホールにいた顔だけレイディーにそっくりなあの令嬢? いやぁ~無理だよ~。僕は彼女は好きじゃないもの、だからデザインは無理だね。それにしてもドレスなら王妃のお茶会で着ていけばいいじゃない!」
「でも、私あまり目立ちたくないし、着飾っても誰も目に止めないわ」
ファニーはオーバーにため息をついた。
「いろんな国に行っていろんな令嬢のドレスをデザインしてきたんだけど~、みんなどれだけ魅力的な存在かってわかってないんだよね~。あ~あ、王子たちは可哀想」
アリエルはその話を聞いて目を輝かせた。
「ファニーはいろんな国に行くの?」
不思議そうにファニーは答える。
「突っ込むところそこ? まぁ、いっか。確かにいろんな国に行くけど?」
「もしもこの国を出ていくことがあるなら、私も一緒に連れていってもらいたいんですの。その時はもちろん仕事のお手伝いはするわ。私刺繍が得意ですのよ? お針子としてどうかしら?」
ファニーはキョトンとした顔をしたが、声をだして笑いだした。
「そんなことしたら、僕はあの策士王子に消されるよ~! でも、その発想はいいね! ワクワクしてきた! わかった。レイディーが刺繍したものを見せてもらえる?」
頷くとアリエルは自分の刺繍したハンカチを取り出す。
「あれ? このユリ三つの紋章はレイディーの紋章?」
「そうよ? 区別するために自分の物に入れているの」
するとファニーはしたり顔をした。
「なるほどね~。ふ~ん」
そう言うと真剣な眼差しで刺繍の細部を見始めた。
「上手だけど、まだまだ素人って感じの腕前かな。でも、うちのお針子に指導してもらえばきっともっと上達するだろうね~。金のたまごって奴?」
「で、どうかしら?」
「もちろんいいよ~! もしも本当にレイディーがこの国を出なきゃならなくなったらだけどね。腕前は素人って言ったけどさぁ~、それでもここまでできる人って少ないんだよねぇ。こちらからスカウトしたいぐらいかも~」
アリエルは笑顔でファニーの手を取った。
「ありがとう。よろしくお願いね!」
ファニーは手を握り返して満面の笑みを浮かべた。
「こちらこそよろしく~」
アリエルはほっとした。これでアラベルに貶められたとしても逃げ道がある。両親と離れるのはつらいが、ほとぼりが冷めたころに会いに来ればよい。死に別れるよりはましである。
その後雇う代わりにドレスを作らせろとファニーに条件をだされ、アリエルは喜んで承諾した。採寸やらそういったもろもろは後日ファニーの工房で行われることになり、今日は忙しいからとファニーは慌てて帰って行った。
一つ悩みが解決したことでアリエルは気分がよくなった。明るい気持ちで庭でも散歩しようと廊下へ出た。
するとそこで余所行きのドレスを着たアラベルに遭遇した。
「あら、アリエルお姉様! おはようございます。実は今日これから私お出かけですの。この手紙見てください、この前ルーモイの別荘でお友達になったヴィルヘルム様からお出かけのお誘いがありましたのよ? ところでアリエルお姉様はご予定は?」
アラベルは聞かれてもいないのにベラベラとそう話すと、アリエルを上から下まで見た。
「アリエルお姉様その格好、今日はお屋敷でゆっくりされるのですね? 私はそれも素敵だと思いますわ。では失礼します」
そう言って出掛けていった。きっとヴィルヘルムにもアリエルについての嘘を吹き込むのだろう。
ヴィルヘルムはアラベルの嘘を信じるだろうか?
そう考えアリエルは失笑した。それ以前に、アラベルにお誘いの手紙を寄越している時点で、ヴィルヘルムの関心はアラベルにあると言うことなのだから、アラベルを信じるかどうかは火を見るより明らかだった。
だが、今日のアリエルは心に余裕があった。なぜならもしもの時の逃げ先が確保できたからだ。
アラベルのことは気にする必要はない。そう思いながら、庭に出て花を愛でているとアンナがショールを持ってきた。
「お嬢様、一応これをお使いください。お体を冷やしてしまうといけませんから」
「ありがとうアンナ」
気候もよかったのでアリエルはアンナをお茶に誘って、庭でゆったりお茶を飲んで過ごすことにした。
アンナととりとめのない話をしていると、突然アンナは黙り込むと真剣な顔で言った。
「お嬢様、先ほどファニー様とお話しされていたことですけれど。お嬢様がもしもこの屋敷を、この国を出ていくというなら私もご一緒させてください」
「アンナ?」
「私も刺繍はできます。ファニー様になんとか頼んでいただけないでしょうか?」
アンナはアリエルが子どもの頃から侍女をやっている。嫁いだら必ず嫁ぎ先に連れていこうと思っていた一人だ。もしも本当についてきてくれるのだとしたら、これ程心強いことはなかった。
「苦労することになるかもしれないのよ? いいの?」
恐る恐るそう尋ねるとアンナは微笑んだ。
「はい、もちろんです!」
「ありがとう、アンナ」
アリエルはアンナも一緒に来てくれるなら、ファニーについて行くのも楽しいものになるかもしれない、そんなことを考えた。
ふと屋敷内から『おかえりなさいませ!』と声がしたのでそちらを見ると、そこにアラベルの姿があった。
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