39 / 41
39
しおりを挟む
アリエルはエルヴェを見つめ返す。
「だからあんなに私が邪険な態度をしてもエルヴェは怒ったりしなかったのですね……」
エルヴェは悲しげに微笑む。
「君を怒る権利は私にはない。それに対し君が私に怒りを覚え、嫌い邪険にするのは当然のことだった」
そう言うとエルヴェはアリエルの手を握った。
「私は君にどう償っても許されないことをした。だが、それでもなお私は君を手放すことができないんだ。君が私を嫌い、顔も見たくないと言っても、それでも、それでも私は君のそばにいたい。君を手放すことができない。許してほしい。君を愛している。愛しているんだ……。できれば一生かけて君のそばでその罪を償いたい」
そう言ってアリエルの頬に触れた。アリエルは目から大粒の涙をこぼしながら震える手で頬に触れるエルヴェの手を握った。
「私はもうとっくにエルヴェを許してますわ」
するとエルヴェはアリエルを引き寄せ、力強く抱きしめた。
「アリエル、ありがとう」
そうしてしばらくお互いの存在を確かめ合うように二人は抱き合っていた。
エルヴェはアリエルからそっと体を離すとアリエルを見上げ、手を差し出した。
「アリエル・ファン・ホラント、君を心から愛しています。私と結婚してくれませんか?」
アリエルはそっとその手をつかむ。
「はい……」
「アリエル、ありがとう」
そう答えるとエルヴェはポケットからブローチを取り出す。
「これを……」
「これはあの時のブローチ」
「そうだ。これをもう一度受け取って欲しい」
そう言うとエルヴェはアリエルの胸にそのブローチを着け、アリエルを引き寄せるとそっと唇を重ねた。
後日、アラベルとシャティヨン伯爵の処刑が執り行われた。アラベルは最後の最後まで反省の色はなく、両親の面会も断りずっとアリエルに執着し続け、裁きの場や処刑場にアリエルを連れてくるよう要求したが、それが叶わないと分かると逃げ出そうとして暴れたそうだ。
詳しく話を聞こうとするアリエルにエルヴェは悲しそうに微笑む。
「君はなにも知らなくていい」
そう言われ、アリエルはそれ以上の細かいことは聞かないことにした。
それから間もなくアリエルとエルヴェは婚約し、盛大にその発表が執り行われることになった。
アリエルは今度こそエルヴェのエスコートで胸にはあのブローチを着けて婚約発表の場へ向かうこととなった。
会場には二人揃って足を踏み入れると、仲睦まじい二人を見た出席した貴族たちは、この国の行く末は安泰だろうと口々にし、盛大に二人を祝福した。
しばらく挨拶周りをすると、エルヴェは申し訳なさそうに言った。
「アリエル、すまない。少し君から離れることを許して欲しい。国王陛下に呼ばれている」
「寂しいけれど、仕方ありませんわ。早く戻ってきて下さいませ」
俯きながらアリエルがそう返すと、エルヴェはアリエルを抱きしめた。
「理性がもちそうにないな。あんまり可愛らしすぎるのも問題だ」
そう言うとエルヴェは人目もはばからず、アリエルに軽く何度もキスをすると、近くにいたファニーを呼びつけた。
「アリエルを頼む、国王陛下に呼ばれているのでね」
「オッケー! まかせといてよ!」
「アリエル、すぐに戻ってくる」
エルヴェはそう言って数歩踏み出したところで立ち止まると振り返った。
「言い忘れたがファニー、アリエルに手を出すようなことがあれば……」
「はいはい、僕はまだ生きていたいから、そんなことしませ~ん。早く行ってきなって」
エルヴェはそう言われ一瞬不機嫌そうな顔をしたが、アリエルに微笑むとその場から離れた。
アリエルはファニーに言った。
「エルヴェは少し過保護なんですわ」
「う~ん、あれは過保護って範囲かな~?」
そう言うと、改めてアリエルに向き直る。
「そうそう婚約おめでとうございます、未来のプリンセス。君の婚約のお陰で僕はますます忙しくなりそうだよ~」
ファニーはアリエル専属のデザイナーになることが決まったのだ。
「そうですわね、これからもよろしくお願いしますわ。それにしてもファニー、私ってばまだちゃんと先日のお礼もしていませんでしたわね。あの時は匿ってくださって本当にありがとうございました」
「お礼なんていいって! それにしても、ちゃんとレイディーが婚約してほっとしたような、少し寂しいような。君には僕の右腕として、パートナーとしても一緒に世界を旅したかったんだけどな~」
「ありがとう。お世辞でも嬉しいですわ」
「お世辞か……ま、いっか。それに僕は策士王子がレイディーが刺繍したハンカチを持ってたって気づいた時から、絶対にあの策士王子はレイディーのこと手放さないだろうって思ってたしね~」
「そうだったんですの?」
「そうだよ~。僕が策士王子と初めて会ったときさぁ~、策士王子の持ってたハンカチの刺繍が見事だったから思わず『そのハンカチ見せてくれ』ってお願いしたんだよね。そしたらあの王子『お前のような奴に大切なこのハンカチを触らせるわけがない』とか言っちゃってさぁ、触らせてもくれなかったんだよね~。まさか君が刺繍したものだったとはね~。知ったときは驚いたよぉ」
アリエルは恥ずかしくなり、俯いた。
「照れてるぅ? 可愛いなぁ~」
そんなことを話していると、向こうからヘンリーが歩いてくるのが見えた。
ヘンリーはアリエルの前までくると軽く会釈した。
「アリエル、婚約おめでとう」
「ヘンリー、ありがとう。なんだかとても久しぶりに会った気がしますわね」
「そうかもしれない」
すると、ヘンリーは突然周囲を見回した。アリエルは不思議に思い尋ねる。
「ヘンリーどうしたんですの? 誰か探してますの?」
ヘンリーは苦笑した。
「王太子殿下が近くにいらっしゃらないことを確認していたんだ。殿下は僕が君と話をするのを嫌がるだろうからね」
「どういうことですの?」
「舞踏会の時に忠告されたんだ『君に近づくな』と」
アリエルはあの舞踏会の日、自分が屋敷へ帰ったあとなにがあったのかをこの機会に訊いておこうと思った。
「そうですわ、ヘンリー。ずっと訊こうと思ってましたの。あの日、私が帰ったあとなにかありましたの?」
ヘンリーは驚いた顔でアリエルを見つめた。
「君は叔父様からなにも聞いていないのか? あの日は君を見送り、一度広間へ戻ろうとしたところで王太子殿下に遭遇した。かなり息を切らして、僕を見つけると『アリエルをどこへ連れていった』と言われてね。君は帰ったと言ったらかなり落ち込んでいたよ」
そこまで話すと、周囲に聞かれないように少し小声で話を続ける。
「その後が大変だった。僕は君との関係を問い詰められ、一緒にいたことを責められた。流石に僕も少しむっとしてしまってね。大人げなく『アリエルは僕の婚約者になる話もでている』とうっかり言ってしまったんだ」
アリエルはそれを聞いて驚いてヘンリーを見つめる。
「なぜそんな嘘を?」
ヘンリーは困った顔をした。
「嘘ではなくてね、もしも王太子殿下がアラベルを気に入れば、僕は君に婚約を申し込むつもりだった。実は父にも叔父様にも、すでに許可はもらっていたんだよ」
「でも、あの日他に婚約者がいると言ってましたわよね?」
「それは、君と婚約できなかった時の話だ」
「知りませんでしたわ」
「時がきたら僕からちゃんと君に伝えたかったから黙っていた。まぁ、それは叶わぬ夢だとその後すぐに知ることになったわけだが」
「どういうことですの?」
「王太子殿下に宣言された『アリエルは他の誰にも渡すことは絶対にない、諦めろ』とね。それで、あの日僕は失意のうちにそのまま屋敷へ帰ることとなった」
アリエルはなんとなく申し訳ない気持ちになった。
「だからあんなに私が邪険な態度をしてもエルヴェは怒ったりしなかったのですね……」
エルヴェは悲しげに微笑む。
「君を怒る権利は私にはない。それに対し君が私に怒りを覚え、嫌い邪険にするのは当然のことだった」
そう言うとエルヴェはアリエルの手を握った。
「私は君にどう償っても許されないことをした。だが、それでもなお私は君を手放すことができないんだ。君が私を嫌い、顔も見たくないと言っても、それでも、それでも私は君のそばにいたい。君を手放すことができない。許してほしい。君を愛している。愛しているんだ……。できれば一生かけて君のそばでその罪を償いたい」
そう言ってアリエルの頬に触れた。アリエルは目から大粒の涙をこぼしながら震える手で頬に触れるエルヴェの手を握った。
「私はもうとっくにエルヴェを許してますわ」
するとエルヴェはアリエルを引き寄せ、力強く抱きしめた。
「アリエル、ありがとう」
そうしてしばらくお互いの存在を確かめ合うように二人は抱き合っていた。
エルヴェはアリエルからそっと体を離すとアリエルを見上げ、手を差し出した。
「アリエル・ファン・ホラント、君を心から愛しています。私と結婚してくれませんか?」
アリエルはそっとその手をつかむ。
「はい……」
「アリエル、ありがとう」
そう答えるとエルヴェはポケットからブローチを取り出す。
「これを……」
「これはあの時のブローチ」
「そうだ。これをもう一度受け取って欲しい」
そう言うとエルヴェはアリエルの胸にそのブローチを着け、アリエルを引き寄せるとそっと唇を重ねた。
後日、アラベルとシャティヨン伯爵の処刑が執り行われた。アラベルは最後の最後まで反省の色はなく、両親の面会も断りずっとアリエルに執着し続け、裁きの場や処刑場にアリエルを連れてくるよう要求したが、それが叶わないと分かると逃げ出そうとして暴れたそうだ。
詳しく話を聞こうとするアリエルにエルヴェは悲しそうに微笑む。
「君はなにも知らなくていい」
そう言われ、アリエルはそれ以上の細かいことは聞かないことにした。
それから間もなくアリエルとエルヴェは婚約し、盛大にその発表が執り行われることになった。
アリエルは今度こそエルヴェのエスコートで胸にはあのブローチを着けて婚約発表の場へ向かうこととなった。
会場には二人揃って足を踏み入れると、仲睦まじい二人を見た出席した貴族たちは、この国の行く末は安泰だろうと口々にし、盛大に二人を祝福した。
しばらく挨拶周りをすると、エルヴェは申し訳なさそうに言った。
「アリエル、すまない。少し君から離れることを許して欲しい。国王陛下に呼ばれている」
「寂しいけれど、仕方ありませんわ。早く戻ってきて下さいませ」
俯きながらアリエルがそう返すと、エルヴェはアリエルを抱きしめた。
「理性がもちそうにないな。あんまり可愛らしすぎるのも問題だ」
そう言うとエルヴェは人目もはばからず、アリエルに軽く何度もキスをすると、近くにいたファニーを呼びつけた。
「アリエルを頼む、国王陛下に呼ばれているのでね」
「オッケー! まかせといてよ!」
「アリエル、すぐに戻ってくる」
エルヴェはそう言って数歩踏み出したところで立ち止まると振り返った。
「言い忘れたがファニー、アリエルに手を出すようなことがあれば……」
「はいはい、僕はまだ生きていたいから、そんなことしませ~ん。早く行ってきなって」
エルヴェはそう言われ一瞬不機嫌そうな顔をしたが、アリエルに微笑むとその場から離れた。
アリエルはファニーに言った。
「エルヴェは少し過保護なんですわ」
「う~ん、あれは過保護って範囲かな~?」
そう言うと、改めてアリエルに向き直る。
「そうそう婚約おめでとうございます、未来のプリンセス。君の婚約のお陰で僕はますます忙しくなりそうだよ~」
ファニーはアリエル専属のデザイナーになることが決まったのだ。
「そうですわね、これからもよろしくお願いしますわ。それにしてもファニー、私ってばまだちゃんと先日のお礼もしていませんでしたわね。あの時は匿ってくださって本当にありがとうございました」
「お礼なんていいって! それにしても、ちゃんとレイディーが婚約してほっとしたような、少し寂しいような。君には僕の右腕として、パートナーとしても一緒に世界を旅したかったんだけどな~」
「ありがとう。お世辞でも嬉しいですわ」
「お世辞か……ま、いっか。それに僕は策士王子がレイディーが刺繍したハンカチを持ってたって気づいた時から、絶対にあの策士王子はレイディーのこと手放さないだろうって思ってたしね~」
「そうだったんですの?」
「そうだよ~。僕が策士王子と初めて会ったときさぁ~、策士王子の持ってたハンカチの刺繍が見事だったから思わず『そのハンカチ見せてくれ』ってお願いしたんだよね。そしたらあの王子『お前のような奴に大切なこのハンカチを触らせるわけがない』とか言っちゃってさぁ、触らせてもくれなかったんだよね~。まさか君が刺繍したものだったとはね~。知ったときは驚いたよぉ」
アリエルは恥ずかしくなり、俯いた。
「照れてるぅ? 可愛いなぁ~」
そんなことを話していると、向こうからヘンリーが歩いてくるのが見えた。
ヘンリーはアリエルの前までくると軽く会釈した。
「アリエル、婚約おめでとう」
「ヘンリー、ありがとう。なんだかとても久しぶりに会った気がしますわね」
「そうかもしれない」
すると、ヘンリーは突然周囲を見回した。アリエルは不思議に思い尋ねる。
「ヘンリーどうしたんですの? 誰か探してますの?」
ヘンリーは苦笑した。
「王太子殿下が近くにいらっしゃらないことを確認していたんだ。殿下は僕が君と話をするのを嫌がるだろうからね」
「どういうことですの?」
「舞踏会の時に忠告されたんだ『君に近づくな』と」
アリエルはあの舞踏会の日、自分が屋敷へ帰ったあとなにがあったのかをこの機会に訊いておこうと思った。
「そうですわ、ヘンリー。ずっと訊こうと思ってましたの。あの日、私が帰ったあとなにかありましたの?」
ヘンリーは驚いた顔でアリエルを見つめた。
「君は叔父様からなにも聞いていないのか? あの日は君を見送り、一度広間へ戻ろうとしたところで王太子殿下に遭遇した。かなり息を切らして、僕を見つけると『アリエルをどこへ連れていった』と言われてね。君は帰ったと言ったらかなり落ち込んでいたよ」
そこまで話すと、周囲に聞かれないように少し小声で話を続ける。
「その後が大変だった。僕は君との関係を問い詰められ、一緒にいたことを責められた。流石に僕も少しむっとしてしまってね。大人げなく『アリエルは僕の婚約者になる話もでている』とうっかり言ってしまったんだ」
アリエルはそれを聞いて驚いてヘンリーを見つめる。
「なぜそんな嘘を?」
ヘンリーは困った顔をした。
「嘘ではなくてね、もしも王太子殿下がアラベルを気に入れば、僕は君に婚約を申し込むつもりだった。実は父にも叔父様にも、すでに許可はもらっていたんだよ」
「でも、あの日他に婚約者がいると言ってましたわよね?」
「それは、君と婚約できなかった時の話だ」
「知りませんでしたわ」
「時がきたら僕からちゃんと君に伝えたかったから黙っていた。まぁ、それは叶わぬ夢だとその後すぐに知ることになったわけだが」
「どういうことですの?」
「王太子殿下に宣言された『アリエルは他の誰にも渡すことは絶対にない、諦めろ』とね。それで、あの日僕は失意のうちにそのまま屋敷へ帰ることとなった」
アリエルはなんとなく申し訳ない気持ちになった。
542
あなたにおすすめの小説
捨てられた令嬢と、選ばれなかった未来
鍛高譚
恋愛
「君とは釣り合わない。だから、僕は王女殿下を選ぶ」
婚約者アルバート・ロンズデールに冷たく告げられた瞬間、エミリア・ウィンスレットの人生は暗転した。
王都一の名門公爵令嬢として慎ましくも誠実に彼を支えてきたというのに、待っていたのは無慈悲な婚約破棄――しかも相手は王女クラリッサ。
アルバートと王女の華やかな婚約発表の裏で、エミリアは社交界から冷遇され、"捨てられた哀れな令嬢"と嘲笑される日々が始まる。
だが、彼女は決して屈しない。
「ならば、貴方たちが後悔するような未来を作るわ」
そう決意したエミリアは、ある人物から手を差し伸べられる。
――それは、冷静沈着にして王国の正統な後継者、皇太子アレクシス・フォルベルト。
彼は告げる。「私と共に来い。……君の聡明さと誇りが、この国には必要だ」
私の願いは貴方の幸せです
mahiro
恋愛
「君、すごくいいね」
滅多に私のことを褒めることがないその人が初めて会った女の子を褒めている姿に、彼の興味が私から彼女に移ったのだと感じた。
私は2人の邪魔にならないよう出来るだけ早く去ることにしたのだが。
殿下、幼馴染の令嬢を大事にしたい貴方の恋愛ごっこにはもう愛想が尽きました。
和泉鷹央
恋愛
雪国の祖国を冬の猛威から守るために、聖女カトリーナは病床にふせっていた。
女神様の結界を張り、国を温暖な気候にするためには何か犠牲がいる。
聖女の健康が、その犠牲となっていた。
そんな生活をして十年近く。
カトリーナの許嫁にして幼馴染の王太子ルディは婚約破棄をしたいと言い出した。
その理由はカトリーナを救うためだという。
だが本当はもう一人の幼馴染、フレンヌを王妃に迎えるために、彼らが仕組んだ計略だった――。
他の投稿サイトでも投稿しています。
「貴女じゃ彼に不釣りあいだから別れて」と言われたので別れたのですが、呪われた上に子供まで出来てて一大事です!?
綾織季蝶
恋愛
「貴女じゃ彼に不釣りあいだから別れて」そう告げられたのは孤児から魔法省の自然管理科の大臣にまで上り詰めたカナリア・スタインベック。
相手はとある貴族のご令嬢。
確かに公爵の彼とは釣り合うだろう、そう諦めきった心で承諾してしまう。
別れる際に大臣も辞め、実家の誰も寄り付かない禁断の森に身を潜めたが…。
何故か呪われた上に子供まで出来てしまった事が発覚して…!?
「私に愛まで望むとは、強欲な女め」と罵られたレオノール妃の白い結婚
きぬがやあきら
恋愛
「私に愛まで望むな。褒賞に王子を求めておいて、強欲が過ぎると言っている」
新婚初夜に訪れた寝室で、レオノールはクラウディオ王子に白い結婚を宣言される。
それもそのはず。
2人の間に愛はないーーどころか、この結婚はレオノールが魔王討伐の褒美にと国王に要求したものだった。
でも、王子を望んだレオノールにもそれなりの理由がある。
美しく気高いクラウディオ王子を欲しいと願った気持ちは本物だ。
だからいくら冷遇されようが、嫌がらせを受けようが心は揺るがない。
どこまでも逞しく、軽薄そうでいて賢い。どこか憎めない魅力を持ったオノールに、やがてクラウディオの心は……。
すれ違い、拗れる2人に愛は生まれるのか?
焦ったい恋と陰謀+バトルのラブファンタジー。
【完】婚約してから十年、私に興味が無さそうなので婚約の解消を申し出たら殿下に泣かれてしまいました
さこの
恋愛
婚約者の侯爵令嬢セリーナが好きすぎて話しかけることができなくさらに近くに寄れないジェフェリー。
そんなジェフェリーに嫌われていると思って婚約をなかった事にして、自由にしてあげたいセリーナ。
それをまた勘違いして何故か自分が選ばれると思っている平民ジュリアナ。
あくまで架空のゆる設定です。
ホットランキング入りしました。ありがとうございます!!
2021/08/29
*全三十話です。執筆済みです
【完結】優しいあなたに、さようなら。二人目の婚約者は、私を殺そうとしている冷血公爵様でした
ゆきのひ
恋愛
伯爵令嬢であるディアの婚約者は、整った容姿と優しい性格で評判だった。だが、いつからか彼は、婚約者であるディアを差し置き、最近知り合った男爵令嬢を優先するようになっていく。
彼と男爵令嬢の一線を越えた振る舞いに耐え切れなくなったディアは、婚約破棄を申し出る。
そして婚約破棄が成った後、新たな婚約者として紹介されたのは、魔物を残酷に狩ることで知られる冷血公爵。その名に恐れをなして何人もの令嬢が婚約を断ったと聞いたディアだが、ある理由からその婚約を承諾する。
しかし、公爵にもディアにも秘密があった。
その秘密のせいで、ディアは命の危機を感じることになったのだ……。
※本作は「小説家になろう」さん、カクヨムさんにも投稿しています
※表紙画像はAIで作成したものです
悪役令嬢は間違えない
スノウ
恋愛
王太子の婚約者候補として横暴に振る舞ってきた公爵令嬢のジゼット。
その行動はだんだんエスカレートしていき、ついには癒しの聖女であるリリーという少女を害したことで王太子から断罪され、公開処刑を言い渡される。
処刑までの牢獄での暮らしは劣悪なもので、ジゼットのプライドはズタズタにされ、彼女は生きる希望を失ってしまう。
処刑当日、ジゼットの従者だったダリルが助けに来てくれたものの、看守に見つかり、脱獄は叶わなかった。
しかし、ジゼットは唯一自分を助けようとしてくれたダリルの行動に涙を流し、彼への感謝を胸に断頭台に上がった。
そして、ジゼットの処刑は執行された……はずだった。
ジゼットが気がつくと、彼女が9歳だった時まで時間が巻き戻っていた。
ジゼットは決意する。
次は絶対に間違えない。
処刑なんかされずに、寿命をまっとうしてみせる。
そして、唯一自分を助けようとしてくれたダリルを大切にする、と。
────────────
毎日20時頃に投稿します。
お気に入り登録をしてくださった方、いいねをくださった方、エールをくださった方、どうもありがとうございます。
とても励みになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる