10 / 18
10
しおりを挟む
後宮にあがってから二ヶ月が過ぎた。花見の宵を迎え候補たちも正式にそれに参加することになっていた。この日は、今まで習ったことを発揮できる場でもあった。
後宮には至るところに桜の木が植えられており、この時期になると桜が咲き乱れ、花びらが舞いとても美しい光景となる。
それを楽しみながらシーディは、舞台のある場所へ向かう。
この日は桜の花びらが舞う舞台で、芸妓が美しく舞うのをゆったりと鑑賞できるまたとない機会であり、シーディはこれをとても楽しみにしていた。
ところが、会場に着くと直ぐに舞台の裏に連れていかれそうになった。
「あの、どうして舞台裏に連れて行くのですか?」
そう宮女たちに問うと、宮女は不思議そうな顔で答える。
「スエイン様のお父上であらせられるシャリス様から、シーディ様が今日は舞を披露するとお聞きました」
はめられた!!
シーディは怒りを覚えた。スエインはいくら舞を練習しても上達しないシーディを見て、恥をかかせようと父親に言って舞台の上に立たせようとしたのだろう。
こうなったら完璧な舞を見せてやろうとシーディは気持ちを切り替えた。どうせならと、前世で一番得意だった永久の舞を披露することにした。
準備を整え舞台袖に立つと、スエインが笑いをこらえているのが見えた。
笑っているけれど、本気で私を怒らせたことを後悔させてあげる。
そう思いながら、楽団の太鼓の音に合わせて一歩踏み出す。
シーディの迫真の舞に、見物人が息を飲んでいるのがわかった。前世でもシーディの舞は定評があった。祝いの時にはよく舞うことをお願いされたものだった。
舞いながらスエインを見ると、青ざめているのが見えた。
驚いた? 残念だったわね。
そう思いながら舞を終えると、拍手喝采が起こる。それに応えるようにお辞儀をするとシーディは舞台袖に戻った。
だが、観客席の興奮は冷めることなくずっと拍手が続いたため、シーディはもう一度舞台へ戻る。すると更に拍手が大きくなった。
シーディは苦笑しながらも、期待に応えもう一度舞うことにして楽団に月の舞を舞うことを伝えた。
会場は静まりかえり、シーディの舞に集中している。
舞いきると拍手喝采の中、シーディは舞台の上で優雅にお辞儀をし舞台袖へ下がり楽屋へ向かった。
そこでは他の芸妓たちも慌ただしく準備していたが、シーディが戻ってくると次々にシーディを褒め称えた。
そこへタイレルとスエインが入ってきた。本当は関係者以外は入れないはずだが、親のコネを使って入れてもらったのだろう。
楽屋に入ると、ふたりは真っ直ぐにシーディの方へ歩いてきた。そして、シーディの目の前で立ち止まるとタイレルが言った。
「貴女、今まで嘘を言ってたのね。舞が苦手だなんて。すっかり騙されたわ」
シーディは微笑み返す。
「いいえ、本当に昨日まではとても苦手だったんですよ? 今日舞うことができたのは大舞台で、いつもと違う力が発揮されたからかもしれないですね」
スエインは眉根を寄せた。
「本当にそんなことがあるのかしら?」
そう答えると、しばらく考えてから言いにくそうな顔で言った。
「貴女、もしかして呪術を使ったの? 後宮の舞台上は神に舞を捧げる神聖な場、呪術を使ったのなら大変なことよ」
そこで、芸妓たちが口を挟んだ。
「舞台上は竜帝陛下の加護によって、聖なる結界が張られています。いかなる呪術も効きませんし、そのようなことがあれば呪術者もただではすまないことになります」
それを聞くとスエインは悲しそうにため息をついた。
「なら、どんな方法を使ったの? シーディ、正直に話した方がいいと思うわ」
あくまで、シーディが上手に舞えることを認めたくないようだ。だが、なにもずるをしていないことを証明するなんてできるはずがない。
「なにをしているのかな?」
声のした方を見ると、楽屋の入口にカーリムが立っていた。カーリムは微笑みながらゆっくりとこちらに近づくと、シーディたちを見つめる。
「どうした、黙っていないでなにをしていたのか話してごらん」
もう一度カーリムにそう言われ、スエインが悲しそうに答える。
「私たちはシーディに騙されていたのが悲しくて、それでなにか事情があったのか聞こうとしたんです」
「騙されたって、舞が上手に舞えたこと?」
「はい、そうです。せっかくお友達になれたんですもの、そういう隠し事はしないでほしかったです」
そう答えると、スエインはぽろぽろと涙を流した。カーリムは穏やかに言う。
「じゃあシーディの意見を聞こう」
そう言って、シーディの方へ向き直る。
「君はなぜ舞が得意なことを隠していたの?」
「自慢しているようで、恥ずかしかったからです。それに、なんでも出来てしまうとシーディは完璧と思われるのも嫌でした。それと、舞が上手かろうと下手だろうと、それを隠すことが騙すことに繋がるなんて思いもしませんでしたし。誰しも隠し事のひとつやふたつはあると思います」
カーリムは大きく頷くとスエインに尋ねる。
「スエイン、納得した?」
「で、でも隠すなんて信用されてないってことですよね? そんなの酷いと思います」
話が通じない。どんな理由を言っても難癖をつけてくるつもりなのだろう。それにカーリムが来る前に言ってたことと、今言っていることも違う。
どうしたものか。
シーディが泣くスエインを見て困っていると、カーリムが静かに言った。
「うん、スエイン? 君がそこまでシーディを責めるのなら、舞が苦手だと言っているシーディを舞台に立たせるよう父親に働きかけた理由を僕は聞きたいんだけど?」
突然追求の矛先が自分に向いたことにスエインは慌てた様子を見せた。
「えっ? それは、シーディは舞が得意だと知ったからです」
「うん、いつ? どうやって? シーディ、君は舞が得意だと誰かに言ったことがあるの?」
突然のその質問にドキッとした。どう答えれば良いか迷いながら答える。
「えっと、ひとりだけ知っている人物がいます。その人以外の人には一切話してません」
それを聞くとスエインは目を輝かせた。
「その人物から話が漏れたんです。それで私の耳にも届いたんです」
カーリムはそれを聞いて吹き出した。
スエインは驚いてカーリムを見つめていたが、どういうことなのか察したらしく、苦虫を噛み潰したような顔をした。
「気づいた? そのシーディが話した相手は僕なんだ。もちろん僕は誰にも言ってない。ということは、このことは誰にも知られていないことになる。だから君がシーディが舞が本当は得意だってことは知りようがないんだよね」
後宮には至るところに桜の木が植えられており、この時期になると桜が咲き乱れ、花びらが舞いとても美しい光景となる。
それを楽しみながらシーディは、舞台のある場所へ向かう。
この日は桜の花びらが舞う舞台で、芸妓が美しく舞うのをゆったりと鑑賞できるまたとない機会であり、シーディはこれをとても楽しみにしていた。
ところが、会場に着くと直ぐに舞台の裏に連れていかれそうになった。
「あの、どうして舞台裏に連れて行くのですか?」
そう宮女たちに問うと、宮女は不思議そうな顔で答える。
「スエイン様のお父上であらせられるシャリス様から、シーディ様が今日は舞を披露するとお聞きました」
はめられた!!
シーディは怒りを覚えた。スエインはいくら舞を練習しても上達しないシーディを見て、恥をかかせようと父親に言って舞台の上に立たせようとしたのだろう。
こうなったら完璧な舞を見せてやろうとシーディは気持ちを切り替えた。どうせならと、前世で一番得意だった永久の舞を披露することにした。
準備を整え舞台袖に立つと、スエインが笑いをこらえているのが見えた。
笑っているけれど、本気で私を怒らせたことを後悔させてあげる。
そう思いながら、楽団の太鼓の音に合わせて一歩踏み出す。
シーディの迫真の舞に、見物人が息を飲んでいるのがわかった。前世でもシーディの舞は定評があった。祝いの時にはよく舞うことをお願いされたものだった。
舞いながらスエインを見ると、青ざめているのが見えた。
驚いた? 残念だったわね。
そう思いながら舞を終えると、拍手喝采が起こる。それに応えるようにお辞儀をするとシーディは舞台袖に戻った。
だが、観客席の興奮は冷めることなくずっと拍手が続いたため、シーディはもう一度舞台へ戻る。すると更に拍手が大きくなった。
シーディは苦笑しながらも、期待に応えもう一度舞うことにして楽団に月の舞を舞うことを伝えた。
会場は静まりかえり、シーディの舞に集中している。
舞いきると拍手喝采の中、シーディは舞台の上で優雅にお辞儀をし舞台袖へ下がり楽屋へ向かった。
そこでは他の芸妓たちも慌ただしく準備していたが、シーディが戻ってくると次々にシーディを褒め称えた。
そこへタイレルとスエインが入ってきた。本当は関係者以外は入れないはずだが、親のコネを使って入れてもらったのだろう。
楽屋に入ると、ふたりは真っ直ぐにシーディの方へ歩いてきた。そして、シーディの目の前で立ち止まるとタイレルが言った。
「貴女、今まで嘘を言ってたのね。舞が苦手だなんて。すっかり騙されたわ」
シーディは微笑み返す。
「いいえ、本当に昨日まではとても苦手だったんですよ? 今日舞うことができたのは大舞台で、いつもと違う力が発揮されたからかもしれないですね」
スエインは眉根を寄せた。
「本当にそんなことがあるのかしら?」
そう答えると、しばらく考えてから言いにくそうな顔で言った。
「貴女、もしかして呪術を使ったの? 後宮の舞台上は神に舞を捧げる神聖な場、呪術を使ったのなら大変なことよ」
そこで、芸妓たちが口を挟んだ。
「舞台上は竜帝陛下の加護によって、聖なる結界が張られています。いかなる呪術も効きませんし、そのようなことがあれば呪術者もただではすまないことになります」
それを聞くとスエインは悲しそうにため息をついた。
「なら、どんな方法を使ったの? シーディ、正直に話した方がいいと思うわ」
あくまで、シーディが上手に舞えることを認めたくないようだ。だが、なにもずるをしていないことを証明するなんてできるはずがない。
「なにをしているのかな?」
声のした方を見ると、楽屋の入口にカーリムが立っていた。カーリムは微笑みながらゆっくりとこちらに近づくと、シーディたちを見つめる。
「どうした、黙っていないでなにをしていたのか話してごらん」
もう一度カーリムにそう言われ、スエインが悲しそうに答える。
「私たちはシーディに騙されていたのが悲しくて、それでなにか事情があったのか聞こうとしたんです」
「騙されたって、舞が上手に舞えたこと?」
「はい、そうです。せっかくお友達になれたんですもの、そういう隠し事はしないでほしかったです」
そう答えると、スエインはぽろぽろと涙を流した。カーリムは穏やかに言う。
「じゃあシーディの意見を聞こう」
そう言って、シーディの方へ向き直る。
「君はなぜ舞が得意なことを隠していたの?」
「自慢しているようで、恥ずかしかったからです。それに、なんでも出来てしまうとシーディは完璧と思われるのも嫌でした。それと、舞が上手かろうと下手だろうと、それを隠すことが騙すことに繋がるなんて思いもしませんでしたし。誰しも隠し事のひとつやふたつはあると思います」
カーリムは大きく頷くとスエインに尋ねる。
「スエイン、納得した?」
「で、でも隠すなんて信用されてないってことですよね? そんなの酷いと思います」
話が通じない。どんな理由を言っても難癖をつけてくるつもりなのだろう。それにカーリムが来る前に言ってたことと、今言っていることも違う。
どうしたものか。
シーディが泣くスエインを見て困っていると、カーリムが静かに言った。
「うん、スエイン? 君がそこまでシーディを責めるのなら、舞が苦手だと言っているシーディを舞台に立たせるよう父親に働きかけた理由を僕は聞きたいんだけど?」
突然追求の矛先が自分に向いたことにスエインは慌てた様子を見せた。
「えっ? それは、シーディは舞が得意だと知ったからです」
「うん、いつ? どうやって? シーディ、君は舞が得意だと誰かに言ったことがあるの?」
突然のその質問にドキッとした。どう答えれば良いか迷いながら答える。
「えっと、ひとりだけ知っている人物がいます。その人以外の人には一切話してません」
それを聞くとスエインは目を輝かせた。
「その人物から話が漏れたんです。それで私の耳にも届いたんです」
カーリムはそれを聞いて吹き出した。
スエインは驚いてカーリムを見つめていたが、どういうことなのか察したらしく、苦虫を噛み潰したような顔をした。
「気づいた? そのシーディが話した相手は僕なんだ。もちろん僕は誰にも言ってない。ということは、このことは誰にも知られていないことになる。だから君がシーディが舞が本当は得意だってことは知りようがないんだよね」
197
あなたにおすすめの小説
乙女ゲームの悪役令嬢の兄の婚約者に転生しましたが傷物になったので退場を希望します!
ユウ
恋愛
平凡な伯爵令嬢のリネットは優しい婚約者と妹と穏やかで幸福な日々を送っていた。
相手は公爵家の嫡男であり第一王子殿下の側近で覚えもめでたく社交界の憧れの漆黒の騎士と呼ばれる貴族令息だった。
結婚式前夜、婚約者の妹に会いに学園に向かったが、そこで事件が起きる。
現在学園で騒動を起こしている第二王子とその友人達に勘違いから暴行を受け階段から落ちてしまう…
その時に前世の記憶を取り戻すのだった…
「悪役令嬢の兄の婚約者って…」
なんとも微妙なポジション。
しかも結婚前夜で傷物になる失態を犯してしまったリネットは婚約解消を望むのだが、悪役令嬢の義妹が王子に婚約破棄を突きつける事件に発展してしまう。
置き去りにされた転生シンママはご落胤を秘かに育てるも、モトサヤはご容赦のほどを
青の雀
恋愛
シンママから玉の輿婚へ
学生時代から付き合っていた王太子のレオンハルト・バルセロナ殿下に、ある日突然、旅先で置き去りにされてしまう。
お忍び旅行で来ていたので、誰も二人の居場所を知らなく、両親のどちらかが亡くなった時にしか発動しないはずの「血の呪縛」魔法を使われた。
お腹には、殿下との子供を宿しているというのに、政略結婚をするため、バレンシア・セレナーデ公爵令嬢が邪魔になったという理由だけで、あっけなく捨てられてしまったのだ。
レオンハルトは当初、バレンシアを置き去りにする意図はなく、すぐに戻ってくるつもりでいた。
でも、王都に戻ったレオンハルトは、そのまま結婚式を挙げさせられることになる。
お相手は隣国の王女アレキサンドラ。
アレキサンドラとレオンハルトは、形式の上だけの夫婦となるが、レオンハルトには心の妻であるバレンシアがいるので、指1本アレキサンドラに触れることはない。
バレンシアガ置き去りにされて、2年が経った頃、白い結婚に不満をあらわにしたアレキサンドラは、ついに、バレンシアとその王子の存在に気付き、ご落胤である王子を手に入れようと画策するが、どれも失敗に終わってしまう。
バレンシアは、前世、京都の餅菓子屋の一人娘として、シンママをしながら子供を育てた経験があり、今世もパティシエとしての腕を生かし、パンに製菓を売り歩く行商になり、王子を育てていく。
せっかくなので、家庭でできる餅菓子レシピを載せることにしました
編み物好き地味令嬢はお荷物として幼女化されましたが、えっ?これ魔法陣なんですか?
灯息めてら
恋愛
編み物しか芸がないと言われた地味令嬢ニニィアネは、家族から冷遇された挙句、幼女化されて魔族の公爵に売り飛ばされてしまう。
しかし、彼女の編み物が複雑な魔法陣だと発見した公爵によって、ニニィアネの生活は一変する。しかもなんだか……溺愛されてる!?
追放された悪役令嬢はシングルマザー
ララ
恋愛
神様の手違いで死んでしまった主人公。第二の人生を幸せに生きてほしいと言われ転生するも何と転生先は悪役令嬢。
断罪回避に奮闘するも失敗。
国外追放先で国王の子を孕んでいることに気がつく。
この子は私の子よ!守ってみせるわ。
1人、子を育てる決心をする。
そんな彼女を暖かく見守る人たち。彼女を愛するもの。
さまざまな思惑が蠢く中彼女の掴み取る未来はいかに‥‥
ーーーー
完結確約 9話完結です。
短編のくくりですが10000字ちょっとで少し短いです。
公爵令息様を治療したらいつの間にか溺愛されていました
Karamimi
恋愛
マーケッヒ王国は魔法大国。そんなマーケッヒ王国の伯爵令嬢セリーナは、14歳という若さで、治癒師として働いている。それもこれも莫大な借金を返済し、幼い弟妹に十分な教育を受けさせるためだ。
そんなセリーナの元を訪ねて来たのはなんと、貴族界でも3本の指に入る程の大貴族、ファーレソン公爵だ。話を聞けば、15歳になる息子、ルークがずっと難病に苦しんでおり、どんなに優秀な治癒師に診てもらっても、一向に良くならないらしい。
それどころか、どんどん悪化していくとの事。そんな中、セリーナの評判を聞きつけ、藁をもすがる思いでセリーナの元にやって来たとの事。
必死に頼み込む公爵を見て、出来る事はやってみよう、そう思ったセリーナは、早速公爵家で治療を始めるのだが…
正義感が強く努力家のセリーナと、病気のせいで心が歪んでしまった公爵令息ルークの恋のお話です。
虚弱体質?の脇役令嬢に転生したので、食事療法を始めました
たくわん
恋愛
「跡継ぎを産めない貴女とは結婚できない」婚約者である公爵嫡男アレクシスから、冷酷に告げられた婚約破棄。その場で新しい婚約者まで紹介される屈辱。病弱な侯爵令嬢セラフィーナは、社交界の哀れみと嘲笑の的となった。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
婚約破棄されたら、辺境伯とお試し結婚することになりました
ミズメ
恋愛
婚約者を妹に奪われ、悪女として断罪された公爵令嬢フィオレッタ・グラシェルは、王都を追われ、身分を隠して辺境の町で静かに暮らしていた。ある日、迷子の少女ティナと出会い、川辺で花を摘み笑い合うひとときを過ごす。そこに現れたのは、ティナを捜していた辺境の若き領主ヴェルフリート・エルグランドだった。
ティナに懐かれたフィオレッタは子育てのために契約結婚をすることに。ティナの子守りをしながら、辺境で自らの才覚を発揮していくフィオレッタに、ヴェルフリートや領地の人々も惹かれていく。
「俺は、君を幸せにしたい」
いずれ幸せになる、追放令嬢のお話。
・感想いただけると元気もりもりになります!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる