266 / 271
March
お花見デート Side 翠葉 04話
しおりを挟む
必要な写真を撮り終えるとツカサは作業に戻り、私は桜の写真や草花の写真、たまにツカサが絵を描いている姿を盗み撮りしながら過ごした。
二時間近く写真を撮っていただろうか。少し疲れた気がしてラグへ戻ろうとしたとき、さ、と血の気が引き目の前が暗くなった。
咄嗟にしゃがみこんだけど、気持ち悪さのあまりその場で横になる。
倒れたわけではない。でも、カメラは無事だろうか。
違う――今は身体の状況確認を優先しなくちゃ。
視界はきかないけれど平衡感覚までは持っていかれてないし、症状としては吐き気がする程度。
少し休めばきっと大丈夫――
そう思っていると、「翠っ」と少し離れたところでツカサの声がして、すぐに足音が近づいてきた。
「ごめん、貧血……」
「スマホはっ?」
「ポシェットの中」
「……血圧六十五まで下がってるし脈圧もない。でも、不整脈が起きたわけじゃないみたいだ」
「ん……。少し休めば平気だと思う」
「ラグに運ぶ」
そう言うと、身体がふわりと浮いた。
「あのね、カメラ……無事かな?」
「カメラより自分の身体だろ?」
「でも――」
「……少し待って」
ラグに下ろされ横になっていると、
「一通り動作確認したけど、プレビュー画面も表示されるし、データの破損もないと思う」
「ありがとう」
「視界は?」
「まだ……」
「だから休み休み動けって言ったのに……」
そう言うと、ツカサの手が額に触れた。
「視界が回復したら帰って休め」
「それはいや……」
「なんで……」
「だって、まだここにいたいもの……」
「春休みはまだ始まったばかりだし、ここの桜だってまだしばらくはもつだろ。また来ればいい」
「そうなんだけど……」
今日がとても特別な日に思えたのだ。だから、違う日にまた来ればいいとかそういうことではなく、「今日」――まだここにいたい。
きっと「だめ」と言われる。そう思って口を噤んでいると、髪の毛が少し引っ張られる感覚があった。
「髪、ずいぶん伸びたな」
話が急に変わって少し驚く。
でも、ツカサがそう言う程度には髪が伸びていて、今となってはお尻が隠れるほどの長さがある。
「気づいたら、学校で一番髪の毛が長い人になってた」
その返答がおかしかったのか、ツカサがクスリと笑う声が聞えた。
「さすがに長すぎかな? 春休み中に切ろうかどうしようか悩んでいるの」
「どうして? きれいなんだから伸ばしておけば?」
言いながら、何度も何度も額近くを手櫛で梳いてくれる。それがなんだかとっても気持ちがよくて、眠りを誘う。
このままずっと髪を梳かれていたら寝ちゃうかも……。
そんなことを思いながらツカサと話をしているうちに、私は眠りの淵に落ちてしまった。
風が頬を撫でる感覚に、ふと意識が浮上する。
目を閉じていてもとても眩しく感じるここは……――外?
でも……外で寝てるってどういう状況……?
あれ? 私、何してたんだっけ……? その前にどこにいるんだっけ……?
雑然とした頭で必死に一番新しい記憶を探る。
確かツカサとお花見に来て――あ、貧血起こしてラグに横にさせてもらったんだ。で、ツカサと話していて、ツカサの手櫛が気持ちよくて……あ、れ? 寝てた? 私、寝てたっ!?
パチリ、と目を開けると目を疑う光景が飛び込んできた。
私の隣にツカサが目を閉じて横になっていたのだ。
えぇとえぇと……これ、どういう状況……?
タータンチェックが視界に入ることからラグの上にいることは間違いなさそうだ。
そろりそろりと身体を起こす。と、私の身体にはツカサのジャケットがかけられていて、隣のツカサは自分の右腕を枕にすやすやと寝ている。
わー……貴重すぎる。どしよう……写真撮ってもいいかな……?
私はツカサのすぐ側に置かれていた自分のスマホに手を伸ばし、そっとディスプレイをタッチした。すると、カシャ――無機質な音が遠慮なく鳴り、ツカサが目を覚ました。
「あぁ、起きた? 具合は?」
身体を起こしたツカサにスマホを取り上げられ発狂寸前。
今スマホのディスプレイにはそれはそれは美しい寝顔のツカサが表示されているわけで――
ツカサはディスプレイを見たまま一瞬動作が止まった。
次の動作を察して、「削除しないでっ!」と懇願すると、ツカサは何も言わずにホーム画面を表示させ、血圧などのチェックを始めた。
えぇと……これはどういう反応? 怒った? 呆れた? どっち……?
恐る恐る様子を静観していると、
「血圧も八十台に戻ったし、脈圧もぎりぎり二十」
「え? それだけ?」
「あぁ、写真?」
コクコク頷くと、ツカサはばつが悪そうにスケッチブックを私の方へ放る。
「え?」
「俺も似たようなことしてたから」
そう言ってスケッチブックを開くと、私の顔がたくさん描かれていた。
しかも、髪の毛が三つ編みにされていたり、頭に花冠が載っていたり、これはどういうことだろう……。
今日は髪の毛結んきてないんだけどな、と両サイドの髪を見ると、きれいに三つ編みがされていた。
「え……」
もしかして、と寝ていた場所に視線を落とすと、絵に描かれた花冠が落ちているわけで……。
「え……? え? えっ!?」
ツカサはくっ、と喉の奥で笑う。
「気持ち良さそうに寝てるから、最初はそのままの絵を描いてたんだけど、三つ編みにしたらかわいいだろうな、とか。花冠載せたらきれいだろうな、とか。色々やりだしたら止まらなかった。おかげでこんなにたくさん描けた」
そう言って二枚目三枚目とページをめくっていく。
そこには寝返りをうつたびに髪の毛や花冠をいじられた私が描かれていた。
なんだかものすごく恥ずかしい……。でも、同じくらい嬉しいとも思う。
それはきっと、絵からツカサの愛情を感じることができたから。
私はスケッチブックを胸に抱き、
「ツカサ、好き……大好きっ!」
そのままツカサに体当たり。
ツカサはびっくりしていたけどちゃんと身体を受け止めてくれた。
「寝顔描かれたのに怒ってないの?」
「こんな絵描かれたら怒れないよ」
その意味がわからないのか、ツカサは不思議そうな顔をしたまま。私は嬉しさに身を任せ、そのままちゅ、とツカサの唇にキスをした。
ツカサのびっくり眼がかわいくて笑みが漏れる。でも、形勢はすぐに逆転。
身体をラグに倒され、キスの嵐が降ってくる。最初は嬉しくてキスを受けていたのだけど、途中ではっとした。
「ツカサっ、外っっっ!」
「先にキスしてきたのは翠だけど?」
そう言って笑みを深めるツカサを止める術はなく、唇を戦慄かせていると、
「今日はじーさんもいないし、ここには誰も立ち入らない」
だから心配ないと言わんがごとく、何度も何度も深く口付けられた。
舌先が痺れ何も考えられなくなるくらいにキスを繰り返すと、最後に額に口付けられる。
「そろそろマンションに戻ろう。風が冷たくなってきた」
「ん……でも、もう少しだけ」
そう言ってツカサに身を寄せると、ツカサは何も言わずに抱きしめてくれた。
「去年から、ツカサと藤山に来るといいことしかない」
「いいこと……?」
「うん。紅葉を見に来たときはたくさんお話しできたし、ツカサに初めて『好き』って言ってもらえた。今日は朝起きたときから楽しくて、嬉しいの連続で、すっごくすっごく幸せだったの」
「翠、紅葉のときはひどい怪我してたし、今日だって貧血起こしたと思うんだけど……」
「マイナス点だけピックアップしないで!」
そう言ってツカサの胸を軽く叩くと、その手を掴まれ柔らかな眼差しが返される。
「別にここに留まろうとしなくていい。この先だって楽しいことはたくさんあるから」
「そうだよね……」
どちからともなく身体を起こすとツカサはすぐにスマホに手を伸ばした。通話がつながると、「引き上げます」。ただそれだけ口にして通話を切る。
「帰ったら今日も楽典やるんだろ?」
「やるっ! 来週のレッスンで先生に驚いてもらう予定なの!」
「じゃ、片付け」
「はい!」
私はトラベルラグ周りの片づけを始め、ツカサは画材道具を片付けに向かった。
二時間近く写真を撮っていただろうか。少し疲れた気がしてラグへ戻ろうとしたとき、さ、と血の気が引き目の前が暗くなった。
咄嗟にしゃがみこんだけど、気持ち悪さのあまりその場で横になる。
倒れたわけではない。でも、カメラは無事だろうか。
違う――今は身体の状況確認を優先しなくちゃ。
視界はきかないけれど平衡感覚までは持っていかれてないし、症状としては吐き気がする程度。
少し休めばきっと大丈夫――
そう思っていると、「翠っ」と少し離れたところでツカサの声がして、すぐに足音が近づいてきた。
「ごめん、貧血……」
「スマホはっ?」
「ポシェットの中」
「……血圧六十五まで下がってるし脈圧もない。でも、不整脈が起きたわけじゃないみたいだ」
「ん……。少し休めば平気だと思う」
「ラグに運ぶ」
そう言うと、身体がふわりと浮いた。
「あのね、カメラ……無事かな?」
「カメラより自分の身体だろ?」
「でも――」
「……少し待って」
ラグに下ろされ横になっていると、
「一通り動作確認したけど、プレビュー画面も表示されるし、データの破損もないと思う」
「ありがとう」
「視界は?」
「まだ……」
「だから休み休み動けって言ったのに……」
そう言うと、ツカサの手が額に触れた。
「視界が回復したら帰って休め」
「それはいや……」
「なんで……」
「だって、まだここにいたいもの……」
「春休みはまだ始まったばかりだし、ここの桜だってまだしばらくはもつだろ。また来ればいい」
「そうなんだけど……」
今日がとても特別な日に思えたのだ。だから、違う日にまた来ればいいとかそういうことではなく、「今日」――まだここにいたい。
きっと「だめ」と言われる。そう思って口を噤んでいると、髪の毛が少し引っ張られる感覚があった。
「髪、ずいぶん伸びたな」
話が急に変わって少し驚く。
でも、ツカサがそう言う程度には髪が伸びていて、今となってはお尻が隠れるほどの長さがある。
「気づいたら、学校で一番髪の毛が長い人になってた」
その返答がおかしかったのか、ツカサがクスリと笑う声が聞えた。
「さすがに長すぎかな? 春休み中に切ろうかどうしようか悩んでいるの」
「どうして? きれいなんだから伸ばしておけば?」
言いながら、何度も何度も額近くを手櫛で梳いてくれる。それがなんだかとっても気持ちがよくて、眠りを誘う。
このままずっと髪を梳かれていたら寝ちゃうかも……。
そんなことを思いながらツカサと話をしているうちに、私は眠りの淵に落ちてしまった。
風が頬を撫でる感覚に、ふと意識が浮上する。
目を閉じていてもとても眩しく感じるここは……――外?
でも……外で寝てるってどういう状況……?
あれ? 私、何してたんだっけ……? その前にどこにいるんだっけ……?
雑然とした頭で必死に一番新しい記憶を探る。
確かツカサとお花見に来て――あ、貧血起こしてラグに横にさせてもらったんだ。で、ツカサと話していて、ツカサの手櫛が気持ちよくて……あ、れ? 寝てた? 私、寝てたっ!?
パチリ、と目を開けると目を疑う光景が飛び込んできた。
私の隣にツカサが目を閉じて横になっていたのだ。
えぇとえぇと……これ、どういう状況……?
タータンチェックが視界に入ることからラグの上にいることは間違いなさそうだ。
そろりそろりと身体を起こす。と、私の身体にはツカサのジャケットがかけられていて、隣のツカサは自分の右腕を枕にすやすやと寝ている。
わー……貴重すぎる。どしよう……写真撮ってもいいかな……?
私はツカサのすぐ側に置かれていた自分のスマホに手を伸ばし、そっとディスプレイをタッチした。すると、カシャ――無機質な音が遠慮なく鳴り、ツカサが目を覚ました。
「あぁ、起きた? 具合は?」
身体を起こしたツカサにスマホを取り上げられ発狂寸前。
今スマホのディスプレイにはそれはそれは美しい寝顔のツカサが表示されているわけで――
ツカサはディスプレイを見たまま一瞬動作が止まった。
次の動作を察して、「削除しないでっ!」と懇願すると、ツカサは何も言わずにホーム画面を表示させ、血圧などのチェックを始めた。
えぇと……これはどういう反応? 怒った? 呆れた? どっち……?
恐る恐る様子を静観していると、
「血圧も八十台に戻ったし、脈圧もぎりぎり二十」
「え? それだけ?」
「あぁ、写真?」
コクコク頷くと、ツカサはばつが悪そうにスケッチブックを私の方へ放る。
「え?」
「俺も似たようなことしてたから」
そう言ってスケッチブックを開くと、私の顔がたくさん描かれていた。
しかも、髪の毛が三つ編みにされていたり、頭に花冠が載っていたり、これはどういうことだろう……。
今日は髪の毛結んきてないんだけどな、と両サイドの髪を見ると、きれいに三つ編みがされていた。
「え……」
もしかして、と寝ていた場所に視線を落とすと、絵に描かれた花冠が落ちているわけで……。
「え……? え? えっ!?」
ツカサはくっ、と喉の奥で笑う。
「気持ち良さそうに寝てるから、最初はそのままの絵を描いてたんだけど、三つ編みにしたらかわいいだろうな、とか。花冠載せたらきれいだろうな、とか。色々やりだしたら止まらなかった。おかげでこんなにたくさん描けた」
そう言って二枚目三枚目とページをめくっていく。
そこには寝返りをうつたびに髪の毛や花冠をいじられた私が描かれていた。
なんだかものすごく恥ずかしい……。でも、同じくらい嬉しいとも思う。
それはきっと、絵からツカサの愛情を感じることができたから。
私はスケッチブックを胸に抱き、
「ツカサ、好き……大好きっ!」
そのままツカサに体当たり。
ツカサはびっくりしていたけどちゃんと身体を受け止めてくれた。
「寝顔描かれたのに怒ってないの?」
「こんな絵描かれたら怒れないよ」
その意味がわからないのか、ツカサは不思議そうな顔をしたまま。私は嬉しさに身を任せ、そのままちゅ、とツカサの唇にキスをした。
ツカサのびっくり眼がかわいくて笑みが漏れる。でも、形勢はすぐに逆転。
身体をラグに倒され、キスの嵐が降ってくる。最初は嬉しくてキスを受けていたのだけど、途中ではっとした。
「ツカサっ、外っっっ!」
「先にキスしてきたのは翠だけど?」
そう言って笑みを深めるツカサを止める術はなく、唇を戦慄かせていると、
「今日はじーさんもいないし、ここには誰も立ち入らない」
だから心配ないと言わんがごとく、何度も何度も深く口付けられた。
舌先が痺れ何も考えられなくなるくらいにキスを繰り返すと、最後に額に口付けられる。
「そろそろマンションに戻ろう。風が冷たくなってきた」
「ん……でも、もう少しだけ」
そう言ってツカサに身を寄せると、ツカサは何も言わずに抱きしめてくれた。
「去年から、ツカサと藤山に来るといいことしかない」
「いいこと……?」
「うん。紅葉を見に来たときはたくさんお話しできたし、ツカサに初めて『好き』って言ってもらえた。今日は朝起きたときから楽しくて、嬉しいの連続で、すっごくすっごく幸せだったの」
「翠、紅葉のときはひどい怪我してたし、今日だって貧血起こしたと思うんだけど……」
「マイナス点だけピックアップしないで!」
そう言ってツカサの胸を軽く叩くと、その手を掴まれ柔らかな眼差しが返される。
「別にここに留まろうとしなくていい。この先だって楽しいことはたくさんあるから」
「そうだよね……」
どちからともなく身体を起こすとツカサはすぐにスマホに手を伸ばした。通話がつながると、「引き上げます」。ただそれだけ口にして通話を切る。
「帰ったら今日も楽典やるんだろ?」
「やるっ! 来週のレッスンで先生に驚いてもらう予定なの!」
「じゃ、片付け」
「はい!」
私はトラベルラグ周りの片づけを始め、ツカサは画材道具を片付けに向かった。
3
あなたにおすすめの小説
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
むっつり金持ち高校生、巨乳美少女たちに囲まれて学園ハーレム
ピコサイクス
青春
顔は普通、性格も地味。
けれど実は金持ちな高校一年生――俺、朝倉健斗。
学校では埋もれキャラのはずなのに、なぜか周りは巨乳美女ばかり!?
大学生の家庭教師、年上メイド、同級生ギャルに清楚系美少女……。
真面目な御曹司を演じつつ、内心はむっつりスケベ。
幼馴染が家出したので、僕と同居生活することになったのだが。
四乃森ゆいな
青春
とある事情で一人暮らしをしている僕──和泉湊はある日、幼馴染でクラスメイト、更には『女神様』と崇められている美少女、真城美桜を拾うことに……?
どうやら何か事情があるらしく、頑なに喋ろうとしない美桜。普段は無愛想で、人との距離感が異常に遠い彼女だが、何故か僕にだけは世話焼きになり……挙句には、
「私と同棲してください!」
「要求が増えてますよ!」
意味のわからない同棲宣言をされてしまう。
とりあえず同居するという形で、居候することになった美桜は、家事から僕の宿題を見たりと、高校生らしい生活をしていくこととなる。
中学生の頃から疎遠気味だったために、空いていた互いの時間が徐々に埋まっていき、お互いに知らない自分を曝け出していく中──女神様は何でもない『日常』を、僕の隣で歩んでいく。
無愛想だけど僕にだけ本性をみせる女神様 × ワケあり陰キャぼっちの幼馴染が送る、半同棲な同居生活ラブコメ。
【完結】イケメンが邪魔して本命に告白できません
竹柏凪紗
青春
高校の入学式、芸能コースに通うアイドルでイケメンの如月風磨が普通科で目立たない最上碧衣の教室にやってきた。女子たちがキャーキャー騒ぐなか、風磨は碧衣の肩を抱き寄せ「お前、今日から俺の女な」と宣言する。その真意とウソつきたちによって複雑になっていく2人の結末とは──
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる