609 / 1,060
Side View Story 11
35~39 Side 秋斗 03話
しおりを挟む
彼女がトイレに立ったとき、部屋中の明かりを消して回った。
ベッド脇の窓際のキャンドルとストーブの明かり。それから、トレイに載せたキャンドルのみが灯っている。
このくらいなら星もきれいに見える。
ドアを開けた彼女はその暗さに一歩下がり、
「秋斗さん……?」
「ここにいるよ」
クローゼット前にいた俺は、彼女に向かって手を差し出す。
ようやく俺の顔がバスルームからの光で見えると、彼女はほっとした顔をした。
「翠葉ちゃん、星を見よう?」
彼女は嬉しそうにコクリと頷いた。
そんな彼女を連れてベッドへと向かう。
ベッドの上に置いてあったトレイを見て首を傾げる彼女に、
「空を見るのにはベッドがちょうどいいでしょ?」
「はい」
素直にベッドへ上がってしまう彼女の苦笑してしまう。
本当に何も変わらない。
「君の無防備はなおりそうにないね?」
むしろ、なおってなどほしくはないけれど。俺の前限定で……。
「え?」
「男に言われてベッドになんて上がっちゃだめだよ、お姫様」
彼女に近づき形のいい頭を抱き寄せると、頭のてっぺんにキスをした。
「頭や額へのキスくらいは許してね」
彼女ははっとした顔をして、すぐに両手で頭を押さえるけど――自分でもわかっているようだ。もう手遅れであることを。
なんてかわいいんだろう。世界に俺と彼女しかいなくなっちゃえばいいのにな。
そんなことを真面目に考えるあたり、俺はかなり重症だ。
頭にキスをされたにも関わらず、やっぱり彼女は無防備で、今は俺の隣で横になって夜空を眺めている。
「星が降ってきたら大変だけど……降ってきたらきれいでしょうね」
大きな目をキラキラと輝かせて言う。
「俺は降ってくるよりも、手が届きそうで届かないって感覚のほうが強いかな」
物理的に無理。そんなことはわかっていても手を伸ばしたくなる何かがある。
右手を天井へ向かって伸ばしていると、隣からクスクスと笑い声が聞こえてきた。
何を見て笑っているのかと彼女を見るが、俺を見て笑っているわけではなさそうだ。
右手を下ろし、その腕に頭を預けて彼女の方を向く。
「何? 急に笑いだして」
すると、意外なことを知らされた。
どうやら、入院最終日、藤倉主催の花火大会を病院の屋上から司と見たのだとか……。
「失敗した……。あの日、花火大会があることは頭にあったんだけどな……。司と見せるくらいなら俺が連れていきたかった」
「秋斗さんは見なかったんですか?」
「その時間は仕事してたなぁ……」
してたかな、というよりは仕事で人に会っていた。
「なんだかいつもお仕事してますね?」
「社会人だしね。それが趣味みたいなものでもある。生きがいって言ってもいいかもしれない」
来春、起業するための準備――
今は藤宮警備の仕事以外にもそれをこなさなくてはいけないことから、半端ない仕事量をこなしている。それは俺に付き合う若槻や蔵元、蒼樹も同じだった。
「なんだか必殺仕事人みたい」
相変わらずクスクスと笑う彼女。
「それ、格好いいからそういうことにしておいて?」
君に作ったようなバングルだとか、そういう装置。それらを商品とした会社を立ち上げる。
君みたいな子がもっと自由に動けるようになるために……。
初めて自分が人に何かをしてあげたいと思った。
作るのが面白いとか、こういうのがあったら便利だからということではなく、これが医療現場で役に立つのなら、とそんなふうに思って仕事をするのは初めてのこと。
君は俺にそういうきっかけをくれたんだよ。
改めて彼女を見れば、髪の毛にはあのとんぼ玉が留まっていた。まるで、そこが定位置とでもいうかのように。
「これ、いつもつけてるよね?」
手を伸ばし、それに触れる。
何気なく訊いたことだった。
彼女に触れるきっかけがほしい。そのくらいにしか思っていなかった。
だから、彼女からこんな言葉が返ってくるとは露ほども思いはしなかったんだ。
「これ、ツカサがインターハイに行ったときにお土産で買ってきてくれたんです」
瞬時に嫉妬した。
無意識だったと思う。気づけば、とんぼ玉を彼女の髪から外していた。
緩く編まれていた髪の毛は徐々に解けていく。
「秋斗さんっ!?」
「司にもらったものだからずっと身につけていたの?」
彼女に見えないようにとんぼ玉を握った。
「若槻か蒼樹からもらったものだと思ってた。もしくは、君がもともと持っていたものだと――」
「……ツカサからもらったものじゃだめなんですか?」
君は本当に気づいていないんだね。
司が君を好きなことに……。
「いけなくはないけれど、嫉妬はする、かな……。これは君にとって何?」
彼女は少し悩んだあと、
「……持っていると安心するもの」
「……あとで返すから、だから今だけは外していてくれない?」
今だけは、司の存在をこの場に持ち込みたくはない。今だけは――
「秋斗さんのその顔は反則です。……そんな顔されたら嫌だなんて言えません。あとでちゃんと返してくださいね?」
そう言うと、彼女は身体を起こしてカップへ手を伸ばした。
カップを自分に引き寄せると俺に背を向ける。
体育座りでガラス張りの方を向き、背にはきれいな髪がさらりと波打っていた。
君が好きだよ……。
言葉だけですべてが伝わらないのなら、行動に移してもいいかな。
自分の足の間に彼女を挟み、後ろから抱きしめた。昼間のそれよりは少し強く、もっと密着して。
「秋斗さ――」
「やだって言えないなんて言われたらさ、なんでもしたくなっちゃうよね」
ごめんね。でも、君のその言葉も悪いと思うよ。
男って生き物を、俺で少し学ぼうか。
携帯はサイドテーブルに置いてある。でも、今はこれだけ密着しているから、彼女の心音はダイレクトに伝わってくる。
「っ……秋斗さん、お茶、零れちゃうっ」
努めて冷静に――そんな感じかな。
間接キスなんて柄でもないんだけど……。
彼女のカップを奪い、そうする自分はどうしたものかな。
「はい、これでもう零れることはないと思うけど、持つ? それとも置く?」
「……中身が入ってないのなら置きます」
本当は密着したままでもカップは置けた。でも、少しだけ逃げ出す猶予をあげようと思ったから、身体をほんの少し離して腕の力も緩めた。
けれど、彼女が動く気配はない。
「逃げないの?」
「困ってはいますけど、対処できなくて逃げるほどには困っていません」
意外すぎる返事に、思わず口元が緩む。
「秋斗さんに言われたとおりなのかな……? 少し慣れたのかも」
「なんの話?」
俺、何を言ったっけ?
ただ、逃げないでくれる、というだけなのに、嬉しくてほかのことが考えられそうにない。
「抱きしめられるのはドキドキするけど、どこかほっとしちゃうんです。あたたかくて……人のぬくもりに触れてほっとする。だから、もしかしたら、秋斗さんや自分が思っているほどには困っていないのかもしれません」
思わず苦笑。
「それは嬉しいような嬉しくないような、複雑な感想だな」
「どうしてですか……?」
振り返った彼女の瞳を捕らえる。
「まず、ほかの男にこんな状況を許してほしくないし、俺は――そうだな、もっとドキドキしてほしい。俺を男として意識してほしいから」
たとえば、キスしてうろたえる君を見たいと思うし、俺に翻弄されている君を見たいと思う。
君はすでにそういうキスを経験済みだけど、記憶にはないんだよね……。
記憶にはなくても身体は覚えている? もう一度、そんなキスをしてもいいかな……。
まだうちの学校の性教育を受けていない君は、性に関する知識は中学の授業止まりだろう。
できればその先はなっちゃん先生から教えられるのではなく、実地で俺が教えたかった。
きっと、君はキスで感じるタイプだよ。
俺は衝動のままだけに君にキスをしてきたわけじゃない。
夏でもひんやりと冷たい君の手が、少しあたたかくなる頃を見計らってキスをやめていた。
手や足があたたかくなるっていうのはね、俺のしたことに君が感じた証拠でもあるんだ。
そんなこと、君は知りもしないんだろうな。
ベッド脇の窓際のキャンドルとストーブの明かり。それから、トレイに載せたキャンドルのみが灯っている。
このくらいなら星もきれいに見える。
ドアを開けた彼女はその暗さに一歩下がり、
「秋斗さん……?」
「ここにいるよ」
クローゼット前にいた俺は、彼女に向かって手を差し出す。
ようやく俺の顔がバスルームからの光で見えると、彼女はほっとした顔をした。
「翠葉ちゃん、星を見よう?」
彼女は嬉しそうにコクリと頷いた。
そんな彼女を連れてベッドへと向かう。
ベッドの上に置いてあったトレイを見て首を傾げる彼女に、
「空を見るのにはベッドがちょうどいいでしょ?」
「はい」
素直にベッドへ上がってしまう彼女の苦笑してしまう。
本当に何も変わらない。
「君の無防備はなおりそうにないね?」
むしろ、なおってなどほしくはないけれど。俺の前限定で……。
「え?」
「男に言われてベッドになんて上がっちゃだめだよ、お姫様」
彼女に近づき形のいい頭を抱き寄せると、頭のてっぺんにキスをした。
「頭や額へのキスくらいは許してね」
彼女ははっとした顔をして、すぐに両手で頭を押さえるけど――自分でもわかっているようだ。もう手遅れであることを。
なんてかわいいんだろう。世界に俺と彼女しかいなくなっちゃえばいいのにな。
そんなことを真面目に考えるあたり、俺はかなり重症だ。
頭にキスをされたにも関わらず、やっぱり彼女は無防備で、今は俺の隣で横になって夜空を眺めている。
「星が降ってきたら大変だけど……降ってきたらきれいでしょうね」
大きな目をキラキラと輝かせて言う。
「俺は降ってくるよりも、手が届きそうで届かないって感覚のほうが強いかな」
物理的に無理。そんなことはわかっていても手を伸ばしたくなる何かがある。
右手を天井へ向かって伸ばしていると、隣からクスクスと笑い声が聞こえてきた。
何を見て笑っているのかと彼女を見るが、俺を見て笑っているわけではなさそうだ。
右手を下ろし、その腕に頭を預けて彼女の方を向く。
「何? 急に笑いだして」
すると、意外なことを知らされた。
どうやら、入院最終日、藤倉主催の花火大会を病院の屋上から司と見たのだとか……。
「失敗した……。あの日、花火大会があることは頭にあったんだけどな……。司と見せるくらいなら俺が連れていきたかった」
「秋斗さんは見なかったんですか?」
「その時間は仕事してたなぁ……」
してたかな、というよりは仕事で人に会っていた。
「なんだかいつもお仕事してますね?」
「社会人だしね。それが趣味みたいなものでもある。生きがいって言ってもいいかもしれない」
来春、起業するための準備――
今は藤宮警備の仕事以外にもそれをこなさなくてはいけないことから、半端ない仕事量をこなしている。それは俺に付き合う若槻や蔵元、蒼樹も同じだった。
「なんだか必殺仕事人みたい」
相変わらずクスクスと笑う彼女。
「それ、格好いいからそういうことにしておいて?」
君に作ったようなバングルだとか、そういう装置。それらを商品とした会社を立ち上げる。
君みたいな子がもっと自由に動けるようになるために……。
初めて自分が人に何かをしてあげたいと思った。
作るのが面白いとか、こういうのがあったら便利だからということではなく、これが医療現場で役に立つのなら、とそんなふうに思って仕事をするのは初めてのこと。
君は俺にそういうきっかけをくれたんだよ。
改めて彼女を見れば、髪の毛にはあのとんぼ玉が留まっていた。まるで、そこが定位置とでもいうかのように。
「これ、いつもつけてるよね?」
手を伸ばし、それに触れる。
何気なく訊いたことだった。
彼女に触れるきっかけがほしい。そのくらいにしか思っていなかった。
だから、彼女からこんな言葉が返ってくるとは露ほども思いはしなかったんだ。
「これ、ツカサがインターハイに行ったときにお土産で買ってきてくれたんです」
瞬時に嫉妬した。
無意識だったと思う。気づけば、とんぼ玉を彼女の髪から外していた。
緩く編まれていた髪の毛は徐々に解けていく。
「秋斗さんっ!?」
「司にもらったものだからずっと身につけていたの?」
彼女に見えないようにとんぼ玉を握った。
「若槻か蒼樹からもらったものだと思ってた。もしくは、君がもともと持っていたものだと――」
「……ツカサからもらったものじゃだめなんですか?」
君は本当に気づいていないんだね。
司が君を好きなことに……。
「いけなくはないけれど、嫉妬はする、かな……。これは君にとって何?」
彼女は少し悩んだあと、
「……持っていると安心するもの」
「……あとで返すから、だから今だけは外していてくれない?」
今だけは、司の存在をこの場に持ち込みたくはない。今だけは――
「秋斗さんのその顔は反則です。……そんな顔されたら嫌だなんて言えません。あとでちゃんと返してくださいね?」
そう言うと、彼女は身体を起こしてカップへ手を伸ばした。
カップを自分に引き寄せると俺に背を向ける。
体育座りでガラス張りの方を向き、背にはきれいな髪がさらりと波打っていた。
君が好きだよ……。
言葉だけですべてが伝わらないのなら、行動に移してもいいかな。
自分の足の間に彼女を挟み、後ろから抱きしめた。昼間のそれよりは少し強く、もっと密着して。
「秋斗さ――」
「やだって言えないなんて言われたらさ、なんでもしたくなっちゃうよね」
ごめんね。でも、君のその言葉も悪いと思うよ。
男って生き物を、俺で少し学ぼうか。
携帯はサイドテーブルに置いてある。でも、今はこれだけ密着しているから、彼女の心音はダイレクトに伝わってくる。
「っ……秋斗さん、お茶、零れちゃうっ」
努めて冷静に――そんな感じかな。
間接キスなんて柄でもないんだけど……。
彼女のカップを奪い、そうする自分はどうしたものかな。
「はい、これでもう零れることはないと思うけど、持つ? それとも置く?」
「……中身が入ってないのなら置きます」
本当は密着したままでもカップは置けた。でも、少しだけ逃げ出す猶予をあげようと思ったから、身体をほんの少し離して腕の力も緩めた。
けれど、彼女が動く気配はない。
「逃げないの?」
「困ってはいますけど、対処できなくて逃げるほどには困っていません」
意外すぎる返事に、思わず口元が緩む。
「秋斗さんに言われたとおりなのかな……? 少し慣れたのかも」
「なんの話?」
俺、何を言ったっけ?
ただ、逃げないでくれる、というだけなのに、嬉しくてほかのことが考えられそうにない。
「抱きしめられるのはドキドキするけど、どこかほっとしちゃうんです。あたたかくて……人のぬくもりに触れてほっとする。だから、もしかしたら、秋斗さんや自分が思っているほどには困っていないのかもしれません」
思わず苦笑。
「それは嬉しいような嬉しくないような、複雑な感想だな」
「どうしてですか……?」
振り返った彼女の瞳を捕らえる。
「まず、ほかの男にこんな状況を許してほしくないし、俺は――そうだな、もっとドキドキしてほしい。俺を男として意識してほしいから」
たとえば、キスしてうろたえる君を見たいと思うし、俺に翻弄されている君を見たいと思う。
君はすでにそういうキスを経験済みだけど、記憶にはないんだよね……。
記憶にはなくても身体は覚えている? もう一度、そんなキスをしてもいいかな……。
まだうちの学校の性教育を受けていない君は、性に関する知識は中学の授業止まりだろう。
できればその先はなっちゃん先生から教えられるのではなく、実地で俺が教えたかった。
きっと、君はキスで感じるタイプだよ。
俺は衝動のままだけに君にキスをしてきたわけじゃない。
夏でもひんやりと冷たい君の手が、少しあたたかくなる頃を見計らってキスをやめていた。
手や足があたたかくなるっていうのはね、俺のしたことに君が感じた証拠でもあるんだ。
そんなこと、君は知りもしないんだろうな。
3
あなたにおすすめの小説
光のもとで2
葉野りるは
青春
一年の療養を経て高校へ入学した翠葉は「高校一年」という濃厚な時間を過ごし、
新たな気持ちで新学期を迎える。
好きな人と両思いにはなれたけれど、だからといって順風満帆にいくわけではないみたい。
少し環境が変わっただけで会う機会は減ってしまったし、気持ちがすれ違うことも多々。
それでも、同じ時間を過ごし共に歩めることに感謝を……。
この世界には当たり前のことなどひとつもなく、あるのは光のような奇跡だけだから。
何か問題が起きたとしても、一つひとつ乗り越えて行きたい――
(10万文字を一冊として、文庫本10冊ほどの長さです)
キャバ嬢(ハイスペック)との同棲が、僕の高校生活を色々と変えていく。
たかなしポン太
青春
僕のアパートの前で、巨乳美人のお姉さんが倒れていた。
助けたそのお姉さんは一流大卒だが内定取り消しとなり、就職浪人中のキャバ嬢だった。
でもまさかそのお姉さんと、同棲することになるとは…。
「今日のパンツってどんなんだっけ? ああ、これか。」
「ちょっと、確認しなくていいですから!」
「これ、可愛いでしょ? 色違いでピンクもあるんだけどね。綿なんだけど生地がサラサラで、この上の部分のリボンが」
「もういいです! いいですから、パンツの説明は!」
天然高学歴キャバ嬢と、心優しいDT高校生。
異色の2人が繰り広げる、水色パンツから始まる日常系ラブコメディー!
※小説家になろうとカクヨムにも同時掲載中です。
※本作品はフィクションであり、実在の人物や団体、製品とは一切関係ありません。
みんなの女神サマは最強ヤンキーに甘く壊される
けるたん
青春
「ほんと胸がニセモノで良かったな。貧乳バンザイ!」
「離して洋子! じゃなきゃあのバカの頭をかち割れないっ!」
「お、落ちついてメイちゃんっ!? そんなバットで殴ったら死んじゃう!? オオカミくんが死んじゃうよ!?」
県立森実高校には2人の美の「女神」がいる。
頭脳明晰、容姿端麗、誰に対しても優しい聖女のような性格に、誰もが憧れる生徒会長と、天は二物を与えずという言葉に真正面から喧嘩を売って完膚なきまでに完勝している完全無敵の双子姉妹。
その名も『古羊姉妹』
本来であれば彼女の視界にすら入らないはずの少年Bである大神士狼のようなロマンティックゲス野郎とは、縁もゆかりもない女の子のはずだった。
――士狼が彼女たちを不審者から助ける、その日までは。
そして『その日』は突然やってきた。
ある日、夜遊びで帰りが遅くなった士狼が急いで家へ帰ろうとすると、古羊姉妹がナイフを持った不審者に襲われている場面に遭遇したのだ。
助け出そうと駆け出すも、古羊姉妹の妹君である『古羊洋子』は助けることに成功したが、姉君であり『古羊芽衣』は不審者に胸元をザックリ斬りつけられてしまう。
何とか不審者を撃退し、急いで応急処置をしようと士狼は芽衣の身体を抱き上げた……その時だった!
――彼女の胸元から冗談みたいにバカデカい胸パッドが転げ落ちたのは。
そう、彼女は嘘で塗り固められた虚乳(きょにゅう)の持ち主だったのだ!
意識を取り戻した芽衣(Aカップ)は【乙女の秘密】を知られたことに発狂し、士狼を亡き者にするべく、その場で士狼に襲い掛かる。
士狼は洋子の協力もあり、何とか逃げることには成功するが翌日、芽衣の策略にハマり生徒会に強制入部させられる事に。
こうして古羊芽衣の無理難題を解決する大神士狼の受難の日々が始まった。
が、この時の古羊姉妹はまだ知らなかったのだ。
彼の蜂蜜のように甘い優しさが自分たち姉妹をどんどん狂わせていくことに。
※【カクヨム】にて編掲載中。【ネオページ】にて序盤のみお試し掲載中。【Nolaノベル】【Tales】にて完全版を公開中。
イラスト担当:さんさん
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
静かに過ごしたい冬馬君が学園のマドンナに好かれてしまった件について
おとら@ 書籍発売中
青春
この物語は、とある理由から目立ちたくないぼっちの少年の成長物語である
そんなある日、少年は不良に絡まれている女子を助けてしまったが……。
なんと、彼女は学園のマドンナだった……!
こうして平穏に過ごしたい少年の生活は一変することになる。
彼女を避けていたが、度々遭遇してしまう。
そんな中、少年は次第に彼女に惹かれていく……。
そして助けられた少女もまた……。
二人の青春、そして成長物語をご覧ください。
※中盤から甘々にご注意を。
※性描写ありは保険です。
他サイトにも掲載しております。
学校一の美人から恋人にならないと迷惑系Vtuberになると脅された。俺を切り捨てた幼馴染を確実に見返せるけど……迷惑系Vtuberて何それ?
宇多田真紀
青春
学校一の美人、姫川菜乃。
栗色でゆるふわな髪に整った目鼻立ち、声質は少し強いのに優し気な雰囲気の女子だ。
その彼女に脅された。
「恋人にならないと、迷惑系Vtuberになるわよ?」
今日は、大好きな幼馴染みから彼氏ができたと知らされて、心底落ち込んでいた。
でもこれで、確実に幼馴染みを見返すことができる!
しかしだ。迷惑系Vtuberってなんだ??
訳が分からない……。それ、俺困るの?
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる