むかしむかしあるところに

助けたお礼にもらったものは？（一つだけ読めば次に進めます）

一輪の花

　お礼にもらった、一輪の花は、持った人が元気になるふしぎな花でした。
　花の力で村中の人が毎日元気です。
　ですが、ある日のこと
「大変だぁぁぁぁ」
　手入れ当番の声が村中に響き、村人が集まって花壇をみれば泥棒に花が盗まれてしまいました。

　場所は変わって港町。
　泥棒はニヤニヤと笑い
「ここまで来れば大丈夫だろう。さぁて一儲けしよう」
　と泥棒が花を見ると枯れています。
「なんで枯れているんだ⁉︎　チクショウ！」
　泥棒は怒って花を投げ捨てました。

　しばらくすると、枯れた花が光り、小さなお姫様が現れます。
「欲張りな人にはわたくしの力を使わせませんわ‼︎」
　お姫様は花を使ってピューンと飛んでいきました。

　お姫様は海の上で何かを探しています。
「どこかにいい隠れる場所はないかしら？　海の中は暗くてイヤなのよね」
　お姫様はしばらくキョロキョロとしていると、ドクロの旗が見える大きな船を見つけました。
「海賊船だわ！」
　お姫様は嬉しそうに海賊船へ向かいます。

　海賊船には、船長と九人の子分が乗っていました。
　船長は地図をみてある場所を探しています。
「ゲッヘッヘッヘッヘッヘッ、地図によるともうすぐだ。おい、野郎ども！全速前進だ！」
「オー！」
　お姫様はこっそりと話を聞いていました。
「やっぱり、わたくしが隠れるにふさわしい場所がここにはありそうですわ」
　お姫様は花を持って、早速、船の中を冒険をします。

　お姫様は台所、子分の部屋、倉庫、武器庫と見つけましたが、お目当ての部屋が見つかりません。
「わたくしが隠れるべきところですもの、そう簡単には見つかりませんわね。あら？」
　お姫様は壁の色が一か所だけ違うところを見つけました。
　カチャリ
　色が違う壁を触ればボタンを見つけます。
「もしかしたらここかしら？」
　お姫様がボタンを押せば、隠れていた扉が開き、中は金銀財宝たくさんありました。
「ありましたわ！　さてどの宝箱に隠れようかしら？」
　お姫様はたくさんの宝箱を比べて、中くらいの宝箱に決めました。
　パカリ、宝箱の中には驚くものが入っていました。