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幼少時代。
『スサンの天使』開店。
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『スサンの天使』のオープン日を迎えた。あれからロイック兄さんは店員や料理人を何人か雇い、教育してお店の体制を整えた。ロイック兄さんのすごい所はほとんどが生活に困窮していた人達で、普通の給料を渡し、揃いの制服を渡して働いてもらう所だ。オープン前のお店を一緒に見た事があるけど皆やる気に満ち溢れていた。
そしてストラ兄さんは宣伝を担当し、何日か前から吟遊詩人を屋外看板か、お店の前で立たせて演奏してもらうのと、孤児院出身の冒険者なりたての若い子を集めてビラ撒きとチラシ配りをしてもらう事をしている。
ストラ兄さんによるとこの若い冒険者たちも仕事ぶりと人柄を見て、店が開店後、警備の人間として誘うそうだ。
ムーヤさんとロマさんの料理の試作を何回か食べたけど格段に味が美味しくなっているのがわかった。ソースも考えて自作している。あまりにもったいないのでそれぞれ料理用ソースとして料理登録してもらった。
あとはお客様を迎えるだけと言うところでムーヤさんとロマさんを城に連れて行き、城の厨房で完成した料理と城にあった材料でシェフおまかせを作ってもらい、マックスさん、レイアムさん、ナミリアに食べてもらう。シェフおまかせのコンセプトが気に入ったらしく私も店に行ければ、とマックスさんは言っていた。うん。ムーヤさんがSランク、ロマさんがBランクだけど目利き最強だから絶対美味しいよね。
今回のオープンに際してギピアがすごい頑張ってくれた。ロイック兄さんとストラ兄さんとお店の従業員のスケジュールを把握し、日程調整と日程管理を完璧にこなしてくれたのだ。
この惑星は一日が長いので開店時間も必然的に長くなるのだけど、従業員の希望を聞きながら無理のないシフト表も作ってくれ、ロイック兄さんもストラ兄さんもすごいと言っていた。
こうしてオープン日を迎えた。看板や宣伝のおかげかものすごい人数が詰めかけている。列の最初の人は昨日の夜から待っていた夫婦みたいだ。お店のお客様も多いけど見物人も多い。見物人は女性が多い。きっとお兄さん達の姿を見に来たんだろうな。
オープン時間ちょっと前に、ロイック兄さんが魔法道具の拡声器を持ってステージに立つ。あたりから『英傑さまー』『きゃーかっこいい』と声がかかる。
「皆様、長男のロイックエン・スサンです。『スサンの天使』はもう少しでオープンいたします。このお店は弟である『スサンの天使』リョウエストの作った料理を披露する場として作りました。皆様に気に入られこれがルステインの名物になっていければ幸いです。このお店を開くにあたって色々尽力していただきました全ての方に感謝します」
今度はストラ兄さんに変わる。周りから『神童さまー』『かっこいいー』と声がかかる。
「皆様、初めまして。宣伝担当の次男ストラストです。開店前には皆様に色々と宣伝させてもらいました。ご迷惑でしたか?」
周りから『面白かったぞ』とか『良かったぞ』とか聞こえてくる。反対意見はなかった。
「ありがとうございます。このお店の味は宣伝に負けないくらい美味しい味です。もし良かったらこの味を周囲の方にも伝えていただきたく思います。よろしくお願いします」
そして僕の番だ。ロイック兄さんに抱えられる。周りから『よっ!天使!』とか『可愛い』とか声がかかる。
「三男、リョウエスト、です。良かったら、食べて、ください。ただいまより、『スサンの天使』、開店、します!」
お店が開くと人々が続々と店の中に入ってくる。待合、広く作って良かったな。馬車スルーの最初には伯爵家の馬車が止まり、数台の馬車が待っている。
吟遊詩人の歌が始まった。最初はもちろん『スサン兄弟の歌』だ。列で待っている人達も口ずさんだりして楽しんでいるようで嬉しい。最初に並んだお客様の夫婦が店から出て来た。ものすごく満足した顔で出てくる。そのお客様に並んでいる別のお客様が聞く。
「なあ、あんたら美味かったか?」
「ああ。目ん玉飛び出るくらい美味かったよ」
「そうか。それは楽しみだ」
他のお客様も、わくわくしている。お客様の出迎えをしていた僕はそれを聞いて嬉しくなった。とりあえずは問題なさそうだな。そこにロマさんが走ってきた。
「店長、材料足りなくなりそうなので市場いってくるっす」
「俺も付き合おう。兄貴、護衛を一人連れて行く」
「わかった。気をつけてな」
ロイック兄さんはそういうとお店の中の様子を見に入った。僕はミザーリを後ろに控えさせて出迎えを一人で頑張る。そこにチンピラみたいな人が横入りしてきた。
「お客様、横入り、ダメ」
「なんだ?坊主、やるってか?」
「お客様、後ろ、並ぶ」
「小僧、なめ…てないです」
後ろでミザーリが槍を構えている。怒りの表情を浮かべている。怖い。
「ミザーリ、ダメ。お客様、後ろ、並ぶ、良い?」
「わかりました」
チンピラは逃げ出した。
「よくやったぞ」
「『天使』すごいわ」
「感激しちゃう」
とお客様が口々に言い、拍手してくれた。
「お客様、ご迷惑、ごめんね」
と言うとまた拍手が。頭を撫でられる。後ろを見るといつの間にかロイック兄さんが戻っていた。
「リョウ、無理するなよ」
「うん!」
「ありがとな。ストラたちが戻れば今日は人数制限かけなくて大丈夫だ」
「良かったね」
「ああ。夜まで忙しくなりそうだ」
僕は昼過ぎまで頑張ったけど眠さの限界が来て帰った。お兄さん達によれば夜の営業終了時間までお客様がいっぱいだったらしい。
そしてストラ兄さんは宣伝を担当し、何日か前から吟遊詩人を屋外看板か、お店の前で立たせて演奏してもらうのと、孤児院出身の冒険者なりたての若い子を集めてビラ撒きとチラシ配りをしてもらう事をしている。
ストラ兄さんによるとこの若い冒険者たちも仕事ぶりと人柄を見て、店が開店後、警備の人間として誘うそうだ。
ムーヤさんとロマさんの料理の試作を何回か食べたけど格段に味が美味しくなっているのがわかった。ソースも考えて自作している。あまりにもったいないのでそれぞれ料理用ソースとして料理登録してもらった。
あとはお客様を迎えるだけと言うところでムーヤさんとロマさんを城に連れて行き、城の厨房で完成した料理と城にあった材料でシェフおまかせを作ってもらい、マックスさん、レイアムさん、ナミリアに食べてもらう。シェフおまかせのコンセプトが気に入ったらしく私も店に行ければ、とマックスさんは言っていた。うん。ムーヤさんがSランク、ロマさんがBランクだけど目利き最強だから絶対美味しいよね。
今回のオープンに際してギピアがすごい頑張ってくれた。ロイック兄さんとストラ兄さんとお店の従業員のスケジュールを把握し、日程調整と日程管理を完璧にこなしてくれたのだ。
この惑星は一日が長いので開店時間も必然的に長くなるのだけど、従業員の希望を聞きながら無理のないシフト表も作ってくれ、ロイック兄さんもストラ兄さんもすごいと言っていた。
こうしてオープン日を迎えた。看板や宣伝のおかげかものすごい人数が詰めかけている。列の最初の人は昨日の夜から待っていた夫婦みたいだ。お店のお客様も多いけど見物人も多い。見物人は女性が多い。きっとお兄さん達の姿を見に来たんだろうな。
オープン時間ちょっと前に、ロイック兄さんが魔法道具の拡声器を持ってステージに立つ。あたりから『英傑さまー』『きゃーかっこいい』と声がかかる。
「皆様、長男のロイックエン・スサンです。『スサンの天使』はもう少しでオープンいたします。このお店は弟である『スサンの天使』リョウエストの作った料理を披露する場として作りました。皆様に気に入られこれがルステインの名物になっていければ幸いです。このお店を開くにあたって色々尽力していただきました全ての方に感謝します」
今度はストラ兄さんに変わる。周りから『神童さまー』『かっこいいー』と声がかかる。
「皆様、初めまして。宣伝担当の次男ストラストです。開店前には皆様に色々と宣伝させてもらいました。ご迷惑でしたか?」
周りから『面白かったぞ』とか『良かったぞ』とか聞こえてくる。反対意見はなかった。
「ありがとうございます。このお店の味は宣伝に負けないくらい美味しい味です。もし良かったらこの味を周囲の方にも伝えていただきたく思います。よろしくお願いします」
そして僕の番だ。ロイック兄さんに抱えられる。周りから『よっ!天使!』とか『可愛い』とか声がかかる。
「三男、リョウエスト、です。良かったら、食べて、ください。ただいまより、『スサンの天使』、開店、します!」
お店が開くと人々が続々と店の中に入ってくる。待合、広く作って良かったな。馬車スルーの最初には伯爵家の馬車が止まり、数台の馬車が待っている。
吟遊詩人の歌が始まった。最初はもちろん『スサン兄弟の歌』だ。列で待っている人達も口ずさんだりして楽しんでいるようで嬉しい。最初に並んだお客様の夫婦が店から出て来た。ものすごく満足した顔で出てくる。そのお客様に並んでいる別のお客様が聞く。
「なあ、あんたら美味かったか?」
「ああ。目ん玉飛び出るくらい美味かったよ」
「そうか。それは楽しみだ」
他のお客様も、わくわくしている。お客様の出迎えをしていた僕はそれを聞いて嬉しくなった。とりあえずは問題なさそうだな。そこにロマさんが走ってきた。
「店長、材料足りなくなりそうなので市場いってくるっす」
「俺も付き合おう。兄貴、護衛を一人連れて行く」
「わかった。気をつけてな」
ロイック兄さんはそういうとお店の中の様子を見に入った。僕はミザーリを後ろに控えさせて出迎えを一人で頑張る。そこにチンピラみたいな人が横入りしてきた。
「お客様、横入り、ダメ」
「なんだ?坊主、やるってか?」
「お客様、後ろ、並ぶ」
「小僧、なめ…てないです」
後ろでミザーリが槍を構えている。怒りの表情を浮かべている。怖い。
「ミザーリ、ダメ。お客様、後ろ、並ぶ、良い?」
「わかりました」
チンピラは逃げ出した。
「よくやったぞ」
「『天使』すごいわ」
「感激しちゃう」
とお客様が口々に言い、拍手してくれた。
「お客様、ご迷惑、ごめんね」
と言うとまた拍手が。頭を撫でられる。後ろを見るといつの間にかロイック兄さんが戻っていた。
「リョウ、無理するなよ」
「うん!」
「ありがとな。ストラたちが戻れば今日は人数制限かけなくて大丈夫だ」
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僕は昼過ぎまで頑張ったけど眠さの限界が来て帰った。お兄さん達によれば夜の営業終了時間までお客様がいっぱいだったらしい。
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