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幼少時代。
テミス司祭とナフェルの戦い。
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その日リーリシア神殿の司祭テミスは日課である午後の礼拝を終え、神殿に併設された孤児院で子供達の世話をしていた。
子供達は天真爛漫にテミスに縋りつきテミスはしばし子供達の言うがままになっていた。
一人の女の子が勢いよくテミスの服を引っ張り慌てたように言う
「あのね、悪魔、いるの」
他の男の子や女の子も次々に言う。
「悪魔くるの」
「商業区?危ないの」
「神様が助けなさいって」
「悪魔、くるのよ」
「絶対いるって」
「しさい、助け行く」
テミスは子供たちの真剣な様子に、神に祈り心を研ぎ澄ませ、その声を聞こうとした。しばらくすると雑音が聞こえる。それは次第に声となりテミスはその声を聞いた。
『商業区で悪魔発生。助けに向かいなさい』
テミスはその声を聞き、私に天啓が!という喜びと憎き悪魔を滅ぼさねばという思いが自分を支配しているのを感じた。テミスはその思いに従い行動を始める。神殿の守備兵と僧侶全てに武装させると、修行時代に装備していた戦闘用ローブをまとい外に出る。守備兵と僧侶そしてそれに付き添う侍祭は困惑しているようだ。テミスは皆を見渡すと号令を発した。
「天啓だ!神は10の6章、悪魔の到来を私に知らせた!場所は商業区!己が神の尖兵だと思うもの達よ!私に続け!」
ナフェルは城で領主であるルステイン伯爵と話していた。防衛計画の見直しの話だ。急いで話す事ではなかったものの、ナフェルの勘は話すべきだろうと言っていた。
ナフェルは同僚の騎士爵を誘って伯爵の元に行く。伯爵は快く時間を作ってくれた。話していると大きなノックがし、家宰のレイフェルトンが入ってきた。
「大変でございます!城の魔術師が悪魔を感知しました!場所は商業区!」
「何っ!?誠か!?」
「はい」
「ナフェル、城の守備兵を連れ現場に。レジービーは残った部隊をかき集めろ。再編成して対策を取る」
「はっ」
「かしこまりました」
ナフェルと同僚は走り始めた。
ナフェルは城の厩に繋がれていた馬を駆り城壁に急ぐ。途中からナフェルの忠実な部下が後ろを追随する。城壁に着くとナフェルは大音声で叫ぶ。
「兵よ!集まれ!」
ただならぬ雰囲気を感じた兵士達は急いで集まる。ナフェルは兵士達を見渡すと口を開く。
「兵士たちよ!悪魔が商業区に発生した!我も戦うと思うものはワシに付いてこい!ワシらの仕事はこの城だけじゃない!街を守る事じゃ!みなの生活を守ることじゃ!兵士達よ今こそ勇気を振り絞り戦う時じゃ!さあ、行こうぞ!」
おおー!と大音声で兵士達が叫ぶ。
皆やる気に満ちている。ナフェルは満足そうに頷き、馬首を翻した。
テミスが商業区に着くとセス大通りで誰かが戦っていた。よく見るとスサン商会の者達だ。戦ってる相手…あれは下級悪魔ヘルスマだ。戦士10人に匹敵し油断ならない相手。
それが2体。スサン商会側は6人で戦っている。まずい。そう思って急いで駆け寄る。
「助けに来たぞ!」
と叫ぶ。
「もう少し耐えろ!」
反対側から声が聞こえる。あれは…領主軍か。みな、戦っているスサン商会に向けて走っていた。
「真ん中に悪魔がいます!」
僧侶が報告する。そちらを見ようとした瞬間、暴風が吹き荒れみな吹っ飛ばされた。
起き上がると魔に属する亜人が数十体現れた…召喚か。テミスは周りに叫ぶ。
「魔の尖兵の亜人が現れた!神の尖兵よ!滅せよ!」
「「「「はい!」」」」
守備兵や僧侶が武器を構え、前に進む。侍祭達はその補助に回る。テミスも愛用の槌矛を握り締め敵に向かう。
「もう少し耐えろ!」
と叫び、ナフェルは剣を構えて馬を飛ばした。感が真ん中にいる女が怪しいと言っている。
そして数々の魔物退治をした経験からその相手が並々ならぬ事を。だがナフェルに引く選択肢はない。大事な婿と孫が戦っているのだ。むざむざ死なせたりしない。
突如として暴風が吹き荒れナフェルの馬が嘶き、そのまま竿立ちになり、ナフェルは馬から放り出される。受け身をとって起き上がったナフェルの前に大きな身体と肥大した筋肉を持つオーガが現れた。
ナフェルはオーガを何回か単独で倒したことがある。だがこのオーガは一回りデカい。オーガは婿と孫の方に行こうとしている。止めなければ!
ナフェルは両手で愛用の片手半剣を握りオーガの行く手を遮る。気付いたオーガの大きくて粗野な石剣がナフェルに迫る。ナフェルはそれを避けて腕を落とさんと剣を振るう。だがそれを石剣の平で受け止められた。
速い、そして強い。ナフェルのうなじが逆立つのを感じる。ナフェルは気持ちだけは負けないよう自らを奮い起こす。石剣を避けて突く。身体に届くが筋肉に阻まれる。
何度目かの攻防の後、オーガはコンパクトな上段からの振りで速い攻撃を仕掛けてきた。ナフェルは避ける事を諦め剣で受ける。しかし受けきる事は出来ず石の破片が身体に食い込んだ。なおも続く攻撃を片手で防ぐナフェル。
後ろに何かが近づく気配がする。まずいな…ナフェルは剣を握り直す。
「神よ!彼の者を癒したまえ!ささやきーえいしょうーいのりーねんじろ!
治癒」
後ろからヒールがかかり身体が癒えるのを感じる。
「怪我を恐れず戦って下さい。私が癒します」
この声はリーリシア神殿のテミス司祭か。なら遠慮なく。
「テミス司祭!頼む!」
「はい!」
ナフェルは相打ち覚悟で果敢に攻撃する。何度目かの打ち込みで石剣が折れた。
(さらば、オーガ。なかなかの好敵手であったぞ)
ナフェルの渾身の一撃がオーガの首を刎ねた。
息を整えるとスサン商会の方を見る。戦いは終わっており、娘婿も孫達も無事のようだ。
あとは掃討戦だ。
「テミス司祭、しばしつきあってくれ」
「ナフェル騎士爵様、お供します」
子供達は天真爛漫にテミスに縋りつきテミスはしばし子供達の言うがままになっていた。
一人の女の子が勢いよくテミスの服を引っ張り慌てたように言う
「あのね、悪魔、いるの」
他の男の子や女の子も次々に言う。
「悪魔くるの」
「商業区?危ないの」
「神様が助けなさいって」
「悪魔、くるのよ」
「絶対いるって」
「しさい、助け行く」
テミスは子供たちの真剣な様子に、神に祈り心を研ぎ澄ませ、その声を聞こうとした。しばらくすると雑音が聞こえる。それは次第に声となりテミスはその声を聞いた。
『商業区で悪魔発生。助けに向かいなさい』
テミスはその声を聞き、私に天啓が!という喜びと憎き悪魔を滅ぼさねばという思いが自分を支配しているのを感じた。テミスはその思いに従い行動を始める。神殿の守備兵と僧侶全てに武装させると、修行時代に装備していた戦闘用ローブをまとい外に出る。守備兵と僧侶そしてそれに付き添う侍祭は困惑しているようだ。テミスは皆を見渡すと号令を発した。
「天啓だ!神は10の6章、悪魔の到来を私に知らせた!場所は商業区!己が神の尖兵だと思うもの達よ!私に続け!」
ナフェルは城で領主であるルステイン伯爵と話していた。防衛計画の見直しの話だ。急いで話す事ではなかったものの、ナフェルの勘は話すべきだろうと言っていた。
ナフェルは同僚の騎士爵を誘って伯爵の元に行く。伯爵は快く時間を作ってくれた。話していると大きなノックがし、家宰のレイフェルトンが入ってきた。
「大変でございます!城の魔術師が悪魔を感知しました!場所は商業区!」
「何っ!?誠か!?」
「はい」
「ナフェル、城の守備兵を連れ現場に。レジービーは残った部隊をかき集めろ。再編成して対策を取る」
「はっ」
「かしこまりました」
ナフェルと同僚は走り始めた。
ナフェルは城の厩に繋がれていた馬を駆り城壁に急ぐ。途中からナフェルの忠実な部下が後ろを追随する。城壁に着くとナフェルは大音声で叫ぶ。
「兵よ!集まれ!」
ただならぬ雰囲気を感じた兵士達は急いで集まる。ナフェルは兵士達を見渡すと口を開く。
「兵士たちよ!悪魔が商業区に発生した!我も戦うと思うものはワシに付いてこい!ワシらの仕事はこの城だけじゃない!街を守る事じゃ!みなの生活を守ることじゃ!兵士達よ今こそ勇気を振り絞り戦う時じゃ!さあ、行こうぞ!」
おおー!と大音声で兵士達が叫ぶ。
皆やる気に満ちている。ナフェルは満足そうに頷き、馬首を翻した。
テミスが商業区に着くとセス大通りで誰かが戦っていた。よく見るとスサン商会の者達だ。戦ってる相手…あれは下級悪魔ヘルスマだ。戦士10人に匹敵し油断ならない相手。
それが2体。スサン商会側は6人で戦っている。まずい。そう思って急いで駆け寄る。
「助けに来たぞ!」
と叫ぶ。
「もう少し耐えろ!」
反対側から声が聞こえる。あれは…領主軍か。みな、戦っているスサン商会に向けて走っていた。
「真ん中に悪魔がいます!」
僧侶が報告する。そちらを見ようとした瞬間、暴風が吹き荒れみな吹っ飛ばされた。
起き上がると魔に属する亜人が数十体現れた…召喚か。テミスは周りに叫ぶ。
「魔の尖兵の亜人が現れた!神の尖兵よ!滅せよ!」
「「「「はい!」」」」
守備兵や僧侶が武器を構え、前に進む。侍祭達はその補助に回る。テミスも愛用の槌矛を握り締め敵に向かう。
「もう少し耐えろ!」
と叫び、ナフェルは剣を構えて馬を飛ばした。感が真ん中にいる女が怪しいと言っている。
そして数々の魔物退治をした経験からその相手が並々ならぬ事を。だがナフェルに引く選択肢はない。大事な婿と孫が戦っているのだ。むざむざ死なせたりしない。
突如として暴風が吹き荒れナフェルの馬が嘶き、そのまま竿立ちになり、ナフェルは馬から放り出される。受け身をとって起き上がったナフェルの前に大きな身体と肥大した筋肉を持つオーガが現れた。
ナフェルはオーガを何回か単独で倒したことがある。だがこのオーガは一回りデカい。オーガは婿と孫の方に行こうとしている。止めなければ!
ナフェルは両手で愛用の片手半剣を握りオーガの行く手を遮る。気付いたオーガの大きくて粗野な石剣がナフェルに迫る。ナフェルはそれを避けて腕を落とさんと剣を振るう。だがそれを石剣の平で受け止められた。
速い、そして強い。ナフェルのうなじが逆立つのを感じる。ナフェルは気持ちだけは負けないよう自らを奮い起こす。石剣を避けて突く。身体に届くが筋肉に阻まれる。
何度目かの攻防の後、オーガはコンパクトな上段からの振りで速い攻撃を仕掛けてきた。ナフェルは避ける事を諦め剣で受ける。しかし受けきる事は出来ず石の破片が身体に食い込んだ。なおも続く攻撃を片手で防ぐナフェル。
後ろに何かが近づく気配がする。まずいな…ナフェルは剣を握り直す。
「神よ!彼の者を癒したまえ!ささやきーえいしょうーいのりーねんじろ!
治癒」
後ろからヒールがかかり身体が癒えるのを感じる。
「怪我を恐れず戦って下さい。私が癒します」
この声はリーリシア神殿のテミス司祭か。なら遠慮なく。
「テミス司祭!頼む!」
「はい!」
ナフェルは相打ち覚悟で果敢に攻撃する。何度目かの打ち込みで石剣が折れた。
(さらば、オーガ。なかなかの好敵手であったぞ)
ナフェルの渾身の一撃がオーガの首を刎ねた。
息を整えるとスサン商会の方を見る。戦いは終わっており、娘婿も孫達も無事のようだ。
あとは掃討戦だ。
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