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6歳の力走。
閑話・少年達の末路。
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「ちっ、何だよ。お前ら騎士の分際で俺達に触るな」
「痛え。お前、何をするんだ。俺の肩に触るな」
「どこに連れて行く気だ。答えによってはお前の首が飛ぶぞ」
少年たちは騎士達に肩を決められ仕方なしに歩いている。先程の事を思い出す。偉そうなチビを小突いたらいきなり大人達に囲まれ、騎士団に引き渡されたのだ。
「俺達は成り上がり者に指導してただけだぞ」
「そうだ。俺達にはその権利がある」
「離せやー」
騎士達は何も言わずに階段に向かって歩いていく。
「どこに連れて行くつもりだ」
「いてえ。離せよ」
「やめろ」
階段を下に降りていく。そこにあったのは牢屋であった。
「お前ら、まさか」
「おいやめろ」
「やめてくれ」
少年たちは一人ずつ牢屋に入れられた。暴れたが、騎士達は手慣れた様子で無力化し、牢屋の中に投げ入れ、鍵を閉めた。そして何も言わず去っていく。
「おい、どこに行く」
「出せやこら」
「お前らどこの所属だ。父上に言いつけてやるぞ」
「出せや」
「なんだこら」
「早く出せよ」
少年たちは牢をガチャガチャ鳴らしながら叫ぶ。だが誰も応えなかった。
「くっそ」
「おい、どうする?」
「どうするったって」
「とりあえず落ち着け」
「落ち着けったって牢の中だぞ」
「これが落ち着いていられるか?」
「お前ら、俺たちは上位貴族の子供だぞ。簡単に処罰されると思うか?」
「それはないだろう」
「そんなことになったら親がなんと言うか」
「俺達はどうやらやりすぎたらしい。ここで頭でも冷やしておけという事じゃないんじゃないか?」
「そういうことか」
「なんだ、いつもの事じゃないか」
「また酒の飲み過ぎとか言って、なんとか言ってたら釈放されるだろう」
「そうか。頭が錯乱したとでも言うか」
「頭いいなお前」
「とりあえず口裏を合わせておこう。あの小僧がつっかかってきたから、俺達は指導しようと思った。いいな?」
「わかった。あっちが悪いな。了解だ」
「わかったよ」
「とりあえず身体を休めよう。こんな所で休まるとは思わないが」
「仕方ないな」
「またバカをやっちまったからなあ」
「どうせしばらくしたら迎えにくるだろ」
「そうだな」
「そんでまた、遊べるな」
「今度は侍女を可愛がろうぜ。結構上玉が揃っていたな」
「そうだな。食べごろなやつらがわんさかいたよな」
「あの料理人の女が良いんじゃないか?めちゃくちゃ上玉だったじゃないか」
「ああ、あれは可愛かった。しばらく置いておいても良い感じだったな」
「違いない。あれは苗字もない端女だが肩書きもなかなか良かった」
「だろだろ。早くやりたいぜ」
少年達は現実から逃避するように話をする。しばらくそれでやり過ごそうとした時、声がした。
「おい、うるせえぞ」
「黙れ餓鬼ども」
他の牢屋の住人だろうか。凄みを聞かせた声が響く。
「なんだ?下衆が。俺たちの話を遮るな」
「な、なんだ?やんのか?」
「怖くないぞ」
「うるせえ、殺すぞ」
底冷えのする声が牢屋に響く。本物の殺気をのせた声だ。少年たちは黙り込む。
「ま、まあ、しばらくゆっくりしよう」
「そうだな。迎えが来るまでの辛抱だ」
「が、がんばろう」
少年たちはなんとか声を振り絞り虚栄を張る。だがそれ以上喋れなくなった。殺気が充満していた。
汚い寝床に横になった少年たちは酒の酔いに身を任せて目を瞑り、現実から逃げようとした。だが目を瞑っても寝られない。先程までに自身を襲った状況が彼らなりにショックなのだ。自分の思っているより事態が深刻なのが怖さをもたらしている。このままどうなってしまうのかわからない。そう言った事が彼らの恐れを増幅していた。
粗末な食事が配られた。あまりにも粗末すぎて少年達は看守にどなりつけた。だが看守は何も応えず淡々と配って去って行く。しばらく怒鳴りつけてたらまたあの底冷えのする声が牢屋に響いた。たった一言、
「殺すぞ」
の声が。少年たちはその粗末な食事を我慢して食べると、また横になった。
そのまま永劫とも思われる時間を過ごした。看守が騎士達を連れ現れた。時間はわからないが食事の回数から10日は経っているだろう。ようやく解放か?と少年達は浮き足だった。
「出ろ」
「解放か?」
「釈放だろ?」
「黙れ、出ろ。犯罪者」
「てめえ、なんて言い方だ」
「うるさい。もうすぐ出れるぞ。喜べ」
「俺は上級貴族の嫡男だ。そう言う口を聞いて良いと思ってるのか?」
「はいはい。さっさと動け」
騎士は少年達を殴り、蹴り倒した。
口答えしようものならまた殴られる。最後は少年達の心が折れた。素直に看守と騎士の誘導に従う。連れられてきた場所は会議室のような場所だった。
騎士の上役のような男と何人かのものが並んでいる。
「反抗したんでちょっと手荒な真似をしました」
「ご苦労だった」
「さて、お前達にはさまざまな被害届が出ている。暴行、傷害、窃盗、殺人教唆などなどだ。今回の貴族当主を襲った傷害によって全て明るみに出た」
「知らねえ。俺達はそんな悪い事は、してない」
「そうだ。今回の件だって向こうがつっかえってこなきゃやらなかった」
「ちゃんと調べてくれ」
「今回はもみ消せんぞ。国王様より調査を命じられ、調べた結果だ。ちなみにな、お前達の頼りとする両親はすでにいない。それぞれ代替わりとなり蟄居を命じられている」
「なん…だと?」
「良い加減な事を言うな」
「嘘だろ?」
「よくあれだけの犯罪をもみ消したな。ほとんどが庶民を狙っての犯行とは貴族として情けない」
「だから知らないと言ってる」
「俺達はそんな事をしていない」
「信じてくれ」
「そうか。じゃあお前らは国が間違っているというんだな。国家反逆罪もつけようか」
「うっ」
「し、知らない」
「や、やってないんだ」
「どちらにせよ、お前らには二つの道しか残されていない。今ここで陛下から賜った毒杯を頂くか、明日公開処刑となるかだ」
「何故だ?私たちはそこまで酷い事はしていないと言っている」
「たかが庶民をからかっただけでこんな事になるのか?」
「貴族に迷惑はかけてないぞ」
「好きなように喚けばいい。あまりうるさいようなら顔の形を変えてもいいぞ。一刻待つ。その間に答えを出せ」
騎士の上役が指示すると3杯の杯が机に置かれる。少年達はそれを見ていた。
「痛え。お前、何をするんだ。俺の肩に触るな」
「どこに連れて行く気だ。答えによってはお前の首が飛ぶぞ」
少年たちは騎士達に肩を決められ仕方なしに歩いている。先程の事を思い出す。偉そうなチビを小突いたらいきなり大人達に囲まれ、騎士団に引き渡されたのだ。
「俺達は成り上がり者に指導してただけだぞ」
「そうだ。俺達にはその権利がある」
「離せやー」
騎士達は何も言わずに階段に向かって歩いていく。
「どこに連れて行くつもりだ」
「いてえ。離せよ」
「やめろ」
階段を下に降りていく。そこにあったのは牢屋であった。
「お前ら、まさか」
「おいやめろ」
「やめてくれ」
少年たちは一人ずつ牢屋に入れられた。暴れたが、騎士達は手慣れた様子で無力化し、牢屋の中に投げ入れ、鍵を閉めた。そして何も言わず去っていく。
「おい、どこに行く」
「出せやこら」
「お前らどこの所属だ。父上に言いつけてやるぞ」
「出せや」
「なんだこら」
「早く出せよ」
少年たちは牢をガチャガチャ鳴らしながら叫ぶ。だが誰も応えなかった。
「くっそ」
「おい、どうする?」
「どうするったって」
「とりあえず落ち着け」
「落ち着けったって牢の中だぞ」
「これが落ち着いていられるか?」
「お前ら、俺たちは上位貴族の子供だぞ。簡単に処罰されると思うか?」
「それはないだろう」
「そんなことになったら親がなんと言うか」
「俺達はどうやらやりすぎたらしい。ここで頭でも冷やしておけという事じゃないんじゃないか?」
「そういうことか」
「なんだ、いつもの事じゃないか」
「また酒の飲み過ぎとか言って、なんとか言ってたら釈放されるだろう」
「そうか。頭が錯乱したとでも言うか」
「頭いいなお前」
「とりあえず口裏を合わせておこう。あの小僧がつっかかってきたから、俺達は指導しようと思った。いいな?」
「わかった。あっちが悪いな。了解だ」
「わかったよ」
「とりあえず身体を休めよう。こんな所で休まるとは思わないが」
「仕方ないな」
「またバカをやっちまったからなあ」
「どうせしばらくしたら迎えにくるだろ」
「そうだな」
「そんでまた、遊べるな」
「今度は侍女を可愛がろうぜ。結構上玉が揃っていたな」
「そうだな。食べごろなやつらがわんさかいたよな」
「あの料理人の女が良いんじゃないか?めちゃくちゃ上玉だったじゃないか」
「ああ、あれは可愛かった。しばらく置いておいても良い感じだったな」
「違いない。あれは苗字もない端女だが肩書きもなかなか良かった」
「だろだろ。早くやりたいぜ」
少年達は現実から逃避するように話をする。しばらくそれでやり過ごそうとした時、声がした。
「おい、うるせえぞ」
「黙れ餓鬼ども」
他の牢屋の住人だろうか。凄みを聞かせた声が響く。
「なんだ?下衆が。俺たちの話を遮るな」
「な、なんだ?やんのか?」
「怖くないぞ」
「うるせえ、殺すぞ」
底冷えのする声が牢屋に響く。本物の殺気をのせた声だ。少年たちは黙り込む。
「ま、まあ、しばらくゆっくりしよう」
「そうだな。迎えが来るまでの辛抱だ」
「が、がんばろう」
少年たちはなんとか声を振り絞り虚栄を張る。だがそれ以上喋れなくなった。殺気が充満していた。
汚い寝床に横になった少年たちは酒の酔いに身を任せて目を瞑り、現実から逃げようとした。だが目を瞑っても寝られない。先程までに自身を襲った状況が彼らなりにショックなのだ。自分の思っているより事態が深刻なのが怖さをもたらしている。このままどうなってしまうのかわからない。そう言った事が彼らの恐れを増幅していた。
粗末な食事が配られた。あまりにも粗末すぎて少年達は看守にどなりつけた。だが看守は何も応えず淡々と配って去って行く。しばらく怒鳴りつけてたらまたあの底冷えのする声が牢屋に響いた。たった一言、
「殺すぞ」
の声が。少年たちはその粗末な食事を我慢して食べると、また横になった。
そのまま永劫とも思われる時間を過ごした。看守が騎士達を連れ現れた。時間はわからないが食事の回数から10日は経っているだろう。ようやく解放か?と少年達は浮き足だった。
「出ろ」
「解放か?」
「釈放だろ?」
「黙れ、出ろ。犯罪者」
「てめえ、なんて言い方だ」
「うるさい。もうすぐ出れるぞ。喜べ」
「俺は上級貴族の嫡男だ。そう言う口を聞いて良いと思ってるのか?」
「はいはい。さっさと動け」
騎士は少年達を殴り、蹴り倒した。
口答えしようものならまた殴られる。最後は少年達の心が折れた。素直に看守と騎士の誘導に従う。連れられてきた場所は会議室のような場所だった。
騎士の上役のような男と何人かのものが並んでいる。
「反抗したんでちょっと手荒な真似をしました」
「ご苦労だった」
「さて、お前達にはさまざまな被害届が出ている。暴行、傷害、窃盗、殺人教唆などなどだ。今回の貴族当主を襲った傷害によって全て明るみに出た」
「知らねえ。俺達はそんな悪い事は、してない」
「そうだ。今回の件だって向こうがつっかえってこなきゃやらなかった」
「ちゃんと調べてくれ」
「今回はもみ消せんぞ。国王様より調査を命じられ、調べた結果だ。ちなみにな、お前達の頼りとする両親はすでにいない。それぞれ代替わりとなり蟄居を命じられている」
「なん…だと?」
「良い加減な事を言うな」
「嘘だろ?」
「よくあれだけの犯罪をもみ消したな。ほとんどが庶民を狙っての犯行とは貴族として情けない」
「だから知らないと言ってる」
「俺達はそんな事をしていない」
「信じてくれ」
「そうか。じゃあお前らは国が間違っているというんだな。国家反逆罪もつけようか」
「うっ」
「し、知らない」
「や、やってないんだ」
「どちらにせよ、お前らには二つの道しか残されていない。今ここで陛下から賜った毒杯を頂くか、明日公開処刑となるかだ」
「何故だ?私たちはそこまで酷い事はしていないと言っている」
「たかが庶民をからかっただけでこんな事になるのか?」
「貴族に迷惑はかけてないぞ」
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