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第2章
イヴァンカ国へ
しおりを挟むそれからバタバタと1週間は過ぎていき、結婚式は盛大に行われ、私たちはイヴァンカ国に無事に到着した。
イヴァンカ国の王都に到着すると、そこは我が国同様に栄えていたが、店に売られているものは見たことがないものばかりだった。刀剣商の店はいくつもあり、その中のいくつかには魔刀剣商と掲げられていた。その魔刀剣商の店を覗いてみると柄、要するに握るところばかりが並んでいた。
まだ作っている途中なのかとも思ったが明らかに売り物のそれ。どうやって使うのだろうと思って見ていると一人の客がやって来て、柄と共に丸い石を買っていった。
店主に尋ねてみると、ここに売っている剣はすべて魔剣であり、丸い石は魔石なのだという。剣の丸い部分に自分の魔力と合う石をはめ込んで魔力を込めると自分の力で刃が出てくるという。そして店主のおじさんが自分の持っている剣でやって見せてくれた。
おじさんのそれは緑色の少し細めの剣が現われた。
「あんたら他国の人かい?なら土産にこれなんかどうだい?」
そういって渡されたのは果物ナイフのような小さい物。これならばなんの魔力でも合う白の魔石を付けていれば誰でも好きな時に刃が出せるものだから土産品として人気があるのだと教えてくれた。これくらいの魔力ならどこの国でも3年は持つのだそうだ。
この国は魔法が当たり前に使われる国。それを自分の目で見たくて旅行先をこの国にしてもらった。
最近は研究者によって国があるその土地に多大な魔力が眠っている為、魔法がこんなにも国全体で使う事が出来ているのだと解明されてきた。伝説ではこの地には龍が眠っているため魔力が集まっているのだという。これに関しては審議は定かではないみたいだけど。
そんな国だからこの国のほとんどの人が魔法を使えるらしい。魔力量が多くなくても大地に眠る魔力で増幅され一般的な生活には困らないのだそうだ。まれにまったく魔力がいない人も現れることもあるが、魔力が宿っている魔石を使って魔法の力を使って生活できるのだという。火や電気も魔力なしには生活できない国。
他国から移り住んでも魔法が使えるようになる人も多いという。だが、やはり気の流れなどは鍛練が必要なようで、旅行で訪れただけではなかなか使えるように慣れないという。でもこの国にいる間はすべてが魔法で生活できる。それを試してみたくて多くの人が訪れる人気の国なのだ。
他国でも魔法が使える国はある。そしてそれらの国では魔石とは他の国では魔法士によってその力を維持しているようだが、この国では至る所で魔石が発掘されるため魔法士による維持は必要ないと言われているほどだ。
私たちの国では当たり前ではない常識を見てみたくて、この国に来てみたかった。
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