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オタク同士の意見交換
オタクはオタクを知る。
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ポーツマス海軍基地内に海軍工廠はあった。 ここは、住居から港から造船所など、ひとつの国といってもいいほどの巨大軍港だ。 英国海軍の中枢である。 その一箇所の海軍工廠の部屋に山下技官が招かれた。 相手は英国海軍技官でドクターサイモンといった。 彼も水中聴音器やソナーの専門家だ。 年齢は50を超えたオヤジだ。 メガネを掛けて、ハゲ頭のオトコだ。 ヘタな日本語で「ヨク、イラッサイマシタ。」 たぶん、よくきてくれた と訳した山下技官だ。 山下技官は英語が苦手だ。 ディスイザ、ペンぐらいしかしゃべれない。 ここは、仕方がない「デスイズ ア ペン。」とごまかした。 で、握手のつもりで手をだした。 相手は喜んで握手してくれた。 どうやらごまかしが効いたようだ。 実験室には水槽があり、マイクやアンプ、スピーカーなどが転がっていた。 ヨク見るとサイモンも首にヘッドフォンを掛けている。 くそっ、マネされた。(サイモンの方が前から掛けていた。) 水槽の端にはマイクが1個で、反対側にはスピーカーだ。 おそらく、水中音波の研究だろう。 山下はメモに図を描いた。 マイクが二つで、その方向を特定する装置の図面だ。 英語がしゃべれないから図で描いて伝えることにしたのだ。 すると、サイモンも別のメモに図を描いた。 サイモンは水中マイクの研究らしい。 山下技官がケチをつけて、位置特定の方法が大切と図で説明する。 サイモンはイヤ違う、音声の水中と空気中の違いを解析することが大切だ。 サイモンと山下技官の図面の会話は続いた。 夜がふけるころは、もう二人は図面での会話が出来るほどになっていた。 そして図面の会話は音波画像再生の話になる。 まだ、試行錯誤の段階だ。 しかし山下技官はサイモンからのヒントから光明を得た。 ・・・後日、山下技官はイ号潜で独逸帝国潜水艦の音紋採集に出航した。 英国より独逸帝国潜水艦の出没地点に網を張る。 イ号は海底に鎮座して気配を隠す。 「ゴ、ゴ、ゴ、ゴ、ゴ、。」 キタ、キタ、音紋波形をブラウン管に出した。 英国とは違う、間違いない、Uボートだ。 2軸推進ペラの音だ。 イ号の上をUボートは通りすぎた。 また、すこしして「ゴッ、ゴッ、ゴッ。」と音だ。 これは、違うタイプだ。 記録する。 また、キタ。 「シュル、シュル、シュル。」 ん、なんだ。 変わった音だ。 正体が知りたい。 艦長に、「この艦の音が毛色が違う、どんな艦か知りたい。」 艦長が「あとを、つけてみますか。」 と聞く。 「え、え、ぜひ頼みます、しかし気づかれないように。」 「了解です。」 艦長、「ベントすこし開け、静かに離床。」 「離床ヨーソロ。」 「追尾する、前進微速。」 「ヨーソロ。」 イ号潜水艦は謎の音を発する潜水艦を追尾しだした。・・・・・
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