229 / 380
反省会は続く。
反省会の続編
しおりを挟む
空母格納庫での反省会は10分間の休憩を挟んで再開された。 「では、次の議題です、空中給油機に関してです、各自キタン無く(遠慮なく)意見を述べて欲しい。」 「ハイ、今回は空中給油していないですね。」 「まあ、燃料切れで、不時着していたから。」 「しかし、燃料を届けているんだから、同じではないか。」 「しかし、不時着した月光改をよく飛ばせました。」 「そのことだが、空中給油機の搭乗員はジェットのエンジン整備免許保持者だ。」 「なんと、両刀使いでしたか。」 「それで、合点がいきました、いくら月光改が頑丈でも搭乗員のみで、エンジンを起動させるなんて無理だから。」 なんと勉強熱心なヤツがいるものだ。 空中給油機の搭乗員は皆に誉められて、「イヤ、たまたまだ。」 なんて、頭をかいていた。 「しかし、空中給油機が不時着した機を助けることが出来ることが、判明したからエンジン整備免許を持つことも視野にいれる必要があるぞ。」 「今回は、味方の陣営であったが、敵地なら生きた心地もないぞ。」 「そうなら、最悪の場合愛機を爆破しなければ。」 「それは、イヤだ。」 「そうだ、オレの機は爆破させないぞ。」 皆、搭乗する機は決まっている。 その搭乗員の機体に対する愛情は嫁さん以上だといわれているのだ。 それは、命をかけるものであり、また命を守ってくれるものだからだ。 各人、機体にはマスコットのセーラー幼女が描いてある機、ツインテールのJKが描いてある機、エルフのオネイサンが描いてある機など、さまざまであった。 エンジンや電子機器は専門の整備士がヤルが座席の工夫や細かい仕様は搭乗員が責任を持っているのだ。 「それに、不時着現場に40人の友軍がいたから不時着機の車輪を出せた。」 「そうか、7人では機体は持ち上がらないからな。」 「今後、仮想敵国とやり合う上で、今回の経験を生かして、反省や改良点は上に上申することとする。」 「では、反省会は以上だ、これから打ち上げだ。」 「ウオー、待ってました。」 全員が空母内の飲食店街にくりだした。 飲食や酒の飲み代は打ち上げに限り政府持ちなのだ。 日ごろサイフが軽い搭乗員らにとっての息ヌキでもあるのだ。 いつ、死ぬかわからない、目の前のうまいメシは待たずに食うのが鉄則なのだ。 艦橋に下士官の代表が検討したメモを持参して艦長らにみせていた。 「うむ、空中給油機の搭乗員にはエンジン整備免許がいるな、そして斜め下の機関砲は40ミリでは威力が不足だ。」 「しかし、40ミリが搭載できるギリの重さですが。」 「なんか、兵器工廠で、ミニミサイル砲なる新型兵器を試作したらしい。」 「ほう、初耳ですが。」 「まあ、ワシには兵器工廠の伝手があるからな。」 「では、月光改に試験的に。」 「うむ、このコノハナサクヤが対戦車兵器の切り札を装備できそうだ。」 ミニミサイル砲、それはいかなる兵器か、詳細まではいいから、読者に説明がしたいが。 そう思うが、著者では、如何ともしがたい軍事機密の壁が・・・・・・・・・・
1
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
【架空戦記】狂気の空母「浅間丸」逆境戦記
糸冬
歴史・時代
開戦劈頭の真珠湾攻撃にて、日本海軍は第三次攻撃によって港湾施設と燃料タンクを破壊し、さらには米空母「エンタープライズ」を撃沈する上々の滑り出しを見せた。
それから半年が経った昭和十七年(一九四二年)六月。三菱長崎造船所第三ドックに、一隻のフネが傷ついた船体を横たえていた。
かつて、「太平洋の女王」と称された、海軍輸送船「浅間丸」である。
ドーリットル空襲によってディーゼル機関を損傷した「浅間丸」は、史実においては船体が旧式化したため凍結された計画を復活させ、特設航空母艦として蘇ろうとしていたのだった。
※過去作「炎立つ真珠湾」と世界観を共有した内容となります。
もし石田三成が島津義弘の意見に耳を傾けていたら
俣彦
歴史・時代
慶長5年9月14日。
赤坂に到着した徳川家康を狙うべく夜襲を提案する宇喜多秀家と島津義弘。
史実では、これを退けた石田三成でありましたが……。
もしここで彼らの意見に耳を傾けていたら……。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
対ソ戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
1940年、遂に欧州で第二次世界大戦がはじまります。
前作『対米戦、準備せよ!』で、中国での戦いを避けることができ、米国とも良好な経済関係を築くことに成功した日本にもやがて暗い影が押し寄せてきます。
未来の日本から来たという柳生、結城の2人によって1944年のサイパン戦後から1934年の日本に戻った大本営の特例を受けた柏原少佐は再びこの日本の危機を回避させることができるのでしょうか!?
小説家になろうでは、前作『対米戦、準備せよ!』のタイトルのまま先行配信中です!
四代目 豊臣秀勝
克全
歴史・時代
アルファポリス第5回歴史時代小説大賞参加作です。
読者賞を狙っていますので、アルファポリスで投票とお気に入り登録してくださると助かります。
史実で三木城合戦前後で夭折した木下与一郎が生き延びた。
秀吉の最年長の甥であり、秀長の嫡男・与一郎が生き延びた豊臣家が辿る歴史はどう言うモノになるのか。
小牧長久手で秀吉は勝てるのか?
朝日姫は徳川家康の嫁ぐのか?
朝鮮征伐は行われるのか?
秀頼は生まれるのか。
秀次が後継者に指名され切腹させられるのか?
対米戦、準備せよ!
湖灯
歴史・時代
大本営から特命を受けてサイパン島に視察に訪れた柏原総一郎大尉は、絶体絶命の危機に過去に移動する。
そして21世紀からタイムリーㇷ゚して過去の世界にやって来た、柳生義正と結城薫出会う。
3人は協力して悲惨な負け方をした太平洋戦争に勝つために様々な施策を試みる。
小説家になろうで、先行配信中!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる