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とんでもない、頼みだ。
海底軍艦、再び
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「じつは、独逸帝国のシュリーマン総帥は、先のゲッペルン総帥の鉄道事故にかかわっていたらしい。」
「まさか?」
「ソ連のエージェントから極秘の手紙が、偶然にソ連で発見されて、現物が我が方にある。」
「あなた、それを私に言うのは?」
「そうだ、本来なら巻き込みたくはない、今から話をするが聞けば断われないが。」
「わかりました、聞きましょう。」
山田君は、自身の女にワケを話した。
独逸帝国総帥の鉄道事故の闇を。
あれは、事故ではなく暗殺だったと。
「それは、確かに聞けば後戻りはできない話ね。」
「使い方では、英国や米国を巻き込んで世界大戦になるやもしれん。」
「しかし、使い方では独逸帝国の民主化をなしとげられるかもしれん。」
言ってしまった、とうとう山田総理は自身の考えを・・・・ 「でも、あなた民主化は自身の手で成し遂げなければ砂の楼閣よ。」 すぐに、独裁政権に戻ると妻はいう。
「だから、独逸帝国内部からの改革にするために、おまえの身内を使うんだ。」
は、はーーーん。 と妻は納得した。
「条件があります。」 やはり、きたか! 山田君は身構える。
「聞ける条件と聞けない条件があるが。」 「いえ、聞ける条件ですわ。」
「海底軍艦を私に使わせること。」 山田君は・・・・・「イヤ、なんとも・・・・・」 そうきたか! いきなり日本国の最後の切り札を・・・・
「あれは、陛下をお守りするための。」
「なにを、今さらいってるの、亡命に何度もつかってるの知ってるわよ。」
「それは、そうだが。」
「ユダヤ社会では、海底軍艦は伝説どころか、もはや神話よ。」
「独逸帝国の私の従兄弟を説得するために、ハッタリに使うのよ。」
山田君、自分より、こいつは策士だと、自身の妻であるハンナをながめた。
「私の従兄弟は、しばらく会ってないけれど、独逸帝国のベルリン在住だから、それなりにツテはあると思うのよ。」
海底軍艦は日本の最後の切り札である。
とうぜん、軍事機密である。
しかし今までに数多くのユダヤ難民や他の亡命者を運んだのである。
人の口に戸は建てられないものである。
自然と伝説的に日本には海を潜り空を飛ぶ軍艦があると、まことしやかに語られるのであった。
もちろん、軍事専門家などは、日本の正規空母のことであると論評していたのだ。
まさか、日本の軍事技術がそれほどとは、想像もできなかったのである。
3隻の海底軍艦は、待機と出動とドック入りを3クールで廻していた。
もちろん、海軍の管理ではない。
海底軍艦は独立部隊なのだ。
そして、常に改良と改造が繰り返されていた。
日本の軍事技術の頂点を常に保持していたのである。
一般民衆を多量に殺戮する核兵器に対しての日本の気概であるのだ。
戦いは武人がやり、一般民衆は関わらないのが、日本のセオリーである。
大量の殺戮兵器で、一般民衆を殺す兵器に、日本は正規空母艦隊という、武器恫喝外交をやり、圧倒的軍事技術で、勝てないと相手に思わせてきたのである。
それで、空母の親善訪問を仮想敵国にもヒンパンに行ってきたのだ。
それで、独逸帝国の水上戦車のドーバー越えを防いだり、シナの満州進攻を防いできたのである。
しかし、総理の妻ハンナは、独逸帝国の民主改革をシュリーマンの謀略の暴露と海底軍艦のハッタリで成し遂げようとするのである。
総理は脇の赤電話の受話器を取った。
「まさか?」
「ソ連のエージェントから極秘の手紙が、偶然にソ連で発見されて、現物が我が方にある。」
「あなた、それを私に言うのは?」
「そうだ、本来なら巻き込みたくはない、今から話をするが聞けば断われないが。」
「わかりました、聞きましょう。」
山田君は、自身の女にワケを話した。
独逸帝国総帥の鉄道事故の闇を。
あれは、事故ではなく暗殺だったと。
「それは、確かに聞けば後戻りはできない話ね。」
「使い方では、英国や米国を巻き込んで世界大戦になるやもしれん。」
「しかし、使い方では独逸帝国の民主化をなしとげられるかもしれん。」
言ってしまった、とうとう山田総理は自身の考えを・・・・ 「でも、あなた民主化は自身の手で成し遂げなければ砂の楼閣よ。」 すぐに、独裁政権に戻ると妻はいう。
「だから、独逸帝国内部からの改革にするために、おまえの身内を使うんだ。」
は、はーーーん。 と妻は納得した。
「条件があります。」 やはり、きたか! 山田君は身構える。
「聞ける条件と聞けない条件があるが。」 「いえ、聞ける条件ですわ。」
「海底軍艦を私に使わせること。」 山田君は・・・・・「イヤ、なんとも・・・・・」 そうきたか! いきなり日本国の最後の切り札を・・・・
「あれは、陛下をお守りするための。」
「なにを、今さらいってるの、亡命に何度もつかってるの知ってるわよ。」
「それは、そうだが。」
「ユダヤ社会では、海底軍艦は伝説どころか、もはや神話よ。」
「独逸帝国の私の従兄弟を説得するために、ハッタリに使うのよ。」
山田君、自分より、こいつは策士だと、自身の妻であるハンナをながめた。
「私の従兄弟は、しばらく会ってないけれど、独逸帝国のベルリン在住だから、それなりにツテはあると思うのよ。」
海底軍艦は日本の最後の切り札である。
とうぜん、軍事機密である。
しかし今までに数多くのユダヤ難民や他の亡命者を運んだのである。
人の口に戸は建てられないものである。
自然と伝説的に日本には海を潜り空を飛ぶ軍艦があると、まことしやかに語られるのであった。
もちろん、軍事専門家などは、日本の正規空母のことであると論評していたのだ。
まさか、日本の軍事技術がそれほどとは、想像もできなかったのである。
3隻の海底軍艦は、待機と出動とドック入りを3クールで廻していた。
もちろん、海軍の管理ではない。
海底軍艦は独立部隊なのだ。
そして、常に改良と改造が繰り返されていた。
日本の軍事技術の頂点を常に保持していたのである。
一般民衆を多量に殺戮する核兵器に対しての日本の気概であるのだ。
戦いは武人がやり、一般民衆は関わらないのが、日本のセオリーである。
大量の殺戮兵器で、一般民衆を殺す兵器に、日本は正規空母艦隊という、武器恫喝外交をやり、圧倒的軍事技術で、勝てないと相手に思わせてきたのである。
それで、空母の親善訪問を仮想敵国にもヒンパンに行ってきたのだ。
それで、独逸帝国の水上戦車のドーバー越えを防いだり、シナの満州進攻を防いできたのである。
しかし、総理の妻ハンナは、独逸帝国の民主改革をシュリーマンの謀略の暴露と海底軍艦のハッタリで成し遂げようとするのである。
総理は脇の赤電話の受話器を取った。
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