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潜水母艦での交渉。
言いくるめられた・・・艦長だっ。
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やがて、潜航艇ちくま号は潜水母艦の大鯨(たいげい)へ・・・
ここは、すでに公海上である。
朝日が昇って・・・海面の照り返しが眩しい・・・
潜水母艦の脇に顔を出す・・・ちくま号だ。
すぐ脇に浮上させる腕がある潜航艇の操舵員だ。
「電動機停止。」「よし、蓄電池充電へ。」「ベント閉めっ。」「外気弁開け。」
「推進クラッチ切断。」「アンカー固定しろ。」 アンカーとは錨のことだ。
潜水母艦へ友綱を投げる。
やがて、潜水母艦の乗船タラップへ・・・潜航艇の甲板が固定される。
「姫様、用意できました。」「うむ、ごくろう。」
と、即席の海軍士官のつもりの姫が・・・ハッチから顔を出す。
はじめて潜航艇なるモノの全体が姫の目前に・・・
「おお、これがノーチラスかっ。」「すごいぞ、日本海軍。」と、感嘆の声の姫だ。
「しかし、外から見ると、意外に小さいのだな。」と、潜航艇を・・・
いやっ海面下に、ほとんどの船体があるんですよ・・・姫様・・・
やがて、タラップから潜水母艦の甲板へ・・・
いちおう、満州国の姫だ。
それなりの歓待を・・・
姫は、まず軍艦旗へ敬礼を・・・
潜水母艦の皆は・・・こいつ、タダもんではないな・・・と。
「歓迎します、かくや姫様。」と、潜水母艦の艦長が・・・(アイシン・カグヤが満州国での名前だ。)
「出迎え、ごくろう。」と、答礼だ。
「姫様、おひさしゅう・・・」と、満州国からの日本国大使の補佐官が出迎える。
「おお、ジイひさしいのう。」と、まるで日本人の挨拶の姫である。
それはなぜか、ここは日本の軍艦だ。(日本の軍艦内は日本の領土と同じなのだ。)
そこへ、就職を狙う姫だ。
好印象を狙ったのだ。
オナゴの士官が日本海軍に居たのだ・・・それは、自信を姫に与えたのである。
自分も艦橋で軍艦を指揮してみたい・・・それが、姫の願望なのである。
「上海では、無碍なあつかいは?」と、ジイが聞く。
「うむ、我1人じゃ、それなりに気をつかってくれたが。」「虜囚はイヤなもんじゃ。」
「苦労をかけました。」と、労うジイだ。
どうして、姫が上海の軍閥に捕らわれの身になったのか・・・
ここで解説すると、話がソレるから・・・後日談と・・・
「しかし、我が消えたから、どうしただろうな。」と、余計な心配する姫だ。
なんせ、港は封鎖してあり、船1隻も港から出ていないのだ。
岡(陸上)は、もちろん関所があり、蟻んこ1匹這い出るスキはなかったのだ。
しかし、港の海中は封鎖してなかったのだ。(まだ、防潜網は無い。)
潜航艇なるモノが夢物語ではなく、日本海軍が実用化しているなんて、地獄の閻魔様も知らぬことなのである。
米国や英国、ドイツ帝国が実験艇を試験中なのである。
はるか公海上から50キロあまりの海中を進んで・・・姫を取り戻すことなんて・・・007じゃあるまいし・・・
できない相談なのである。
それを、サラっとこなす日本海軍だ。
満州国の軍オタの姫が夢中になるのは、当然のことであったのだ。
「なんと、マジですか?」と、失礼な物言いの艦長の坂田少佐だ。
他国の王族へ失礼な物言いは・・・しかし、軍隊へ我を入れろと・・・言われれば、納得なのだ。
「いいえ、すんませんが・・・姫様を・・・無理だと。」と、坂田艦長が言い訳を言おうと・・・
「我がオナゴだからとは、言わせんぞ。」「我はオナゴの士官を観たのだ。」と、姫が・・・
「確かに、諸外国へ親善訪問の艦には、いますが。」「なら、問題なぞ無いはずじゃ。」
「いいえ、姫様は王族・・・」
「今日から、ヤメたのじゃ。」と、ダダをこねる・・・姫だ。
どうみても、未成年の姫だ。 (14歳だ。)
上目つかいで、必殺の斜め上目線の光線が・・・
しかし、必死に止める艦長だ。
「大連港で・・・」と、言い出す艦長だ。
大連港で迎えにきてもらえば・・・降りざるをえない・・・と、踏む艦長の坂田である。
しかし、そこは問屋が卸さない姫である。
「潜航艇は軍事機密なんだろう・・・」と、艦長を脅す。
「え、え、まぁ、そうですが・・・」
「我は、艇長から艇内の説明を・・・」
「まさか、最大の機密事項で・・・しまった。」と、口をふさぐが・・・遅かったのだ。
艇内で、軍オタの姫に負けて、説明をしてしまった艇長・・・である。
オナゴに口止めなぞ、通用しないのだ。
「我を採用すれば、漏れる心配はないぞよ。」と、ホレホレと艦長を攻める姫である。
「わかりました、では呉鎮守府までですぞ。」と、言いくるめられた艦長である。
呉鎮守府で軍幹部に説得してもらう・・・つもりの艦長だ。
こうして、アイシン・カグヤ姫は日本の呉軍港へ・・・
ここは、すでに公海上である。
朝日が昇って・・・海面の照り返しが眩しい・・・
潜水母艦の脇に顔を出す・・・ちくま号だ。
すぐ脇に浮上させる腕がある潜航艇の操舵員だ。
「電動機停止。」「よし、蓄電池充電へ。」「ベント閉めっ。」「外気弁開け。」
「推進クラッチ切断。」「アンカー固定しろ。」 アンカーとは錨のことだ。
潜水母艦へ友綱を投げる。
やがて、潜水母艦の乗船タラップへ・・・潜航艇の甲板が固定される。
「姫様、用意できました。」「うむ、ごくろう。」
と、即席の海軍士官のつもりの姫が・・・ハッチから顔を出す。
はじめて潜航艇なるモノの全体が姫の目前に・・・
「おお、これがノーチラスかっ。」「すごいぞ、日本海軍。」と、感嘆の声の姫だ。
「しかし、外から見ると、意外に小さいのだな。」と、潜航艇を・・・
いやっ海面下に、ほとんどの船体があるんですよ・・・姫様・・・
やがて、タラップから潜水母艦の甲板へ・・・
いちおう、満州国の姫だ。
それなりの歓待を・・・
姫は、まず軍艦旗へ敬礼を・・・
潜水母艦の皆は・・・こいつ、タダもんではないな・・・と。
「歓迎します、かくや姫様。」と、潜水母艦の艦長が・・・(アイシン・カグヤが満州国での名前だ。)
「出迎え、ごくろう。」と、答礼だ。
「姫様、おひさしゅう・・・」と、満州国からの日本国大使の補佐官が出迎える。
「おお、ジイひさしいのう。」と、まるで日本人の挨拶の姫である。
それはなぜか、ここは日本の軍艦だ。(日本の軍艦内は日本の領土と同じなのだ。)
そこへ、就職を狙う姫だ。
好印象を狙ったのだ。
オナゴの士官が日本海軍に居たのだ・・・それは、自信を姫に与えたのである。
自分も艦橋で軍艦を指揮してみたい・・・それが、姫の願望なのである。
「上海では、無碍なあつかいは?」と、ジイが聞く。
「うむ、我1人じゃ、それなりに気をつかってくれたが。」「虜囚はイヤなもんじゃ。」
「苦労をかけました。」と、労うジイだ。
どうして、姫が上海の軍閥に捕らわれの身になったのか・・・
ここで解説すると、話がソレるから・・・後日談と・・・
「しかし、我が消えたから、どうしただろうな。」と、余計な心配する姫だ。
なんせ、港は封鎖してあり、船1隻も港から出ていないのだ。
岡(陸上)は、もちろん関所があり、蟻んこ1匹這い出るスキはなかったのだ。
しかし、港の海中は封鎖してなかったのだ。(まだ、防潜網は無い。)
潜航艇なるモノが夢物語ではなく、日本海軍が実用化しているなんて、地獄の閻魔様も知らぬことなのである。
米国や英国、ドイツ帝国が実験艇を試験中なのである。
はるか公海上から50キロあまりの海中を進んで・・・姫を取り戻すことなんて・・・007じゃあるまいし・・・
できない相談なのである。
それを、サラっとこなす日本海軍だ。
満州国の軍オタの姫が夢中になるのは、当然のことであったのだ。
「なんと、マジですか?」と、失礼な物言いの艦長の坂田少佐だ。
他国の王族へ失礼な物言いは・・・しかし、軍隊へ我を入れろと・・・言われれば、納得なのだ。
「いいえ、すんませんが・・・姫様を・・・無理だと。」と、坂田艦長が言い訳を言おうと・・・
「我がオナゴだからとは、言わせんぞ。」「我はオナゴの士官を観たのだ。」と、姫が・・・
「確かに、諸外国へ親善訪問の艦には、いますが。」「なら、問題なぞ無いはずじゃ。」
「いいえ、姫様は王族・・・」
「今日から、ヤメたのじゃ。」と、ダダをこねる・・・姫だ。
どうみても、未成年の姫だ。 (14歳だ。)
上目つかいで、必殺の斜め上目線の光線が・・・
しかし、必死に止める艦長だ。
「大連港で・・・」と、言い出す艦長だ。
大連港で迎えにきてもらえば・・・降りざるをえない・・・と、踏む艦長の坂田である。
しかし、そこは問屋が卸さない姫である。
「潜航艇は軍事機密なんだろう・・・」と、艦長を脅す。
「え、え、まぁ、そうですが・・・」
「我は、艇長から艇内の説明を・・・」
「まさか、最大の機密事項で・・・しまった。」と、口をふさぐが・・・遅かったのだ。
艇内で、軍オタの姫に負けて、説明をしてしまった艇長・・・である。
オナゴに口止めなぞ、通用しないのだ。
「我を採用すれば、漏れる心配はないぞよ。」と、ホレホレと艦長を攻める姫である。
「わかりました、では呉鎮守府までですぞ。」と、言いくるめられた艦長である。
呉鎮守府で軍幹部に説得してもらう・・・つもりの艦長だ。
こうして、アイシン・カグヤ姫は日本の呉軍港へ・・・
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