20 / 35
19. 文香さんは不満です
しおりを挟む
「ね、もうすぐ夏休みだよ」
「だね」
夏休み前の最後の週末。
終業式が7月20日の木曜日だから。
で、17日の月曜日が今年の海の日だから、この週末は3連休なんだ。金井は、14日の金曜日、学校帰りから俺んちに来てる訳で。
金井のお袋さんは、この週末、休暇を兼ねた長距離シフト。何でも土曜の午後名古屋着、夕方から日曜夕方で1日休み、日曜夜出発で月曜昼過ぎに帰着の予定なんだとか。
上がり込んだ金井は、冷蔵庫を見て「オムレツにしようか?」って。つまりは合挽とニンジン、タマネギに卵位しかなかった訳だ。一人暮らし2年近くやってるから、俺もそれくらいなら料理出来る。でも、やっぱ味は金井が作る方が断然美味い。
巻かれた卵の形なんて一目瞭然だし。
そんなこんなで料理しながら、ちょい不満気に金井から言われたのが冒頭のセリフ。
「浴衣姿も水着姿も見たいって言ったよね?」
「可愛いだろうなぁ。楽しみ」
「…なら、そういうの着ていくトコへ連れ出してくれる?」
「おっと、ソイツは盲点だ」
「ユ・キ・ヤ!」
包丁持ったまま凄むの、超こえぇーんだけど。
「ゴメン」
後ろから軽くハグして。
「これで、アタシの機嫌が治ると…、ひゃん」
そのまま、重量感あふれるモノを包み込むと、軽くプニプニしてやる。
「だから、これでアタシの機嫌が…、あ、…ン、もう!困ったおっぱい星人だよね。今、包丁、持ってんだよ」
そう言いつつ、金井は、俺にもたれかかってくる。
「来週末、河川敷で花火大会あるだろ。先ずは、そこで浴衣姿を拝ませて欲しいな」
「ふむ。そこまで言うなら、見せてあげよーかな。で、水着は…、先ずは買いに行きたいんだけど?」
「明日、行こうか」
「よっしゃあー!ね、どんなの着て欲しい?ユキヤ、選んでくれるよね?」
「は?いや、一緒にはいくけど。水着売り場?俺も選ぶの?」
「ユキヤは、アタシに、どんなエッチな水着を着せたいのかな?」
「おおい」
「何なら、溢れそうなのでもいいよ」
「そういうの、人前では着れないでしょ?」
「うーん、2人っきりの撮影会とか…あん」
揶揄ってくる金井に反撃。
コッチは、まだハグしてるんだから。
「もう、コリコリやめてよー」
これ、もうバカップルだよね。
俺達は、料理に専念し出した。
腹、減ってきたし。
飯食って、風呂入って。
「今日こそは、一緒に入りたかったのに」
「それ、拙いっしょ?」
「どの口がいってんの?ユキヤ」
お風呂上がり。
金井は、俺のTシャツ1枚姿(パンツは履いてる)で出てきて、ベッドの上、トランクス1枚の俺のもとへ。
枕元に、ケース毎置いといて。
横に滑り込んでくる金井を、先ずはしっかりと抱きしめてやる。
「…ン、あ、あっついけど、幸せ❤︎」
「可愛いよ、…文香」
わかっちゃいるけど、名前呼びって、ホント慣れない。
「もう。いい加減な・れ・て!」
蕩ける笑顔のまま、でもちょい不満顔で。
「ね、明日は3枚以上は選んでね」
「は?この1枚、とかじゃなくて?」
やっぱり、蕩ける笑顔のまま不満気に。
「選んで欲しい。別に買えっては言わないからさ」
布、少ないのにビキニって高いよ。
「あー、1枚は買うよ。それは男のしょーもないプライド、って事で」
「あはは。うん、ありがと…あ、ひゃう!い、いきなりそこ?」
手を入れてしまう。
「偶には。あ、コレ」
「お、お風呂上がりだから」
「ふーん」
「ねぇ、さ、最初から…そこ…な、の?おっぱい星…人、ドコ…行った…、の?」
「ずっと可愛く煽ってたの、誰だと」
そう言ってキスしながら、俺は弄り続ける。
「…意地悪ぅ」
「だね」
夏休み前の最後の週末。
終業式が7月20日の木曜日だから。
で、17日の月曜日が今年の海の日だから、この週末は3連休なんだ。金井は、14日の金曜日、学校帰りから俺んちに来てる訳で。
金井のお袋さんは、この週末、休暇を兼ねた長距離シフト。何でも土曜の午後名古屋着、夕方から日曜夕方で1日休み、日曜夜出発で月曜昼過ぎに帰着の予定なんだとか。
上がり込んだ金井は、冷蔵庫を見て「オムレツにしようか?」って。つまりは合挽とニンジン、タマネギに卵位しかなかった訳だ。一人暮らし2年近くやってるから、俺もそれくらいなら料理出来る。でも、やっぱ味は金井が作る方が断然美味い。
巻かれた卵の形なんて一目瞭然だし。
そんなこんなで料理しながら、ちょい不満気に金井から言われたのが冒頭のセリフ。
「浴衣姿も水着姿も見たいって言ったよね?」
「可愛いだろうなぁ。楽しみ」
「…なら、そういうの着ていくトコへ連れ出してくれる?」
「おっと、ソイツは盲点だ」
「ユ・キ・ヤ!」
包丁持ったまま凄むの、超こえぇーんだけど。
「ゴメン」
後ろから軽くハグして。
「これで、アタシの機嫌が治ると…、ひゃん」
そのまま、重量感あふれるモノを包み込むと、軽くプニプニしてやる。
「だから、これでアタシの機嫌が…、あ、…ン、もう!困ったおっぱい星人だよね。今、包丁、持ってんだよ」
そう言いつつ、金井は、俺にもたれかかってくる。
「来週末、河川敷で花火大会あるだろ。先ずは、そこで浴衣姿を拝ませて欲しいな」
「ふむ。そこまで言うなら、見せてあげよーかな。で、水着は…、先ずは買いに行きたいんだけど?」
「明日、行こうか」
「よっしゃあー!ね、どんなの着て欲しい?ユキヤ、選んでくれるよね?」
「は?いや、一緒にはいくけど。水着売り場?俺も選ぶの?」
「ユキヤは、アタシに、どんなエッチな水着を着せたいのかな?」
「おおい」
「何なら、溢れそうなのでもいいよ」
「そういうの、人前では着れないでしょ?」
「うーん、2人っきりの撮影会とか…あん」
揶揄ってくる金井に反撃。
コッチは、まだハグしてるんだから。
「もう、コリコリやめてよー」
これ、もうバカップルだよね。
俺達は、料理に専念し出した。
腹、減ってきたし。
飯食って、風呂入って。
「今日こそは、一緒に入りたかったのに」
「それ、拙いっしょ?」
「どの口がいってんの?ユキヤ」
お風呂上がり。
金井は、俺のTシャツ1枚姿(パンツは履いてる)で出てきて、ベッドの上、トランクス1枚の俺のもとへ。
枕元に、ケース毎置いといて。
横に滑り込んでくる金井を、先ずはしっかりと抱きしめてやる。
「…ン、あ、あっついけど、幸せ❤︎」
「可愛いよ、…文香」
わかっちゃいるけど、名前呼びって、ホント慣れない。
「もう。いい加減な・れ・て!」
蕩ける笑顔のまま、でもちょい不満顔で。
「ね、明日は3枚以上は選んでね」
「は?この1枚、とかじゃなくて?」
やっぱり、蕩ける笑顔のまま不満気に。
「選んで欲しい。別に買えっては言わないからさ」
布、少ないのにビキニって高いよ。
「あー、1枚は買うよ。それは男のしょーもないプライド、って事で」
「あはは。うん、ありがと…あ、ひゃう!い、いきなりそこ?」
手を入れてしまう。
「偶には。あ、コレ」
「お、お風呂上がりだから」
「ふーん」
「ねぇ、さ、最初から…そこ…な、の?おっぱい星…人、ドコ…行った…、の?」
「ずっと可愛く煽ってたの、誰だと」
そう言ってキスしながら、俺は弄り続ける。
「…意地悪ぅ」
36
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
友達の妹が、入浴してる。
つきのはい
恋愛
「交換してみない?」
冴えない高校生の藤堂夏弥は、親友のオシャレでモテまくり同級生、鈴川洋平にバカげた話を持ちかけられる。
それは、お互い現在同居中の妹達、藤堂秋乃と鈴川美咲を交換して生活しようというものだった。
鈴川美咲は、美男子の洋平に勝るとも劣らない美少女なのだけれど、男子に嫌悪感を示し、夏弥とも形式的な会話しかしなかった。
冴えない男子と冷めがちな女子の距離感が、二人暮らしのなかで徐々に変わっていく。
そんなラブコメディです。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
洗脳機械で理想のヒロインを作ったら、俺の人生が変わりすぎた
里奈使徒
キャラ文芸
白石翔太は、いじめから逃れるため禁断の選択をした。
財閥令嬢に自作小説のヒロインの記憶を移植し、自分への愛情を植え付けたのだ。
計画は完璧に成功し、絶世の美女は彼を慕うようになる。
しかし、彼女の愛情が深くなるほど、翔太の罪悪感も膨らんでいく。
これは愛なのか、それとも支配なのか?
偽りの記憶から生まれた感情に真実はあるのか?
マッチポンプ(自作自演)の愛に苦悩する少年の、複雑な心理を描く現代ファンタジー。
「愛されたい」という願いが引き起こした、予想外の結末とは——
幼馴染に告白したら、交際契約書にサインを求められた件。クーリングオフは可能らしいけど、そんなつもりはない。
久野真一
青春
羽多野幸久(はたのゆきひさ)は成績そこそこだけど、運動などそれ以外全般が優秀な高校二年生。
そんな彼が最近考えるのは想い人の、湯川雅(ゆかわみやび)。異常な頭の良さで「博士」のあだ名で呼ばれる才媛。
彼はある日、勇気を出して雅に告白したのだが―
「交際してくれるなら、この契約書にサインして欲しいの」とずれた返事がかえってきたのだった。
幸久は呆れつつも契約書を読むのだが、そこに書かれていたのは予想と少し違った、想いの籠もった、
ある意味ラブレターのような代物で―
彼女を想い続けた男の子と頭がいいけどどこかずれた思考を持つ彼女の、ちょっと変な、でもほっとする恋模様をお届けします。
全三話構成です。
ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話
桜井正宗@オートスキル第1巻発売中
青春
――結婚しています!
それは二人だけの秘密。
高校二年の遙と遥は結婚した。
近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。
キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。
ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。
*結婚要素あり
*ヤンデレ要素あり
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる