ドラゴンなのに飛べません!〜しかし他のドラゴンの500倍の強さ♪規格外ですが、愛されてます♪〜

藤*鳳

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第一章 

1-38 お母さん達の友達は凄い?!

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 お母さんと人間達の間で、何か話がまとまった様だ。

年配の男の人が、何やら呪文を唱え出した。

すると、空に鳥が数羽現れ、呪文を唱え切ったと同時に四方に飛びだった。

不思議そうに見つめていると、お母さんが私に教えてくれた。

"あれは、此奴が得意とする魔法の一つで、伝達魔法だ。
伝言を鳥の姿に変えて、伝達したい相手に飛ばす魔法さ。
特に、遠くに離れている相手に伝達する時に使っものよ。"

初めて見る魔法に、私は興味を惹かれた。

しかし、何故に伝達を?
疑問が浮き上がったが、わたしが質問する前に、目の前の若めの男の人が答えを教えてくれた。

「あれは、父の仲間に連絡をしたんですよ。
父は、冒険者をしてまして。歳をとってからは、そこまで現役で冒険者をしてませんが、時々手に負えない案件とかがあると対応してるんです。
あんな、中年のおっさんに見えますが、実はこの世界で5人しかいない、SSS級の冒険者の1人なんですよ。
凄いでしょ?」

笑顔で話す内容は、あんがいえぐかった。

SSS級?何それ?

私が首を傾げると、年配の男の人がニカっと笑いながら教えてくれた。

「冒険者って言うのはしってるか?」

私はその言葉に頷いた。

前世の記憶のおかげで、そこら辺の内容はなんとなくだがわかる。

私が頷いたのを確認して、話を続けた。

「冒険者には、ランクってのがあるんだ。初級、H級、G級、F級、E級、D級、C級、B級、A級、特級、S級、SS級、SSS級だ。
 初級は、5才から10歳までの子供の冒険者の位だ。ピヨピヨのひよこ階級とも呼ばれている階級さ。
必ず、仕事をする時にB級以上のランクの冒険者の付き添いがいるんだ。
与えられる仕事も、子供ができるレベルの内容ばかりだが、危険がないわけではないから、必ず引率者が必要になる。
ゴミ拾いや草むしりとかだ。
しかし、ちゃんとお金は支払われる。
 H級は、10才以上の年齢が対象だ。
ここからは、一端の冒険者扱いされるから、何があっても自己責任となる。
その為、ここから先のランクに関しては、必ず昇級試験がある。
それに受かったものだけが、ランクが上がる仕組みだな。
ちなみに、H級ランクから魔物討伐が仕事に加わるぜ。
 G級は、15歳以上が対象。F級は、18歳以上が対象だ。E級からは、20歳超えてたら、対象だ。
もちろん、試験に受かればの話だがな。
試験の内容は、様々だ。
討伐だったり、力試しだったり。
毎回内容は異なる。
なれても、せいぜいS級止まりが多いな。
S級クラスでも、十分遊んで暮らせるだけのお金は稼げるぜ。
しかし、特級ランクからは、国のお偉いさんの監視がバンバンくるぜぇ。
依頼内容も、殆どが国がらみの内容がしめるんだ。
 ただし、SSS級クラスになったら話は別だ。
この階級のみ、自由が効く。力も権限も、国よりそっちの方が強いからな。
国の偉い連中や強い連中が束になってかかってきても、勝てねぇからな。」

そんなえぐい内容を、満面の笑顔で語るおっさん。

その話を、同じく満面の笑顔で聞いているお母さん。

えーーー...。この人達大丈夫なの?

ふと、そんな気持ちが湧き上がって来たが、どう考えても無駄な気が...。

もしかして...。

"お母さんとおじさんって、似た者同士なの?"

私は思わずそんな事を呟いていた。

ハッとして、急いで口に手を当てるが...。

あはーーーっ。聞こえてますよね?

チラッと横目でお母さんを見ると、超が付くほどの輝く笑顔が...。

"あら?なんで分かったのかしら?さすが、私の娘ね。
嫌だわ。"

そう嬉しそうにはなすが。
お母さん。目が笑ってませんよ?...。

「スゲェーなぁ~。そうだぜ。俺たちは似た者どうしだ。
種族が違うのによ、めっちゃ気があってよ。今や良き友だ。
実はな、お前さんのお母さんとの本当の友は、俺のご先祖だぜ。
 俺のご先祖が、お前さんのお母さんと仲良くなってからの、縁だ。」

そう話すおじさん。

"えっ?そうなの?"

私の言葉に、お母さんも頷いた。

"人間の寿命は、私達より遥かに短い。長くて、此奴らは100も生きれぬ。
しかし、それがまた美徳。
寿命が短く、我らより弱いのに、与えられた人生を。天命を真正面から受け止めて生きていく様が、私は好きでね。
 中には、クソみたいなのも居るが、私が友と認めた此奴らは、何代目になろうと変わらないの。
 魂の元が、同じなのかしらね?
見た目や名前。性別が変わろうが、持って産まれた"シン(魂)"が、根本的に同じだからか、良い波長なの。
 だから、私もお父さんも彼らと変わらず友であり続けられるのよね。"

そう語るお母さんの顔は、本当に嬉しそうな顔をしていた。

お母さんの言葉を聞いて、彼らは照れ臭そうにしていた。

その時の私は、いまいちお母さんの言葉の意味がわからなかった。

しかし。
この出会いを機に、彼らと関わる事により、その言葉の意味を身をもって私は知る事ができたのだった。
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