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第二章
2-29 ブルーム兄さんはシスコン?!
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『俺たちは兄弟だ。お前一人で全てしてしまったら俺は...お前が辛い時...お前を救ってやれなくなる。それはなによりも辛い...。
だから次は絶対に俺たちを呼べ!いいな!全員が無理でも...俺だけは必ず呼べ!』
ブルーム兄さんはそう言って私を力強く抱きしめてくれ、その上から他の兄弟達も私を抱きしめてくれた。
『スノー。あなたが強いのは他の誰よりも私達が知ってます。
ですが...あなたは女の子です。』
『姉ちゃん。無理はしたらダメだよ。僕達は男の子なんだから多少無茶をしても大丈夫なんだからね。』
「そうだ。これ以上悪目立ちをしていると本当に嫁の貰い手がなくなるぞ。」
『はっ?!そんなことで俺の妹を嫌がる奴になんか嫁ぐことはねぇー!
第一に俺たちより弱い奴はお呼びじゃないからな。』
『ならスノーは一生独身ですね。』
『それは...ちょっと酷くない?あっ!でもそうなるならずっと僕のお姉ちゃんって事か!』
「やはりスノー。少しお淑やかになって嫁にいく方がいいぞ。このままではずっとこいつらの面倒をみないといけない。」
『あ?!それの何がいけないんだ!てか、お前はどっちの味方なんだよ!
スノーに変な害虫がつくのはいいのか?!』
『害虫はダメですね。せめて人かドラゴンでないと。あっ!エルフでもいいですね。』
『えーー。姉さんに似合う奴じゃないと嫌だなぁー。』
「俺は常にスノーの味方のつもりだが?一度でもお前の見方をした事があるか?」
兄達は私を抱きしめたまま普段通りの口喧嘩をはじめた。
これは彼らなりの気遣いであることは理解しているが...喧嘩の内容にケチをつけたい。
彼らのおかげで流れていた涙なんてとうに止まってしまい、沸々と彼らに対して怒りがわいてきてしまったのだ。
「でも、スノーが嫁に行く前に兄であるお前達が先に嫁取りをしないとな。」
『えっ?!そうか?俺は...嫁かぁ...。必要ねぇ~な。スノーがいるし。』
『そうですね。変な雌に引っかかるぐらいでしたら一生こうして兄弟で生活している方がいいかも知れませんね。』
『あっ!それいいね。だってラース兄さんはともかく、ブルーム兄さんは絶対変な雌に引っかかりそうだよ!』
「さすがローダン。よくわかってるな。」
『はっ?!なんでだよ!』
『えっ?!兄さん自覚なしですか?!それはもうダメですね。』
『うん。ダメだね。』
「あー。もう手遅れだ。」
『な!なんでだよ!俺の何が駄目なんだよ!』
ブルーム兄さんは今度は自分が非難の対象となり焦り出した。
『だってこの前ですが、兄さんギルドの女性職員から食事に誘われたら、"ああ。おれまだ腹減ってないからいいわ。お前らで行けば。それに、俺腹減ったらスノーと飯食いにいくら。"って言ってましたよね?』
『うわぁ~ないよ。それはないよ!』
「ないな。食事を断るのに妹を使うのはないわ。」
『他にもありますよ。手作りのお菓子を差し入れされた時も、"ヘェ~スゲェーなぁー。ありがとうよ。スノーと一緒に食べるわ。"とも言ってましたよね?』
兄達の間に挟まってずっと話を聞いているのに耐えられなくなった私。
(なんなの?!これ!なんの拷問?!)
思わずそう叫びそうになった。
だから次は絶対に俺たちを呼べ!いいな!全員が無理でも...俺だけは必ず呼べ!』
ブルーム兄さんはそう言って私を力強く抱きしめてくれ、その上から他の兄弟達も私を抱きしめてくれた。
『スノー。あなたが強いのは他の誰よりも私達が知ってます。
ですが...あなたは女の子です。』
『姉ちゃん。無理はしたらダメだよ。僕達は男の子なんだから多少無茶をしても大丈夫なんだからね。』
「そうだ。これ以上悪目立ちをしていると本当に嫁の貰い手がなくなるぞ。」
『はっ?!そんなことで俺の妹を嫌がる奴になんか嫁ぐことはねぇー!
第一に俺たちより弱い奴はお呼びじゃないからな。』
『ならスノーは一生独身ですね。』
『それは...ちょっと酷くない?あっ!でもそうなるならずっと僕のお姉ちゃんって事か!』
「やはりスノー。少しお淑やかになって嫁にいく方がいいぞ。このままではずっとこいつらの面倒をみないといけない。」
『あ?!それの何がいけないんだ!てか、お前はどっちの味方なんだよ!
スノーに変な害虫がつくのはいいのか?!』
『害虫はダメですね。せめて人かドラゴンでないと。あっ!エルフでもいいですね。』
『えーー。姉さんに似合う奴じゃないと嫌だなぁー。』
「俺は常にスノーの味方のつもりだが?一度でもお前の見方をした事があるか?」
兄達は私を抱きしめたまま普段通りの口喧嘩をはじめた。
これは彼らなりの気遣いであることは理解しているが...喧嘩の内容にケチをつけたい。
彼らのおかげで流れていた涙なんてとうに止まってしまい、沸々と彼らに対して怒りがわいてきてしまったのだ。
「でも、スノーが嫁に行く前に兄であるお前達が先に嫁取りをしないとな。」
『えっ?!そうか?俺は...嫁かぁ...。必要ねぇ~な。スノーがいるし。』
『そうですね。変な雌に引っかかるぐらいでしたら一生こうして兄弟で生活している方がいいかも知れませんね。』
『あっ!それいいね。だってラース兄さんはともかく、ブルーム兄さんは絶対変な雌に引っかかりそうだよ!』
「さすがローダン。よくわかってるな。」
『はっ?!なんでだよ!』
『えっ?!兄さん自覚なしですか?!それはもうダメですね。』
『うん。ダメだね。』
「あー。もう手遅れだ。」
『な!なんでだよ!俺の何が駄目なんだよ!』
ブルーム兄さんは今度は自分が非難の対象となり焦り出した。
『だってこの前ですが、兄さんギルドの女性職員から食事に誘われたら、"ああ。おれまだ腹減ってないからいいわ。お前らで行けば。それに、俺腹減ったらスノーと飯食いにいくら。"って言ってましたよね?』
『うわぁ~ないよ。それはないよ!』
「ないな。食事を断るのに妹を使うのはないわ。」
『他にもありますよ。手作りのお菓子を差し入れされた時も、"ヘェ~スゲェーなぁー。ありがとうよ。スノーと一緒に食べるわ。"とも言ってましたよね?』
兄達の間に挟まってずっと話を聞いているのに耐えられなくなった私。
(なんなの?!これ!なんの拷問?!)
思わずそう叫びそうになった。
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