科学×魔法で世界最強! 〜高校生科学者は異世界魔法を科学で進化させるようです〜

難波一

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第127話 “眠れぬ夜”の誤算

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静寂が落ちる部屋の中で、迅がリディアをじっと見つめた。

真剣な眼差し。
先ほどまでの柔らかい雰囲気とは違い、そこには迷いのない意志が宿っていた。

「——リディア。頼みたいことがある」

リディアは思わず息を呑んだ。

「──今夜は眠れなくなっちまうかもしれねぇが……
お前にしか頼めないんだ」

「っ!!?」

何、それ……どういう意味?

彼の低く落ち着いた声が、妙に胸に響く。
部屋に満ちる静けさが、やけに鮮明に感じられた。

リディアの顔が一気に熱を持つ。

(ちょ、ちょっと待って……い、今何て言った!?)

お前にしか頼めない——?
この流れで、急にそんな真剣な顔をして!?

彼の視線は鋭く、それでいてどこか優しくて——。
こんな風にまっすぐ見つめられると、まともに思考が働かない。

リディアの頭の中に、様々な可能性が駆け巡る。
いやいやいや、そんなはずない。でも、でも——?

心臓が跳ね上がる。
言葉が詰まる。

(そ、そんな急に!? まだ心の準備が……!!)

一気に頬が熱くなっていくのを感じながら、リディアは急に視線を彷徨わせた。

どうしよう、どう答えればいいのか、頭が真っ白になっていく——。

(も、もしかして……今夜は眠れなくなるような……そんなお願いって……!?)

考えれば考えるほど、自分の思考が暴走している気がする。

ダメだ、落ち着けリディア。
きっと、違う、きっと違うはず。
でも、この状況、この流れで、この雰囲気で……。

彼の声が、再び落ち着いたトーンで響いた。

「だから——」

そう言いながら、迅がすっと手を伸ばす。

そして——

そっと、リディアの手を取った。

(えっえっえっ!?!?)

心臓が、跳ねた。

彼の手は、驚くほど温かかった。
そのぬくもりが、じんわりと伝わってきて——余計に頭が真っ白になる。

「………………」

言葉が出ない。
いや、出せるはずがない。

(お、落ち着け、私!!)

鼓動がうるさい。
視線をどこに向ければいいか分からない。

迅は、まっすぐな瞳でリディアを見つめたまま——

「——」


 ◇◆◇


——翌朝。

王宮の客室には、昨夜の名残が色濃く残っていた。

机の上には、羊皮紙の山。
インク瓶はほぼ空っぽで、筆は乱雑に転がり、消えかけたロウソクが机の端でかすかに揺れている。

窓の外には朝焼けが広がり始め、夜の静寂が、朝のざわめきへと移り変わろうとしていた。

——そして。

その中心に、机に突っ伏し、無惨にも寝落ちしている二人の姿があった。

リディアは、ぼんやりとした意識のまま目を開けた。

「……う……」

まるで鉛のように重いまぶたをなんとか持ち上げ、視界を確認する。

(……え?)

目に飛び込んできたのは、羊皮紙、羊皮紙、羊皮紙。
雑に積み上げられた書類の山が、視界を埋め尽くしていた。

(これ……)

意識がまだぼんやりとしている中、脳内で昨夜の出来事がフラッシュバックする。

——迅の真剣な表情。
「お前にしか頼めない」
心臓が飛び跳ねるほどの緊張感。

そして——。

(………………違った──────っっ!!!!!)

何だと思ったのか?は、あえて言うまい。ただ、迅の"頼み"が思っていたものと違った事だけは間違いない。

勢いよく顔を上げたリディアは、机の上に広がる無数のレポートを見つめた。

「これ……」

混乱しながら、手元の羊皮紙をめくる。

『魔力最大量・操作精度向上の訓練方法』
『魔力密度制御の理論と実践』
『近代スポーツ科学による身体の使い方』
『熱力学の氷魔法への応用案』

ぎっしりと書き込まれた膨大なレポートの山。

リディアの脳裏に、夜中に徹夜でひたすら書き続けた記憶が蘇る。

迅のお願いとは——

「“銀嶺の誓い”に渡す強化訓練プログラムのレポートを作るのを手伝ってくれ!」

というものだった。

リディアは、顔を青ざめさせながら隣の迅を睨んだ。

「……“お前にしか頼めない”って」

そこには、両手を後頭部で組みながら「終わったー!」と気持ちよさそうに伸びをする迅の姿があった。

「おかげで一晩で全部仕上がったぞ!」

「……………………」

リディアの眉間に深いシワが寄る。

(……どうせそんなことだろうと思ったわよ……!!)

無言のまま、迅の後頭部に向かって——

スパーン!!!!

強烈な平手打ちが炸裂した。

「いってぇ!? なんだよ!!」

「……私の昨夜の苦労を返しなさい……!」

「いやいや、すげぇ助かったぞ? お前のおかげで、一晩で全部まとめられたんだからな!」

「……っ!」

ぐぬぬ、とリディアは唇を噛み締める。

(……怒ってるのはそこ(手伝わされたとこ)じゃない!!)

昨夜のドキドキを返せ……とは言わないけれど。

それでも——。

彼が、いつもの調子を取り戻していることに、ほんの少しだけ安堵する自分がいるのも確かだった。

「……それにしても」

ようやく手を頭に当てながら、迅がレポートの山を見下ろす。

「こんなに作って、エリナさんたちはちゃんと読めるのかしら」

「まあ……エリナさんは真面目そうだから、ちゃんと読むんじゃねえかな」

「ライネルは?」

「あいつ頭はいいし、食い付くだろ。多分。」

「ミィシャは?」

「……俺、結局最後まであいつとあんま話してないんだよな。何か知らんけど、すげぇビビられてたみたいだったし。」

迅は肩をすくめた。

「エリナさんは俺とアークの会話に巻き込まれる形で、“聖煌遺跡《ゾディアック・ルインズ》”の話を聞いちまった。もしもアーク側から他の魔王軍に『ノーザリアの冒険者エリナ・ヴァイスハルトが遺跡の情報を持っている』なんてことがバレるような事でもあったら——」

言葉を切る。

「……どうなるか、想像もつかねぇ」

リディアの表情が、僅かに引き締まる。

「だから、“銀嶺の誓い”には今以上に強くなってもらわなきゃならない。万が一、狙われた時の自衛のためにもな」

「……」

リディアは静かに頷いた。

確かに、エリナたちはこれまで以上に危険な立場に置かれる可能性が高い。

「それに——」

迅は腕を組み、少し目を伏せる。

「俺たちはこれからアルセイアに帰るけど、“銀嶺の誓い”はノーザリアに残る」

「……そうね」

「その中で、セラフィーナ王妃を定期的に診ることができるのは、ライネルだけだ」

リディアがはっと目を見開いた。

「……そっか」

「万が一、ライネルが死んだら——王妃の定期的な治療ができなくなる」

迅の声は、淡々としていたが、その奥には確かな意志があった。

「だから、あいつには万が一にも死なれちゃ困るんだよ。」

「……迅らしいわね」

リディアは、呆れたように微笑んだ。

「何が?」

「理由の一番が、『自分のため』じゃなくて、『他人のため』なのがよ」

迅は、なんとなく視線を逸らす。

「……別に、アルセイアに帰っちまう俺が、何かしてやれるわけでもねぇしな」

リディアは、それ以上は何も言わなかった。

ただ、目の前のレポートの山を見つめ、ゆっくりと伸びをする。

「……とにかく、これで少しはエリナさん達も更に成長するかしらね」

「ああ。……まあ、あとは本人たち次第だ」

迅は、レポートを一枚手に取ると、にやりと笑った。

「俺たちは、もうやることはやったしな」

「……そうね」

ふっと、リディアも笑う。

徹夜の疲れはまだ抜けないけれど、それでも——。

彼の隣で、こうして何かを作り上げられたことが、少しだけ誇らしかった。



 ◇◆◇



夜明け前の王宮は、静寂に包まれていた。

深い蒼の帳が空を覆い、僅かに東の空が明るみ始める頃。
王命独行の出発を控え、城内はまだ眠りの中にあった。

そんな中——。

「よし、こっちだ」

迅はリディアと共に、ひっそりとした廊下を進んでいた。
足音を殺しながら向かう先は、昨夜、密かに打ち合わせをしていた場所。

王宮の一角にある、小さな中庭。
この時間なら人目につかない。

中庭に到着すると、既にエリナ、ライネル、ミィシャの三人が待っていた。
まだ薄暗い空の下、三人の顔には緊張の色が浮かんでいる。

「迅様。こんな時間に、何の話ですの?」

エリナが少し訝しげな表情で尋ねた。

迅は無言のまま懐から分厚い羊皮紙の束を取り出し、三人に差し出す。
その厚さは、まるで魔法学の専門書のようだった。

「あー……これ、お前らに渡しておく」

ライネルが眉をひそめ、ミィシャが怪訝な顔をする。

「……何ですの、これ?」

エリナが慎重に受け取り、パラパラとめくった瞬間——。

三人の表情が、一変した。

そこには、魔力の制御訓練、近代スポーツ科学を応用した体の使い方、
熱力学を取り入れた氷魔法の効率的な運用理論、
さらには高度な魔力密度のコントロール技術などがびっしりと書き込まれていた。

それは、勇者たちが実践している鍛錬法の核心に迫るものであり、
戦士、魔法士、冒険者にとっては、喉から手が出るほどの貴重な情報だった。

「…………これは」

ライネルの指先が、震えた。

彼の知識欲を刺激するような緻密な理論。
それが惜しげもなく書き記されている。

「……この文書、一生遊んで暮らせるだけの価値がつくぞ」

ライネルが低く呟く。

ミィシャが 「はァ!?」 と目を見開いた。

「なんでこんなもんをタダでくれるんだよ!? こんなの、国に売れば……」

「……大袈裟だろ」

迅は軽く笑う。

「……」

エリナは、驚いたように資料をめくりながら、しばし言葉を失っていた。

そして、静かに息を吸う。

(——私《わたくし》のことを、案じてくださっているのね)

彼女は悟った。

迅は、決して表立っては言わない。
けれど、分かる。

アーク・ゲオルグとの会話に巻き込まれる形で
“聖煌遺跡《ゾディアック・ルインズ》”の話を聞いてしまった自分の立場。

もし、魔王軍側に 「ノーザリアの冒険者エリナ・ヴァイスハルトが遺跡の情報を持っている」
と知られたら——どれほど危険な状況になるか、迅は理解している。

だから、
迅は私たちに力をつけさせようとしている。

「……迅様」

エリナは静かに口を開いた。

「こんなに貴重なものを、どうして私たちに?」

迅は少しだけ目を細め、肩をすくめた。

「お前らが強くなれば、俺が楽できるからな」

軽く流すような口調。

けれど、エリナは見逃さなかった。
迅の目の奥にある、僅かな優しさを。

(……相変わらず、迅様は嘘つきですわね。)

リディアがそっと微笑む。

「……私からは、舞踏会で背中を押してくれたお礼よ」

エリナは、リディアの顔を見つめる。
そして、微笑み返した。

「……ふふ、なるほど」

「何の話だ?」

迅が怪訝そうに尋ねる。

リディアとエリナは、顔を見合わせ——。

「「内緒!」」

「……おいおい」

迅は肩をすくめるが、それ以上は追及しなかった。

小さな中庭に、朝の冷たい風が吹き込む。
もうすぐ夜が明ける。

「……じゃあ、頼んだ」

迅はそう言い残し、リディアと共に去っていった。

エリナは、その背中を静かに見送る。

——この人は、本当に優しい人だ。
——それを、あまり表には出さないだけで。

彼が去った後、エリナは手にした分厚い羊皮紙を見つめ、ぎゅっと抱きしめた。
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